超転生者:最強魔術師目指して勉強はじめたけど……どこかで予定が狂った件について

ファンタスティック小説家

文字の大きさ
5 / 78
第一章 再誕者の産声

第4話 誕生日

しおりを挟む
 

 本日もひたすら読書。
 ここがラノベに出てくるファンタジーな異世界と判明した手前、おちおちバブ味を晒しているわけにはいかないのである。知識は武器なのだ、財産なのだ。
 集めておいて損などありはしないだろう。

 ただ今読んでいるこの古びた革表紙の本は「吸血鬼伝説」と黄金の刺繍で表紙に書かれている。おおよそ地方や地域に伝わる民謡、あるいは伝承本だろうか。
 まぁそんな感じの本だ。
 この本によると、どうにもこの世界には、本物の吸血鬼きゅうけつきがでるらしい。

 本当かどうか疑わしいところだか、異世界だからいそうっちゃいそうだ。

 この本によると吸血鬼とは、人の血を吸い何百年と生きながらえ、強大な力を持ち人々に災厄をもたらすと言われるいにしえの種族……らしい。

 遥か昔、彼らは大陸の一部を支配して、吸血鬼の一時代を築き上げたこともあるそう。

 しかし、人狼じんろうと呼ばれる、これまた強大な力を持つオオカミ人間達とぶつかり打倒されてしまったんだとか。
 吸血鬼たちを倒してくれた人狼は今の時代では、ほとんどおとぎ話の存在として歴史から姿を消してしまったようだが、噂によると世界の裏側で今も人間世界を操っているんだとか。

 吸血鬼の方は今もたまーに人を襲うらしく、一種の亜人、魔物とは別の「怪物」という未開生物や上位生物の一種に数えられるようだ。

「なるほど、そういった『怪物』を殺す専門家として噂には狩人というのも存在してるのか……興味深い」

 古い背表紙の本をから目を離し、天井を仰ぎ見て意味深にほくそ笑んでみる。
 特に意味がある行動ではない。
 カッコいいと思ったからやった。

 ペラペラと分厚いページをめくって伝承本を読み進めていく。

「うーん、スカラー・エールデンフォート……誰やねん。あらら、もう、あー、チッ、名前だけ書かれてもわかんねぇよ」

 内容の薄っぺらい文字の羅列についつい舌打ちしてしまう。

 この伝承本前半と後半で言ってることがまるっきり同じだ。前半部分だけで全ての情報は取得できてしまうという、とんだ厚み詐欺しているのが読み進めると判明した。

 本を読破した結果、狩人と呼ばれる吸血鬼ハンターたちの組織が存在してるような事はわかった。
 だが、肝心の狩人に関する記述はほとんどない。

 なんかそれ関係っぽい人物名は出てきたけど、本当に名前だけだ。何をした人物なのかすら出てこない。

 大きくため息を吐いてシヴァにもたれかかる。
 またしても何気なく天井を見上げる。

「秘密結社……」

 実に良い響きだ。

「秘密結社エージェント・アーカム、なんつって……ふふ」

 そんなの想像するだけでかっこいいじゃないか。

 ー

 人は一生のうちに寒すぎて目が覚めてしまうという不思議な体験をする。

「ぅぅ、寒い……」

 布団を手繰り寄せで大気に触れないよう身を守る。

 こちらの世界にもちゃんと冬というものが存在しているらしく、この頃はすっかり寒くなってしまった。
 ローレシア魔法王国は大陸の南側に位置し、日本と同じくはっきりとした四季をもつ国……それ故に、俺は異世界でも冬の恐怖に脅かされる事になる。

「うぅ本当に寒いな……ッ!」

 また冬には不思議な現象が起こることがある。

 朝に目を覚まし起き上がろうと布団をめくったと思った瞬間、気付いた時には布団の中へと戻っていたーーという謎の怪奇現象。

 な、何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたか……いや、何をしたかわからねぇ。

 これは業界ではポルポル現象と呼ばれる、怪奇現象のひとつだ。

 あぁずっと寝てたい。
 このまま寝ていようか?

 幼児である俺には今日は特にやるべきことはない。
 そうだ、今日は一日寝て過ごそう。
 俺は惰眠を貪る心の準備を進めた。

「アーカム起きろー。朝だぞー」

 ふと部屋の外、階段の方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 この声は、アディだ。
 出張に行っていたはずでは?
 いつ帰ってきたのだろうか。
 少なくとも昨日の夜にはまだ帰ってなかったはずだ。

「おはようございます、父さん」
「ん、なんだ、起きてたいたのか。おはようアーク」

 部屋の扉を開けて入ってきたのは見慣れた顔と声で浅く微笑む我が父アディだ。

「今起きたところです。父さん帰ってきてたんですね」
「あぁ今朝方ついたところだ。少し予定が長引いてな、寂しかったろう?」
「んーまぁ……そうですね、はい、寂しかったです」
「いま、結構考えたよね?」

