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後日談:ポポ、お父さんになったよ。
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馨とポポが結婚してからそれなりの時間が流れた。
二人は相変わらず仲良しで、お父さんとお母さんもお兄さんもお義姉さんも、二人の間に生まれた甥っ子も全員元気でとっても仲良し。
世界一周の旅に出るとある日急に言い出して仲良く旅立って行ったきり行方不明みたいだったお祖父ちゃんとお祖母ちゃんもとっても元気で、ポポ達の国から西に二つ離れた国に気に入る場所と気に入る家を見付けたからそこに永住することにしたという手紙が先日届いた。
本当ならお店を一旦閉めてポポのお嫁さんである馨のお披露目を兼ねて旅行がてら会いに行きたいのだけれど……お祖父ちゃん達には悪いけど、ポポのお家は今それどころじゃないのだ。
「か、馨! だ、駄目だよそんなに重い物を持っちゃ」
「あ? お前、フライパンの何が重いんだよ」
いつも通りの馨の声にポポはもう、最近ずっとハラハラしっぱなしだ。
だって馨のお腹の中には今ポポたちの大事な子供がいるのだから。ポポたち家族としてはもう、馨に言うと怒るから言わないけれどずーっと当然ポポがメインだけど家族全員交代で抱っこしてずうっと守ってあげたいくらい心配なのだ。
「馨お願いだから身体を大事にして」
「これ以上何をどう大事にしろって言うんだよ。普通に家の中でこれから食う飯を作ろうとしているだけだろうが」
思いっ切り呆れている馨に言われてもポポだって簡単には引き下がれない。
赤ちゃんも勿論大事だけどポポにとって一番大事なのは、馨なんだから。
「ポポに言ってよ! ポポが何でも作るから」
「あのなぁ……いいかポポ、産婆のばあちゃんにも言われただろ? 獣人の子は、出来るまでは大変だけどちゃんと妊娠したら流産する確率はゼロだって。ゼロだぞ? ゼロ! 何をそんなにビビってんだよ」
けらけらと笑って作業を続けようとする馨を見てポポの顔がさらにしゅんとする。
馨の言っている話はポポも同席して聞いたけれど、ポポにとってはもっと大事な話の続きがあったのに馨の中ではもうそのとっても大事な部分が無くなっているのだ。
――獣人の子の流産を心配する必要は無いけれど、ヒト族の母体はそもそもが弱いんだから大事にしなよ。
それを聞いた馨は普通の顔をして「おう、ありがとな」と言っただけだった。
ポポが「なんでそんなに余裕なの?!」と半泣きで言っても馨は普通の顔で答える。
「だってお前、こんくらいの卵なんだろ? 普段もっと化け物じみたモンを根元までハメてんだからなんの苦でも無いだろうが」
手で鶏の卵より少し大きい卵のサイズを表現しながら言われるとポポはちょっと複雑な気持ちになった。
しかし馨はいつもと全く同じ調子で最近は出産経験のあるお母さんとお義姉さんに色々な話を聞きながら産んだ卵を抱えて生活する為のスリングを縫ったりもしている。
獣人が産んだ卵は温めなくても普通に置いておけばその内孵るけれど実際に産んだ側からするともう「可愛すぎて離れるとか無理!」状態になると言っているのをポポも聞いた。
それは父親側も同じ心理になるらしく、そういう時は卵を抱っこしているお嫁さんをお嫁さんごと抱っこしてまったり過ごすのがとっても幸せだと聞いてポポはすごく楽しみにしているのだけれど、それだって馨が無事に出産を終えてくれた後の話だ。
「馨……お願い、もう座って」
「おいおい泣くなよ! 産婆のばあちゃんも言ってただろ? 動かな過ぎても駄目なんだって。おい、ポポ! 分かった、分かったって座るから泣くな!」
