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第35話 他パーティーとの遭遇
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ダンジョンらしい長い通路が続き、私達は警戒を怠らず、出くわした魔物を倒しながら先へ進む。
しばらくすると広い空間に出る。視界が暗いのでグレッグが松明をつけてかざすと、先に数人の人影が見える。
「あれは? 他パーティーの冒険者か」
どうやらグレッグが話していたパーティーに遭遇したようだ。向こうもこちらに気付いたようだ。
「よし、俺が行く」
グレッグが松明を持って相手を説得に行く。向こう側の人間は攻撃の構えを取り始める。
「俺達は【勇ましき翼】の者だ。そちらのリーダーは誰だ?」
グレッグがそう言いながら近づいて行った時だ。不意に一人の男がグレッグめがけて剣を抜き襲いかかってきた。
「え!?」
松明を持っているグレッグは抜刀できずその場に硬直してしまう。男がジャンプして剣を振りかぶる。
「ああっ!!」
次の瞬間男は地面に落下し、どさりと崩れ落ちる。ピクピクと痙攣している。
「グレッグ、怪我はないか?」
「あ、ああ。焦ったぜ。どうなってるんだ?」
「私が相手に魔法をかけた。攻撃はしてないよ」
飛び上がった男に麻痺をかけたのだ。私は倒れているグレッグに駆け寄って尋ねる。
「何で襲いかかってきたんだ?」
「わからねぇ。本人に直接聞いてみるか」
グレッグが倒れている男に近づく。私は男の麻痺を解除する。
「おい、大丈夫か? 何で襲ってきたんだ?」
男は意識を取り戻し目を開ける。グレッグに気付き後ずさりする。
「ヒイィ! す、すまない!」
「【気連団】の奴だな。危害を加えるつもりはない。なぜ襲ってきたんだ?」
「い、いや……俺達の邪魔をしに来たと思ったから……」
「ギルドで申請したなら俺達の事は知っていただろう? 話し合おうと思ったんだよ」
「悪かった! 報酬に目がくらんだんだ……」
「は? 報酬だと?」
ダンジョンの報酬のことだろうか? パーティーで独占するつもりだったのか。
「この階層の魔物は他の場所と違って割がいいんだ。ボスは厄介だが……」
「別にお前達の取り分まで手出しするつもりはねぇよ。違うところでやらせてもらうさ」
「そうか。物わかりのいい奴らだな」
「いや、お前が先走りすぎだろ。リーダーならちゃんと交渉しろ」
「済まない」
男は立ち上がりグレッグと話し合った後、パーティーに戻る。今後こんなパーティーばかりに遭遇したらと思うと先が思いやられる。レベル帯的にも多そうだ。
「グレッグ、大丈夫なの?」
「ああ、交渉はできた。あいつらのいるところ以外で狩りをする」
「これからあの連中はどこへ?」
「もうしばらくこの辺りで狩るそうだ。俺達は他へ移動しよう」
「わかった」
私達はグレッグの指示通り他の場所へと移動する。ダンジョン自体はかなり広いので狩りには影響無さそうだ。途中出くわす魔物を皆で倒しながらダンジョンの奥へと進んでいった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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「ああっ!!」
次の瞬間男は地面に落下し、どさりと崩れ落ちる。ピクピクと痙攣している。
「グレッグ、怪我はないか?」
「あ、ああ。焦ったぜ。どうなってるんだ?」
「私が相手に魔法をかけた。攻撃はしてないよ」
飛び上がった男に麻痺をかけたのだ。私は倒れているグレッグに駆け寄って尋ねる。
「何で襲いかかってきたんだ?」
「わからねぇ。本人に直接聞いてみるか」
グレッグが倒れている男に近づく。私は男の麻痺を解除する。
「おい、大丈夫か? 何で襲ってきたんだ?」
男は意識を取り戻し目を開ける。グレッグに気付き後ずさりする。
「ヒイィ! す、すまない!」
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「い、いや……俺達の邪魔をしに来たと思ったから……」
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「そうか。物わかりのいい奴らだな」
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「ああ、交渉はできた。あいつらのいるところ以外で狩りをする」
「これからあの連中はどこへ?」
「もうしばらくこの辺りで狩るそうだ。俺達は他へ移動しよう」
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