 決してそんなことはない。

「いえ、無事に帰ってきてくれて僕は嬉しいです!」
「おお! そうか、そうか! パパも嬉しいぞー!」

 ちょっと満面の笑みで喜んで見せればいいすぐこれだ。
 ふふん、ちょろいちょろい。

 アディは優しく、愛情深い好感の持てる人物である。
 俺にべっとりなのでたまに意地悪をしたくなるが、悪意があってのことではない。
 こういうのは、ちょっといじってやらないとだめなのだ。

「めんどくさそうなすごい顔してない!? ねぇッ!?」

 決してそんなことはない。

「気のせいですよ、父さんをいじってあげたり、構ってあげるのを面倒くさいだなんて思うわけないじゃないですか」
「なんか微妙に引っかかる言い方だけど……可愛いから良しとしよう」

 アディは大抵何言っても許してくれるので気が楽だ。
 これがエヴァだとすぐに「うりゅうりゅ!」とほっぺを擦り付けてくるのだから困ってしまう。

「ところでアーク、今日が何の日かわかるか?」

 アディはニヤつきながら楽しそうな表情で聞いてきた。

「何か、特別な日なのですか?」
「へへ、まったく本ばかり読んでるのに、不勉強だぞぉ?」

 クッ、なんてイラつく顔に声だ。
 先ほどの意趣返しというわけかね、パッパよ?

「……何の日なんですか」

 俺は降参して肩をすくめながら再度聞き返した。

「ふはは、今日はな! アーカム、お前の1歳の誕生日なのだ!」
「いや、それわかるかいッ!」

 どうやら俺の誕生日だったようだ。

 ー

 アディに抱っこされ、仲良く階段を下りる。

 居間に降りてくると、エヴァが微笑んで俺たちを迎えてくれた。エヴァの傍らには巨大柴犬のシヴァも待機していた。

 食堂には、すでに朝食が用意されている。
 普段より気合が入ってるのが一目でわかる豪華な献立だ。
 朝早くから寒いからと、温かいシチューを用意してくれたエヴァの愛情に感謝しなければ。

「うーん、ボーノ」

 ちなみに1歳児が普通に朝ごはん食べれるの? と疑問に思うかもしれない。
 安心してほしい、俺も疑問に思っている。

「ズスゥ」

 3ヶ月ほど前ーーつまり生後9ヶ月の段階で俺は卒乳し、それからだんだんと普通の食事にシフトしていっているが、今のところ特に問題は無い。

 早めに卒乳した分は代わりにアディが授乳してもらってるだろうからエヴァ的ににも問題はないはずだ。

 そんなことを思いつつ、絶品のシチューを味わい噛みしめる。

「ズスゥ。うーん、ヤミー」

 適当にシチューの美味しさをリポートしながら、足先にあたるふわふわの毛並みを足でいじって楽しむ。
 ちょうど俺の足元にいるシヴァも、ボウルのようなものでシチューを味わっているのだ。

「わぅう」

 旨そうに食うなぁ。
 お前は味がわかるタイプの柴犬だったか。

 リポート上手な柴犬を眺めていると、ふと父親アディが咳払いをした。実にわざとらしい演技かかったものだ。

「アーク、誕生日おめでとう! パパとママから誕生日プレゼントだ!」
「お誕生日おめでとうアーク!」

 アディとエヴァが急に騒ぎ出す。

「プレゼントですか」
「そうだぞ~!」
「ふふ!」
「わふわふ」

 なるほど確かに誕生日にはプレゼントがないとな。
 俺が納得していると、アディは机の脇に置いてあった箱をこちらに手渡してきた。

 取り出された小さな長方形の箱を訝しんでいると、アディは、再び演技かかった咳払いひとつして名演説を始めた。

「パパたちからお前に送るのはパパたちの期待だ。パパはな確信してるんだ。お前は本気で望めば何にだってなれる、そんな天才なんだってな。
 お前は生まれてからたった1年で喋ったり、歩いたり、本を読んだりあまつさえ卒乳までした。
 パパも長く生きてきたけど、こんなことは見たことも、聞いたことも無かった。……まぁ、パパはそのおかげで毎晩ママのミルクを吸わせてもらって楽しませてもらってるから良ッ!っ、ボルァァチェンコフッ!?」
「もうバカ。くだらないこといってないで、しゃんと決めなさいよ!」

 妻の右ストレートが夫の顔面を打ち抜く。

 良いこと言おうとした雰囲気だったのにこれじゃ台無しだ。

「いてて……ま、まぁ、そんな感じだ。てことでほら、開けていいぞ、アーク」
「ぇ」

 おい、待て、どんな感じだよ。結局何が言いたかったのか全然わからなかったじゃねぇか!

