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第八章 迷宮に潜む者
ぶらり異世界転移船
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エレナがついて来てくれて手間が省けた。
狩人協会の耳には超能力者たちの情報を入れておかないといけない。
本来ならキサラギを直したあとで話そうと思ってたが、まあ順序が少し入れ替わるだけだ。
「エレナさんに話そうと思っていたことがあります。あなたにはまだ想像すらできない世界の向こう側の話です」
「世界の向こう側?」
「どこから話すべきかいつも迷う。そうですね、新しい厄災級の怪物がほかの世界からここへ侵略しようとしているというのが正しい表現でしょう」
「詳しく聞かせてもらおうか」
俺は語った。
時空間の先には別の世界があることを。
俺の前世はその世界であり、どういうわけか俺は前世の記憶を保ったまま新しい人生を歩んでいるということを。
「向こうの世界は、そうですね、アースでも名付けます。呼び方はなんでも構いません。ハッキリ言ってアースは強力です。主に文明力の面で遥かにこの世界を凌ぐ」
エレナは眉根をひそめて険しい顔をする。
「僕はこの世界を守りたい。利己のために。彼らは危険すぎる」
俺の意志をはっきりと伝えた。
同時にその意思の実現のためには古来より怪物をしりぞけてきた狩人協会のチカラもまた必要不可欠になるだろうことも伝えた。
エレナに話した内容はクリスト・カトレアでアンナへ語ったものと大きくは変わらない。重要なのはこの世界は脅威に備えないといけないと言う事だ。
「まるで信憑性のない話だよね。本当にね」
「狩人協会はまだ超能力者と接触していないんですか。決して死なず、何度でも蘇る完全生命体と」
「そんな厄災が現れれば私の耳に入らない訳が無いでしょう」
「そうですよね。エレナさんは筆頭狩人なのですから」
狩人協会と言えどまだ超能力者を知らないとというのか。
『神々の円卓』はうまく身を隠して活動してるらしい。
ただエレナは数カ月前に起こったペグ・クリストファ都市国家連合での一連の事件のことは知っていた。彼女はその事件の担当ではないらしいが、狩人協会はこの不可解な出来事をすでに調べており、必要に応じて追跡調査を行っているらしい。
「クリスト・カトレアの事件は怪物派遣公社繋がりだよ。聖獣を一匹盗まれてしまった。怪物派遣公社がどういう目的で動いているのかはまだ不明だね」
「聖獣を盗まれた……」
「ともかくアーカムくんには詳しい情報提供をしてもらう必要があるようだね。荒唐無稽な話だけど目の前に説明できないものがある以上は信じるほかない」
「用事が立て込んでますから、すべてが終われば協会へ足を運ぶつもりなんですけどね。あいにくとまだしばらく忙しいです」
「みたいだね」
エレナは肩をすくめて近づいて来る。
缶詰を開けて「これ食べれるの?」と聞かれたのでうなづく。
「すごい味だ。気に入った」
お気に召したようだ。
「この壊れた人形はアーカムくんの言うアース産なのかな。どうりでこんなの見たことが無いと思ったよ」
「技術の結晶ですよ。アースでは人間の手で新しい命すら創造できますから」
「ふーん。この遺跡を見てまわってもいいかな。アースとやらが本当にあるとして、この遺跡がそこから来たと言うならきっと面白いものがあるのだろうしね」
「正確には船、ですけど」
エレナは異世界転移船に興味津々であった。
アンナもさっきからうずうすしているので、キサラギを修理パーツを集めるかたわらで船内を案内することにした。
「驚愕だ……これすべて金属質だね、まるで別の世界と言われても否定する言葉が見つからないよ、本当にね」
エレナは壁をランタンで照らしながら表情を険しくしている。
彼女はわかっているのだろう。用いられる金属の量が文明のパワーを推し量る指標の目安であると。
「この船にはずいぶんと新鮮な遺体があるようだけど……」
「アースの人間は死んでも深淵の渦に還りませんから。この死体は10年以上前からここにあるようです」
「これはなに?」
エレナは死体が持っていた古びた銃を見ていう。
「アースの武器ですよ。火薬をご存じですか?」
俺の知る限りでは異世界には存在しない道具だ。
だがあるいは狩人協会なら知っているかも。
「知ってるけど、それは狩人協会が占有する技術の名だね。一般的には普及していないよ。アーカムくんが知ってることに驚きなんだけど」
エレナは楽しげな笑顔をうかべて言う。
狩人協会、やはり知っているのか。
師匠は言っていた。
狩人協会は世界中の科学と魔術を集積し、研究し、占有し、どれを世に普及させるべきかを判断していると。
それは意図して普及させていない科学と魔術が存在するということを意味する。
「火薬はアースでは特別じゃないです」
俺は直観の赴くままに近くの武器庫へ足を踏み入れ、リボルバー拳銃を手に取り、エレナへ銃口を向けた。エレナに通用するわけがないので、とりあえず撃ってみようと思ったのだが、銃口を向けた瞬間に足払いされて転ばされてしまう。
「いでッ!」
「攻撃する意志を感じたんだけど、なんのつもり、アーカムくん」
「ちょっとしたデモンストレーションを……」
銃という道具の効果を知らなくても対応できるってわけか。
つくづく人類最強という言葉が似合う英雄殿だ。
「火薬で礫を撃ちだすかぁ。頭良いねえ、アースは。これアーカムくんに撃ってみていい?」
「だ、だめですよ! なに考えてるんですか!?」
「だって私を撃とうとしたじゃん」
まあでも実際のところ直観があれば避けれるんだけどね。
エレナとアンナを案内しつつ俺はキサラギ修復に必要なパーツを両手いっぱいに抱える。途中から重たくなってきたのでアンナに荷物持ちをお願いした。
探索開始からしばらくすると、ひどく荒れた船室にたどり着いた、
そこら中に破壊跡があり、ある方向だけ壁が抜けている。
異世界転移船のブリッジ、すなわち操縦室だ。
操縦室を抜けてさらに奥まったところへ進めば、天井も壁も床も、不可解な万力でえぐれはがされた通路へとやってきた。
エレナもアンナも現場の異様さに真剣な表情をしている。
通路の中腹、スクラップを寄せ集めたようなオブジェクトが壁に埋め込まれている。アンナはそれを見てピンっと来たのか「あれって」と声にだした。
「超能力者を殺す方法は現段階ではまだ見つかってません。だから、こうやって封印魔術で生きながら閉じ込めて無力化します」
「この鉄棺のなかに超能力者がいるんだね。生きてるの?」
「生きてます」
「なんで杖が刺さってるの?」
「楔ですよ。ごく単純な術式を繰り記憶させて維持させてます」
「この封印はアーカムくんは今もできるの。力を失ったとか言い訳してたけど」
「封印は可能ですよ。杖を一本使い捨てるので不経済ですが。あと別に言い訳じゃないです」
「ふふ、別に疑ってないって」
エレナは言って周囲をきょろきょろ。
俺のそばに来て、外套をぺらっとめくり腰のホルダーに差してある杖を数える。
「4本もあるねー」
「使い捨て用に持ってます」
「なるほど、いつだって準備はできてるってことだね。えらいね、本当にね」
「超能力者の恐さを知ってれば準備だってしますよ」
「そう」
エレナは「えいっ」と棺にささった杖をひっこぬく。
一瞬何をしているのかわからなかった。
数秒して「え?」と思考が再起動した。
狩人協会の耳には超能力者たちの情報を入れておかないといけない。
本来ならキサラギを直したあとで話そうと思ってたが、まあ順序が少し入れ替わるだけだ。
「エレナさんに話そうと思っていたことがあります。あなたにはまだ想像すらできない世界の向こう側の話です」
「世界の向こう側?」
「どこから話すべきかいつも迷う。そうですね、新しい厄災級の怪物がほかの世界からここへ侵略しようとしているというのが正しい表現でしょう」
「詳しく聞かせてもらおうか」
俺は語った。
時空間の先には別の世界があることを。
俺の前世はその世界であり、どういうわけか俺は前世の記憶を保ったまま新しい人生を歩んでいるということを。
「向こうの世界は、そうですね、アースでも名付けます。呼び方はなんでも構いません。ハッキリ言ってアースは強力です。主に文明力の面で遥かにこの世界を凌ぐ」
エレナは眉根をひそめて険しい顔をする。
「僕はこの世界を守りたい。利己のために。彼らは危険すぎる」
俺の意志をはっきりと伝えた。
同時にその意思の実現のためには古来より怪物をしりぞけてきた狩人協会のチカラもまた必要不可欠になるだろうことも伝えた。
エレナに話した内容はクリスト・カトレアでアンナへ語ったものと大きくは変わらない。重要なのはこの世界は脅威に備えないといけないと言う事だ。
「まるで信憑性のない話だよね。本当にね」
「狩人協会はまだ超能力者と接触していないんですか。決して死なず、何度でも蘇る完全生命体と」
「そんな厄災が現れれば私の耳に入らない訳が無いでしょう」
「そうですよね。エレナさんは筆頭狩人なのですから」
狩人協会と言えどまだ超能力者を知らないとというのか。
『神々の円卓』はうまく身を隠して活動してるらしい。
ただエレナは数カ月前に起こったペグ・クリストファ都市国家連合での一連の事件のことは知っていた。彼女はその事件の担当ではないらしいが、狩人協会はこの不可解な出来事をすでに調べており、必要に応じて追跡調査を行っているらしい。
「クリスト・カトレアの事件は怪物派遣公社繋がりだよ。聖獣を一匹盗まれてしまった。怪物派遣公社がどういう目的で動いているのかはまだ不明だね」
「聖獣を盗まれた……」
「ともかくアーカムくんには詳しい情報提供をしてもらう必要があるようだね。荒唐無稽な話だけど目の前に説明できないものがある以上は信じるほかない」
「用事が立て込んでますから、すべてが終われば協会へ足を運ぶつもりなんですけどね。あいにくとまだしばらく忙しいです」
「みたいだね」
エレナは肩をすくめて近づいて来る。
缶詰を開けて「これ食べれるの?」と聞かれたのでうなづく。
「すごい味だ。気に入った」
お気に召したようだ。
「この壊れた人形はアーカムくんの言うアース産なのかな。どうりでこんなの見たことが無いと思ったよ」
「技術の結晶ですよ。アースでは人間の手で新しい命すら創造できますから」
「ふーん。この遺跡を見てまわってもいいかな。アースとやらが本当にあるとして、この遺跡がそこから来たと言うならきっと面白いものがあるのだろうしね」
「正確には船、ですけど」
エレナは異世界転移船に興味津々であった。
アンナもさっきからうずうすしているので、キサラギを修理パーツを集めるかたわらで船内を案内することにした。
「驚愕だ……これすべて金属質だね、まるで別の世界と言われても否定する言葉が見つからないよ、本当にね」
エレナは壁をランタンで照らしながら表情を険しくしている。
彼女はわかっているのだろう。用いられる金属の量が文明のパワーを推し量る指標の目安であると。
「この船にはずいぶんと新鮮な遺体があるようだけど……」
「アースの人間は死んでも深淵の渦に還りませんから。この死体は10年以上前からここにあるようです」
「これはなに?」
エレナは死体が持っていた古びた銃を見ていう。
「アースの武器ですよ。火薬をご存じですか?」
俺の知る限りでは異世界には存在しない道具だ。
だがあるいは狩人協会なら知っているかも。
「知ってるけど、それは狩人協会が占有する技術の名だね。一般的には普及していないよ。アーカムくんが知ってることに驚きなんだけど」
エレナは楽しげな笑顔をうかべて言う。
狩人協会、やはり知っているのか。
師匠は言っていた。
狩人協会は世界中の科学と魔術を集積し、研究し、占有し、どれを世に普及させるべきかを判断していると。
それは意図して普及させていない科学と魔術が存在するということを意味する。
「火薬はアースでは特別じゃないです」
俺は直観の赴くままに近くの武器庫へ足を踏み入れ、リボルバー拳銃を手に取り、エレナへ銃口を向けた。エレナに通用するわけがないので、とりあえず撃ってみようと思ったのだが、銃口を向けた瞬間に足払いされて転ばされてしまう。
「いでッ!」
「攻撃する意志を感じたんだけど、なんのつもり、アーカムくん」
「ちょっとしたデモンストレーションを……」
銃という道具の効果を知らなくても対応できるってわけか。
つくづく人類最強という言葉が似合う英雄殿だ。
「火薬で礫を撃ちだすかぁ。頭良いねえ、アースは。これアーカムくんに撃ってみていい?」
「だ、だめですよ! なに考えてるんですか!?」
「だって私を撃とうとしたじゃん」
まあでも実際のところ直観があれば避けれるんだけどね。
エレナとアンナを案内しつつ俺はキサラギ修復に必要なパーツを両手いっぱいに抱える。途中から重たくなってきたのでアンナに荷物持ちをお願いした。
探索開始からしばらくすると、ひどく荒れた船室にたどり着いた、
そこら中に破壊跡があり、ある方向だけ壁が抜けている。
異世界転移船のブリッジ、すなわち操縦室だ。
操縦室を抜けてさらに奥まったところへ進めば、天井も壁も床も、不可解な万力でえぐれはがされた通路へとやってきた。
エレナもアンナも現場の異様さに真剣な表情をしている。
通路の中腹、スクラップを寄せ集めたようなオブジェクトが壁に埋め込まれている。アンナはそれを見てピンっと来たのか「あれって」と声にだした。
「超能力者を殺す方法は現段階ではまだ見つかってません。だから、こうやって封印魔術で生きながら閉じ込めて無力化します」
「この鉄棺のなかに超能力者がいるんだね。生きてるの?」
「生きてます」
「なんで杖が刺さってるの?」
「楔ですよ。ごく単純な術式を繰り記憶させて維持させてます」
「この封印はアーカムくんは今もできるの。力を失ったとか言い訳してたけど」
「封印は可能ですよ。杖を一本使い捨てるので不経済ですが。あと別に言い訳じゃないです」
「ふふ、別に疑ってないって」
エレナは言って周囲をきょろきょろ。
俺のそばに来て、外套をぺらっとめくり腰のホルダーに差してある杖を数える。
「4本もあるねー」
「使い捨て用に持ってます」
「なるほど、いつだって準備はできてるってことだね。えらいね、本当にね」
「超能力者の恐さを知ってれば準備だってしますよ」
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