353 / 499
第8章 魔海の大行進編
第8章ー10
しおりを挟む
「色々ありがとうございました」
「あいよ。またどうぞ」
シッター村の入り口に到着し、御者の人に色んな意味を込めて感謝の言葉を述べ走り去る馬車を見届けていた。御者さんのおかげで今後の予定が立てやすくなったから本当にありがたい。前々から思ったが、御者の人っていい人ばっかだな。職業がら人と話す機会が多いから、コミュ力だけじゃなくて気遣いとかも自然と身に付いているのかもしれないな。思い返せばタクシーの運転手も似たようなものか。
「よし。そんじゃあ行くか」
「うん。そうだね」
馬車が見えなくなるのを確認した後、皆を探しにシッター村の中へと入る事にした。
「えーっと、たしかこのマークみたいなのを探せばいいんだよね?」
「ああ。ギリスケが言うには村に入ってすぐにあるって言ってたけど」
村の中に入った自分達は、集合場所である目印を入り口付近を中心にウロウロと探している所だった。この村が港町である事から、魚をモチーフとしたシンボルが存在している。詳しくはよく知らないけど、どうやら交易とかではこのシンボルが信頼の証として使われているらしい。多分、国から認可されているという証明みたいなものなのだと思う。知らんけど。
ちなみにだが、今回この場所に決めたのはギリスケである。元々自分達はあまり土地勘はなかったし、ギリスケが何故かその手の情報に詳しかったから一任していたのだ。意外とリーフさんみたいに旅好きなのかな。アウトドアとか結構好きそうなイメージはあったし、あいつの性格からして遊び場とかだけならある程度把握してそうだよな。ほんと、これだけの行動力を授業や任務とかにも活かして欲しいものなのだが、きっと無理なんだろうな。そんな感じがする。
「にしてもギリスケの奴、シンボルなんて沢山あるんだけど。マジでどれのこと言ってんだよ?」
「大きくて目立つ場所って言ってたけど、どこだろう…」
「おーい! サダメー、ミオー! こっちでござるよー!!」
「あっ、マヒロー!?」
そんなことを思い出しながら暫く歩き回っていると、聞き覚えのある声が聞こえて来た。その方向を向くと、魚のシンボルが頂点に彫られてある小さい塔のような場所にマヒロ達の姿があった。シンボルがあちこちにあって見つけるのに手間取ったが、たしかにアレだけ目立つ場所なら、集合場所としては打ってつけではあるな。
なにはともあれ、無事マヒロ達を発見した自分とミオは、彼女達の元へ歩み寄って行った。
「あいよ。またどうぞ」
シッター村の入り口に到着し、御者の人に色んな意味を込めて感謝の言葉を述べ走り去る馬車を見届けていた。御者さんのおかげで今後の予定が立てやすくなったから本当にありがたい。前々から思ったが、御者の人っていい人ばっかだな。職業がら人と話す機会が多いから、コミュ力だけじゃなくて気遣いとかも自然と身に付いているのかもしれないな。思い返せばタクシーの運転手も似たようなものか。
「よし。そんじゃあ行くか」
「うん。そうだね」
馬車が見えなくなるのを確認した後、皆を探しにシッター村の中へと入る事にした。
「えーっと、たしかこのマークみたいなのを探せばいいんだよね?」
「ああ。ギリスケが言うには村に入ってすぐにあるって言ってたけど」
村の中に入った自分達は、集合場所である目印を入り口付近を中心にウロウロと探している所だった。この村が港町である事から、魚をモチーフとしたシンボルが存在している。詳しくはよく知らないけど、どうやら交易とかではこのシンボルが信頼の証として使われているらしい。多分、国から認可されているという証明みたいなものなのだと思う。知らんけど。
ちなみにだが、今回この場所に決めたのはギリスケである。元々自分達はあまり土地勘はなかったし、ギリスケが何故かその手の情報に詳しかったから一任していたのだ。意外とリーフさんみたいに旅好きなのかな。アウトドアとか結構好きそうなイメージはあったし、あいつの性格からして遊び場とかだけならある程度把握してそうだよな。ほんと、これだけの行動力を授業や任務とかにも活かして欲しいものなのだが、きっと無理なんだろうな。そんな感じがする。
「にしてもギリスケの奴、シンボルなんて沢山あるんだけど。マジでどれのこと言ってんだよ?」
「大きくて目立つ場所って言ってたけど、どこだろう…」
「おーい! サダメー、ミオー! こっちでござるよー!!」
「あっ、マヒロー!?」
そんなことを思い出しながら暫く歩き回っていると、聞き覚えのある声が聞こえて来た。その方向を向くと、魚のシンボルが頂点に彫られてある小さい塔のような場所にマヒロ達の姿があった。シンボルがあちこちにあって見つけるのに手間取ったが、たしかにアレだけ目立つ場所なら、集合場所としては打ってつけではあるな。
なにはともあれ、無事マヒロ達を発見した自分とミオは、彼女達の元へ歩み寄って行った。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
異世界複利! 【単行本1巻発売中】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる