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第8章 魔海の大行進編
第8章ー24
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それから十数分後。なんとかマヒロを説得したミオ達は改めて遊泳を楽しんでいた。
「むむむ。やはり慣れぬでござるよミオー」
「そのうち慣れるから。絶対人前で脱いだら駄目だよ?」
「おろろろ。ミオは厳しいでござる」
「いや、それが普通だから」
しかし、未だ納得しきれていないマヒロは泳ぎながら不平不満を口に出す。普通の人だったらそんな発想にはならないのだろうが、彼女の感覚は他とは違うみたいだな。前々から彼女の羞恥心のなさには不安を抱いてはいたが、ここまで来ると一人で海になんか行かせられないな。下手したら人目を盗んで脱ぎだしそうだ。だからなるべく彼女からは目を離さないようにしていた。なんか監視しているようで少々心苦しい気持ちはあるが、こればっかりは仕方あるまい。異性に見られるのも問題ではあるが、観光客で溢れかえる場で全裸は流石に男女がどうのこうのとか以前に色々マズイ。
『ふぃー。にしても気持ちいねー』
その一方で、フィーは呑気に平泳ぎしながら海を堪能していた。まあ、彼女の言うコトも分からない訳ではないが。
「ていうか、フィーのその魔道具って海の中で使っても大丈夫なのか? 水没して使えなくなったりするんじゃないのか?」
それより、彼女はいつもの【代弁者マスク】というマスク型の魔道具の事が気になり、思わず彼女に問いかける。防水だったとしてもマスクがびしょびしょになって使用が困難になったりしないものなのだろうか。
『ああ、ヘーキヘーキ。このマスク、特殊な生地で作られてて、吸水速乾性がかなり高いんだよ。濡れても一瞬で乾くし、普段通りに使えるから潜水しても問題ナッシングーだよ』
「へー」
そんな自分の疑問にドヤ顔で解説するフィー。それだけ高性能の魔道具ならドヤ顔決めるのも無理はないか。にしても、言葉を話せて魔法も使える。その上海中でも使える魔道具となると、実は相当凄い技術が詰め込まれているのではないかと考えてしまう自分が居た。
「ねえねえフィーちゃん。折角だし、もっと奥まで行ってみない?」
『おっ。いいねいいね』
「二人共、あんま遠く行き過ぎるなよ?」
「お前、お父さんみたいな事言うな」
「ははは。たしかに」
「ミオ―! 拙者も同行したいでござる!」
「いいよ。ほら、早く行こう」
「昼飯前までには戻って来いよー!?」
「だからお父さんかよ!?」
そんな疑問はさておき、それから昼までは皆自由に泳ぎ回るのだった。
海を十二分に満喫する自分達だったが、まさかあんな事態になるとは。
「むむむ。やはり慣れぬでござるよミオー」
「そのうち慣れるから。絶対人前で脱いだら駄目だよ?」
「おろろろ。ミオは厳しいでござる」
「いや、それが普通だから」
しかし、未だ納得しきれていないマヒロは泳ぎながら不平不満を口に出す。普通の人だったらそんな発想にはならないのだろうが、彼女の感覚は他とは違うみたいだな。前々から彼女の羞恥心のなさには不安を抱いてはいたが、ここまで来ると一人で海になんか行かせられないな。下手したら人目を盗んで脱ぎだしそうだ。だからなるべく彼女からは目を離さないようにしていた。なんか監視しているようで少々心苦しい気持ちはあるが、こればっかりは仕方あるまい。異性に見られるのも問題ではあるが、観光客で溢れかえる場で全裸は流石に男女がどうのこうのとか以前に色々マズイ。
『ふぃー。にしても気持ちいねー』
その一方で、フィーは呑気に平泳ぎしながら海を堪能していた。まあ、彼女の言うコトも分からない訳ではないが。
「ていうか、フィーのその魔道具って海の中で使っても大丈夫なのか? 水没して使えなくなったりするんじゃないのか?」
それより、彼女はいつもの【代弁者マスク】というマスク型の魔道具の事が気になり、思わず彼女に問いかける。防水だったとしてもマスクがびしょびしょになって使用が困難になったりしないものなのだろうか。
『ああ、ヘーキヘーキ。このマスク、特殊な生地で作られてて、吸水速乾性がかなり高いんだよ。濡れても一瞬で乾くし、普段通りに使えるから潜水しても問題ナッシングーだよ』
「へー」
そんな自分の疑問にドヤ顔で解説するフィー。それだけ高性能の魔道具ならドヤ顔決めるのも無理はないか。にしても、言葉を話せて魔法も使える。その上海中でも使える魔道具となると、実は相当凄い技術が詰め込まれているのではないかと考えてしまう自分が居た。
「ねえねえフィーちゃん。折角だし、もっと奥まで行ってみない?」
『おっ。いいねいいね』
「二人共、あんま遠く行き過ぎるなよ?」
「お前、お父さんみたいな事言うな」
「ははは。たしかに」
「ミオ―! 拙者も同行したいでござる!」
「いいよ。ほら、早く行こう」
「昼飯前までには戻って来いよー!?」
「だからお父さんかよ!?」
そんな疑問はさておき、それから昼までは皆自由に泳ぎ回るのだった。
海を十二分に満喫する自分達だったが、まさかあんな事態になるとは。
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