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第8章 魔海の大行進編
第8章ー23
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紫のビキニに身を包んだマヒロ。そんな彼女にどこか大人の色気を感じる。中々様にはなってるが、本人はあまりお気に召していない様子だった。
「おお! マヒロちゃんもいい感じじゃん!? 最っこーにセクシーだぜ!!」
マヒロのビキニ姿にギリスケは涙を流しながら彼女を褒めちぎる。そこまで嬉しかったとは思わなかったよ。
「そう、でござるか?」
「? どうした? サイズ合ってなかった?」
だが、そんな言葉を真に受けず何故かマヒロの顔は曇っていた。ソンジさんもそんな彼女の顔を見て心配そうに問いかけていた。サイズ間違いでキツイという理由なら分からなくもないだろうが、パッと見そんな感じはしないけどな。
「うむ。拙者、普段水浴びをする時は何も着ていない故、この水着とやらの生地がどうも違和感を覚えるでござる」
どうやらマヒロは水着を着た事がないらしい。思い返せば水浴びしてる時は外だろうとお構いなく全裸だったし、普段彼女はサラシと褌という紙同然の下着を身に着けていた。だから水着のようなナイロンやポリエステルのような素材に慣れてないのだろう。そう言われると違和感を覚えるのも無理はないな。
「むー。これでは折角の遊泳も楽しめぬでござる。やはり拙者は何も着ない方が…」
「ッ!? ちょ、マヒロ?! 何してんの?!」
その違和感が嫌になったマヒロは、皆の前でいきなり水着を脱ぎ始めようとし出した。彼女の唐突な行動に皆驚愕せざるを得なかった。
「ダメダメダメ!? こんな所で脱いじゃ駄目だって?!」
「放すでござるよミオ?! 拙者は裸のままで入るでござるから!」
「ダメに決まってるでしょ?! 絶対脱いじゃ駄目だから!?」
『おおお落ち着いてミオ!? マヒロちゃんも、こんな公の場所で全裸はマズイから!?』
彼女が脱ぎ始めようとすると、慌てて止めに入るミオとフィー。二人でなんとかマヒロを説得しようとするが、かなり苦戦を強いられていた。
「うひょお!? マヒロちゃんのビキニもいいけど、やっぱありのままの姿の彼女も悪くは…」
「ちょっと黙ってて!?」
「ながあぁっ!?」
そんな中、下心丸出しのギリスケは下卑た笑みを浮かべ、ジロジロと三人のキャットファイトを眺めていた。絶対こいつポロリを狙ってやがるな。案の定、ミオの風魔法で海にぶっ飛ばされてるがな。
「サダメも後ろ向いてて!!」
「ぶへぇっ!? な、なんで、俺ま、で…」
そして何故か自分も吹っ飛ばされる始末。何故飛ばされたのかよく分からないまま、海に放り投げられる自分なのであった。本当になんで自分までこんな目に遭わされるのだろうか。なんだか久しぶりに災難な日を実感した気がしていた。
「おお! マヒロちゃんもいい感じじゃん!? 最っこーにセクシーだぜ!!」
マヒロのビキニ姿にギリスケは涙を流しながら彼女を褒めちぎる。そこまで嬉しかったとは思わなかったよ。
「そう、でござるか?」
「? どうした? サイズ合ってなかった?」
だが、そんな言葉を真に受けず何故かマヒロの顔は曇っていた。ソンジさんもそんな彼女の顔を見て心配そうに問いかけていた。サイズ間違いでキツイという理由なら分からなくもないだろうが、パッと見そんな感じはしないけどな。
「うむ。拙者、普段水浴びをする時は何も着ていない故、この水着とやらの生地がどうも違和感を覚えるでござる」
どうやらマヒロは水着を着た事がないらしい。思い返せば水浴びしてる時は外だろうとお構いなく全裸だったし、普段彼女はサラシと褌という紙同然の下着を身に着けていた。だから水着のようなナイロンやポリエステルのような素材に慣れてないのだろう。そう言われると違和感を覚えるのも無理はないな。
「むー。これでは折角の遊泳も楽しめぬでござる。やはり拙者は何も着ない方が…」
「ッ!? ちょ、マヒロ?! 何してんの?!」
その違和感が嫌になったマヒロは、皆の前でいきなり水着を脱ぎ始めようとし出した。彼女の唐突な行動に皆驚愕せざるを得なかった。
「ダメダメダメ!? こんな所で脱いじゃ駄目だって?!」
「放すでござるよミオ?! 拙者は裸のままで入るでござるから!」
「ダメに決まってるでしょ?! 絶対脱いじゃ駄目だから!?」
『おおお落ち着いてミオ!? マヒロちゃんも、こんな公の場所で全裸はマズイから!?』
彼女が脱ぎ始めようとすると、慌てて止めに入るミオとフィー。二人でなんとかマヒロを説得しようとするが、かなり苦戦を強いられていた。
「うひょお!? マヒロちゃんのビキニもいいけど、やっぱありのままの姿の彼女も悪くは…」
「ちょっと黙ってて!?」
「ながあぁっ!?」
そんな中、下心丸出しのギリスケは下卑た笑みを浮かべ、ジロジロと三人のキャットファイトを眺めていた。絶対こいつポロリを狙ってやがるな。案の定、ミオの風魔法で海にぶっ飛ばされてるがな。
「サダメも後ろ向いてて!!」
「ぶへぇっ!? な、なんで、俺ま、で…」
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