もふもふ大好き聖女の異世のんびり生活

ファンタスティック小説家

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モップとバケツの聖女

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 転生から1ヶ月が経過した。
 孤児院の皆にとって謎の美少女だったユウリは、いまや高い素養をもった最も聖女に近い、近付きがたい尊い人にかわっていた。
  
 ハジメ村でもユウリは有名だ。

 村民たちは休日によく脱走して、モフモンを探している小さな聖女候補生のことをありがたがっていた。

 神秘的なオーラをまとっているのに、モフモンを見つけては抱きついてまわる、無邪気な一面も持ち合わせている。
 村人一同、そんなユウリのことを大変可愛がっていた。

 ユウリの脱走──本人曰くフィールドワーク──は、おもに週末に決行される。
 
「いいですか、今週こそは村へはいかず、孤児院の廊下、部屋、すべての教室の掃除するように。わかりましたね?」
「はーい、わかっていますよ…アウラしゅんぷ…ふぁ、むにゃむにゃ」
「普段わかってないから、言っているんです。聞いていますか、ユウリさん?」
「聞いてます…もちろん……えぇ、ふぁぁ……」

 ユウリは寝起きが悪い。
 
(今週もアウラ神父のお説教から休日スタートかぁ…)

 寝ぼけ眼をこすり、大きなあくびをするユウリ。

「本当に仕方のない子ですね。最近、いつもあくびをしていますが、ちゃんと、寝ているのですか?」
「もちろん、ちゃんと寝ていますとも…ふぁぁ…」
「説得力がありませんよ、ユウリさん。む、あなた、もしかしてまた……」

 アウラ神父はジト目を向ける。

 実は夜のフィールドワークは、一度だけ彼女にバレていた。
 ミスター・ワンが最近やけに、ふくよかになってきた事で、誰かがご飯をあげていると騒がれたのだ。

 結果、アウラ神父は嘘を見抜く信仰魔法を使った。

 質問されたのはミスター・ワンだ。
 彼は最後まで頑張ったが、あえなくアウラ神父の追求を逃れられず、自分を肥えさせたのが誰かゲロったのだ。ユウリですワン、と。

「とにかく、今日はおとなしく孤児院の掃除をするのです。いいですね、ユウリさん」
「わかっていますとも、アウラ神父」

 お説教が長すぎて、目が覚めて来たユウリの真面目な表情を受けて、満足してアウラ神父は部屋を出て行った。

 交代でルーナが、ユウリの部屋に入ってくる。

「また怒られてしまいましたね、ユウリさま」
「ですね。困ったものです」
「今月これで5回目ですよ」
「まだ5回ですか」
「まだ……?」
「ふふ、思ったより全然少ないってことですよ。これもわたしの敏腕のおかげでしょうか。えっへん」
「その言葉は聞かなかったことにします。はぁ、まだ聖女候補生はじめて1ヶ月だと言うのに……ユウリさまは罰則界で一等賞をとるおつもりなのですか?」
「エースランナーとは気持ちよいものです」

(前に誰も走ってないのはペース配分難しいけどね)

 ユウリが駅伝部だった頃を思い出しているなど、ルーナは思いもしない。

「オニャ?」
「あ、コペルニクス、もう出てきて平気ですよ」

 布団の膨らみから、紺色の毛並み、緑色の瞳をした気品ある猫が出てくる。例のオニャニクスだ。コペルニクスは彼の名前である。語幹が似てるからと、ユウリが名付けた。

 2週間前の夜以来、コペルニクスはユウリの部屋に住みついている。この事を知るのは、ユウリとルーナだけ。

 2人は隠れて彼の世話しているのである。

「メェエ」

 フランケンシュタインが朝の挨拶をしに来た。部屋の扉を前足で器用に開けて、一声あげる。
 彼はこうして孤児院みんなの部屋に朝周りをするのが習慣だ。

 特にユウリにはよく懐いているので、フランがこの部屋に挨拶しにくる時は、決まって足におでこを擦り付ける。これはユウリにモフッてくれー、という意思表示であり、ユウリがモフッてやると、大変に満足して、朝の見回りに戻っていく。

 今日もしっかりと頭をこすって来た。

(かわぇえ……くんくん、ふわぁ…お日様の匂いがするよ~無理だよこれ、こんな可愛くなっちゃって、どうすんの、これ、どうなっちゃうのわたし…)

 ユウリの祝福の魔法は、フランに永久に天日干しされたお日様の匂いと、それを嗅ぐと眠気を引き起こす効果を付与していた。

 モフると一発アウトの毛玉兵器である。

(ぁ、なんか、すっごい眠くなって……)

「ルーナ……すこし、寝まふ…ふぁあ」
「このルーナ、ユウリさまをこれ以上堕落させるわけにはいきません!」
 
 構わず寝ようとするユウリ。
 ルーナはムッとして「失礼します!」と言うと、コペルニクスを持ち上げて、ユウリの薄い胸のうえに置いた。

 するとユウリの目がカッと開いた。

「もふもふっ、もふもふもふっ!」

 ユウリの場合、睡眠<モフ味だ。
 この裏技を使うと寝ていてもモフ味に反応して一発で目を覚ます。その分、発作を誘発してしまうのでルーナはなるべく使いたくはなかったが。

「ふぅ、いいモフ味です。コペルニクス、また腕をあげましたね」
「オニャ!」

 2人はハイタッチして上機嫌になった。

「メェエ」
「ん」

 フランが羨ましそうに、ユウリとコペルニクスを見上げる。
 
「オニャ!」
「メェエ?」

 と、その時、コペルニクスがフランとユウリの間に、身体を差し込んで立ちはだかった。
 ユウリを自分以外のモフモフから守るべく、小さな体を一生懸命ひろげて通せんぼしてる。

 彼は毎朝ユウリが、フランに構うのが気に食わないのだ。コペルニクスにとって、ユウリは自分だけのものなのだから。

 だが、先住モフモンだったフランも黙ってはいない。女神に「たくさん、モフらせてあげるのですよ」と使命をたくされて、わざわざ地上に転生出張して来たのだ。

「メェエ!」
「オニャ!」
「メェエ、メェエ~!」
「オニャニャ、オニャっ!」

 コペルニクスとフランは、取っ組みあう。
 お互いにモフモンなので、床をバウンドして、ふわっと、もふっと喧嘩してるだけで癒される図だ。いいぞ、もっとやりあえ。

「カワェェ……ぁ、んっん! こーら、仲良くしないとダメですよ、フラン、コペルニクス」
「2人とも離れてください。ユウリさまが悲しみますよ!」

「メェエエ!」
「オニャっ、オニャア!」

 両者はユウリとルーナが引き剥がした。

 結局、コペルニクスもフランも、ユウリの食前酒ならぬ、食前もふによって無事に堪能される。

「メェエっ♪」
「オニャ~♡」

 2匹とも実に満足そう。
 すべては無事、平和に解決された。

 その後、ユウリ達は本日のスケジュールをこなすべく部屋を出た。
 
「それじゃ、ユウリさま、孤児院の掃除がんばってください!」
「ルーナも頑張ってくださいね。格闘技の授業とか怪我しないように」
「大丈夫です。最近は教官に壁に叩きつけられても痛くなくなったので! ユウリさまのおかげで怪我ひとつしてません!」

(別にわたしのおかげではないような……)

 ユウリのおかげであった。
 無意識のうちに掛けた祝福が、ルーナの耐久値を大きく底上げしているのだ。
 今の彼女なら戦車に轢かれても、ケロッとしてすぐに立ち上がるだろう。

 ユウリとルーナは、それぞれのスケジュールをこなすため、手を振って別れた。

(さてと、面倒くさいけど、さっさと掃除終わらなさないとね)

 ユウリは掃除用具を手にもち、まずは大廊下の掃除から手をつける事にした。

 彼女に課せられた罰則は週末を使っての大掃除だ。
 今週末は祝日と合わせて2連休なので、1日で掃除を終わらせられれば、1日はフィールドワークに使える。
 ユウリはそう考えていた。

 もっとも、アウラ神父はユウリに脱走する暇を与えないために、わざわざ大量の罰則を与えているわけだが……。

(はやく終わらせてモフモン探しにいこっと♪)

 本人は反省する気ゼロだった。


 ──しばらく後

 
 ユウリのお掃除前線は食堂に到達した。

 時間はすでに12時を回っている。
 食堂にはチラホラとお昼ごはんを食べる聖女候補生たちの姿があった。
 
 聖女候補生たちは「ユウリさま、頑張ってください!」「お勤めご苦労様です」「今日もお美しいです!」とすこしは慣れた様子でエールを贈る。

 みんなユウリが罰則を受けている事に驚きはない。
 献身・奉仕のための活動と勘違いしており、ユウリの尊さと評価を勝手にあげながら慣れていってるのだ。

(はあ、これじゃ1日で終わらなそう…)

 ユウリは一息入れて、額の汗をぬぐう。
 流石に孤児院すべての掃除はキツい。
 
(女神さま、わたし今日も明日もモフモンに会えないかもしれません……どうか、わたしにモフモンに会う為のチカラを……っ)

 ユウリは悲しみに瞳を潤ませる。
 モフモンが好き。
 純粋すぎる気持ちだった。

 ゆえにそれは、聖なるチカラと結びつく。

 ユウリの頭のうえに魔法陣が展開された。
 複雑怪奇な文様と、羊の象形文字が加えられた信仰魔法の発動だ。
 それは、急速に大きくなり、あたりを一斉に浄化しはじめた。

 候補生や食堂のおばちゃんは目を見張る。
 モップを優しく抱き、瞑目するユウリ。
 頭のなかはモフモン、見た目は女神の似姿。
 ポロリと涙をこぼし、魔法陣を頭のうえに出現させる彼女は、外見だけなら、あまりにも神々しい。さながら天使のようだった。

 目撃した皆、食べる手、作る手をとめて、胸のまえで聖なる羊印をきる。

「ひぃ、ユウリさま、今日も神ってる…!」

 ユウリ限界オタク筆頭ホシは、あまりにも尊く、綺麗な姿に直視すること叶わない。

(でも、泣いてても仕方ないよね)

 涙をぬぐい、少しでも早くモフモンに会うために、彼女はモップを動かしはじめる。

(あれ? なんか食堂がピカピカになってる?)

