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第5章 入学編
第5章ー㉜
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「…これって、もしかして…」
「おや? その様子だと知っているようだね」
奥の壁が見えなくなってしまう程敷き詰められた大量のパソコンモニターを見て自分はひどく興奮していた。これだけの数のモニター部屋なんて初めて見た。正直、こういうトレーダーみたいなの憧れてたんだよな。
「このモニターって、全部使える奴ですか?」
「勿論。全部作業用で使ってるよ。といっても、全部使う時はあんまり無いんだけどね」
「へー」
彼女の話に感心しながらモニターに映る画面に釘付けになっていた。今は三台だけ稼働しているようだが、二台はホーム画面のままで実質使用しているのは一台だけだった。その一台はびっしりと文字が書きこまれているようだが、これはワードを使用しているのか? まさか異世界に来てパソコンがお目にかかれただけでなく、マイ〇ロソフトのアプリまで再現しているとは恐れ入った。ひょっとして、自分と同じ前世の星の頃の記憶を持っている人物が居たということなのだろうか。もしかしてビル・ゲ〇ツが異世界転生でもしたのだろうか。自分がこうなった以上可能性はゼロではないだろうけども。
「けど、これだけのモニター使って何をしてるんです?」
「ふむ。当然の疑問だね」
しかし、この異世界でこんなものを大量に扱って何をしているのかと当然の疑問を彼女に投げた。彼女も待ってましたと言わんばかりに鼻息を荒くしていた。
「まず、私が何故特待生としてこの学園に居るのかという所から話して置いた方がいいかな」
「? はあ」
そんな彼女はすぐそこにあった電気ポットのある場所へと移動し、二人分のお茶を淹れ大量のモニターの前にある小さなテーブルに並べていた。彼女はお茶をしながら話そうと言わんばかりに自分の目の前にお茶の入ったティーカップを差し出してくる。それを察した自分は遠慮なくカップを受け取った。
「私はソワレルの出身でね、貴族程ではないがそれなりに恵まれた家庭に育った」
「…へー、そうだったんですか」
お茶を一口飲みながら彼女の話に適当に相槌を打つ。学園に居る理由を話すという割には随分と遡るなとは思ったが、それが何か関係があるのかもしれないし、あまり野暮なツッコみは入れないでおこう。
「親の金で色々玩具を買って貰ったが、ハッキリ言ってどれも単純な遊びすぎてハマらなくって」
「…それで?」
「その時考えたんだ。だったら自分でもっと面白い玩具を作ってやろうって」
「へー、それは凄いじゃないですか」
相槌を打ちながら彼女の話を聞いていると、思いのほか面白い話が出て来た。どれもつまらないからいっそのこと自分で面白いものを作ってやろうという発想なんて中々思いつくもんじゃない。彼女はきっとクリエイティブ力が豊なんだろうな。まさにクリエイターの鑑だな。
「そんで開発したんだ。テレビゲーム」
「…え?」
「おや? その様子だと知っているようだね」
奥の壁が見えなくなってしまう程敷き詰められた大量のパソコンモニターを見て自分はひどく興奮していた。これだけの数のモニター部屋なんて初めて見た。正直、こういうトレーダーみたいなの憧れてたんだよな。
「このモニターって、全部使える奴ですか?」
「勿論。全部作業用で使ってるよ。といっても、全部使う時はあんまり無いんだけどね」
「へー」
彼女の話に感心しながらモニターに映る画面に釘付けになっていた。今は三台だけ稼働しているようだが、二台はホーム画面のままで実質使用しているのは一台だけだった。その一台はびっしりと文字が書きこまれているようだが、これはワードを使用しているのか? まさか異世界に来てパソコンがお目にかかれただけでなく、マイ〇ロソフトのアプリまで再現しているとは恐れ入った。ひょっとして、自分と同じ前世の星の頃の記憶を持っている人物が居たということなのだろうか。もしかしてビル・ゲ〇ツが異世界転生でもしたのだろうか。自分がこうなった以上可能性はゼロではないだろうけども。
「けど、これだけのモニター使って何をしてるんです?」
「ふむ。当然の疑問だね」
しかし、この異世界でこんなものを大量に扱って何をしているのかと当然の疑問を彼女に投げた。彼女も待ってましたと言わんばかりに鼻息を荒くしていた。
「まず、私が何故特待生としてこの学園に居るのかという所から話して置いた方がいいかな」
「? はあ」
そんな彼女はすぐそこにあった電気ポットのある場所へと移動し、二人分のお茶を淹れ大量のモニターの前にある小さなテーブルに並べていた。彼女はお茶をしながら話そうと言わんばかりに自分の目の前にお茶の入ったティーカップを差し出してくる。それを察した自分は遠慮なくカップを受け取った。
「私はソワレルの出身でね、貴族程ではないがそれなりに恵まれた家庭に育った」
「…へー、そうだったんですか」
お茶を一口飲みながら彼女の話に適当に相槌を打つ。学園に居る理由を話すという割には随分と遡るなとは思ったが、それが何か関係があるのかもしれないし、あまり野暮なツッコみは入れないでおこう。
「親の金で色々玩具を買って貰ったが、ハッキリ言ってどれも単純な遊びすぎてハマらなくって」
「…それで?」
「その時考えたんだ。だったら自分でもっと面白い玩具を作ってやろうって」
「へー、それは凄いじゃないですか」
相槌を打ちながら彼女の話を聞いていると、思いのほか面白い話が出て来た。どれもつまらないからいっそのこと自分で面白いものを作ってやろうという発想なんて中々思いつくもんじゃない。彼女はきっとクリエイティブ力が豊なんだろうな。まさにクリエイターの鑑だな。
「そんで開発したんだ。テレビゲーム」
「…え?」
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