ポポの心配をよそに馨は予定日通りにその道のプロである産婆のババ様も驚くほど軽々さくっと出産。
卵を抱えて馨と子供の無事を泣いて喜び感謝するポポの頭を撫でて「だから大丈夫って言ったろ」と普通の顔で笑っていた。
それからポポは毎日がさらに薔薇色になった。
産後一週間は絶対安静! と産婆のババ様が言ってくれたから馨は渋々ではあったけれどベッドの上で大人しくしてくれていたし、二人で一緒に卵を抱っこして色々話をして過ごすのはとっても楽しかった。
町の皆が馨の出産の知らせを聞いてお祝いの品を玄関先に積んで静かに去って行くのだが、その量に馨が驚くくらい沢山の人たちが祝福してくれた。
それから数年、卵から孵った時はあんなに小さかった息子も三歳になり自我もきちんと芽生え可愛いことを言ったり我が儘なことを言ったりと順調にすくすく育っている。
「おーいポポ、『さくら』を捕まえてくれないか? あそこまで登られたら俺じゃ無理だわ」
「うん分かった。待っててね」
妊娠が分かった時からポポはどうしても子供の名前に二人の大事な思い出でもある『さくら』と名付けたかった。
馨は「別に良いけどどちらかと言うと女の子寄りの名前だぞ?」と言っていたけれどポポがお願いすると笑って許してくれた。
小さくても高魔力保持者のリザードマンと異世界人ヒト族の間に生まれたリザードマンであるさくらは既に魔力も身体能力も高い。
だからきっとポポとポポの祖父と同じ判定を受ける日がいつか来ると思う。
ポポは大きな木の上を見上げて、ひたすら天辺を目指してちびちびと木登りをしている小さなさくらを見付けて軽く木登りを始めて、すぐに追いつく。
「さくら、よくここまで登れるようになったね」
「とーちゃ」
「うん。でもママが心配するからそろそろ降りよう?」
「とーちゃ、さくらあれほしい」
「どれ?」
小さな手が指示した方向を見ると大きな木に別の植物の蔦が絡まり、その蔦側の植物が小さな淡い色合いの花を咲かせていた。
どうやらあの花が欲しくてここまで頑張って登ってきたようだ。
「綺麗なお花だね、よく見付けたね」
「ん! かーちゃにあげる」
「ママ喜ぶね。危ないから一緒に取りに行こう」
「ん!」
馨は最初生後半年から木登りを始めたさくらを見て驚愕していたが別にこちらの世界では普通のことだし、落ちたところでちゃんと空中で回転してバランスの取れた安全な着地を決められるのは皆生まれつき身に付いているから心配いらないと言うと身重だった頃よりずうっと青い顔をして「そうか……」と言っていた。
ポポはあくまでも見守るスタンスで可愛い息子が頑張って花を摘むのを見届けて、二人は大きな枝の上で無事収穫出来た喜びを分かち合う。
さくらは収穫したお花を両手で守っているのでポポがさくらを抱っこして降りることになったのだが、その前に真剣な顔をしたさくらがポポを呼んだ。
「とーちゃ」
「なに?」
男同士の秘密の会話の気がしてポポは抱っこしていたさくらとちゃんと視線を合わせた。
するとそれは正解だったようでさくらは真面目な顔で言う。
「さくら、かーちゃとけっこんしたい!」
びゃっとポポは一瞬本気で驚いて尻尾がびーん! となってしまったけれど、ここは大事な部分なので誤魔化しなくハッキリと現実を伝えることにする。
「ママはポポと結婚してるから、さくらとは結婚出来ないんだよ」
するとさくらは「ん!」と大真面目に頷いてから続けた。
「おわかえ? してください」
「……えっと、そんなお話誰から聞いたの?」
子供の成長の早さと情報収集能力の高さに驚きながらどうにか返すとさくらは近所のおませな女の子たちの名前を挙げた。
