貴方に出会えて

麻美

文字の大きさ
10 / 21

その後…4

しおりを挟む
巳露side

付き合って15年…あっという間だった。

今でも出会った頃と変わらず俺は峻くんを愛している……

…けど…時折とても不安になる。

峻くんは俺と出会った頃は…まだ19だった。自分の恋愛対象が同性だと言うことを隠し生きづらかった田舎を飛び出して都会にやって来た。

まだ何にも染まっていない純粋な人だった。

そんな峻くんが初めて出会った同類がたまたま俺で…だからこそ俺のことがよく見えてしまって好きだって勘違いしているんじゃないだろうか?

峻くんは俺より若い。本当はまだまだ出会いがあったはずなのに…俺に捕まってしまったことで本当の運命の人を見つけられていないのではないだろうか…

好きだからこそ峻くんには幸せになってもらいたい…

だけどその隣にいるのは俺でいいのだろうか?

何度も何度も繰り返す考え。

でもそれをどうしても言葉にできずにここまで来てしまった…

ずっと隠してきた本音をついぽろりと溢してしまって…

これで良かったはずなのに…俺はとても身勝手で俺の元に戻って欲しいって思ってる

あんなに怒った峻くんは初めて見た…

どうしよう?このまま帰ってこなかったら…どうしよう?このまま他の誰かに出会ってしまってその人を選んでしまったら…

願ったはずなのに矛盾だらけ…

早く…帰ってきて欲しい…また…抱き締めてほしい…愛してるって囁いて欲しい…

本当に…こんな自分がとても嫌だ…

気持ちを切り替えたくて自分が汚してしまった部屋を無心で片付ける。ある程度片付いたとき突如玄関のベルがなった

帰ってきてくれたのだろうか?…

嬉しくて確認せず扉を開いた。するとそこにいたのは…

「巳露…迎えに来たよ…」

美しい笑顔で微笑む彼がいた
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...