30 / 40
第30話 王都を包む星の雨
しおりを挟む
空が泣いていた。
虚神の塔が崩壊した日から三日。
世界は不安定な輝きを発しながら再構築の過程にある。
山々は動き、海は大気と混じり、まるで世界が呼吸をしているようだった。
それでも人々は生きていた。再び太陽が昇るのを見て、泣きながら笑った。
エリアスはその光景を、王都の中央広場から眺めていた。
穏やかだった髪が風に流れ、握る剣には、微かに残るルミナの光が宿っている。
「……終わったんだろうか。俺たちは本当に、壊れた世界を直せたのか。」
問いは風に消えた。
だが隣に立つルミナが、静かな声で答える。
『直したわ。でも完全じゃない。あなたが記した“未来は一人のものじゃない”という言葉は、まだ形のない希望。世界がそれを受け入れるまで、時間がかかる。』
「そうか。」
彼は小さく笑い、目を細めた。
その目に映るのは、城の塔へ向けて走る人々の姿。
愛する者の名を呼び、見知らぬ誰かを助け、泣きながら手を取り合う人たち。
それは確かに“未来を共有する人間たち”の姿だった。
* * *
夜になると、王都は奇妙な輝きに包まれた。
空に広がる薄い膜のような光が波打ち、星々が降るような光景を作り出している。
人々はそれを「星の雨」と呼び、神々の祝福だと噂した。
しかし、エリアスにはわかっていた。
それは神々の再生の証でも、単なる自然現象でもない。
“記述の残滓”――彼が世界をもう一度書き換え、矛盾が再構築される際に起こる副作用。
天界の境界と人の世界が一時的に触れ合い、星屑のような情報粒子が降り注いでいるのだ。
ルミナが低く呟く。
『この輝きの一つひとつに、誰かの願いが眠っている。
壊れた世界を修復するために、あなたが書き換えた“希望”のかけら。』
「……じゃあ、これが人々の祈りの形か。悪くないな。」
エリアスの声には疲労と、どこか詩的な響きがあった。
星の降る道を歩く彼のもとへ、小さな影が駆け寄る。
「エリアス!」
弾けるような声。リオだった。
彼の後ろではミリアとレオナも立っており、久々に再会した笑顔が星の光に照らされる。
「お前たち……無事だったのか!」
エリアスの瞳が大きく見開かれる。
リオは誇らしげに胸を叩いた。
「当然だろ! 学院が崩れても、俺たちは灰星組だぞ!」
ミリアが苦笑しながら続ける。
「まったく、無茶ばかりするのは相変わらずね。でも……ありがとう。今回もあなたに救われたわ。」
「救ってなんかない。俺はただ――書き換えをしただけだ。」
「それが世界を救ったのよ。」とレオナが静かに言った。
その目には尊敬と、淡い安堵の光があった。
ふと、ルミナの声が響く。
『仲間と再会できたのね。あなたが“人として”ここに立っている理由は、それだけで十分。』
彼は微笑み、視線を遠くの塔に向けた。
そこに王女セレナが現れる。
白いドレスを星空と同じ光が包んでおり、その姿はまるで新しい夜の女神のようだった。
「セレナ……。」
「おかえりなさい、エリアス。」
彼女は一歩ずつ近づき、手にした懐中時計を掲げる。
その針はゆっくりと回り、止まっていた“時”が動き始めた。
「あなたが世界を動かしたから、この時計も再び歩き出したの。
きっとこれは、希望がもう止まらないって証なのね。」
「これから先も、止まらせないさ。」
エリアスの声は穏やかだったが、確固たる決意が篭もっていた。
セレナが頷く。
「なら、共に見届けましょう。
人と神が共に生きる時代を――あなたの新しい世界を。」
二人が手を伸ばそうとした瞬間、地面が震えた。
星の雨が急に光を強め、空を覆う。
そして上空に、裂け目が走った。
ルミナの声が鋭く響く。
『……これは――境界反転! 天界と地上が完全に交わっている!』
「つまり、神々が……戻ってくるのか?」
『いいえ、違う。これは――』
ルミナの声が途切れる。
彼女の光が一瞬、強く明滅した。
そしてその中心から、音を立てるように現れたのは、黒い筆跡。
夜空に浮かぶ長い一本の闇。
それはかつて失われた“神々の筆”そのものだった。
「まさか……」
「“第二の記述者”?」ミリアが呟く。
ルミナが低く答える。
『違う……これは、神々の綴り、つまり世界の初期化装置。
天界の崩壊を察知した神群の残留意識が、自動で動き始めたのよ!』
「世界を……消して書き直すつもりか!」
『そう。神々にとって、人の書いた記録など“誤字”にすぎない。
このままでは、あなたが守った物語も、ルミナとの記録も……全部消える!』
リオたちが顔を見合わせる。
「クソッ、どうすりゃ止められるんだ!」
「神の装置なんて、止める方法があるの!?」
エリアスは空を見上げた。
その目は静かに燃えていた。
「あるさ。
この世界を創った筆が再起動したなら――
今度は俺が、“真の書記”として書き換える。」
風が吹き抜け、空の星々が煌めく。
星の雨が勢いを増し、景色が白銀に染まる。
「ルミナ!」
『はい。あなたと共に。』
彼の右手に、ルミナの光が集まった。
剣は形を変え、純白の羽根を広げる羽筆となる。
それは、かつて神が世界を書いた最初の道具――“創世筆ルーメン”。
エリアスが空に向けて構える。
全ての星の光が彼の背中に集中し、巨大な輪のように展開した。
「世界の定義、変更――!」
その声と共に、地平線が光で満たされる。
『この瞬間、あなたは神すら超える“物語の綴り手”になる。』
「神でも、勇者でもないさ。」
エリアスは、ゆっくりと微笑む。
星の雨が彼の頬を滑る。
「俺はただ、みんなと一緒に世界を描きたいだけだ。」
筆先が動く。
一条の光が闇を裂き、記述装置が軋む音とともに世界が変わる。
星々が空へ舞い戻り、夜が再び穏やかに包み込む。
ルミナが囁く。
『成功したわ。再起動は停止。……あなたの世界は、まだ続く。』
エリアスは深く息を吐いた。
「よかった……ようやく本当の意味で、星の雨が“希望”になった。」
見上げた空には、無数の光が舞っていた。
それは誰かの祈りであり、未来の文字でもある。
「これが――俺たちの記録だ。」
彼は筆を下ろし、ルミナと共に夜を見上げた。
星々が降り続ける王都の空の下で、彼は静かに微笑んだ。
その微笑みが、今度こそ世界を照らす夜明けの光になると信じながら。
虚神の塔が崩壊した日から三日。
世界は不安定な輝きを発しながら再構築の過程にある。
山々は動き、海は大気と混じり、まるで世界が呼吸をしているようだった。
それでも人々は生きていた。再び太陽が昇るのを見て、泣きながら笑った。
エリアスはその光景を、王都の中央広場から眺めていた。
穏やかだった髪が風に流れ、握る剣には、微かに残るルミナの光が宿っている。
「……終わったんだろうか。俺たちは本当に、壊れた世界を直せたのか。」
問いは風に消えた。
だが隣に立つルミナが、静かな声で答える。
『直したわ。でも完全じゃない。あなたが記した“未来は一人のものじゃない”という言葉は、まだ形のない希望。世界がそれを受け入れるまで、時間がかかる。』
「そうか。」
彼は小さく笑い、目を細めた。
その目に映るのは、城の塔へ向けて走る人々の姿。
愛する者の名を呼び、見知らぬ誰かを助け、泣きながら手を取り合う人たち。
それは確かに“未来を共有する人間たち”の姿だった。
* * *
夜になると、王都は奇妙な輝きに包まれた。
空に広がる薄い膜のような光が波打ち、星々が降るような光景を作り出している。
人々はそれを「星の雨」と呼び、神々の祝福だと噂した。
しかし、エリアスにはわかっていた。
それは神々の再生の証でも、単なる自然現象でもない。
“記述の残滓”――彼が世界をもう一度書き換え、矛盾が再構築される際に起こる副作用。
天界の境界と人の世界が一時的に触れ合い、星屑のような情報粒子が降り注いでいるのだ。
ルミナが低く呟く。
『この輝きの一つひとつに、誰かの願いが眠っている。
壊れた世界を修復するために、あなたが書き換えた“希望”のかけら。』
「……じゃあ、これが人々の祈りの形か。悪くないな。」
エリアスの声には疲労と、どこか詩的な響きがあった。
星の降る道を歩く彼のもとへ、小さな影が駆け寄る。
「エリアス!」
弾けるような声。リオだった。
彼の後ろではミリアとレオナも立っており、久々に再会した笑顔が星の光に照らされる。
「お前たち……無事だったのか!」
エリアスの瞳が大きく見開かれる。
リオは誇らしげに胸を叩いた。
「当然だろ! 学院が崩れても、俺たちは灰星組だぞ!」
ミリアが苦笑しながら続ける。
「まったく、無茶ばかりするのは相変わらずね。でも……ありがとう。今回もあなたに救われたわ。」
「救ってなんかない。俺はただ――書き換えをしただけだ。」
「それが世界を救ったのよ。」とレオナが静かに言った。
その目には尊敬と、淡い安堵の光があった。
ふと、ルミナの声が響く。
『仲間と再会できたのね。あなたが“人として”ここに立っている理由は、それだけで十分。』
彼は微笑み、視線を遠くの塔に向けた。
そこに王女セレナが現れる。
白いドレスを星空と同じ光が包んでおり、その姿はまるで新しい夜の女神のようだった。
「セレナ……。」
「おかえりなさい、エリアス。」
彼女は一歩ずつ近づき、手にした懐中時計を掲げる。
その針はゆっくりと回り、止まっていた“時”が動き始めた。
「あなたが世界を動かしたから、この時計も再び歩き出したの。
きっとこれは、希望がもう止まらないって証なのね。」
「これから先も、止まらせないさ。」
エリアスの声は穏やかだったが、確固たる決意が篭もっていた。
セレナが頷く。
「なら、共に見届けましょう。
人と神が共に生きる時代を――あなたの新しい世界を。」
二人が手を伸ばそうとした瞬間、地面が震えた。
星の雨が急に光を強め、空を覆う。
そして上空に、裂け目が走った。
ルミナの声が鋭く響く。
『……これは――境界反転! 天界と地上が完全に交わっている!』
「つまり、神々が……戻ってくるのか?」
『いいえ、違う。これは――』
ルミナの声が途切れる。
彼女の光が一瞬、強く明滅した。
そしてその中心から、音を立てるように現れたのは、黒い筆跡。
夜空に浮かぶ長い一本の闇。
それはかつて失われた“神々の筆”そのものだった。
「まさか……」
「“第二の記述者”?」ミリアが呟く。
ルミナが低く答える。
『違う……これは、神々の綴り、つまり世界の初期化装置。
天界の崩壊を察知した神群の残留意識が、自動で動き始めたのよ!』
「世界を……消して書き直すつもりか!」
『そう。神々にとって、人の書いた記録など“誤字”にすぎない。
このままでは、あなたが守った物語も、ルミナとの記録も……全部消える!』
リオたちが顔を見合わせる。
「クソッ、どうすりゃ止められるんだ!」
「神の装置なんて、止める方法があるの!?」
エリアスは空を見上げた。
その目は静かに燃えていた。
「あるさ。
この世界を創った筆が再起動したなら――
今度は俺が、“真の書記”として書き換える。」
風が吹き抜け、空の星々が煌めく。
星の雨が勢いを増し、景色が白銀に染まる。
「ルミナ!」
『はい。あなたと共に。』
彼の右手に、ルミナの光が集まった。
剣は形を変え、純白の羽根を広げる羽筆となる。
それは、かつて神が世界を書いた最初の道具――“創世筆ルーメン”。
エリアスが空に向けて構える。
全ての星の光が彼の背中に集中し、巨大な輪のように展開した。
「世界の定義、変更――!」
その声と共に、地平線が光で満たされる。
『この瞬間、あなたは神すら超える“物語の綴り手”になる。』
「神でも、勇者でもないさ。」
エリアスは、ゆっくりと微笑む。
星の雨が彼の頬を滑る。
「俺はただ、みんなと一緒に世界を描きたいだけだ。」
筆先が動く。
一条の光が闇を裂き、記述装置が軋む音とともに世界が変わる。
星々が空へ舞い戻り、夜が再び穏やかに包み込む。
ルミナが囁く。
『成功したわ。再起動は停止。……あなたの世界は、まだ続く。』
エリアスは深く息を吐いた。
「よかった……ようやく本当の意味で、星の雨が“希望”になった。」
見上げた空には、無数の光が舞っていた。
それは誰かの祈りであり、未来の文字でもある。
「これが――俺たちの記録だ。」
彼は筆を下ろし、ルミナと共に夜を見上げた。
星々が降り続ける王都の空の下で、彼は静かに微笑んだ。
その微笑みが、今度こそ世界を照らす夜明けの光になると信じながら。
1
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
追放された凡人魔導士ですが、実は世界最強の隠しステ持ちでした〜気づかないうちに英雄扱いされて、美少女たちに囲まれていました〜
にゃ-さん
ファンタジー
「お前は凡人だ。パーティから追放だ」
勇者パーティの役立たずと蔑まれ、辺境へと追放された下級魔導士エイル。
自分でも平凡だと信じて疑わなかった彼は、辺境でのんびり暮らそうと決意する。
だが、偶然鑑定を受けたことで判明する。
「……え?俺のステータス、バグってないか?」
魔力無限、全属性適性、成長率無限大。
常識外れどころか、世界の理そのものを揺るがす「世界最強の隠しステ」を抱えた、規格外のチートだった。
自覚がないまま災厄級の魔物をワンパンし、滅亡寸前の国を片手間で救い、さらには救われた美少女たちから慕われ、いつの間にかハーレム状態に。
一方、エイルを追放した勇者たちは、守ってもらっていた無自覚チートを失い、あっという間に泥沼へと転落していく。
「俺、本当に凡人なんだけどなあ……」
本人だけが自分を凡人だと思い込んでいる、無自覚最強魔導士の、追放から始まる自由気ままな英雄譚。
ざまぁ上等、主人公最強&ハーレム要素たっぷりでお届けします。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる