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酷い悪夢を見て目が覚めた。
いつも通りに下に降りて母に挨拶をする。
「おはよー、お、お兄ちゃんは?」
母は私の朝食を準備しながら言う
「今日も生徒会の仕事見たいよ。全く。少しくらい家でゆっくりしたらいいのに」
普段通りの会話に安心する。
昨日のはやっぱり夢だよね?
それでも、やっぱり不安で少しだけ踏み込む
「お、お母さん、私好きな人が出来たの!」
そう告げた瞬間、空気が変わった
「お相手が雅樹様でしたら何をしようと許します。それ以外でしたらお相手を殺し貴女の自由を奪って拘束するよう言われております。・・・お相手のお名前は?」
突然変わる口調、当たり前のように準備された鉈にロープ。それにあれは・・・拳銃。
ここで誰かの名前を出したらその人は間違いなく殺される。
恐怖で身体が震える
「お、お兄ちゃんです。それ以外に居るわけないです。」
絞り出すようにそう伝えると母はニッコリと笑った
「ふふふ。今日はお祝いね。おめでとうございます。雅樹様。」
恐怖で震えながらも母の様子を観察しながら朝食を食べる。
母は本当に嬉しそうに微笑み、如何にお兄ちゃんが素晴らしいか語ってくれた。
でも、その語りの最後は全て私を殺して終わってた。
「やっと報われますのね。本当におめでたいこと。
今日はシーツを洗って綺麗にしとかないと。明日がお休みで良かったわ」
あ、、、、、
私、なんて事を。。。
自分の馬鹿さ加減に嫌気がさす。
この事がお兄ちゃんに知られたら・・・
いや、母は間違いなくお兄ちゃんに言うだろう。
そして、兄はこの機会を逃すような人ではない。
今日家に帰ったら間違いなく抱かれてしまう。。。
冷たい汗が頬を伝う
心臓が強く脈打つ
こわい、こわい、こわい、怖い、怖い
私は無理に笑顔を作って普段通りに努めた。
そして、学生鞄から教科書類を全て出して替わりにありったけの現金と通帳、カード。着替えやお菓子のストックを詰めた。
逃げよう。
いつも通りに下に降りて母に挨拶をする。
「おはよー、お、お兄ちゃんは?」
母は私の朝食を準備しながら言う
「今日も生徒会の仕事見たいよ。全く。少しくらい家でゆっくりしたらいいのに」
普段通りの会話に安心する。
昨日のはやっぱり夢だよね?
それでも、やっぱり不安で少しだけ踏み込む
「お、お母さん、私好きな人が出来たの!」
そう告げた瞬間、空気が変わった
「お相手が雅樹様でしたら何をしようと許します。それ以外でしたらお相手を殺し貴女の自由を奪って拘束するよう言われております。・・・お相手のお名前は?」
突然変わる口調、当たり前のように準備された鉈にロープ。それにあれは・・・拳銃。
ここで誰かの名前を出したらその人は間違いなく殺される。
恐怖で身体が震える
「お、お兄ちゃんです。それ以外に居るわけないです。」
絞り出すようにそう伝えると母はニッコリと笑った
「ふふふ。今日はお祝いね。おめでとうございます。雅樹様。」
恐怖で震えながらも母の様子を観察しながら朝食を食べる。
母は本当に嬉しそうに微笑み、如何にお兄ちゃんが素晴らしいか語ってくれた。
でも、その語りの最後は全て私を殺して終わってた。
「やっと報われますのね。本当におめでたいこと。
今日はシーツを洗って綺麗にしとかないと。明日がお休みで良かったわ」
あ、、、、、
私、なんて事を。。。
自分の馬鹿さ加減に嫌気がさす。
この事がお兄ちゃんに知られたら・・・
いや、母は間違いなくお兄ちゃんに言うだろう。
そして、兄はこの機会を逃すような人ではない。
今日家に帰ったら間違いなく抱かれてしまう。。。
冷たい汗が頬を伝う
心臓が強く脈打つ
こわい、こわい、こわい、怖い、怖い
私は無理に笑顔を作って普段通りに努めた。
そして、学生鞄から教科書類を全て出して替わりにありったけの現金と通帳、カード。着替えやお菓子のストックを詰めた。
逃げよう。
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