ギャップがあり過ぎるけど異世界だからそんなもんだよな、きっと。

一片澪

文字の大きさ
9 / 11

09.自分の胸を切り開いて抱いている感情を目視で伝えられたらどれほど楽だろう【最終話】

しおりを挟む
一度身体を重ねてから二人の冬の暮らしは一変した。
馨は性格的に仕事をちゃんとやらないと気が済まないタイプなので朝はしっかりいつもの時間に起きてポポの両親と兄夫婦の家に薪を配達し、保冷倉庫に頼まれた食材などを取りに行って過不足なく届ける。
やることを全て熟して家に戻ってポポが用意してくれた朝食を一緒に食べて一通りの家事を終わらせてから二人は毎日のようにセックスした。昼食をすっとばして夜まで続けることも珍しくないくらいとにかくセックスした。

ポポはどうしても「ヒト族の身体は脆い」と言う先人達の教えを気にして馨の身体を気遣い自分もしたくても我慢してしまう。
でも馨からすればバレバレなのだ。
最初出会った時は想像も出来なかったくらい「雄」の目をしてポポは時折馨を見る。それは唇の時もあったし耳の時もあるし腰の辺りのこともある。

――その気になればどうとでも出来るくせに、本当に優しい奴だ。

そう思うと馨の身体は即熱を持ってしまう。
毎日愛されまくった後ろはもう人類の神秘なのか異世界補正の結果なのかポポの長くて太い馨が心の中で「一番目」と呼んでいる大きな方も半分くらいなら飲み込めるようになっている。
きっとこの頻度でセックスしていれば一番目を根元まで受け入れられる日も近いだろう。
ちらりと時折自然な風を装って自分の様子を窺うポポに馨は小さく笑ってソファから床に降りて跪いた。

「ポーポ」

甘く呼んでイヤらしく口を開けて舌を伸ばし見せ付ける様に動かすとポポはびくっと巨体を跳ねさせて驚くが、セックスの良さを知ってしまった雄がそれを思う存分しても許される状況で拒むのは容易ではない。

「か、馨……嬉しいけど、あの、毎日してるし……ポポ心配で」
「良いから来いって。下脱いで見せてみろよ、反応してなきゃ我慢してやるから」

挑発的な馨の蠱惑的な表情と言葉にポポはおずおずと立ち上がって馨の前に来た。
もじもじと隠そうとするポポの大きな腕を視線だけで除けさせて服を降ろすとすっかり見慣れたスリットから一番目の先端が二センチ程度顔を覗かせている段階だった。

「おー、相変わらず美味そうだな」
「ご、ごめん……ポポどうしても馨を見てるとエッチな気分になっちゃって」

恥ずかしそうに腰を引こうとするポポを見て馨はべろりと舌の根元から先端までを使って一番敏感な鈴口をわざといきなり強めに刺激してやるとポポはびくっとまた巨体を震わせたが馨の頭を掴んで動きを止めさせると言ったことはしなかった。本当にポポは何処までも馨に優しい。

でもこんな反応をしているくせに馨に人生初の喉イキを教えたのもこの男なのだ。
馨は見せ付ける様にシャツのボタンを外してすっかり開発された乳首を見せた。最初の頃の慎ましさはもう無くなり、見る人間が見ればもう一瞬で「メス」側で男に愛された経験を持つ男の身体に馨はもう仕上がっているのだ。
ゴクリと唾を飲みこんだポポと視線を合わせたまま触れる前から既に勃起していた自分の乳首を摘まみ甘い吐息だけを漏らすとポポのヘミペニスは勢いよく飛び出して来る。敢えて擬音語を付けるならまさに「ぶるんっ!」しかない。

「ポーポ? 喉マンコはめてくれよ、な?」

言った後に舌を下げ口腔を目いっぱい開きながら視線で誘惑するとポポは自分で自分のペニスを掴んでゆっくりと位置を調節し始める。
一番目はまだ無理なので二番目を口に咥えるのだが、圧倒的存在感の一番目が頬を擦り先走りを容赦なく顔に塗り込む刺激を馨はとても好んでいた。

「く、苦しかったり嫌になったらすぐに教えてね? 約束だよ」

優しい言葉に無言で馨は頷いて口の中に広がるポポの味にうっとりと目を細める。
日本に居た時は強いてどちらなのかと問われたら「多分S?」と思っていたが、今同じ質問をされたら「ポポ限定でM」と即答する。

