もふもふ大好き聖女の異世のんびり生活

ファンタスティック小説家

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ワールドエンド牧場

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 転生から2ヶ月が経過したある日。
 今日もユウリは脱走して、モフモン探しに村へやって来た。

 コペルニクスとフランケンシュタインを連れての外出だ。ミスター・ワンはお留守番。

 孤児院のあるハジメ村は、小さな村だ。
 イースト地方の辺境にあり、有名なものといえば美味しい野菜が取れることと、モフモン研究の第一人者ユウカリ博士の研究所があることくらいだ。

 のどかな牧草地帯には、牛モフモンのモゥモウがたくさん放牧されていた。
 広大な畑では、人々が雨の時期に入るまえに、種まきをしていた。平和な光景だ。

「おーい、モゥモウ!」

 ワールドエンド牧場にやって来たユウリ。
 顔見知りの牧場主オオイネに話して、モゥモウに触らせてもらいに来ていた。

「よーしよし、可愛いですね、みんな寄って来ちゃっています!」
「「「モウ~、モゥ~」」」

 ユウリの周りにモゥモウが群がって来る。
 1匹ずつ丁寧に撫でて、毛並みを吸い、モフっていく。どんなに多くても、決して雑にモフらない。モフ味へのリスペクトゆえ。

 彼女は並のモッフリストではないのだ。

「ユウリさまにいつも来ていただいてるので、みんな覚えているみたいです。モゥモウは純粋で綺麗な心を持った人間を好くと言われていますから」
「それは嬉しいことですね、よしよし」
「「「「「モゥ~モウ~」」」」」
「あはは、くすぐったい…っ!」
「あ、ああ! なんてことを……ッ、こら、お前たち、聖女候補生のかたを舐めちゃだめだっ! こら、やめなさいっ!」
 
 モゥモウたちには好意を抱いた相手に、このようにぺろぺろして求愛行動を取ることが知られている。

 フィールドワークでちょくちょく訪れて、たくさん遊んでくれるユウリに、モゥモウたちは首ったけなのだった。

「オニャ! オニャ!」
「メェエエ!」

 コペルニクスとフランケンシュタインは、必死の形相でモゥモウたちを追い払おうとする。字面だけ見れば最強コンビ感があるが、モゥモウの数はとっても多い。

 果敢に挑むものの、2匹のユウリ護衛隊は、あっけなく群れに弾かれてしまった。

「ぉ、オニャ、ぁ……っ!」
「メ、メェエ…」

 無念コペルニクス。
 憐れフランケンシュタイン。

 しばらくしてユウリは群れから抜け出した。モゥモウ達と遊び疲れ、手を振ってわかれる。

「ユウリさま、本日は売店に寄っていかれてはどうですか? 冷えた新鮮モゥモウミルクがございます」
「あー……でも、候補生ってお金持てなくて……」

(取れたてミルク! 飲みたいっ、けど、お金ない…)

 シュレック教の方針から、候補生は自分のお金を持つことができない。なお、ほかの聖職者とは違い、聖女でも持つことは出来ないので、この先、聖女になっても、ユウリは買物することは出来ない。

「とんでもない! 牧場に来ていただいてるだけで、感謝の極みというもの。ぜひ、飲んでいってください。モゥモウミルクで作った、濃厚アイスクリームもありますので」
「わぁ…濃厚アイスクリーム……じゅる。はい! それじゃ頂くことにします!」

 甘味に飢える孤児院の生活だ。
 牧場主オオムギの話はあまりにも魅力的すぎた。
 
 牧場の売店にいき、スタッフ専用ルームで美味しいミルクとアイスクリームをご馳走になった。満足してカウンターに戻ってくる。

 すると、ベンチで落ち込んでいるコペルニクスとフランを見つけた。
 2人とも器用に前足でコーンの部分をはさんで、べろぺろアイスを舐めている。
 コペルニクスはともかく、フランのそれはもはや芸術的なバランス感覚だった。

(ふてくされてるのかな?)

 カウンター横の椅子に座るふたりは、ツンとした顔をしている。フランに関しては、謎の野球キャップらしきものを被っている。
 いつたいどこで拾って来たんだろうか。

「どうしたんですか、ふたりとも?」
「オニャ、オニャ」
「メェ、メェエ、メェメェ」
「ふむふむ。さっきモゥモウにやられたのがショックだったのですか。なるほど」

 拗ねてしまった機嫌を直すため、ユウリはある事を思いつく。
 話によるとこの異世界にも、モフモンバトルという文化があるらしい。

「おじさん、このあたりでモフモンバトル出来る場所ってあります?」

 ユウリは『ポケットノモンスター』のアニメを長いこと見て来た。主人公アッシュによれば、大体バトルすれば、どんなもやもやは解決する。らしい。
 
「ユウリさま、まさかモフモンバトルをするおつもりで?」
「ええ! わたしはモフモンマスターを目指しているので、バトルでも一番強くなりたいんです!」

 これまでフィールドワークを行なって来たユウリだが、モフモンバトルはしたことが無い。
 ハジメ村には闘争心ある若者が少なく、散歩してるくらいでは、なかなかモフモントレーナーにお目にかかれないのだ。

 牧場主はひじを抱えて悩む。
 
「せがれなら良い相手になるかもしれません」
「息子さんですか! ぜひ、お願いします、オオムギさん!」
「はい、こちらこそ息子をお願いいたします。少し待っていてください、今せがれを呼んできますね」

 牧場主オオムギはそう言って、売店を開けて出ていった。

(ふふ、本当にバトルをする日が来るなんて……! 夢みたいだね!)

「楽しみですね、コペルニクス、フラン」
「オニャ!」
「メェエ!」

 やる気はバッチリだ。

「ごめんくださーい」
「あ、お客さん来ちゃった……」

 牧場主オオムギはいない。

(よしっ)

 ユウリはモフモンバトルをやらせてもらうお礼に、店番をすることにした。

(営業で鍛えたスキルを活かすとき!)

「いらっしゃいませ!」
「あれまぁ、こりゃ、ずいぶん可愛い子ね~天使みたいにキラキラしてるじゃないか」
「えへへ、ありがとうございます」

 ユウリが微笑みをつくる。
 すると、彼女まわりの精霊が活性化してホタルとなって近くを飛びはじめた。
 たって1匹だけの青白いホタル。
 けれど、それはしっかりとお客さんのおばあさんの目に止まった。

「あぁ……なんと…こんな綺麗なホタル…久しぶりにみたねえ…」

 おばあさんは、信心深いらしく「良い物見せてもらったよ、ありがたやありがたや」と胸のまえで羊印をきった。

 ユウリが脱走中の候補生であることにも気がついていたが、特に何を言及することなくモゥモウミルクを買って帰っていった。

 ──チャリンチャリン

「ん、またお客さん? いらっしゃいませー!」

 お客のラッシュはしばらく続いた。

 牧場主がいなくなってから、急に来はじめた客に違和感を覚えたが、ユウリは気にせず、手際良く客をさばいていく。
 
 やがて、牧場主オオムギが息子を連れて帰ってきた。

「ユウリさま?! これはいったい……!」

 お客の行列が出来ている売店に、牧場主は目を見張った。普段はこんな事ありえない。さびれた村の、さびれた牧場の売店なのだ。

 ユウリは最後の客をさばき終える。

(あれ? 牧場主さんが帰ってきたら、途端に人が消えたような…)

 この状況にユウリは思い当たる物を感じた。

(もしかして、悪霊かな?)
 
「すこし調べてみますね」

 使用する奇跡は、聖域展開。
 聖女の体内だけに内在する、神聖なる心象風景を現実世界に広げる信仰魔法だ。

 悪しきものをあぶり出すための手段として、ユウリはたまたま読書室で、この魔法について知っていた。

 本来は聖女クラスの魔力がないと、発動すらできない信仰魔法だ。常識的にキャリア2ヶ月の候補生には荷が重すぎる奇跡だ。

 ただ、類稀な才能と、女神の加護による魔力の量は、ユウリにこの魔法の行使を可能にさせた。

 ホタルがあたりに飛び交いはじめる。
 青白い光が部屋をひたす。

(ちょっとだけ、頭が痛い、かも…?)

 ユウリはわずかに調子が悪くなったが、魔法は正常に発動した。

 黒髪のうえに魔法陣が展開される。
 天使の輪のような、神聖な光だ。
 空間に清浄なるオーラが満ち満ちていくのを、この場の人間は肌で感じとっていた。
 
 牧場主はあまりの出来事に言葉をうしない、彼の後ろについて来てた息子ムギは、目を見開て、ホタルの光を目に焼きつける。
 
 聖なる光は、牧場主に取り憑いた邪悪な影を照らし出した。

 ホタルが取り囲み、悪霊を包囲する。
 
「去りなさい」

(まずは、警告をして、それから実力行使──浄化だったかな)

 手順通りに、まずは睨みつける。
 神聖なる聖女's アイ、だ。

 少年ムギはユウリのキリッとした凛々しい顔に、ハッと息を飲む。だが、それは牧場主に取り憑いた邪悪も同じだった。
 邪悪なる存在は、ユウリの強大な魔力に恐れをなして、逃げようとする。

 しかし、ホタルは許さない。

 悪霊はもうとっくに詰んでいたことをさとり、自ら消滅を選んで、霧散してしまった。

「肩がかるくなった…?」

 牧場主は肩をくるくる回した。

「悪霊が取り憑いてたので、祓わせてもらいました」
「っ、な、では、やはり、今のが信仰魔法……っ! ああ、なんと、お礼を申し上げたらよいか…!」
 
 牧場主は瞳をうるませ、涙を流しながら、胸のまえで羊印を何度もきった。

 信仰魔法はシュレック教会の秘儀だ。
 通常魔法と違って、熟達の聖職者にしか扱うことはできない。
 なかでも、聖女による信仰魔法は、シュレック教会の収入源として、その行使・継承は厳格に規制されている。
 並の人間では、お目にかかれるだけでも、幸運なことだった。

「数ヶ月まえから、売店の収入がめっきりなくなって……モゥモウ達は元気がないし、取引先からも契約を切られてしまって、牧場を畳むべきかも考えていたんです……っ」

 牧場主オオイネはこれまでずっと耐えて来たのだ。牧場を手放す恐怖は確実に彼を追いつめた。妻はすでにおらず、先代から継いできた牧場をひとりで守りきれない自分の無力を呪い、やけを起こしそうになってもいた。

(辛かったんだね…)

「でも、オオイネさんは頑張りました。これはその結果ですよ。心に余裕がないのに、わたしにたくさん優しくしてくれたから、今があるんです。きっと女神さまは見ていらしたのでしょう、あなたの善行を」
「ぁぁ、よかった、諦めなくて…よかった……っ!」

 牧場主オオイネは鼻をすすり、ひざまずいては、何度もユウリへ感謝を述べた。

「ありがとうございます、ありがとうございます……っ、今日という日を私は忘れませぬ!」
「いえいえ、これはモフモンバトルさせてくれるお礼ですよ。気にしないでください」

(うんうん、よかったよかった。この牧場のモゥモウたち可愛いからね)

 ユウリは笑顔を絶やさず祈る。

(女神さま、諦めなければ必ず救いはあるんですね。ワールドエンド牧場とモゥモウたちがこれまでの苦労の分も、幸せになれるようご祝福ください…)

 ユウリのささやかな願い。
 その声に、まだ近くを飛んでいた、活性化済みホタルたちが反応して動きだした。

「よしっ、これで一件落着です。それじゃメインディッシュといきましょう!」

 ユウリはハンガリー精神旺盛な顔で、牧場主の息子ムギに向き直った。

 ムギは10歳の少年だ。茶色い髪と、牧場の手伝いで日に焼けた肌をしている。

 彼はただいま目にした、奇跡のカタチに感動して、心ここにあらず、と言った具合に放心していた。

「っ、ほら、ムギ! シャキッとしなさい、ユウリさまの手前だぞ!」

 牧場主はムギの背中をポンポンっと叩く。
 ムギは頭をぷるぷる振り、ユウリを見た。
 
「あぅ」

 だが、普通にしてるだけでまぶしい。
 さらさらの黒髪、海のように青い瞳。
 柔らかそうなほっぺ、白く健康的な肌。

 こ、これが同じ人間?
 冗談はやめてよ。わかった。女神か。
 この可愛い女の子こそ女神なのか!

 ムギの頭は大混乱していた。

「どうも、わたしはユウリです。孤児院で暮らしてます。同い年らしいですね。よろしくお願いします、ムギ」
「あぅ、はぅ……よ、よろしく、だぜ!」

 同い年。勘弁してよ…。
 ムギは10歳にして既に格が違うと思った。自分とユウリとの『距離』に嫌気がさす。
 猛烈な劣等感を感じていた。
 だからだろう。負けじと、ちょっとカッコつけたのは。

「オレさまとモフモンバトルだってー? へへ、聖女候補生さまにバトルなんて出来るのかなー?」
「こら、ムギィイ?! なんだその言葉遣いは!」
「いたッ、…べ、別にどんな言葉使おうとオレの勝手だい!」

 頭をおさえて、涙目のムギ。
 
(ふっふ。イキリショタ。可愛いね)

 10歳ショタを28歳OLは笑う。
 ムギは侮辱されと思い、顔を赤くした。
「くっ、いいぜ、戦おうぜ、そんなに舐めてるなら、痛い目みせてやるぜ、ユウリ!」
「こら、ムギィィィィイ!」
「…………戦おうです、ユウリさん…」

 父親のガチな怒鳴り声、
 ムギはかしこまって言う。
 
「まったく、息子と来たら……あの、ユウリさま、先ほどの信仰魔法に、わたくしめは、いったいどうお礼を差し上げればよいのでしょうか…?」

 ユウリは牧場主からのお礼はいらないと、何度も断ったが、それではあまりにも罰当たりだと言って、牧場主は譲らなかった。

(本当にいいんだけどなぁ……)

 ユウリはすこし考えて、売店で目についたものを指差す。
 それは、フランが被っているキャップだ。
 
「あれ、もらっても良いですか?」

(モフモンマスターを目指す者、帽子のひとつでも被らないと締まらないからね)

「良いですとも! 良いですとも! ああ、そうだ、うちの新鮮なモゥモウミルクも全部持っていってくださいませ! 孤児院の皆さまで分けてくれると、ありがた──」
「あああああー!?」

 ムギは、父親をさえぎり叫ぶ。

「そ、それ、オレのキャップだ!」
「メェエ?」

 フランは首をかしげる。

(ふーん)

 帽子を勝手に取られて泣きそうになってるムギに、ユウリはいじわるしたくなった。

「わたしに勝ったら返してあげますよ?」

 ユウリは髪を縛りポニーテールにし、その上からキャップを被った。
 キャップの後ろの穴からぴょこんとポニーテールが飛び出して、聖女候補生からスポーティなモフモントレーナーに早替わりだ。

 バトルを楽しみにする青い瞳は好戦的にキラキラし、凛々しい顔つきだった。

 ユウリ・ザ・バトルモードだ。
 
 可愛かったり、カッコよかったり。
 トキメキで疲れ切ってるムギだったが、ここはハジメ村男児の胆力を見せつける。

「ぐぬぬっ、望むところだぜ!」
「フラン、コペルニクス、行きますよ!」

 モフモントレーナーとしての記念すべき一戦が始まる。
 
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