「ほら、開けて良いぞ」
「開けていいわよ、アーク!
「んぅ、えぇ、それじゃ、はい、遠慮なく」

 いろいろツッコミたい気持ちはあったが、プレゼントを早く開けたかった気持ちが勝ったので今回はスルーすることにした。

「ほう、これは」

 手元の箱に視線を落とせば、それがなかなか高級そうな重厚感のある箱である事に気がついた。

 パッケージは中々いかめしい感じで、間違いなく高いものが中に入っていると確信させてくれる。

 これはちょっと期待できるかもしれない。

 俺は大きな期待を胸に、若干の抵抗を感じながら箱のフタを持ち上げた。

「お、お?」

 中に入っているものを見て、どこかで見た既視感と懐かしさを覚える。

 これ、どこかでーー。

「ぁ、これってもしかして杖ですか?」
「そうだアーク、お前の杖だ」
「前から魔法を習いたいって言ってたもんね!」

 箱の中には大きめの、私が一本箸です、という風情の焦げ茶色でつやのあるつえが入っていた。

「あーそういう……あれ、てか、え! でも良いんですか!? まだ俺には早いって言ってませんでした?」

 遅れてやってきた認識にキョどり動揺を隠せない。

「あぁあの時はな。でも、もう1歳になったんだ。普通のガキだったらそれこそ魔術なんて扱えるわけもないが、お前は俺の息子だからな。信じてやるさ」
「伸びる才能を抑え込むなんて愚かなことよ。アーク。あなたは伸び伸びと好きなようにやればいいわ」
「うわぁ! ありがとうございます!」
「良いのよ、そのかわりアークのことはもう少し大人として扱うからね!」
「アーク、お前は常識の範疇には収まらないタイプの人間だ。お前は、俺たちの可愛い息子なのは変わらないが、幼い息子としては扱わないからな」

 可愛い息子ではあるけど、幼い息子ではない、か。
 でも俺まだ1歳なんだけど……。
 核心をついた言葉ではあるけどさ。

「そいつは王都に行ったついでに買ってきた奴だ。杖尺は20センチ、短杖たんじょう。大人用と比べたら結構短いな。
 芯はガーゴイルの羽で、筒はトレントの幹だ。初心者用の安い杖から、上級者向けの高級品まで扱ってる、みんなの『オズワール・オザワ・オズレ工房』の信頼のある杖だぞ」

 おぉ~いいな、かっこいいじゃん。
 全然内容は入ってこないけど、なんかかっこいい。

「おっほほ~」

 キモい笑い声を出しながら箱から杖を出し持ってみると、表面に凸凹がある事に気がついた。

「むむ、ここになんか……彫ってあるみたいですけど?」

 杖の太くなっている方……というかもち手だが、そこに模様が彫られているようだった。

彫刻エングレーブを彫ってもらったんだ、オズワールは俺のちょっとした知り合いでな。頼んだらチャチャっとやってくれたのさ」
「彫刻ですか、なるほど。これはなんのエングレーブなんですか?」
「オズワールのサインと人狼マーク、らしい。なかなかかっこいいだろ?」
「おぉこれはこれは!」

 確かにかっこいい。
 何のタクティカルアドバンテージが無くてもカッコいいよコレ。
 これなら山猫の気持ちがわかろうかと言うもの。

「いや、これはなんというか、もう、感動しました、ありがとうございます」
「ふふ、もう、そんなかしこまらなくていいのよ。明日からは私たちが魔法を教えてあげるわね」
「はは、カッコいいな~このーー」

 エングレーブの彫られた杖に感激しながら相槌をうち会話をしつつ、なんとなしに手首にスナップを効かせて杖を振ってみる。

 ーーハグルッ

 変な音が聞こえた。

「わふっ!」

 杖先から何かが飛び出したのだ。
 と、同時に食堂の窓が吹き飛んだ。

「え……?」

 いきなり傍の窓が吹き飛んで困惑しか湧かない。

 どういうお笑い?
 違うか。

「……あー、そうか……スゥー……とりあえずは、そうだな。アーク、杖を置いてみるとかどうだ?」

「……それは凄くいい案ですね」

 再誕1年目の誕生日。
 魔術師アーカム・アルドレアが生まれた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました

たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。 「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」 どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。 彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。 幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。 記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。 新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。 この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。 主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。 ※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで

ひーにゃん
ファンタジー
 誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。  運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……  与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。  だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。  これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。  冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。  よろしくお願いします。  この作品は小説家になろう様にも掲載しています。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて

ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記  大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。 それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。  生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、 まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。  しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。 無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。 これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?  依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、 いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。 誰かこの悪循環、何とかして! まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて

処理中です...