29 / 40
第29話 怒れる少年と世界の理
しおりを挟む
虚神の塔を目指す旅は、狂気にも似た孤独の道だった。
エリアスの足跡の先では、世界の法則が崩れ始めていた。
山脈は裂け、海は逆流し、時間は歪む。
ルミナが囚われたまま、神々の秩序が崩壊しているのだ。
数日前まで春色だった草原が、一夜にして白い砂漠に変わる。
空の雲は流れを忘れ、風は音を失っていた。
その異常さの中心こそ、ノインが生み出した“虚神の塔”だ。
彼は小さく息を漏らす。
「やりやがったな、ノイン……。お前は本気で世界を壊す気か。」
掌の中で、ルミナの魂片が揺れる。
その光は弱く、かすかな鼓動だけが残っていた。
『……エリアス……聞こえて……?』
声は霞んでいるが、確かにルミナのものだった。
「ルミナ! 無理をするな。お前は——」
『大丈夫。少しだけ、あなたと話せる。……ノインのことを伝えないと。』
途切れ途切れの声の中、エリアスは足を止めた。
『彼がなぜ“世界を壊そうとしている”のか。それは、あなたのせいなの。』
「……俺の……せい?」
『彼はあなたの“影”として生まれた存在。神々が最初の記述を分けたとき、あなたに与えられた“光の文字”と対になる“闇の言葉”を受け取った。
善と悪ではなく、創造と破壊。二つで一つの完全な存在。……あなたが生きれば、彼は死ねない。』
エリアスの拳が震える。
「そんな理屈、悪趣味だな。じゃあ、アレを倒せば……俺も消えるってのか。」
『そう。けれど、あなたは選べる。“記述を上書きして両立させる”ことが、あなただけの力。』
「つまり、もう一度……世界を書き換えるってことか。」
『ええ。けれど、その代償は大きい。もし失敗すれば、あなた自身が“文字”になる。もう、誰にも触れられない存在になるの。』
「上等だ。」
エリアスの声が低く響く。
「世界を壊す奴を放っとけるかよ。」
その瞬間、足元の大地が砕け、黒い翼が天へ立ち上がった。
彼の進む道の先に、巨大な塔の影が現れる。
無数の死んだ神々の残骸で築かれた、純粋な虚無の塔。
塔頂には、ノインの気配が濃密に漂っている。
* * *
最初の門を通過した瞬間、空気の密度が変わった。
色も音も奪われた世界で、ただ筆記の線のみが存在している。
壁も天井もなく、床だけが光る。
周囲には金の符号――過去にエリアスが書き換えた魔法陣の断片が無数に漂っていた。
彼が足を踏み入れるたび、古い記録が再生される。
家族に追放されたあの日。
初めてルミナと出会った廃神殿。
そして、魔獣討伐で無自覚に放った力。
過去が、残酷なほど鮮明に蘇る。
「……全部、俺が歩いてきた道か。」
息を吐いた彼の前に、一筋の光が走った。
壁のように現れた幻影の中、ノインが立っていた。
瞳にかすかな喜びを宿しながら、影のように語る。
「ようやく来たな。最初から予想していたよ。」
「ノイン。ルミナを返せ。」
「返すも何も、彼女はもう“神”じゃない。“器”に戻っただけだ。お前が与えた人の心、それが彼女を弱くした。」
「だからそれを奪って、“支配しやすく”作り直したってのか?」
「支配? 違う。俺は彼女を自由にした。神は本来、人によって形を決められる哀れな存在だ。俺はそれを壊しただけ。」
その“不自由の論理”に、エリアスの胸が熱く焼けた。
「言い訳が上手いな。だけど世界を灰にしてまで正しいなんて、絶対に言わせない!」
彼が叫ぶと同時に、足元の魔法陣が輝く。
金と黒、二色の記述が激しくぶつかり、塔全体が揺れた。
ノインは笑いながら手をかざす。
「見えるか? 上階には“神の残骸”がある。記録を改竄し、お前の存在を書き換えれば、この世界は再生される。美しい“空白”としてな。」
「お前の理想は虚無だけだ。」
「そしてお前の理想は、“矛盾”だ。人を救い、神を否定する。それがどれほど愚かしいか分かっているのか?」
嗤い合う声の中で、二人の身体が動いた。
衝突した瞬間、記述の世界が反転し、上下が入れ替わる。
エリアスの剣が走るたび、空が割れ、ノインの影が分裂する。
地上の現実では、雷と轟音が響き、空が染まる。
* * *
塔の第二階層。
時間が止まっているのに、過去の映像が流れ続けていた。
幼いエリアスと父親が立っている。