――ポポに奉仕することが気持ちいいのだ。
自ら跪いて、強い雄を誘惑して媚びて優しく抱いて貰えることでとても満たされる。勿論相手はポポ限定だ。

頭を押さえつけてイラマチオに持ち込んで道具みたいに使ってくれたって普段のポポの優しさを知っているから馨は「プレイ」だと楽しめる。でも、馨に無理を強いる行為をポポは絶対にしない。
だから馨は自分から奥へ奥へと導いてどんどんポポに伝えるのだ。
「ほら、俺大丈夫だろ?」「俺ちゃんと感じてよがってるだろ?」と痴態を見せ付けることで教える。

そうやって馨は初心なポポに色々なことを教え、教え過ぎて時に大変な思いをしたりして幸せな毎日を過ごした。
この町の冬は長いと誰もが口を揃えて言っていたけれど、新婚夫婦にとっての誰にも邪魔されない蜜月にはあまりにもおあつらえ向きの最高の季節だった。

だから、春が来るのも本当にあっという間だった。
あ、神殿からの手紙? どうでもよすぎて忘れてたけれど次の日ちゃんと「ポポと婚約した」って返事したから大丈夫だ。言い忘れててごめんな。



***




春が来ると町は一気に動き出した。
基本的に身体を動かすことが大好きでじっとしていることが苦手な人間の方が圧倒的に多い世界なので雪が解けて落ち着くと全員が今までのうっ憤を晴らすかの如く元気に動き回っている。

ポポの家族たちの仕事を馨はずっと一家揃って花屋だと思っていた。
しかし話をしていると疑問というか違和感を覚えることが出て来て詳しく確認すると、父さんと兄さんのメインの仕事は腕利きの猟師だった。そして母さんと義姉さんとポポが花屋をしているのだが、そこにはポポは戦闘能力的には抜きんでているけれど心根が優し過ぎて猟師には向かないことから花屋の手伝いを選んだといういかにもポポらしい理由があったのだ。

――いつかのイノシシ? あれは木苺をバスケット一杯摘んでいたポポに向かって突進して来たからびっくりして思わず尾で「ぱしん」としたら首が「ぐにゃん」となってしまったので持って帰って来たんだそうだ。
当然解体なんて恐ろしくて出来ないのでポポは父さん達の所に持って行ったのである。……あれ、美味かったなあ。

この世界での花屋は日本とは違い「畑で自分で栽培して売る」か「山奥で咲いている一番美しい物を採って来て売る」のどちらかがメインらしい。
そこで言うとポポたちは後者のタイプのお花屋さんでその中でも珍しい部類に入る。

母さんと義姉さんもすごいが特にポポが大活躍で普通の獣人達ではどうやっても行けない場所に軽々と行ってとても貴重な花を採ってこられるそうだ。ポポたちはその行為を「仕入れ」と言うが、馨の思っている「仕入れ」とは大分違うことは明らかだが掘り下げる必要性を感じないので流そう。

「今しか咲かない花」がこの世界にはたくさんあって、それを良い状態で採って来て店の保冷庫に入れてお客さんが買いに来るのだが観賞用よりも珍しい薬の材料になるタイプの物をメインで揃えているから儲けがかなり出ると言うのが実態だった。
何故そんな大事な物を見分けられて野菜と雑草の見分けが出来ないのか。
そこだけは流石の馨も流せなかったので質問した。答えは簡単――「わざわざ覚えなくても伸びれば分かるじゃん?」だそうだ。

雑だとは常々思っていたが仕事に関係無い部分には徹底的に脳みそを使わないタイプの人たちみたいだ。
しかし仕事関係の草花の見分けは恐ろしいほど正確で馨も軽く教えて貰ったけれどさっぱり見分けることが出来なかった。あんなに難しいことが出来るのに何故……と呆れてしまったがポポたちが仕入れて来る草花を求め遠い町からわざわざ来たりするお客さんも多いらしく店は毎日とても繁盛している。


ある日馨は冬の間放置していた畑の手入れに勤しんでいた。
視線の先の柵に囲われた放牧地では牛たちも春の日差しと若芽を思う存分楽しんでいる。


「――馨っ!」


聞いたことが無いほど力が入った声で自分の名前を叫ばれて思わず背が跳ねる。
その声に聞き覚えが無ければ反射的に逃げ出すか何度も言い含められていた通り父さんや兄さんに助けを求めたかもしれない。でも、今その必要は無かった。

「どうしたんだポポ、そんなに慌てて」
「あのね、一緒に来て欲しいんだ! 見て欲しいものがあるの」

普段はとてもおっとりしているポポの初めての早口に馨は驚く。
今日のポポはこの時期だけに咲く花を探す為に出掛けていて暗くなるまでには戻ると言っていたから途中で慌てて引き返して来たのかもしれない。

「な、なんだ?」
「あのね……えとね、説明する時間が勿体ないからついて来て!」
「え?!」

ポポは腰に身に付けている作業用のバッグから帯状の長いベルトを取り出して馨のことを本物の赤子のようにしっかりと自分の胸に固定した。
そして馨が何かを言うより先に「舌を噛むからじっとしててね」と言って上からバサッとローブのような物まで被る。草木をかき分けて進む時用に持ってはいるけれど動きにくいから滅多に使わないと言っていたそれを多分馨の為に敢えて身に付けたのだろう。

それからはまさにジェットコースターだった。
命の危機を本気で感じる程の速度で走られ、垂直に近い何かを軽々と登り、登った感じから推測するに恐ろしい高さをひょいっとジャンプされたりと視覚情報が遮られていて良かったのか悪かったのかを判断しかねる長いようで短い時間を過ごした馨はポポが動きを止める頃本気で灰になっていた。


――異世界人、マジやべぇ。
これで単体の人間カウントするとか……マジやべぇ。比喩じゃなく普通に、純粋に化け物。


吐き気や眩暈は幸いしないが心への衝撃がすごい。
ポポはゆっくりとローブとベルトを外して馨を地面へと優しく降ろしてくれた。その時に合った瞳はなんだろう……心なしかキラキラしているように思える。
「大丈夫?」と普通の顔で問われたので精いっぱい強がって「大丈夫。それで見せたい物って?」と尋ねるとポポはとても弾んだ声で説明してくれた。

「ここにね、いつも我が家の皆が目印にしている大きな古い樹があるの。でもねその樹のことは誰も知らないの。お母さんもお義姉さんも知らないんだよ。ちなみにおばあちゃんも知らなかったんだよ!」
「――へえ、すげえな」

どうしても何度も言いたくなってしまって申し訳ないが野菜と雑草を間違うという素人から見ても致命的なレベルの知識水準だと馨は最初思っていたが、ポポたち一家は本当に謎なことに仕事上取り扱う「花」や「薬草」、「樹木」に関する知識は全員が学者並みに持っていたのだ。それはつい先日雪解けを待って王都から教えを乞う為にやって来た薬師が言っていたので嘘ではない。

野菜の件は本当に興味が無いから覚える気もさらさら無いだけだった。
そんなポポたちですら知らない古い大樹。まさかそんな巨大な野菜は無いよな? とちょっと面白そうだと笑った馨にポポは続ける。

「いつ来ても葉っぱも無いから枯れてるのかな? って皆でお話していたんだけど樹を見ると確かに生きているの。でもね! でも、その樹に今日お花が咲いてたの! それがとっても綺麗だから馨にも見せてあげたくて来てもらったんだ!」

嬉しそうに言うポポを見て馨の胸が温かくなる。
そうか、綺麗な物を見て真っ先に共有したいと思ってくれた相手が――俺だったのか。
温かさを通り越した感情がうっかり感動の涙に変わってしまう前に馨は意識して明るい声を出した。

「すげえな、俺にも早く見せてくれよ」
「うん!――振り向いてみて。すっごく綺麗だから、絶対に驚くと思うよ」


自信満々なポポの言葉に一つ頷いて振り向いた馨は――目を見開いて固まった。

それは『まるで』なんて表現を足さなくても断定出来る位……山高神代桜そのものだった。
その桜の存在は馨にもうずっと思い出すことの無かった『家族』の記憶を連れて来る。


――子供の頃両親と一緒に三人で見に行ったな。


たくさんの人がいて、皆その見事な巨木に見惚れていた。
神々しくて思わず子供ながらに「神様が住んでいるんじゃないか?」と思わせる位それはそれは美しい圧巻の桜だった。
観光客がたくさんいるから花見宴会は確か禁じられていたとかで、車で移動して見付けた大きな公園の駐車場にあった桜を見ながら三人で一緒に母の手作りの弁当を食べた。
美味しくて楽しくてはしゃぎつかれた馨は眠ってしまって、目を覚ました時には家に帰り着いていたこともあってなんだかあの美しい桜そのものが夢だったんじゃないのかと両親に質問して笑われたりもした。
こんな温かい優しい思い出を、なんで忘れていたんだろう。


「――この花は『さくら』って言うんだ。……俺の国の人間が一番愛しているって言っても良いくらい、大切にされている花だよ」


思わず漏れた声と同時に涙が頬を伝う。
涙をポポに知られたくなくて顔の向きを花に見入るフリをして逸らした。

馨は別に日本に心残りなんて何も無いと思っていた。
大好きだった両親はもういないし、血縁上の親族達にだってもう二度と会いたいとは思えない。友人だっていないわけでは無かったけれど色々あった末に施設出身になった馨は誰にも本当の意味で心を開くことは無かった。
そんな心持ちでいたからこそいきなり「ここは異世界です!」なんて漫画みたいなことがあっても発狂せずにいられたのだ。

日本には馨を本気で必要として、心から求めてくれる相手はいなかった。でもそれは馨も同じでいつも一人で身軽に生きていた。だから生きる場所が日本から異世界に変わっただけだと考えていたのだ。
でもその結果ポポたちに出会えたのだから自分はラッキーだったんだ、とさえ素直に思っていた。

でもたった一本の樹の花が見事に咲き誇っているのを見ただけで、こんなに胸が締め付けられる。
しかしそれは『失った物』を実感して悲しみが押し寄せて来たからじゃない。
思い出すと胸が痛むからと全部まとめて大きな箱に入れて無理矢理蓋をした中に紛れ込ませた結果見失ってしまった『大切な宝物』をもう一度見付けられたことに対する嬉しさと感謝からの感情だった。

それなのに馨にそんな大切な気持ちをプレゼントしてくれた当の本人は当然のことだけれど馨の心中なんて何も分からず不思議そうに目を瞬かせて首を小さく傾げている。


「さくら? 馨の世界のお花なの?」
「うん。――『冬の終わり』と『春の訪れを知らせる』花なんだ」
「すごいね! やっぱりすごいお花だったんだね!」

無邪気に笑うポポを見て、自分の胸を切り開いて抱いている感情を相手に目視で伝えられたらどれほど楽だろうと今ほど思ったことは無いと感じた。
どんな言葉を使えばこの気持ちを正確に伝えられるのかがどうやっても分からない馨は、傍にあった大きな手を強く握ってみる。
温度の低い鱗で覆われた硬くて大きな手が馨にくれるのは強い安心とどうしようもないほど深い愛しさだ。




――そうだよ。すごいだろ?
俺にとっての、お前みたいな存在だよ。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!

モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。 その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。 魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。 その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?! ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。

竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】

ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

【完結】花降る王国の魔法師団長は、新米魔法師の僕を愛でる

金浦桃多
BL
エルは魔法師団長の第三王子ノアに憧れて魔法師になった。 数年前、フローラ王国の最大のお祭りでノアが降らせた氷の花に触れた事がきっかけだ。新米ながらも当時のノアと同じ大役を任されたエル。真剣に鍛錬をするエルをノアはことさら優しく見守る。ある日、魔法師の間で奇病が広がり始めた。事態を重く見たノアは奇病の真相を追う。そんな中、エルも奇病に侵されてしまう。奇病の真実とは?ノアがエルに構う理由とは? 魔法師団長×新米魔法師 ハッピーエンドです。

転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?

米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。 ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。 隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。 「愛してるよ、私のユリタン」 そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。 “最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。 成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。 怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか? ……え、違う?

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

皇帝に追放された騎士団長の試される忠義

大田ネクロマンサー
BL
若干24歳の若き皇帝が統治するベリニア帝国。『金獅子の双腕』の称号で騎士団長兼、宰相を務める皇帝の側近、レシオン・ド・ミゼル(レジー/ミゼル卿)が突如として国外追放を言い渡される。 帝国中に慕われていた金獅子の双腕に下された理不尽な断罪に、国民は様々な憶測を立てる。ーー金獅子の双腕の叔父に婚約破棄された皇紀リベリオが虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのではないか? 国民の憶測に無言で帝国を去るレシオン・ド・ミゼル。船で知り合った少年ミオに懐かれ、なんとか不毛の大地で生きていくレジーだったが……彼には誰にも知られたくない秘密があった。

愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる

彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。 国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。 王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。 (誤字脱字報告は不要)

処理中です...