「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~

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第19話 勇者「その剣を返せ!」 俺「これ、ただの鉄くずをお前用に直してただけだけど?」

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「おい、ジーク。そこの雑草、抜き方が甘いぞ。根っこが残ってる」
「……はい」
「あと、肥料の配合が適当だ。ちゃんとマッド・バイソンのフンと腐葉土を三対七で混ぜろって言っただろ」
「……すみません」

魔の森での朝。
俺の農園に、新しい従業員(下っ端)の悲壮な声が響いていた。
元勇者ジーク。
彼は今、泥だらけの作業着(俺のお古)を着て、這いつくばって草むしりをしている。
かつて聖剣を振るい、魔王軍と渡り合った手は、今は泥と草の汁で緑色に染まっていた。

「くそっ……くそっ……!」

ジークは下を向きながら、小声で呪詛を吐いている。

「なんで俺が……選ばれし勇者が、こんなドブネズミのような仕事を……」

彼のプライドはズタズタだった。
周りを見れば、エルフの王女セラフィナが優雅に水やりをし、大精霊ティターニアが果樹と会話をし、女騎士アイリスが薪を断ち割っている。
美女たちに囲まれたハーレム生活――に見えるが、その輪の中にジークの居場所はない。
彼は完全に「その他大勢」以下の、ただの労働力として扱われていた。

「ノエル……見てろよ……」

ジークの目は死んでいなかった。
彼は、逆転の機会を虎視眈々と狙っていたのだ。

   ◇

午後。
俺は農作業の合間に、趣味の時間を作ることにした。
向かったのは、家の裏手に建てた『資材置き場』兼『工房』だ。
ここには、森で拾ったガラクタや、使い道のわからない古代の遺物などが放り込んである。

「さて、今日はこいつの手入れでもするか」

俺が取り出したのは、一本の古びた剣だった。
数日前、畑を耕していた時に土の中から出てきたものだ。
最初は泥と錆の塊にしか見えなかったが、振ってみると重心のバランスが良かったので、何かに使えるかと思って拾っておいたのだ。

「うーん、やっぱりボロボロだな」

刀身は赤錆で覆われ、刃こぼれも酷い。
普通ならスクラップ行きだ。
だが、俺には『草むしり』スキルがある。
錆や汚れを「不要な雑草」として認識し、取り除く。
歪んだ金属配列を「整地」して、本来あるべき形に戻す。

「綺麗になーれ」

俺は指先で剣身をなぞった。

ジャリジャリ……。
音を立てて錆が剥がれ落ち、下から鈍色の地金が現れる。

「お、意外といい鉄を使ってるな。これなら、ジークのやつに……」

ふと、俺は作業の手を止めた。
そうだ。ジークはもう勇者じゃないし、俺の敵(のようなもの)になってしまったんだった。
昔の癖で、つい「あいつの剣の予備にでもなるか」と考えてしまっていた。

勇者パーティにいた頃、ジークはよく剣を折ったり刃こぼれさせたりしていた。
そのたびに俺は、夜なべして彼の剣をメンテナンスし、時にはダンジョンで拾った素材で強化改造を施していたのだ。
『俺が最強の剣を用意すれば、ジークがもっと活躍できる』。
そう信じて疑わなかった頃の習慣が、まだ抜けていないらしい。

「ま、いいか。とりあえず直しておこう。何かの支柱くらいにはなるだろ」

俺は気を取り直して、作業を続けた。
金属の分子構造に干渉し、魔力の通り道を『最適化』する。
ついでに、手元にあった『アースドラゴンの鱗の粉末』と『ミスリルの欠片』を混ぜ込んで、強度を補強してみる。

キィィィィィン……!

数十分後。
俺の手の中で、その剣は眩いばかりの青白い光を放ち始めた。
錆だらけだった鉄くずが、鏡のように澄み渡った美しい直剣へと生まれ変わっていた。

「うん、いい切れ味だ。トマトの収穫に使えそうだな」

俺は満足して、その剣を工房の隅にある『農具立て』に無造作に放り込んだ。
そこには、他にも俺が趣味で作ったスコップやクワ(すべて神器級)が並んでいる。

「よし、休憩終わり。畑に戻るか」

俺は工房を出て行った。
鍵もかけずに。
平和ボケと言われればそれまでだが、この村には最強の警備員たちがいるので、泥棒なんて入らないと高をくくっていたのだ。
……内部の犯行を除いては。

   ◇

その夜。
村人が寝静まった丑三つ時。
影が一つ、工房へと忍び寄っていた。
ジークだ。

彼は昼間、ノエルが工房で何かを熱心にいじっているのを見ていた。
そして、その隙間から漏れ出る、尋常ではない魔力の光を目撃していたのだ。

(間違いない……。ノエルは隠し持っていたんだ。伝説の聖剣を!)

ジークの脳内では、事実は都合よく捻じ曲げられていた。
ノエルがあの光を放つ剣を作ったのではなく、『元々あった凄い剣を隠していた』のだと。
そして、その剣こそが、勇者である自分に相応しい武器なのだと。

「へへっ……ザル警備だな」

ジークは工房に侵入した。
中はガラクタの山だったが、彼の目は一点に釘付けになった。
農具立ての中に、一本だけ異質なオーラを放つ剣が突き刺さっている。

「これだ……!」

ジークは震える手でその剣を掴んだ。
ズシリと重い。
だが、手に吸い付くように馴染む。
以前使っていた聖剣(国から支給されたもの)よりも、遥かに高位の存在だと直感でわかった。

「素晴らしい……! 力が……力が湧いてくるぞ!」

剣を握った瞬間、柄から奔流のような魔力が流れ込んできた。
ノエルが込めた『最適化』の魔力だ。
それが、干からびていたジークの魔力回路を無理やりこじ開け、活性化させていく。

「グオォォォッ! これだ! これこそが俺の求めていた力だ!」

ジークは狂喜乱舞した。
この剣さえあれば、ノエルなど敵ではない。
アイリスも、あの生意気な魔王の娘も、一撃で葬れる。

「待ってろよノエル。夜明けと共に、この村の支配者が誰なのか教えてやる」

ジークは邪悪な笑みを浮かべ、剣を抱いて工房を後にした。

   ◇

翌朝。
いつものように朝食を終え、俺たちが畑仕事に出ようとした時だった。

「――待て、ノエル!」

広場の真ん中に、一人の男が仁王立ちしていた。
ジークだ。
だが、その姿は昨日の惨めな労働者とは違っていた。
泥だらけの作業着はそのままだが、その右手には、青白く輝く美しい剣が握られていた。

「ジーク? どうした、まだ肥料撒きが終わってないぞ」
「うるさい! 誰が貴様ごときの命令を聞くか!」

ジークが剣を天に掲げた。
その瞬間、剣から放たれた衝撃波が、周囲の空気を震わせた。
ビリビリとしたプレッシャーが肌を刺す。

「! 主様、下がってください!」
アイリスが即座に前に出て、自分の剣を抜く。
「ほう、面白いおもちゃを持っているな」
ヴァニアも黒い炎を灯して構える。

だが、ジークは余裕の笑みを崩さなかった。

「無駄だ! この剣の前では、お前たちなど雑魚に過ぎん!」

ジークが一歩踏み込む。
速い。
昨日の彼とは別人のような動きだ。

「はぁッ!」

彼が剣を一閃させると、巨大な真空の刃が飛び出し、地面を深くえぐりながらアイリスたちに迫った。

「くっ!」
アイリスが剣で受け止めるが、その衝撃で数メートル後ろに弾き飛ばされる。
「きゃっ!?」
セラフィナが張った魔法障壁も、紙のように切り裂かれた。

「ハハハハ! 見たか! これが俺の……真の勇者の力だ!」

ジークは陶酔していた。
剣が勝手に体を動かし、魔力を増幅してくれる。
万能感。全能感。
これだ、これこそが俺のあるべき姿だ。

「ノエル! 貴様が隠していたこの『神剣』、俺が有効活用してやるよ! 貴様のような農夫には過ぎた代物だからな!」

ジークは剣先を俺に向けた。
勝利を確信した、歪んだ笑顔。

俺はため息をついた。

「はぁ……。また盗みかよ」
「盗みではない! 正当な所有者の元に戻っただけだ!」
「それ、俺のなんだけど」
「黙れ! 貴様には使いこなせない! この剣は俺を選んだんだ!」

ジークは聞く耳を持たない。
まあ、いいか。

「で、どうするつもりだ?」
「決まっている! 貴様を殺し、この村の女と財産をすべて俺のものにする! それが勇者への手向けだ!」

完全に悪役のセリフだ。
ここまで清々しいと、逆に感心するレベルだ。

「わかった。じゃあ、返してもらうぞ」

俺は素手で前に出た。

「なめるなァッ!」

ジークが激昂し、剣を振り下ろす。
青白い光を纏った、必殺の一撃。
アイリスたちが悲鳴を上げる。

「主様!」
「ノエル!」

だが、俺は避けることもしなかった。
俺は、振り下ろされた剣の『側面』を、持っていたスコップで軽く叩いた。

カィンッ。

「え?」

ジークの手が泳いだ。
剣の軌道が大きく逸れ、地面を叩く。
俺はその隙に、もう一歩近づいた。

「な、なぜだ!? この剣の速度についてこられるはずが……!」
「ついてくるも何も、その剣、動きが素直すぎるんだよ」

俺は呆れたように言った。

「その剣の重心バランス、魔力伝導率、刃の角度……全部、『俺の癖』に合わせて調整してあるからな」

「は……?」

ジークが固まる。

「お前、忘れたのか? 昔、お前が使ってた剣の手入れ、全部俺がやってたこと」
「そ、それがどうした!」
「だからだよ。俺は昨日、その剣を直す時に、無意識に『お前が使いやすいように』じゃなくて、『俺が扱いやすいように』最適化しちゃったんだ」

そう。
昨日の俺は、ジークに渡すつもりで調整を始めたが、途中で「あ、もうあいつ敵だったわ」と思い出し、最終的には「トマトの収穫用」として、自分の手に馴染むように仕上げてしまったのだ。
つまり、その剣のポテンシャルを100%引き出せるのは、調整者である俺だけ。
他人が使えば、ただの切れ味のいい剣でしかない。

「う、嘘だ! 現に俺は、こんなに力を引き出せている!」
「それは剣が優秀なんじゃなくて、剣の中に残ってた『俺の魔力』がお前を補助してるだけだ。おんぶに抱っこってやつだな」

俺はジークの目の前まで歩み寄った。

「返せよ。それ、ただの鉄くずをお前用に……いや、俺用に直してただけだから」

「ふざけるなァァァッ!!」

ジークはプライドを傷つけられ、逆上した。
彼は剣を水平に構え、俺の胴体を薙ぎ払おうとした。

「死ね! 死んで証明してやる!」

ブォンッ!

剣が迫る。
だが、その瞬間。

「……解除(リリース)」

俺は小さく呟き、指をパチンと鳴らした。

ガギンッ!
バキバキバキッ!

「な、なにぃぃッ!?」

ジークの手の中で、剣が悲鳴を上げた。
俺が『最適化』で繋ぎ止めていた分子結合を、遠隔操作で解いたのだ。
本来の姿――錆びついたボロボロの鉄くずへと、強制的に戻す。

剣の光が消え、刀身に亀裂が走る。
そして、ジークが振り抜いた遠心力に耐えきれず、剣は根元から粉々に砕け散った。

「あ……あ……」

ジークの手には、ただの錆びた柄だけが残った。
飛び散った破片は、ただの赤茶色の鉄屑となって地面に落ちた。

「嘘だ……俺の神剣が……」
「言ったろ。ただの鉄くずだって」

俺はスコップを肩に担いだ。
ジークは呆然と、手の中のゴミを見つめている。
彼が頼みの綱としていた最強の力は、俺の指先一つで霧散したのだ。

「さて、ジーク」

俺は冷ややかな声で言った。
ジークがビクリと肩を震わせる。

「仕事、サボって何してんだ?」
「ひぃッ……!」
「肥料撒きが終わったら、次は草むしりだろ。ほら、その辺に散らばった鉄くずも、ちゃんと拾って捨てとけよ」

俺はジークの足元にスコップを突き立てた。

「い、いやだ……! 俺は勇者だぞ! なんでこんな……!」
「まだ言うか。アイリス、つまみ出せ」
「御意」

アイリスが鬼の形相で近づいてくる。
彼女の手には、本物の聖剣が握られている。

「待って! やります! 働きますぅぅぅッ!」

ジークは泣きながら地面に這いつくばり、鉄くずを拾い始めた。
その姿はあまりにも惨めだった。

「……主様、慈悲深すぎますわ」
ティターニアがため息をつく。
「まあ、人手不足だからな」

俺は肩をすくめた。
とりあえず、今回の騒動も一件落着だ。
ただし、トマトの収穫用のハサミ(剣)がなくなってしまったのは少し残念だが。

「ジーク、それが終わったら牛小屋の掃除な。花子たちが待ってるぞ」
「うう……畜生……畜生ぉぉ……」

元勇者の嗚咽が、朝の農園に虚しく響き渡った。
彼はまだ知らない。
この後、さらに過酷な『フェンリルの散歩係』や『魔王の娘の遊び相手(サンドバッグ)』が待っていることを。

続く
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