「無能」と罵られた瞬間の記憶。
それをノインが指でなぞる。
「見ろ。お前の中の怒りと悲しみ。これこそが“書き換えの源泉”だ。」
「……だからって、使う気はない。」
「違うな。お前は怒りで世界を記した。悲しみで人を助け、絶望で未来を望んだ。その矛盾こそ、お前の美しさだ。だが、それでは長く保たない。」
ノインの影が形を変え、巨大な影の手となってエリアスを掴む。
その瞬間、周囲の糸が震動した。
『エリアス! まだ、終われない!』
封印の中からルミナの声が響く。
その純粋な叫びが彼の胸に突き刺さった。
「ルミナ……?」
彼女の光が宝珠から漏れ出し、塔の壁を照らす。
照らされた部屋の文字が、一斉に違う書き方に変わる。
「これは……?」
『世界はあなたの記述だけじゃない。人々の祈りも、“現実”を綴る力なの。誰かが信じてくれた分だけ、文字は生まれる!』
その言葉に、エリアスははっとした。
「そうか……それが“勇者の資格”か。」
彼の瞳が輝く。
“記述”とは一人の力ではない。
希望を信じる者の願いが、現実そのものを補完する。
彼は剣を掲げ、叫ぶ。
「世界の定義、更新——“希望は共有される”!」
金色の光が塔の中を満たし、ノインの影を押し返す。
だが、消えかける闇の中で、ノインは静かに微笑んだ。
「……思い出した。お前は、やはり俺だ。」
「違う。俺は、お前のように奪うためには生きない。」
「奪うことが守ることに繋がる時もある。……知っていても否定するのか?」
その瞬間、膨大な力が爆発した。
塔の壁が吹き飛び、空間が裂け、二人は光の中に包まれた。
* * *
気づけば、エリアスは塔の最上階にいた。
そこには巨大な鏡があり、その中にノインとルミナの姿が映っていた。
ノインは鏡越しに声を放つ。
「この世界を変えたくば、この鏡に“真実の記述”を刻め。お前の言葉ひとつで、全てが決まる。」
「ふざけるな。そんな選択を俺に押し付けるな!」
「押し付けてなどいない。お前が最初から望んだことだ。
永遠の平和か、終わらぬ自由か。どちらかを記せ!」
エリアスの視界が白く染まる。
迷い、怒り、焦燥、過去の涙。
すべてが心をかき乱す中、彼はただ一つのことを思い出していた。
ルミナの微笑。
セレナの励まし。
リオとミリア、仲間たちの笑い声。
それらが胸の奥で一つに繋がる。
彼は筆を握り、鏡へ叫ぶ。
「“未来は、一人のものじゃない”!」
筆跡が光を放ち、世界全体へと拡散していく。
塔が崩れ、ノインの影が悲鳴を上げる。
「馬鹿な……そんな定義は、存在しない!」
「今、作ったんだ。人が生きる限り、定義は生まれ続ける!」
爆発的な閃光が塔を貫き、闇が音もなく消えた。
* * *
崩壊した虚神の塔の跡で、金の光がふたつ漂っていた。
ひとつはルミナの魂、もうひとつはエリアスの剣。
風が静かに吹き、欠けた空がゆっくり閉じていく。
『……あなた、怒ってたのね。』
「怒ってたさ。自分の無力にも、世界の理にも。」
『でも、それを壊そうとはしなかった。あなたの怒りは、優しかった。』
エリアスは微笑む。
「壊すより、作る方が難しいんだ。」
彼の手に光が収束し、ルミナの姿が戻る。
彼女は穏やかに目を開け、微笑んだ。
「……また、あなたに救われたわね。」
「馬鹿言うな。俺が救われてるんだよ。」
空が輝き、遠くで鐘が鳴る。
それは、勇者が再び“世界の現実”を書き換えた合図だった。
怒れる少年は、世界の理を塗り替え、再び歩き出す。
その筆先が描く次の頁には、まだ誰も知らない未来が広がっていた。
エリアスの足跡の先では、世界の法則が崩れ始めていた。
山脈は裂け、海は逆流し、時間は歪む。
ルミナが囚われたまま、神々の秩序が崩壊しているのだ。
数日前まで春色だった草原が、一夜にして白い砂漠に変わる。
空の雲は流れを忘れ、風は音を失っていた。
その異常さの中心こそ、ノインが生み出した“虚神の塔”だ。
彼は小さく息を漏らす。
「やりやがったな、ノイン……。お前は本気で世界を壊す気か。」
掌の中で、ルミナの魂片が揺れる。
その光は弱く、かすかな鼓動だけが残っていた。
『……エリアス……聞こえて……?』
声は霞んでいるが、確かにルミナのものだった。
