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第4章 入学試験編
第4章ー⑰
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「二人とも、頑張って来いよー!」
「はい、ありがとうございました」
目的地に辿り着き、おじさんは自分達にエールを送りながらそのまま帰って行った。おじさんには感謝しかないな。
「おー、ここがレッソか」
「リーヴ村より人多いね」
自分達は今、リーヴ村から約一日離れた町・レッソ。領土も人口もリーヴより一回り二回りも違っており、かなりの賑わいを見せていた。入学試験も近いから、同じように学園行きの馬車を待っている人もいるのかもしれないが。
「それより、さっさと学園行きの馬車探そうぜ」
「うん。そうだね」
「ほらっ」
「ええっ!?」
町に来て早速、自分達は学園行きの馬車を探す事にした。人混みも多いし、初めて来た町だから離れたら大変だ。そう思った自分はミオに手を差し伸べた。
「い、いや。大丈夫、大丈夫だから!?」
「いやいや、迷子になったら大変だろ? 不慣れな町で合流すんのも面倒だし、手ぇ繋いでた方がまだ安心だろ?」
「うっ!? うぅ…」
「? ほら、急がないと」
「ッ!? ちょ、ちょっとぉ!?」
しかし、なぜか不安そうにキョロキョロと挙動不審な態度を取って手は取ろうとしないミオ。自分が道に迷ってしまうのではないかと考えてしまったのだろうか。一応リーフさんの地図があるからそれ通りに行けば大した問題ではないと思うのだが。むしろ地図を持っていない彼女が一人になることの方が自分としては不安なのだが。
いつまでも手を取ろうとしない彼女の手を無理やり取る。流石にそんなに悠長に待っている時間はない。最悪道を間違ったら人に聞けばいいだけの話。何も問題はない。
「…」
『学園行きー、学園行きの馬車に乗られる方はこちらにお願いしまーす!』
「おっ、あそこだ」
「…」
しかし、それも杞憂に終わる。目的地であろう場所にまで来ると、男の人のアナウンスが聞こえて来た。そっちの方向に向かうと、馬車が何台か待ち構えていた。恐らくここで間違いないだろう。にしても、アナウンスなんてこの世界で生きて来て初めて聞いた気がする。都会では機械による文化も進んでいると聞いたことはあったが、既にこの町にも浸透しているようだ。
「ほら、俺達も早く乗ろうぜ!」
「…う、うん」
「??」
それはさておき、馬車に乗ろうとミオの手を引くが、彼女は頷くものの下を向いてこっちを見ようとしない。ここに来るまでずっとこんな状態だが、人混みで酔ってしまったのだろうか。まあたしかに、見慣れない人の数の中に入ったら気分が悪くなってしまうのも無理はないのかもな。次はなるべく避けるようにするか。そんなことを考えながらも、ミオと一緒に馬車の方に走って行った。
「はい、ありがとうございました」
目的地に辿り着き、おじさんは自分達にエールを送りながらそのまま帰って行った。おじさんには感謝しかないな。
「おー、ここがレッソか」
「リーヴ村より人多いね」
自分達は今、リーヴ村から約一日離れた町・レッソ。領土も人口もリーヴより一回り二回りも違っており、かなりの賑わいを見せていた。入学試験も近いから、同じように学園行きの馬車を待っている人もいるのかもしれないが。
「それより、さっさと学園行きの馬車探そうぜ」
「うん。そうだね」
「ほらっ」
「ええっ!?」
町に来て早速、自分達は学園行きの馬車を探す事にした。人混みも多いし、初めて来た町だから離れたら大変だ。そう思った自分はミオに手を差し伸べた。
「い、いや。大丈夫、大丈夫だから!?」
「いやいや、迷子になったら大変だろ? 不慣れな町で合流すんのも面倒だし、手ぇ繋いでた方がまだ安心だろ?」
「うっ!? うぅ…」
「? ほら、急がないと」
「ッ!? ちょ、ちょっとぉ!?」
しかし、なぜか不安そうにキョロキョロと挙動不審な態度を取って手は取ろうとしないミオ。自分が道に迷ってしまうのではないかと考えてしまったのだろうか。一応リーフさんの地図があるからそれ通りに行けば大した問題ではないと思うのだが。むしろ地図を持っていない彼女が一人になることの方が自分としては不安なのだが。
いつまでも手を取ろうとしない彼女の手を無理やり取る。流石にそんなに悠長に待っている時間はない。最悪道を間違ったら人に聞けばいいだけの話。何も問題はない。
「…」
『学園行きー、学園行きの馬車に乗られる方はこちらにお願いしまーす!』
「おっ、あそこだ」
「…」
しかし、それも杞憂に終わる。目的地であろう場所にまで来ると、男の人のアナウンスが聞こえて来た。そっちの方向に向かうと、馬車が何台か待ち構えていた。恐らくここで間違いないだろう。にしても、アナウンスなんてこの世界で生きて来て初めて聞いた気がする。都会では機械による文化も進んでいると聞いたことはあったが、既にこの町にも浸透しているようだ。
「ほら、俺達も早く乗ろうぜ!」
「…う、うん」
「??」
それはさておき、馬車に乗ろうとミオの手を引くが、彼女は頷くものの下を向いてこっちを見ようとしない。ここに来るまでずっとこんな状態だが、人混みで酔ってしまったのだろうか。まあたしかに、見慣れない人の数の中に入ったら気分が悪くなってしまうのも無理はないのかもな。次はなるべく避けるようにするか。そんなことを考えながらも、ミオと一緒に馬車の方に走って行った。
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