「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~

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第20話 勇者、フェンリル(ペット)にワンパンされて泣いて逃げ帰る

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「おい、ジーク。手が止まってるぞ。そこのフン、まだ残ってる」

冷徹な声が、牛小屋に響いた。
声の主は、かつて勇者パーティの賢者であり、現在はノエル村の肥料係チーフを務めるレオンだ。
彼は清潔な作業着に身を包み、手には管理簿を持っている。その表情は充実感に満ちており、肌は艶やかだ。

対して、その足元で這いつくばっている男――元勇者ジークは、見るも無惨な姿だった。

「ぐっ……うう……」

全身泥と牛のフンまみれ。
髪はボサボサで、かつて王都の令嬢たちを虜にした美貌は、疲労と屈辱で歪んでいる。
ここ数日、彼はノエルによって『研修生(奴隷)』としてこき使われていた。
朝は四時に起きて畑の水やり。
昼は牛小屋の掃除と肥料作り。
夜は森の開墾と害虫駆除の補助。
睡眠時間は三時間。食事は他のメンバーの残飯(それでも王宮料理より美味いが、ジークのプライドが味を感じさせない)。

「レオン……貴様……! かつての仲間になんて口を……」

ジークが充血した目で睨みつけると、レオンは冷ややかに鼻を鳴らした。

「仲間? 勘違いするな。今の俺は肥料係の責任者で、お前はその下っ端だ。口答えする暇があったら手を動かせ。花子(マッド・バイソン)たちが不快そうにしているだろ」

「モォ~ッ!(臭いから早く掃除してよ!)」

巨大な赤い牛が、ジークの背中に向かって鼻息を吹きかける。
鼻水混じりの突風を受け、ジークは顔をしかめた。

「畜生……畜生ぉぉぉッ!」

彼はスコップを握りしめ、半べそをかきながらフンを掬い続けた。
心の中にあるのは、反省などではない。
煮えたぎるような殺意と、現実逃避だ。

(おかしい……。こんなはずはない……。俺は選ばれし勇者だぞ? なんでこんな家畜の世話なんか……)

彼はまだ、自分が「特別」であるという幻想を捨てきれずにいた。
ノエルが与えた更生のチャンスも、彼にとっては「不当な虐待」としか映らない。

(逃げ出してやる……。でも、ただ逃げるだけじゃ腹の虫が治まらねえ……!)

ジークの視線が、牛小屋の外に向けられた。
そこには、のどかな村の風景が広がっている。
畑ではセラフィナとミリアが笑い合いながら収穫をし、テラスではティターニアとヴァニアがお茶をしている。
そして、庭の真ん中にある豪華な犬小屋の前で、黒い巨大な犬――フェンリルのウルフが、のんびりと昼寝をしていた。

「……あいつだ」

ジークの目に、昏い光が宿った。

「あの犬……ノエルが可愛がっているペット。あいつを殺してやる」

彼は歪んだ笑みを浮かべた。
ノエル本人や、あの女騎士(アイリス)たちには勝てないことは、身を持って知っている。
だが、あの犬ならどうだ?
見た目はただのデカい犬だ。
以前、森で遭遇した時は教団員を一撃で葬っていたが、あれは不意打ちだったに違いない。
今は鎖に繋がれている(実際には繋がれていないが、ジークにはそう見えた)し、寝ている。

「あいつが大切にしているペットを血祭りにあげて、その死体を玄関に吊るしてやる。ノエルの絶望する顔が目に浮かぶぜ……!」

勇者とは思えない、あまりにも卑劣でセコい復讐計画。
だが、極限状態のジークにとって、それは一筋の光明に見えた。

「待ってろよ、駄犬。今夜がお前の命日だ」

   ◇

その日の深夜。
村は静寂に包まれていた。
月明かりだけが照らす庭を、一つの影が這うように進んでいた。

ジークだ。
手には、農具小屋からくすねてきた『ミスリルの鎌(ノエル製・草刈り用)』が握られている。
切れ味は抜群だ。これなら、大型獣の首でも一撃で跳ね飛ばせる。

「ククク……無防備だな」

彼は犬小屋の前に辿り着いた。
そこには、黒い毛並みを持つ巨大な狼が、腹を出して無防備に寝息を立てていた。
「クゥ~……ン……」
などと寝言を言っている。完全に野生を失っているようだ。

(所詮は飼い犬か。ノエルに餌付けされて腑抜けになったようだな)

ジークは勝利を確信した。
彼は音もなく近づき、鎌を振り上げた。

「死ねッ! ノエルの身代わりになれェェッ!」

殺気と共に、鎌が振り下ろされる。
刃がウルフの喉元に迫る。

だが。

カィンッ!

「……え?」

硬質な音が響き、ジークの手首に激痛が走った。
鎌が弾かれたのだ。
ウルフの喉に当たる直前、見えない壁のようなものに阻まれたのではない。
ウルフの「毛」だ。
鋼鉄よりも硬い剛毛が、ミスリルの刃を受け止め、逆に刃こぼれさせていたのだ。

「な、なんだと……!?」

ジークが驚愕に目を見開く。
その時、寝ていたはずのウルフが、片目だけをゆっくりと開けた。

ギロリ。

その瞳は、昼間の愛らしい「ポチ」の目ではなかった。
深淵の闇を映したような、底知れぬ魔獣の瞳。
そこから放たれる殺気だけで、ジークの心臓が凍りついた。

『……ん? なんだ、またお前か』

頭の中に、重低音の声が響いた。
念話だ。
フェンリルクラスになれば、人語を解し、意思疎通を行うことなど造作もない。

「しゃ、喋った……!?」
「ひぃッ!」

ジークは尻餅をついた。
目の前の「犬」が、むくりと起き上がる。
その巨体は、立ち上がると小屋よりも大きく見えた。
いや、実際に巨大化している。
威圧感だけで、周囲の空気がビリビリと震えている。

『夜中に騒々しいな。主様(ノエル)の安眠を妨げる気か?』

ウルフは大きく欠伸をし、鋭い牙を見せつけた。
その牙一本一本が、短剣ほどの大きさがある。

「バ、バカな……! ただのペットじゃなかったのか!? なんでこんな魔力が……!」

ジークは後ずさる。
勝てない。
本能が警鐘を鳴らしている。
昼間のノエルとの戦い(一方的な虐殺)がフラッシュバックする。
この村の住人は、どいつもこいつも化け物ばかりだ。

『主様は、お前を「更生させる」と言っていたが……どうやら無駄だったようだな』

ウルフは冷ややかな目で見下ろした。

『我は誇り高きフェンリル。主様に撫でられるためだけに、この姿(犬)を取っているのだ。それを「腑抜け」と侮るとは……万死に値する』

「ま、待て! 違うんだ! 俺はただ、散歩に連れて行こうと……!」

ジークは必死に言い訳をした。
鎌を後ろに隠し、引きつった笑顔を作る。

『散歩だと? この時間に、鎌を持ってか?』
「そ、それは……草が生えてたらついでに刈ろうかと……」
『ほう。殊勝な心がけだな』

ウルフがニヤリと笑った(ように見えた)。

『ならば、少し付き合ってやろう。「散歩」にな』

次の瞬間、ウルフが前足を軽く持ち上げた。
それは、犬が「お手」をするような、何気ない動作だった。
だが、その前足には、山をも砕く圧縮された魔力が纏わりついていた。

「ひっ!?」

『ほら、空の散歩だ』

ドォォォォォォォォォンッ!!!

ウルフの前足(肉球)が、ジークの鳩尾に叩き込まれた。
ワンパン。
ただの軽いジャブだ。
だが、その威力は攻城兵器の一撃に匹敵した。

「ガハッ……!?」

ジークの体は「く」の字に折れ曲がり、砲弾のように彼方へと吹き飛ばされた。

「ア、アアアアアアアアアアアッ!!!」

夜空に悲鳴が尾を引く。
ジークは村の塀を越え、森の木々をへし折りながら、数百メートル先まで飛んでいった。
そして、泥沼の中に頭から突き刺さった。

『ふん。手加減してやっただけ感謝しろ』

ウルフは鼻を鳴らすと、再びクルクルと回って、犬小屋の中で丸くなった。
『さて、寝直すか。明日は主様が骨付き肉をくれると言っていたしな……』
数秒後には、幸せそうな寝息が聞こえ始めた。

   ◇

一方、森の泥沼。

「ごぼっ……! げほっ、がはっ……!」

ジークは泥の中から這い出した。
全身が痛い。
肋骨が数本折れている気がする。
いや、生きているのが不思議なくらいだ。

「な、なんなんだ……あいつら……!」

ジークは震えた。
恐怖。
圧倒的な格差。
ノエルだけじゃない。あの犬でさえ、自分を虫ケラのように扱った。
この村には、自分の勝てる要素が何一つない。

「む、無理だ……。こんな所、いられるか……!」

心が折れる音がした。
勇者のプライドも、復讐心も、執着も。
すべてが「恐怖」に塗りつぶされた。

「帰る……。王都へ……家に帰る……」

ジークは泣き出した。
涙と鼻水と泥でぐちゃぐちゃになった顔で、彼はよろよろと立ち上がった。
村の方角を見るのも怖い。
ただひたすらに、ここから離れたい。

「ママぁ……ううっ……」

かつて「人類の希望」と呼ばれた男は、幼児退行したような泣き言を漏らしながら、闇夜の森へと逃走した。
後ろを振り返ることもなく。
ボロボロの服を引きずり、裸足で。

彼は知らなかった。
この逃走こそが、彼にとって本当の地獄の始まりであることを。
王都に戻った彼を待っているのは、英雄としての帰還ではなく、『任務放棄』『多額の借金』『詐欺罪』による追及と、冷たい牢獄だということを。

   ◇

翌朝。

「あれ? ジークがいないな」

朝食の時間。
俺は食卓を見回して首を傾げた。
いつもなら、この時間には裏口で残飯(と言っても最高級食材)を待っているはずのジークがいない。

「逃げたのではありませんか?」

アイリスがトーストを齧りながら冷たく言った。

「昨夜、大きな音がしましたし。フェンリルに追い払われたのでは?」
「え、ウルフがか?」

俺は庭を見た。
ウルフはいつものように、尻尾を振って「朝ごはんまだー?」とアピールしている。
とても人を襲ったようには見えない、愛らしい姿だ。

「まあ、ウルフが元気ならいいか」

俺は納得した。
ジークも、きっと農作業の辛さに耐えかねて、夜逃げしたのだろう。
まあ、無理に引き止めるつもりもない。
更生のチャンスを捨てたのは彼自身だ。

「でも、ちょっと残念だな。せっかく、今日は『究極のカレー』を作る予定だったのに」
「カレー!? 主様、それは本当ですか!」
「スパイスの調合から始めると聞いていましたが!」

ヴァニアとティターニアが色めき立つ。
ジークの話は一瞬で忘れ去られた。

「ああ。スパイス畑の唐辛子が、いい感じに赤くなったからな。……ま、ジークの分までみんなで食べよう」

「「「やったー!」」」

歓声が上がる。
村は今日も平和だ。
裏切り者の元勇者が、森の彼方で野垂れ死にそうになりながら逃げ回っていることなど、誰も気に留めていなかった。

   ◇

ジークが逃げ去ってから数日後。
村には、また新たな訪問者が訪れようとしていた。

「……ここか。報告にあった『自治区』というのは」

村の入り口、『拒絶の城門』を見上げる一団がいた。
彼らが纏っているのは、王国の騎士団の鎧。
だが、先日グランツ宰相が連れてきた近衛騎士団とは色が違う。
漆黒の鎧に、赤いマント。
それは、王国の中でも特に武闘派として知られ、時には汚れ仕事も請け負う『断罪騎士団』だった。

「隊長。門番がいません」
「フン、弛んでいるな。いくら宰相閣下が『不可侵』と定めたとはいえ、反逆者(ジーク)を匿っている可能性がある以上、調査の必要がある」

隊長と呼ばれた男、ガレスは、鋭い眼光で門を睨んだ。
彼はジークの借金取り立て……ではなく、行方不明になった勇者の捜索と、彼が持ち逃げした国宝(聖剣や装備)の回収を命じられていたのだ。
そして、ジークの足取りが最後に途絶えたのがこの森であること、さらにここに「勇者の幼馴染」が住んでいるという情報を掴んでいた。

「行くぞ。抵抗するようなら、実力行使も辞さない」

ガレスが手を挙げると、五十名の断罪騎士たちが一斉に抜剣した。
彼らは知らない。
この村が、ジークを匿うどころかゴミのように捨てた場所であり、ここに住む「農夫」が、彼らが一生かかっても勝てない存在であることを。

同時刻。
村の中では、俺がのんきに鼻歌を歌っていた。

「♪~今日の収穫は、ジャガイモ~」

俺は畑で、丸々と太った『ミスリルポテト(皮が銀色に輝くジャガイモ)』を掘り出していた。
これがまた硬くて、普通の包丁では切れないのだが、茹でるとホクホクで絶品なのだ。

「ん? お客さんか?」

俺の『害虫センサー』が反応した。
門の方に、殺気立った集団がいる。

「まったく、最近はお客さんが多いなぁ。……お茶菓子でも用意するか」

俺はスコップを置き、泥を払った。
新たなトラブル――いや、新たな「肥料」の予感をさせながら、俺は門へと向かった。

続く
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