「ルミナ! 無理をするな。お前は——」
『大丈夫。少しだけ、あなたと話せる。……ノインのことを伝えないと。』
途切れ途切れの声の中、エリアスは足を止めた。
『彼がなぜ“世界を壊そうとしている”のか。それは、あなたのせいなの。』
「……俺の……せい?」
『彼はあなたの“影”として生まれた存在。神々が最初の記述を分けたとき、あなたに与えられた“光の文字”と対になる“闇の言葉”を受け取った。
善と悪ではなく、創造と破壊。二つで一つの完全な存在。……あなたが生きれば、彼は死ねない。』
エリアスの拳が震える。
「そんな理屈、悪趣味だな。じゃあ、アレを倒せば……俺も消えるってのか。」
『そう。けれど、あなたは選べる。“記述を上書きして両立させる”ことが、あなただけの力。』
「つまり、もう一度……世界を書き換えるってことか。」
『ええ。けれど、その代償は大きい。もし失敗すれば、あなた自身が“文字”になる。もう、誰にも触れられない存在になるの。』
「上等だ。」
エリアスの声が低く響く。
「世界を壊す奴を放っとけるかよ。」
その瞬間、足元の大地が砕け、黒い翼が天へ立ち上がった。
彼の進む道の先に、巨大な塔の影が現れる。
無数の死んだ神々の残骸で築かれた、純粋な虚無の塔。
塔頂には、ノインの気配が濃密に漂っている。
* * *
最初の門を通過した瞬間、空気の密度が変わった。
色も音も奪われた世界で、ただ筆記の線のみが存在している。
壁も天井もなく、床だけが光る。
周囲には金の符号――過去にエリアスが書き換えた魔法陣の断片が無数に漂っていた。
彼が足を踏み入れるたび、古い記録が再生される。
家族に追放されたあの日。
初めてルミナと出会った廃神殿。
そして、魔獣討伐で無自覚に放った力。
過去が、残酷なほど鮮明に蘇る。
「……全部、俺が歩いてきた道か。」
息を吐いた彼の前に、一筋の光が走った。
壁のように現れた幻影の中、ノインが立っていた。
瞳にかすかな喜びを宿しながら、影のように語る。
「ようやく来たな。最初から予想していたよ。」
「ノイン。ルミナを返せ。」
「返すも何も、彼女はもう“神”じゃない。“器”に戻っただけだ。お前が与えた人の心、それが彼女を弱くした。」
「だからそれを奪って、“支配しやすく”作り直したってのか?」
「支配? 違う。俺は彼女を自由にした。神は本来、人によって形を決められる哀れな存在だ。俺はそれを壊しただけ。」
その“不自由の論理”に、エリアスの胸が熱く焼けた。
「言い訳が上手いな。だけど世界を灰にしてまで正しいなんて、絶対に言わせない!」
彼が叫ぶと同時に、足元の魔法陣が輝く。
金と黒、二色の記述が激しくぶつかり、塔全体が揺れた。
ノインは笑いながら手をかざす。
「見えるか? 上階には“神の残骸”がある。記録を改竄し、お前の存在を書き換えれば、この世界は再生される。美しい“空白”としてな。」
「お前の理想は虚無だけだ。」
「そしてお前の理想は、“矛盾”だ。人を救い、神を否定する。それがどれほど愚かしいか分かっているのか?」
嗤い合う声の中で、二人の身体が動いた。
衝突した瞬間、記述の世界が反転し、上下が入れ替わる。
エリアスの剣が走るたび、空が割れ、ノインの影が分裂する。
地上の現実では、雷と轟音が響き、空が染まる。
* * *
塔の第二階層。
時間が止まっているのに、過去の映像が流れ続けていた。
幼いエリアスと父親が立っている。
「無能」と罵られた瞬間の記憶。
それをノインが指でなぞる。
「見ろ。お前の中の怒りと悲しみ。これこそが“書き換えの源泉”だ。」
「……だからって、使う気はない。」
「違うな。お前は怒りで世界を記した。悲しみで人を助け、絶望で未来を望んだ。その矛盾こそ、お前の美しさだ。だが、それでは長く保たない。」
ノインの影が形を変え、巨大な影の手となってエリアスを掴む。
その瞬間、周囲の糸が震動した。
『エリアス! まだ、終われない!』
封印の中からルミナの声が響く。
その純粋な叫びが彼の胸に突き刺さった。
「ルミナ……?」
彼女の光が宝珠から漏れ出し、塔の壁を照らす。
照らされた部屋の文字が、一斉に違う書き方に変わる。
「これは……?」
