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第一章 王様と暗殺者
-女神問答-
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「『愛』とは、素晴らしきもの?」
何?
「『愛』」とは、素晴らしきものだったわ」
えっ、誰?
「今だけを閉じ込めて、宝物にしたいわ」
何が?
「幸せでしょう、幸せだもの。永遠の中にある」
何のこと?
「続くのでしょう、終わりが来るまで。終わりが来ることへの不安が、終わりは必ず来るのだから」
ボクとアルマのことを言ってるの?
何でわざわざそんな不安になるようなこと言ってくるの?
誰?
「終わるようにできている」
だから誰?
ボクたちの何を知ってるの?
「そのようにできている、だから素晴らしくて、愚かだった」
永遠が良かったのよ。
「何とでもなるよ、ボクは人一倍不安だから、計画を立てるんだ」
あなたがわたしである限り。
「愛」が必ず終わるように。
「きっと何があっても大丈夫。大丈夫にしてみせる。何だってできる、何だってするんだ」
無計画なだけだ。ボクは違う。
「財産も立場も権力も、なんだって捨ててやれる。命だって」
終わってしまった。
全て終わってしまったのよ。
「百回目? これで終わり? 何も分からなかった、何も理解できなかった」
何を分からせたかったんだろう。
全部混ぜてしまったらスープみたいになってしまった。
それでも、終わっていないのよ。
「すべて等しく、『愛』はすべて等しく、終わらず、鈍くわたしの身を焼き続けている、百回」
あなたがわたしである限り。
わたしの原型がなくなっても。
百回が終わっても。
「『愛』が終わらないのよ」
ね? 何も分からなかったでしょう。
何?
「『愛』」とは、素晴らしきものだったわ」
えっ、誰?
「今だけを閉じ込めて、宝物にしたいわ」
何が?
「幸せでしょう、幸せだもの。永遠の中にある」
何のこと?
「続くのでしょう、終わりが来るまで。終わりが来ることへの不安が、終わりは必ず来るのだから」
ボクとアルマのことを言ってるの?
何でわざわざそんな不安になるようなこと言ってくるの?
誰?
「終わるようにできている」
だから誰?
ボクたちの何を知ってるの?
「そのようにできている、だから素晴らしくて、愚かだった」
永遠が良かったのよ。
「何とでもなるよ、ボクは人一倍不安だから、計画を立てるんだ」
あなたがわたしである限り。
「愛」が必ず終わるように。
「きっと何があっても大丈夫。大丈夫にしてみせる。何だってできる、何だってするんだ」
無計画なだけだ。ボクは違う。
「財産も立場も権力も、なんだって捨ててやれる。命だって」
終わってしまった。
全て終わってしまったのよ。
「百回目? これで終わり? 何も分からなかった、何も理解できなかった」
何を分からせたかったんだろう。
全部混ぜてしまったらスープみたいになってしまった。
それでも、終わっていないのよ。
「すべて等しく、『愛』はすべて等しく、終わらず、鈍くわたしの身を焼き続けている、百回」
あなたがわたしである限り。
わたしの原型がなくなっても。
百回が終わっても。
「『愛』が終わらないのよ」
ね? 何も分からなかったでしょう。
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表紙に惹かれ、読み始めましたが中身も素敵でした。
文体も私好みだったので、読んでて楽しいです。
更新楽しみに待ってます!
ありがとうございます!
遅筆ですので更新はのんびりですが、是非今後も読んでいただけると嬉しいです~!