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第二章 現界の超能力者
第29話 友達
しおりを挟むサテラインとの再開。
はじめ焦げ茶色ポニーテールを振り乱し近づいてきた彼女は、嬉しそうに握手を求めてきた。
ずいぶん社交的な挨拶をしてくるな、と関心をしながら話を聞くと、どうやらサテラインは隣の家に住んでいるらしいと判明した。
さっきの扉の開閉音はゲンゼディーフが彼女を呼びに裏口から出て行った時の音だったのだ。
家がお隣で前見た時からずっと仲よさそう。
つまりこいつらは典型的な幼馴染と言うことなんだろう。
かつて俺が邪念を持って目指した悪の計画……人工幼馴染計画の目標をゲンゼディーフは何の苦労も無く手に入れていたのというのか。羨ましいぞ。
はっきり言ってサテラインは可愛い。
焦げ茶色のまん丸な瞳がとてもキュートだ。
「やっぱ世の中悪いことできないようになってるってことか……」
「ん? 今なんか言った?」
「いいや、なにも」
再開の挨拶が手短に済んだと思い俺はゲンゼディーフからチョコレートを受け取ってソファに腰を下ろした、すると今度は社交的態度から一変した今度サテラインのお叱りの言葉が始まった。
「で! ちょっとどう言うことなのよ、アーカム! 住んでる場所まで言ったのに何で来ないのよっ!」
「結構根に持つタイプだな……んっん、そのなサテライン、俺も結構忙しくてーー」
激しい質疑応答が繰り広げられた。
何度も「忘れてたんでしょ!」と追求されたが、意地でも忘れたとは言わなかった。
それはもう何が何でも「忘れてました」とだけは言わなかった。
例えるなら、ステーキ屋でリブロースステーキとヒレステーキのどちらが柔らかいお客に聞かれた時。
意地でもリブロースの方が硬いと言わせたがる客に対して「歯ごたえがある」とか「ヒレより脂身は少ないです」と返す様に、のらりくらりとサテラインの追求をかわしていったのだ。
うん、これは例えが悪すぎたかもしれない。
とにかく激戦の末なんとか「忘れてました」とだけは吐かされずにサテラインの尋問を乗り越えることに俺は成功した。
「意地でも忘れてた訳ではないと? ふーん! もう、いいわよ! アーカムなんかもう知らないんだから!」
結局怒りを鎮めることは叶わなそうだ。
「うん、ま、まぁ、そういうことでして」
「ふん、ところで、なんでアーカムはストリートファイトなんて野蛮な事をしてたのよ?」
「お金が欲しくてさ」
「随分と俗な理由ね、見損なったわ、この裏切り者!」
「そんな言う……?」
めっちゃ非難を浴びまくってるが甘んじて受け入れよう。すべては忘れていた俺が悪いのだから。
本当は技を試したりとか、他の目的があったけど話すと長いし、どうせ言い訳だと思われるので省略する事にする。
「サテリィ! アーカム凄いんだよ! こーんな大きな騎士を一発で倒しちゃったんだ!」
ロールベルズ通りでのファイトの事を、身振り手振り大げさな演技であくせくとゲンゼディーフは語っていく。
フォローに入ってくれるなんて本当に良いやつだ。
「一発なんだよ! ただの一発!」
「うぅ……」
なぜかはわからないが1発って聞くと未だに心の傷がうずくな。おかしい、なんでだ。
まぁ理由なら嫌という程わかっているさ。
俺はかの一発の変から魔法に肉弾戦を挑むなんて馬鹿げてると考えるようになっているのだ。
だって銃を持った相手に、筋肉を鍛えて戦いを挑もうとしているような不毛な事をしている気分になるんだから、もうこればっかりは仕方がないのだ。
諦めず対魔法の訓練をしようとしても一緒にできそうな人物がいないし、俺の未来は完全に詰んでいる。
あーあ、本当に嫌になってちゃうよな。
どこかに優秀な魔術師転がってたら良いんだけど!
「そこで、大きな騎士の姿が消えたんだ! 気づいたらアーカムの前にいて、僕もうだめだと思ったよ! あ、別にアーカムのことを信じてないわけじゃ無いよ? でもさ倍くらい体の大きい騎士だったから、一瞬ヒヤッとしちゃったんだ! けどね! そんな僕の心配も杞憂だった! 次の瞬間に騎士は向こうの壁まで吹き飛んでいたんだ!」
「ふーん。やっぱ、アーカムって強いんだ」
ゲンゼディーフの大げな語りに頷くサテライン。
俺の目の前でふりふりと焦げ茶色のポニーテールが揺れる。
おや?
このポニーテールってもしかしていけるんじゃね?
おいおい、対魔法の修行ができそうな人物を目の前に見つけてしまったぞ。
俺は光明を見つけてしまった。
左右に揺れる尻尾を見つめてなんと言葉を掛けるか模索する。
「もう、騎士は一歩動けないような感じだった! 凄いよね! 僕何が起こったか全然わからなくてーー」
「……」
「それでね、アーカムは軽く汗をぬぐって勝利の喝采をーー」
「……ねぇ、さっきからじっと見てるけど、どうしたのよ?」
「ふぇ?」
「え?」
焦げ茶色の大きな瞳が向き直り射抜いて来た。
俺は驚き言葉を発せずにその焦げ茶色の瞳を見つめ返す。
「だ、だから、なによ、言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよ!」
「いやなんでも、ない……です」
視線を咄嗟に逸らしてしまう。
顔がやけに熱くなったように感じる。
体温も上がったか?
まったく、なにやってんだよ俺。
あんな遠慮なく女の子を見つてしまうなんて。
長らく人と接してこなかったせいで、コミュニケーション能力が退化しているのかもしれないな。
「ぁ」
「ぅうぅうぅ」
逸らした視線の先にゲンゼディーフ。
絶望的な表情をしてこちらを見つめてきていた。
お前はどうしたっていうんだ。
「はぁ……」
ふぅ、ダメだ、顔が熱い。一旦思考を整理しよう。
俺はクールでクレバーな男アーカム・アルドレア。
はは、まったく、こんな子供相手にありえないぜ。
そもそも俺にロリコンの趣味はない。
サテラインが何歳か具体的には知らないが、そういう風に思うことなんてありえない。
あってはならない。
俺はロリコンじゃない。
俺はロリコンじゃない。
俺はロリコンじゃないんだ……よし!
オーケー。
視線をすぐに戻そう。
目を逸らしたままだと余計怪しいし、変な誤解を招きかねない。
サテラインへ視線を戻す。
俺が再びサテラインと目を合わせた時、彼女は頬を朱色に染め、口元をキュッと結びこちらを見つめていた。
サテラインはジッとこちらを見つめたままだ。
絶対に視線を逸らさないという謎の覚悟を感じる。
「ッ! だから、何って聞いてるでしょっ!」
「ああ、ごめん。ついつい魅入っちゃて」
わずかな時間だが、今度は別の意味でサテラインを注視してしまった。
ええい、クソ。
下らん思考は切り捨てろ、俺。
さっきから絶望的な表情してる幼馴染が隣にいるだろ!
あの顔の意味がわからないほど鈍感な男じゃない!
よせ、考えるな、当初の目的を思い出せ。
一瞬の激しい葛藤を乗り越えて、言葉を紡ぐ。
「サテライン! 俺に付き合ってくれ!」
なんとか無駄な思考を切り捨てて修行に付き合って欲しいという必要な部分だけ言葉にできた。
なかなかやるじゃないか、俺。
この俺はやればできる男なのさ。
ただ勝ち誇ったのもつかの間だ。
「えぇー! ちょ、ちょっといきなり何言ってるのよ! 私たちまだ、まだ、そ、しょんな、しょんな関係じゃ、ちゃんと段階を踏んで行ってーー」
「あ、あ、アーカム、冗談だよね!? なんでいきなりサテリィにお付き合いしようなんて! う、うう、嘘でしょ? 嘘っていってよアーカム、ねぇ!?」
爆発しそうな勢いで詰め寄ってくるゲンゼディーフ。
お付き合い……お付き合いだと?
地震のおかした失態に気がつき俺は頭を抱えた。
あー……なるほど、そうか。
やっぱ俺アホじねぇか。
「ちょ! ちょ! 違うって! 付き合って欲しいって、それ、俺の修行にってことだよっ!」
「ま、まぁ別に付き合ってあげても……て、あれ? ぁぁ……なーんだ、練習にってとね。驚かせないでよ。びっくりしちゃった……ふぅ……」
「よがっだぁ! よがっだぁよォ! あ゛りが、どう゛ッッ!」
一瞬危険な状態になりかけたが、なんとか2人の誤解を解くことが出来たようだ。
ゲンゼディーフも安心してくれて何より。
お前の青春は俺が守るからな。
俺自身の手で破壊するようなことはしないよ。
「ふぅ……で! それで、修行って何のことよ?」
要所、要所をを掻い摘んで狩人という言葉を出さないよう慎重に説明していく。
サテラインとゲンゼディーフは時折、首をかしげていたが概ね俺が何をしたいのか伝わったはずだ。
「うーん、言ってることはわかったけど、それって『魔感覚』で簡単に避けられるんじゃない? アーカム剣士でもあるんだから」
やはりそうなるか……まぁ最初に思う仕方のない事だよな。
『魔感覚』とは平たく言えば魔法のに対する直感だ。
魔術師にはこの魔感覚が皆あるらしいいが、おそらく俺にはそれがない。
魔術師は魔法を使っているうちにこの魔感覚が研ぎ澄まされ魔法を速く発動できたり、相手の魔法の発生をいち早く感じ取ることで対抗魔法を発動し、レジストの成功率を上げる事ができるらしい。
しかし、剣士はこの魔感覚がにぶいため魔法への対処が魔術師に比べて著しく遅くなる傾向がある。
そのため避けることが出来ずにワンパンされるというのが、剣と魔の格差を生み出す根本的な原因だ。
それなら魔感覚の鋭い魔術師なら魔法を避けれる、と思うかもしれないが……これもまた難しい。
単純な話、身体能力が戦士より低いからだ。
魔術を扱ってると肉体が進化するらしいんだが、それでも剣士の身のこなしは真似出来ないのだそう。
そのため、彼らは魔法への対処において避けずに魔法をぶつけレジストする傾向があるのだ。
サテラインはそれらを踏まえた上で聞いているのだろう。
杖を持っていたから俺が魔感覚を持つ魔術師兼剣士だと勘違いしてるに違いない。
「魔感覚」+「剣士の身体能力」なら魔法だっで避けれるだろうと……。
ただ、違うんですねぇ、サテラインさん。
俺の正体は杖をコスプレで持ってただけのエセ魔術師なんだ。
魔法なんて1個も使えないし、魔感覚だってとんでもなく鈍いんですや。
さて、衝撃の事実をいかにして説明するか。
「チラッ」
ここにはゲンゼディーフもいる。
素直に魔法が使えないとは言いたくない。
「……俺さ、実は『魔感覚』無いタイプの魔術師なんだよね」
「それ、どういうことよっ!?」
「だから無いんだって。魔感覚」
「え? いや、そうじゃなくて……それじゃアーカムはいままでどうやって魔法使ってきたのよ?」
「うーん、頑張った」
「頑張ったって……」
「うぉーやっぱり! アーカムは凄いや! 魔感覚が無くても魔法を使っちゃうなんて!」
痛い痛い、心が痛い!
こんな純粋なやつを騙すなんて心が痛い!
ーーガチャッ
玄関の方から聞こえる開閉音。
新しい気配が近づいてくる。
しばらくするとひとりの女性がごく自然な動作で1人居間に入って来た。
「あら? サティちゃん来てたの、いらっしゃい……っ! あれ!? まぁ! どうしたの! ゲンゼ! 男の子のお友達連れて来たの!?」
女性は居間に入ってくるなり開口一番に驚き笑顔になり驚き顔になり、そして疑問顔になった。
なんて表情豊かな女性なんだろうか。
まだ若くおっとりとしていて、背は低く既に俺の方が高いくらいの小柄な人物だ。
そしてゲンゼとそっくりな顔パーツの諸々。
間違いなくこのふたり親子じゃねぇか。
「ママ! この子がアーカムだよ! ほら前に話したでしょ! この前助けてくれたのもアーカム! 杖をくれたのもアーカムなんだ!」
ゲンゼディーフは母親の姿を認めると子犬のように駆け寄りはしゃぎだした。
よしよし、ママ大好きっ子でママ呼びっと。
いや、これくらいの年齢なら当然かな。
本当に可愛い奴め。
「そぉ~! あなたがアーカムくんなのね! 私、ゲンゼの母のカローラです! この前はゲンゼがお世話になったそうで」
ゲンゼ母からーーカローラはやけに親しげだ。
きっとゲンゼディーフが俺のことを猛プッシュしたに違いないな。
「いやぁー、本当にありがとうね! うちのゲンゼはなかなか友達が出来なかったのよ! それも男の子の友達なんて、ねぇ! アーカムくん、うちのゲンゼと仲良くしてあげてちょうだいね!」
「へへ、はは、もうそんなのお安いご用ですよ」
カローラに遠慮なく頭をナデナデされる。
なかなかどうして悪くない気分なので、されるがままにしておこう。
「サティちゃんはいつもゲンゼの頼りになってくれて感謝してるわ。仲良くしてくれてありがとね!」
「本当ですよ! カローラさん! ゲンゼはいっつも私に甘えてくるから困ってるんですよ! 一体どんな教育してるんですか!」
カローラは俺へのナデナデを継続しながらも、俺を抱き枕のように抱きしめサテラインと話し始めてしまった。
凄まじい包容力を持つその巨乳に窒息させられそうになるがこれはこれで悪くない。むしろ最高だ。
にしてもカローラは凄く楽しそうだ。
息子に友達が出来た事がそんな嬉しいんだろうか?
俺としては、友達になるくらい何のことはないので、この程度で喜んで貰えるのなら、これからも彼とは良い友人として接していこうと思う次第であった。
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