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side H
もう離さない その9
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「もうっ!!挿入れてぇ!!」
「はっ!この淫乱がっ!!お望み通りくれてやるよっ!!」
ガツンと一息に押し込めば、あっけなくイッた身体がビクンとしなった。
小一時間とはいえ、玩具で焦らし続けた身体は予想以上にナカへの刺激に飢えていたらしい。
やっと与えられた侵入者を歓迎するように、蠢き、喰い締め、扱き上げてくる。
「い゙あっ!! いまイッて……イッてるからぁ!! ん゙あ゙ぁ゙ぁっ?!」
押しとどめようとする両腕を頭上で拘束して、逃さないと絡みつくナカに逆らって、抜けるギリギリまで引き出して、思い切り最奥を叩く。
イキっぱなしになった身体はビクンビクンと震え、ぐるんと眼球が裏返る。
それでも抽挿を止めないでいると、最早美月の口からは意味のある言葉は出てこなくなっていた。
ただひたすら膣内に挿入っているモノを締め上げ、子宮は子種を強請って降りてきている。
吐き出されるのを期待して、ちゅうちゅうと切っ先に吸い付いてくる子宮口の動きが否応もなく俺を煽る。
だが。
「はぇ……?」
敢えて奥を突くのを止め、入り口付近を亀頭の括れで擦る。
今までより緩い刺激が物足りないのか、美月がもの欲しそうにこちらを見上げる。
「ん? どした?」
素知らぬふりをして返せば、ぼぼっと頬が紅く染まる。
それもまた見ないふりをして、ゆるゆると腰を動かす。拘束していた手を離して上体を起こせば、ひたりとくっ付いていた二人の身体が離れ、籠っていた熱が逃げていく。
それに寒気を感じたのか、ぶるりと美月の身体が震えた。
Gスポを外してヌコヌコと浅いところで出入りを繰り返せば、もどかしいのか美月の腰も揺れ始める。
不安げに潤み始めた瞳を無視して、そっと結合部に指を這わす。
自分の穴にくわえ込んでいる異物を意識できるようゆっくりと俺のブツに沿って広がった部分をなぞれは、ひくりとナカが震えた。
「っ……ねぇ……」
「ん?」
菩薩のような(つもり)の笑みを浮かべて美月を見やれば、もどかしさに表情を揺らしていた。
「……ねぇ? 陽太……?」
「だからなんだよ」
本当は理解ってるくせにとでも言いたげな視線を無視して、殊更ゆっくり腰を動かせば、目に見えて美月の理性が崩れ落ちていく。
「っ!! ねぇ!!」
「なんだよ。……欲しいものがあるならちゃんと口にしろ。
口あけて待ってりゃメシが貰える小鳥じゃねーんだからよ」
にやりと口角を上げれば、俺の言葉に火が付いたのか、悔し気に、それでも物欲しげに美月が叫んだ。
「っ!! もっと!! もっとちゃんとちょうだいっ!! ひなたをちょうだっ……んあ゙ぁ゙ぁ!!!」
ぐんっと思い切りオクを狙って突き込めば、美月の身体が大きく仰け反る。
そのまま腰を掴んで、抉るように、叩きつけるように腰を動かす。
相手の事など一切考えず、男の欲を解放するだけの動きに、それでも快楽を感じて、美月の白い身体が紅く色付く。
がつがつと貪りながら、堕とし込むように、這いあがれなくなるように言葉を重ねる。
「っ! お前がっ!欲しがったんだからなっ!
全部全部お前のもんだっ!
その代わり!! お前も俺のだからなっ! 他の男にホイホイ愛想振りまいてんじゃねぇ!!
俺だけに笑え! 俺から離れるなっ!
わかったな?! もう二度とっ!! もう二度とっ!!」
離さない。
ガツンと最奥を叩いて、そのまま欲を吐き出す。
ぶるぶると余韻に震える身体のままに、美月の細い首筋に指を回す。
「……もう……離さない」
きゅっと力を込めたら折れそうな細い首筋に僅かに力を込めれば、美月の顔が苦し気に歪む。
……も、次の瞬間その表情は一変した。
ふわりと浮かんだその笑みは。
ドラゴンの咆哮に煽られる黒いワンピース。
長い黒髪が、身体の動きに従ってふわりと揺れる。
そして振り返った彼女が浮かべていた笑みに堕とされた。
再びその笑みに出逢えた今、あの時と同じように堕ちていく。
「もう……離れない……から」
そっと伸ばされた細い指先が、いつの間にか濡れていた俺の頬を撫でる。
と、力尽きたようにくたりとベッドへ沈んでいった。
「っ! 美月?!」
くたりと弛緩した身体をベッドに降ろせば、くぅと僅かな寝息が聞こえてきた。
「……驚かすなよ」
放置プレイからの激しいセックスに美月の体力が尽きたのだろう。
柔らかな笑みを浮かべたまま、すやすやと眠り始めた美月の頬に指を這わす。
そしてその身体をぎゅうと抱き込めば、酷く心が凪いだ。
だからこそ、俺は彼女の耳にそっと吹き込む。
聞こえないとわかっていても。
それでも……
「もう……」
「はっ!この淫乱がっ!!お望み通りくれてやるよっ!!」
ガツンと一息に押し込めば、あっけなくイッた身体がビクンとしなった。
小一時間とはいえ、玩具で焦らし続けた身体は予想以上にナカへの刺激に飢えていたらしい。
やっと与えられた侵入者を歓迎するように、蠢き、喰い締め、扱き上げてくる。
「い゙あっ!! いまイッて……イッてるからぁ!! ん゙あ゙ぁ゙ぁっ?!」
押しとどめようとする両腕を頭上で拘束して、逃さないと絡みつくナカに逆らって、抜けるギリギリまで引き出して、思い切り最奥を叩く。
イキっぱなしになった身体はビクンビクンと震え、ぐるんと眼球が裏返る。
それでも抽挿を止めないでいると、最早美月の口からは意味のある言葉は出てこなくなっていた。
ただひたすら膣内に挿入っているモノを締め上げ、子宮は子種を強請って降りてきている。
吐き出されるのを期待して、ちゅうちゅうと切っ先に吸い付いてくる子宮口の動きが否応もなく俺を煽る。
だが。
「はぇ……?」
敢えて奥を突くのを止め、入り口付近を亀頭の括れで擦る。
今までより緩い刺激が物足りないのか、美月がもの欲しそうにこちらを見上げる。
「ん? どした?」
素知らぬふりをして返せば、ぼぼっと頬が紅く染まる。
それもまた見ないふりをして、ゆるゆると腰を動かす。拘束していた手を離して上体を起こせば、ひたりとくっ付いていた二人の身体が離れ、籠っていた熱が逃げていく。
それに寒気を感じたのか、ぶるりと美月の身体が震えた。
Gスポを外してヌコヌコと浅いところで出入りを繰り返せば、もどかしいのか美月の腰も揺れ始める。
不安げに潤み始めた瞳を無視して、そっと結合部に指を這わす。
自分の穴にくわえ込んでいる異物を意識できるようゆっくりと俺のブツに沿って広がった部分をなぞれは、ひくりとナカが震えた。
「っ……ねぇ……」
「ん?」
菩薩のような(つもり)の笑みを浮かべて美月を見やれば、もどかしさに表情を揺らしていた。
「……ねぇ? 陽太……?」
「だからなんだよ」
本当は理解ってるくせにとでも言いたげな視線を無視して、殊更ゆっくり腰を動かせば、目に見えて美月の理性が崩れ落ちていく。
「っ!! ねぇ!!」
「なんだよ。……欲しいものがあるならちゃんと口にしろ。
口あけて待ってりゃメシが貰える小鳥じゃねーんだからよ」
にやりと口角を上げれば、俺の言葉に火が付いたのか、悔し気に、それでも物欲しげに美月が叫んだ。
「っ!! もっと!! もっとちゃんとちょうだいっ!! ひなたをちょうだっ……んあ゙ぁ゙ぁ!!!」
ぐんっと思い切りオクを狙って突き込めば、美月の身体が大きく仰け反る。
そのまま腰を掴んで、抉るように、叩きつけるように腰を動かす。
相手の事など一切考えず、男の欲を解放するだけの動きに、それでも快楽を感じて、美月の白い身体が紅く色付く。
がつがつと貪りながら、堕とし込むように、這いあがれなくなるように言葉を重ねる。
「っ! お前がっ!欲しがったんだからなっ!
全部全部お前のもんだっ!
その代わり!! お前も俺のだからなっ! 他の男にホイホイ愛想振りまいてんじゃねぇ!!
俺だけに笑え! 俺から離れるなっ!
わかったな?! もう二度とっ!! もう二度とっ!!」
離さない。
ガツンと最奥を叩いて、そのまま欲を吐き出す。
ぶるぶると余韻に震える身体のままに、美月の細い首筋に指を回す。
「……もう……離さない」
きゅっと力を込めたら折れそうな細い首筋に僅かに力を込めれば、美月の顔が苦し気に歪む。
……も、次の瞬間その表情は一変した。
ふわりと浮かんだその笑みは。
ドラゴンの咆哮に煽られる黒いワンピース。
長い黒髪が、身体の動きに従ってふわりと揺れる。
そして振り返った彼女が浮かべていた笑みに堕とされた。
再びその笑みに出逢えた今、あの時と同じように堕ちていく。
「もう……離れない……から」
そっと伸ばされた細い指先が、いつの間にか濡れていた俺の頬を撫でる。
と、力尽きたようにくたりとベッドへ沈んでいった。
「っ! 美月?!」
くたりと弛緩した身体をベッドに降ろせば、くぅと僅かな寝息が聞こえてきた。
「……驚かすなよ」
放置プレイからの激しいセックスに美月の体力が尽きたのだろう。
柔らかな笑みを浮かべたまま、すやすやと眠り始めた美月の頬に指を這わす。
そしてその身体をぎゅうと抱き込めば、酷く心が凪いだ。
だからこそ、俺は彼女の耳にそっと吹き込む。
聞こえないとわかっていても。
それでも……
「もう……」
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