 気がつくと、輝くほどに清浄な食堂。
 まさしく、来た時よりも美しくなっているではないか。これ掃除必要だろうか。

 ユウリは時折、このような不思議な事があることを自覚していた。
 ルーナや周りの候補生が言うには、信仰魔法を使っているらしいとも。

(やった、ラッキーだね、きっとわたしの願いが女神さまに届いたんだ!)

 ユウリはにへら~っと愛らしい笑みをうかべ、モップとバケツを手にスキップして食堂を出ていった。

「あぁ、なんてお美しい……」
「少しずつ話せるようになって来たのに、また遠い存在になってしまいましたわ…」
「モップとバケツの聖女…尊すぎます…わたしも、今日から奉仕活動はじめよう…」

 食堂の皆は、息を吐くのを思い出して、いっせいに熱い吐息をもらした。ユウリの知らないところで、またしても評価がひとりでに滝登りしてるのだった。

 食堂の次のお掃除前線でも、ユウリは浄化を使うことで一瞬で汚れとホコリを成敗していった。
 普通はこんな連射するものではなく、出来るものでもない。

 彼女の浄化は、効力も並外れていた。
 不浄を正す力により、木造建築の孤児院はボロボロになっていた箇所が少しずつ蘇りはじめているのだ。

 同じ系統に属する、治癒の奇跡も同時に発動していたことが原因である。
 
 孤児院のあちらこちらで、ピカッと聖なる光が輝いて、すべてが終わる頃には、孤児院は築40年レベルまで若返っていた。
 本当は築80年のオンボロなのに。

「ふぅ~思ったより早く終わったかな」

 ユウリは額の汗をぬぐい、一仕事終えた。
 心なしか建物がお礼を言っている気がした。

(さてと、それじゃフィールドワークへゴーだね)

 時刻は昼過ぎ。
 まだまだ、フィールドワークの時間はある。

 正面玄関はアウラ神父の部屋から出入りが見えるので、ユウリはいつもどおり自室の窓から旅立つ。

 部屋に戻る途中、自室の扉が勝手に開いた。勝手に、だ。

 純粋無垢な奇跡乱発によって、孤児院という建物に『魂』がやどった瞬間だった。

 ユウリは不思議に思うが、まあ、建てつけが悪いだけと考えてスルー。

「オニャ~!」
「ただいまです、コペルニクス」

 部屋に戻ると、コペルニクスがお出迎え。
 ユウリは部屋がピカピカな事に気がつく。どうやら、コペルニクスがホウキとちりとりを使って、ユウリの部屋を綺麗にしてくれていたらしい。

「わたしが大掃除してるから、お手伝いしてくれたんですか?」
「オニャっ!」
「ふふ、ありがとうございます、コペルニクス。はい、モフりますね~」

 ユウリに褒められモフられ、コペルニクスは気持ちよさそうに喉を鳴らす。

(さて、じゃ、行こっか)

 コペルニクスを連れて、窓に近寄る。
 窓を開けようとすると、これまた勝手に開いた。
 
「オニャニクス? ありがとね」
「オニャ? お、オニャ~」

 裏庭に出る。

「ガブガブン!」

 1匹のガブーンがとんで来た。
 けれど、ユウリはモフらない。茶色い毛並みの彼に向けるのはジト目だけだ。

「裏切り者がなんのようですか。ふんだ」
「オニャ」

「くーん、くーん、ガブーん…っ!」

 ミスター・ワンは寂しそうに尻尾をふり、困った顔をする。賄賂を受け取っていたのに、アウラ神父にゲロった事を申し訳なく感じているようだ。

(まったく、仕方のない子だよね)

「もう……ほらほら、こっちへおいで、よしよし、良い子良い子です、もふもふ」
「ガブガブン!」
「アウラ神父に言い寄られたら、怖いもんね。仕方のない仕方ない、もふもふ」

 頭を優しく撫でてあげた。
 許してもらえて、ミスター・ワンは尻尾をぶんぶん振り回す。とても嬉しそうだ。

「では、行きましょうか!」
「オニャ」
「ガブガブン!」

 ユウリは2匹のモフモンを引き連れて、今日も元気に脱走。村へと繰り出していった。
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