貴方に出会えて

麻美

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その後…4

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巳露side

付き合って15年…あっという間だった。

今でも出会った頃と変わらず俺は峻くんを愛している……

…けど…時折とても不安になる。

峻くんは俺と出会った頃は…まだ19だった。自分の恋愛対象が同性だと言うことを隠し生きづらかった田舎を飛び出して都会にやって来た。

まだ何にも染まっていない純粋な人だった。

そんな峻くんが初めて出会った同類がたまたま俺で…だからこそ俺のことがよく見えてしまって好きだって勘違いしているんじゃないだろうか?

峻くんは俺より若い。本当はまだまだ出会いがあったはずなのに…俺に捕まってしまったことで本当の運命の人を見つけられていないのではないだろうか…

好きだからこそ峻くんには幸せになってもらいたい…

だけどその隣にいるのは俺でいいのだろうか?

何度も何度も繰り返す考え。

でもそれをどうしても言葉にできずにここまで来てしまった…

ずっと隠してきた本音をついぽろりと溢してしまって…

これで良かったはずなのに…俺はとても身勝手で俺の元に戻って欲しいって思ってる

あんなに怒った峻くんは初めて見た…

どうしよう?このまま帰ってこなかったら…どうしよう?このまま他の誰かに出会ってしまってその人を選んでしまったら…

願ったはずなのに矛盾だらけ…

早く…帰ってきて欲しい…また…抱き締めてほしい…愛してるって囁いて欲しい…

本当に…こんな自分がとても嫌だ…

気持ちを切り替えたくて自分が汚してしまった部屋を無心で片付ける。ある程度片付いたとき突如玄関のベルがなった

帰ってきてくれたのだろうか?…

嬉しくて確認せず扉を開いた。するとそこにいたのは…

「巳露…迎えに来たよ…」

美しい笑顔で微笑む彼がいた
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