彼女たちも大人になったらパパと結婚する為に色々と策を練っているようだ。それはとっても微笑ましいけれど、ポポも男なので大事なお嫁さんである馨は譲れない。
「ポポは馨と絶対にお別れしないよ。さくらはね、大きくなってポポにとっての馨みたいな自分だけの大切な人を探すんだよ」
「さくらだけ?」
不思議そうに小首を傾げたさくらは自分と同じリザードマンなのに、仕草や面影の中に明らかに馨が居る。
だからただでさえ可愛いのに五倍、十倍……いや、百倍くらい可愛くてポポはあまりさくらを叱ることは出来ないのだ。
「そう。――時間は掛かると思うけど、きっと会えるから。分かった?」
優しい声でもう一度言うとさくらは真面目な顔で「ん!」と言った。
何処まで理解しているかは分からないけれど可愛い息子を抱き締めて大きな木から降りる。するとさくらはポポの腕から地面に飛び降りて馨に向かって一直線に走って行った。
「かーちゃ、おはな! さくらとけっこんしてください!」
「あ!」とポポは思ったけれど、馨がとっても幸せそうに笑っているから「だめ!」と言う言葉を必死で飲み込んだ。
ポポはお父さんになった。
お父さんって、大変だけど――ポポはものすごく幸せだ。
二人は相変わらず仲良しで、お父さんとお母さんもお兄さんもお義姉さんも、二人の間に生まれた甥っ子も全員元気でとっても仲良し。
世界一周の旅に出るとある日急に言い出して仲良く旅立って行ったきり行方不明みたいだったお祖父ちゃんとお祖母ちゃんもとっても元気で、ポポ達の国から西に二つ離れた国に気に入る場所と気に入る家を見付けたからそこに永住することにしたという手紙が先日届いた。
本当ならお店を一旦閉めてポポのお嫁さんである馨のお披露目を兼ねて旅行がてら会いに行きたいのだけれど……お祖父ちゃん達には悪いけど、ポポのお家は今それどころじゃないのだ。
「か、馨! だ、駄目だよそんなに重い物を持っちゃ」
「あ? お前、フライパンの何が重いんだよ」
いつも通りの馨の声にポポはもう、最近ずっとハラハラしっぱなしだ。
だって馨のお腹の中には今ポポたちの大事な子供がいるのだから。ポポたち家族としてはもう、馨に言うと怒るから言わないけれどずーっと当然ポポがメインだけど家族全員交代で抱っこしてずうっと守ってあげたいくらい心配なのだ。
「馨お願いだから身体を大事にして」
「これ以上何をどう大事にしろって言うんだよ。普通に家の中でこれから食う飯を作ろうとしているだけだろうが」
思いっ切り呆れている馨に言われてもポポだって簡単には引き下がれない。
赤ちゃんも勿論大事だけどポポにとって一番大事なのは、馨なんだから。
「ポポに言ってよ! ポポが何でも作るから」
「あのなぁ……いいかポポ、産婆のばあちゃんにも言われただろ? 獣人の子は、出来るまでは大変だけどちゃんと妊娠したら流産する確率はゼロだって。ゼロだぞ? ゼロ! 何をそんなにビビってんだよ」
けらけらと笑って作業を続けようとする馨を見てポポの顔がさらにしゅんとする。
馨の言っている話はポポも同席して聞いたけれど、ポポにとってはもっと大事な話の続きがあったのに馨の中ではもうそのとっても大事な部分が無くなっているのだ。
――獣人の子の流産を心配する必要は無いけれど、ヒト族の母体はそもそもが弱いんだから大事にしなよ。
それを聞いた馨は普通の顔をして「おう、ありがとな」と言っただけだった。
ポポが「なんでそんなに余裕なの?!」と半泣きで言っても馨は普通の顔で答える。
「だってお前、こんくらいの卵なんだろ? 普段もっと化け物じみたモンを根元までハメてんだからなんの苦でも無いだろうが」
手で鶏の卵より少し大きい卵のサイズを表現しながら言われるとポポはちょっと複雑な気持ちになった。
しかし馨はいつもと全く同じ調子で最近は出産経験のあるお母さんとお義姉さんに色々な話を聞きながら産んだ卵を抱えて生活する為のスリングを縫ったりもしている。
獣人が産んだ卵は温めなくても普通に置いておけばその内孵るけれど実際に産んだ側からするともう「可愛すぎて離れるとか無理!」状態になると言っているのをポポも聞いた。
それは父親側も同じ心理になるらしく、そういう時は卵を抱っこしているお嫁さんをお嫁さんごと抱っこしてまったり過ごすのがとっても幸せだと聞いてポポはすごく楽しみにしているのだけれど、それだって馨が無事に出産を終えてくれた後の話だ。
「馨……お願い、もう座って」
「おいおい泣くなよ! 産婆のばあちゃんも言ってただろ? 動かな過ぎても駄目なんだって。おい、ポポ! 分かった、分かったって座るから泣くな!」
ポポの心配をよそに馨は予定日通りにその道のプロである産婆のババ様も驚くほど軽々さくっと出産。
卵を抱えて馨と子供の無事を泣いて喜び感謝するポポの頭を撫でて「だから大丈夫って言ったろ」と普通の顔で笑っていた。
それからポポは毎日がさらに薔薇色になった。
産後一週間は絶対安静! と産婆のババ様が言ってくれたから馨は渋々ではあったけれどベッドの上で大人しくしてくれていたし、二人で一緒に卵を抱っこして色々話をして過ごすのはとっても楽しかった。
町の皆が馨の出産の知らせを聞いてお祝いの品を玄関先に積んで静かに去って行くのだが、その量に馨が驚くくらい沢山の人たちが祝福してくれた。
それから数年、卵から孵った時はあんなに小さかった息子も三歳になり自我もきちんと芽生え可愛いことを言ったり我が儘なことを言ったりと順調にすくすく育っている。
「おーいポポ、『さくら』を捕まえてくれないか? あそこまで登られたら俺じゃ無理だわ」
「うん分かった。待っててね」
妊娠が分かった時からポポはどうしても子供の名前に二人の大事な思い出でもある『さくら』と名付けたかった。
馨は「別に良いけどどちらかと言うと女の子寄りの名前だぞ?」と言っていたけれどポポがお願いすると笑って許してくれた。
小さくても高魔力保持者のリザードマンと異世界人ヒト族の間に生まれたリザードマンであるさくらは既に魔力も身体能力も高い。
だからきっとポポとポポの祖父と同じ判定を受ける日がいつか来ると思う。
ポポは大きな木の上を見上げて、ひたすら天辺を目指してちびちびと木登りをしている小さなさくらを見付けて軽く木登りを始めて、すぐに追いつく。
「さくら、よくここまで登れるようになったね」
「とーちゃ」
「うん。でもママが心配するからそろそろ降りよう?」
「とーちゃ、さくらあれほしい」
「どれ?」
小さな手が指示した方向を見ると大きな木に別の植物の蔦が絡まり、その蔦側の植物が小さな淡い色合いの花を咲かせていた。
どうやらあの花が欲しくてここまで頑張って登ってきたようだ。
「綺麗なお花だね、よく見付けたね」
「ん! かーちゃにあげる」
「ママ喜ぶね。危ないから一緒に取りに行こう」
「ん!」
馨は最初生後半年から木登りを始めたさくらを見て驚愕していたが別にこちらの世界では普通のことだし、落ちたところでちゃんと空中で回転してバランスの取れた安全な着地を決められるのは皆生まれつき身に付いているから心配いらないと言うと身重だった頃よりずうっと青い顔をして「そうか……」と言っていた。
ポポはあくまでも見守るスタンスで可愛い息子が頑張って花を摘むのを見届けて、二人は大きな枝の上で無事収穫出来た喜びを分かち合う。
さくらは収穫したお花を両手で守っているのでポポがさくらを抱っこして降りることになったのだが、その前に真剣な顔をしたさくらがポポを呼んだ。
「とーちゃ」
「なに?」
男同士の秘密の会話の気がしてポポは抱っこしていたさくらとちゃんと視線を合わせた。
するとそれは正解だったようでさくらは真面目な顔で言う。
「さくら、かーちゃとけっこんしたい!」
びゃっとポポは一瞬本気で驚いて尻尾がびーん! となってしまったけれど、ここは大事な部分なので誤魔化しなくハッキリと現実を伝えることにする。
「ママはポポと結婚してるから、さくらとは結婚出来ないんだよ」
するとさくらは「ん!」と大真面目に頷いてから続けた。
「おわかえ? してください」
「……えっと、そんなお話誰から聞いたの?」
子供の成長の早さと情報収集能力の高さに驚きながらどうにか返すとさくらは近所のおませな女の子たちの名前を挙げた。
彼女たちも大人になったらパパと結婚する為に色々と策を練っているようだ。それはとっても微笑ましいけれど、ポポも男なので大事なお嫁さんである馨は譲れない。
「ポポは馨と絶対にお別れしないよ。さくらはね、大きくなってポポにとっての馨みたいな自分だけの大切な人を探すんだよ」
「さくらだけ?」
不思議そうに小首を傾げたさくらは自分と同じリザードマンなのに、仕草や面影の中に明らかに馨が居る。
だからただでさえ可愛いのに五倍、十倍……いや、百倍くらい可愛くてポポはあまりさくらを叱ることは出来ないのだ。
「そう。――時間は掛かると思うけど、きっと会えるから。分かった?」
優しい声でもう一度言うとさくらは真面目な顔で「ん!」と言った。
何処まで理解しているかは分からないけれど可愛い息子を抱き締めて大きな木から降りる。するとさくらはポポの腕から地面に飛び降りて馨に向かって一直線に走って行った。
「かーちゃ、おはな! さくらとけっこんしてください!」
「あ!」とポポは思ったけれど、馨がとっても幸せそうに笑っているから「だめ!」と言う言葉を必死で飲み込んだ。
ポポはお父さんになった。
お父さんって、大変だけど――ポポはものすごく幸せだ。
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丁 様
おはようございます、ようこそおいでくださいました(n*´ω`*n)
はいポポです(´。✪ω✪。`)✧*。
しれっと持って来て並べさせていただきました。
連打とっても嬉しいです!
感想ありがとうございました。
感謝です!!!
turarin 様
こんにちは、ようこそおいでくださいました(n*´ω`*n)
ほっこりして頂けてとても嬉しいです(*ノωノ)
そして圧倒的にポポが人気なこのお話で馨について触れてくださってありがとうございます!
転スラあまり詳しくなくて話に乗れないのが恐縮ですが、うちの世界のリザードマンはあんな感じで収納しているスタンスでお送りしております(`・ω・´)ゞフフフ
こちらこそ、いとありがたしm(__)m笑
ご家庭により差があるのは勿論ですが、さくらがあの年齢の時はママ人気の方が強いみたいです。
もう少し成長すればいつも優しくおっとりしているパパがどれだけ強くてすごいのかを知ってパパを尊敬する時期に入ります(*ノωノ)
感想ありがとうございました。
感謝です!!!
誰よ!ポポに感想書いてなかったの……私だ_(:3>∠)_
たくさん書くことあるのに、最終的に「ポポかわいい」しか言えない、語彙力のない私を許してください。
ポポかわいい♡←
ももたん 様
おはようございます、ようこそおいでくださいました(n*´ω`*n)
あいや~、いいのよぉー。
ももたんは今執筆活動☆に忙しいのだから、何もお気になさらずでいいのよぉ。
でも本当に嬉しいです(`・ω・´)
いつもありがとうございます。
感謝です!!!