『世界はあなたの記述だけじゃない。人々の祈りも、“現実”を綴る力なの。誰かが信じてくれた分だけ、文字は生まれる!』
その言葉に、エリアスははっとした。
「そうか……それが“勇者の資格”か。」
彼の瞳が輝く。
“記述”とは一人の力ではない。
希望を信じる者の願いが、現実そのものを補完する。
彼は剣を掲げ、叫ぶ。
「世界の定義、更新——“希望は共有される”!」
金色の光が塔の中を満たし、ノインの影を押し返す。
だが、消えかける闇の中で、ノインは静かに微笑んだ。
「……思い出した。お前は、やはり俺だ。」
「違う。俺は、お前のように奪うためには生きない。」
「奪うことが守ることに繋がる時もある。……知っていても否定するのか?」
その瞬間、膨大な力が爆発した。
塔の壁が吹き飛び、空間が裂け、二人は光の中に包まれた。
* * *
気づけば、エリアスは塔の最上階にいた。
そこには巨大な鏡があり、その中にノインとルミナの姿が映っていた。
ノインは鏡越しに声を放つ。
「この世界を変えたくば、この鏡に“真実の記述”を刻め。お前の言葉ひとつで、全てが決まる。」
「ふざけるな。そんな選択を俺に押し付けるな!」
「押し付けてなどいない。お前が最初から望んだことだ。
永遠の平和か、終わらぬ自由か。どちらかを記せ!」
エリアスの視界が白く染まる。
迷い、怒り、焦燥、過去の涙。
すべてが心をかき乱す中、彼はただ一つのことを思い出していた。
ルミナの微笑。
セレナの励まし。
リオとミリア、仲間たちの笑い声。
それらが胸の奥で一つに繋がる。
彼は筆を握り、鏡へ叫ぶ。
「“未来は、一人のものじゃない”!」
筆跡が光を放ち、世界全体へと拡散していく。
塔が崩れ、ノインの影が悲鳴を上げる。
「馬鹿な……そんな定義は、存在しない!」
「今、作ったんだ。人が生きる限り、定義は生まれ続ける!」
爆発的な閃光が塔を貫き、闇が音もなく消えた。
* * *
崩壊した虚神の塔の跡で、金の光がふたつ漂っていた。
ひとつはルミナの魂、もうひとつはエリアスの剣。
風が静かに吹き、欠けた空がゆっくり閉じていく。
『……あなた、怒ってたのね。』
「怒ってたさ。自分の無力にも、世界の理にも。」
『でも、それを壊そうとはしなかった。あなたの怒りは、優しかった。』
エリアスは微笑む。
「壊すより、作る方が難しいんだ。」
彼の手に光が収束し、ルミナの姿が戻る。
彼女は穏やかに目を開け、微笑んだ。
「……また、あなたに救われたわね。」
「馬鹿言うな。俺が救われてるんだよ。」
空が輝き、遠くで鐘が鳴る。
それは、勇者が再び“世界の現実”を書き換えた合図だった。
怒れる少年は、世界の理を塗り替え、再び歩き出す。
その筆先が描く次の頁には、まだ誰も知らない未来が広がっていた。
1
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
追放された凡人魔導士ですが、実は世界最強の隠しステ持ちでした〜気づかないうちに英雄扱いされて、美少女たちに囲まれていました〜
にゃ-さん
ファンタジー
「お前は凡人だ。パーティから追放だ」
勇者パーティの役立たずと蔑まれ、辺境へと追放された下級魔導士エイル。
自分でも平凡だと信じて疑わなかった彼は、辺境でのんびり暮らそうと決意する。
だが、偶然鑑定を受けたことで判明する。
「……え?俺のステータス、バグってないか?」
魔力無限、全属性適性、成長率無限大。
常識外れどころか、世界の理そのものを揺るがす「世界最強の隠しステ」を抱えた、規格外のチートだった。
自覚がないまま災厄級の魔物をワンパンし、滅亡寸前の国を片手間で救い、さらには救われた美少女たちから慕われ、いつの間にかハーレム状態に。
一方、エイルを追放した勇者たちは、守ってもらっていた無自覚チートを失い、あっという間に泥沼へと転落していく。
「俺、本当に凡人なんだけどなあ……」
本人だけが自分を凡人だと思い込んでいる、無自覚最強魔導士の、追放から始まる自由気ままな英雄譚。
ざまぁ上等、主人公最強&ハーレム要素たっぷりでお届けします。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる