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一話:イベントに行くのは何のため?社不の山賊笑い♡の巻
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ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!
都心にある、とあるクラブ。フロアに入ればそこは様々な音が入り乱れていた。腹の底まで届く重低音、煌めくような高音……皆、非現実的な空間に夢中。今夜のDJはアニソンもOKなようで、時折流れる今時のそれに一部の客から歓声が上がっている。前方のステージでは艶かしい姿のダンサーが複数人、客と密着し唇でチップのやり取りをし、場を盛り上げている。逆にその後方、バーカウンターの周辺にはテーブルセットが設えてあり、そちらはしっとりと……思い思いにグラスを傾ける人々の姿があった。しかし、そこに男性の姿はない……例外として時折、屈強な体躯の黒服が姿を現すが、その他の全てが女性で構成されている。
そう、この夜のこの場を貸し切って開催されているイベントは男子禁制、レズビアンイベントなのだ。
その女だけに許された一夜のステージ、ダンスフロアのサイドに設けられたVIP席の一つに四人の女性の姿があった。
「あにゃ♡新しく何か飲む?今夜は全部奢ってあげるよ」
「え~やば?飲む飲む~っ♡♡」
などと気前がいい女は二十代後半といった見た目で、黒髪にショートボブのかっこいい系のお姉様だ。煙草を片手に長い脚を組む仕草が艶めいている。一方〝あにゃ〟と呼ばれた女性は二十代前半だろうか……量産系女子と呼ばれる系統のファッションに、ぱっつん前髪、ツインテールの黒髪。お姉様の腕に飛び付きゴロニャンと分かりやすく甘えている。
「とあたそは?」
「んーん、とあはもういい。ねえ、……今夜は帰りたくないな~♡」
〝とあたそ〟と呼ばれた女性は、あにゃと同じ量産型ファッション、かつハーフツインテール。傍に侍る長髪の美女に身を寄せて、こちらも〝OK〟と言わんばかりである。
種明かしをしよう。あにゃととあたそは某SNSの相互関係にあたる。二人で落ち合ってイベントに来たが〝良い出会い〟があれば現地解散、という前約束ありきだ……その約束通り、とあたそは一足先にお持ち帰りされ、残されたあにゃは潰されないギリギリまでアルコールを楽しんだ。飲みたい気分だったのである。ショートボブさんの名前は正直忘れてしまっている、今夜クラブでナンパされた羽振りがいい年上の人。向こうも二人連れ、どうせ同じような条約を結んでいたのだろう。飲ませ方、触り方、口説き方……〝ワンナイト〟狙いか、良くてセフレ探しとみた。
(ま、ぜ~んぜん、良いんだけどね。それでも♡)
「……ね、あにゃ達はどーする?オールするの?」
完全に終電を逃した時間だと確信した頃、唇が触れ合いそうなほどの距離感であにゃが甘く囁く。相手はそれを待っていたようで、簡単に食いついた。
「ん~……ふふ、あにゃが乗り気なら、私はホテル行きたいけど♡」
「い~よぉっ♡」
一本釣り♡と胸の内で囁きながら、さっと頬に口付ける。灰皿に立てかけていた吸いかけの煙草の火を押し消して、ショートボブの女が先に立ち上がった。
「実はさっき、あにゃがおトイレ行ってる間、ホテルの部屋押さえたんだ。行こっか♡」
「もー、確信犯♡えっち♡」
(えらく盛ってんじゃん、期待できるかな……?)
差し伸べられた手を取ると内心の言葉はしっかりと胸に秘め、むしろ自分も同じ気持ちですよ♡と言わんばかり頬を染めて、あにゃも立ち上がる。
混雑するフロアを二人、手を繋いで縫うように歩くのは嫌いじゃない……導かれている、安心感があるからだ。色とりどりのライトに照らされて踊る彼女のサラサラな黒髪を見つめながら少しの間、安堵を得た。このまま手の温もりと後ろ姿だけをずっと追っていたい、などと叶わないことを考えて。
箱に入った時はそうでもなかったのに、外に出ると夜風は少しばかり冷えていた。春なのに寒いね、とありきたりな言葉を交わしながら手を繋いでタクシーに乗せられ、連れ込まれたホテルは綺麗な建物で……あにゃはいよいよ〝もうどうでも良いや〟という気持ちになった。
「ん……は♡、キス、なんかぃ…っ、するのぉ♡」
「仕方ないよ、あにゃの唇が美味しいんだもん♡」
部屋に入るなり抱き締められ口付けの嵐。酒を飲んだ後だしブレスケアをしたいとか、色々な雑念で集中しきれず、あにゃはどう休憩を挟むか機会を窺ってはみた。が……。
「あー……もうだめ、ごめんね?」
ショートボブネキは話をする猶予を与えてくれる気はないらしい。声が発情してしまっている……そうして悪いことに、彼女はあにゃより頭一つ分身長が高い、強引な力で簡単にベッド際へ追い詰められてしまった。
(ま、いっか~……)
あにゃの諦めは早かった。素直に〝お誘い〟に応じてベッドに腰掛ける、そうすると発情したお姉さんがごくごく自然な流れとして押し倒して来るわけで……最初は押し倒したおされたままの距離感であにゃのツインテールをうっとりと見つめるだけ。その次はそれぞれの方向に散らばる黒髪、その一房を拾って口付けて。……その瞳が歪な形に細くなるのを見て、少しだけ背中の産毛がザワリと騒いだが、あにゃは我慢した。
「……い~っぱい、気持ちよくしてあげる。リピートしたくなるぐらいね」
「ええ~♡♡」
後襟の留め具を外し、せっせとフリルブラウスを脱がしにかかる、その手付きの素早さたるや、かなりの遊び人とお見受けした。バンザイして脱衣に協力してる間にストラップレスブラのバックホックを簡単に外されてあっという間に乳房を露出してしまう。部屋に入るなり、だったので通常照明……蛍光灯の下。恥じ入らないでもないが、あにゃの場合……
(自分の呼吸がアルコール臭い時点で集中出来ない……)
と、いう本音がバレないように、はふ♡はふ♡適時、吐息を乱すふりをしていた。そうこうしている間にパンティまで脱がされ、丸裸。向かい合う彼女も下着姿になる。
「え~、自分は脱がないの?」
「なんかね、今日は触られるより触りたいかも♡」
対面側位で向かい合い、再び口付けの雨が降る。
ン、ちゅ♡ん、ちゅ、ぢゅ……っ♡ふ、っ、ちゅぷ♡、ぢゅ……♡
唇に吸い付かれていたのは数回だけで、すぐに内側に舌先が入り込む。自分だけガムを噛んでいたのか、微かにクールミントの味がした。
「んっ、ぁ……♡は……、んン゛っ♡゛♡、いき、くるし……ッ」
「は……♡♡口、ちっちゃい、かーわいい♡」
無駄な抵抗で閉じる歯列をぬるぬると撫る舌先が歯間を擽り、歯茎までたどり着いた。そのまま根元のぷりぷりしたお肉を堪能し、上下の全てを舐め回しているとあにゃの根気が折れる。まんまと噛み合わせの奥へ入り込んだ舌先で相手の舌先を絡め取り、ネロネロと執拗に嬲り倒した。ざらついた粘膜の感触と、他人の唾液の味に徐々に性欲を煽られているのか……どんどん行為がねちっこくなっていく。
「ンふぅ……♡おいし……♡♡♡」
彼女はアルコール臭いであろう、あにゃの呼気を気にする様子はない。適度に呼吸の隙も与えつつ、気を逸らせないように口付けを続けた。すっかり気を取られていると、剥き身の背中に指先が触れ、つぃ…と爪先で掠められる。その触れるか触れないかの刺激に肩を上げた。
「ぅ゛……ぅ゛~っ♡゛♡♡♡♡」
しかし、唇が塞がれているので言葉にならない無様な鳴き声になる。その声に気を良くしたのか、彼女の指先は背中や腰裏、臀部、とあにゃの背面の肌を探るように触れ始めた。
(ヒェ~~、エロじじぃかよ!)
内心でぴえんしつつこれは結構気持ちよかったあにゃである。いきなり直接的な刺激を与えられるより、かなり高得点だ。
「ぁん♡ふ…——、ぁ゛、ゃン、ゃだぁ♡」
「声、かわいいよ♡全然、嫌じゃないでしょ~?」
特に腰裏を優しく撫でられると堪らない。声を聞こうと口付けを解いたらしいショートボブの女が機嫌良さそうに笑んで、更にその下、臀部の丸みを数回焦らすように撫でた。
「ほら、すんごい濡れてる……♡」
「ぁ……っ♡」
くち♡くちゅ♡くちゅ♡くち♡くりゅ♡くりゅっ♡くりゅんっ♡くちゅっ♡
「ぁん♡ぁ゛っ♡んぅ♡ぁっ♡ぁん♡」
そうして遂に蕩けた陰唇に触れられ、否が応でもはしたない声が出た。ご指摘の通り、ぬるぬるのとろっとろに濡れている。膣口から指先で潤みを伸ばされ、膨らみ始めていたクリトリスまで塗りたくされて、よしよし♡よしよし♡と勃起を促されている。
(けっこう、いいかもぉ♡♡♡)
期待に胸が膨らむ。その膨らむ胸の先端を向かい合う女が前置きなく口に含んだ。舌のざらついた感触に乳首を転がされ、あっという間に育った尖りを甘噛みされて……
「きゃん♡♡♡」
などと、サービス吠えしてしまう♡が、今夜のお相手が満足そうな顔だったので、良しとする。しかし、問題はこの先で……。
「ねぇ、指欲しいよぉ」
「だーめ♡」
夜が明けるのでは?というほど、前戯が続いた。気持ち良いが、焦ったい♡も度が過ぎるとイライラに変わるのだと、あにゃはこの夜に学んだ。
「もぉ無理だよぉお♡お願いぃ♡」
「もう、仕方がないな♡あにゃのエッチ♡♡」
お願いしますとぴえんぴえん泣きついて、ようやくその言葉を引き出したのは多分朝方近くである。正常位へと体位を変えて指を挿れて貰う。当然、泥濘んだ内側は簡単に指を飲み込んだ。
ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡
「あらら、一本じゃ足りない音してるね~?」
「言わないでぇ♡」
ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡
「あぇ!?♡♡ぁ、あ゛♡゛ぁあ♡゛ぁ♡゛あぁっ♡あ゛♡ぁん♡゛あぁ♡あッ♡゛」
「大変、三本も入っちゃう♡エッロ~♡♡」
……しかし、である。あぇ!?♡♡となったのは開始三分程度であった。どうにも痒いところに手が届かない。届きそうな気がしてもスカッと、空振りする。ならばと腰を使って積極的に自らスイートスポット♡を探ってみるが何だかイマイチ当たらない。
(……ん~だめだ、諦めよう。きっとこの人とは体の相性、悪いんだ。惜しかったな……)
あにゃが本日数度目の諦めに浸っている頃、彼女の足の間にいるショートボブの女はそんなことには気付きもせず、あにゃの太腿の白い皮膚に口付けたり、指で奥を探るのに夢中である。……勿論、それを盛り上げる〝演技〟に乗せられているからなのだが。
「ぁん♡ぁん♡はぅん♡もっとぉ♡♡ひ、ぅ゛……気持ち良いのぉ゛♡♡♡」
幸い、たくさん水分を摂ったので潤みは尽きない。股間で女が何か言っているが、ぁん♡とかヒャン♡で適当に流しつつ、あにゃの思考はどんどんこの場、この行為から離れていく。
(はーぁ、なんか虚しい~……)
†
あにゃ、という名前は勿論本名ではない。
本名は〝星川 愛(ほしかわ まなみ)〟という。あにゃというのは主にSNSやマチアプで使う名前の一つで、名前の愛をもじって〝あにゃ〟とした。
あにゃがまだ〝愛〟と名乗っていた頃、……すなわち、第二新卒までなのだが、彼女は必死に社会の歯車たろうとしていた。夢……アパレル会社に勤め、大好きな服飾の仕事に関わるという目標があった。それは新卒でも、第二新卒でも〝叶った〟のである。……しかし、現実は想像より過酷だった。
帰宅を忘れたかのように働き続ける先輩たち……勿論、それを無視して帰れるはずもない、キャバクラの店員と新卒を勘違いしている上司、各店舗の店長は本部の運営を敵視しているし、特に新卒なんて格好の的であった。
働いても働いても働いても楽しいことはない。達成感もない。会議、出張、企画、説教、セクハラ、残業、ダメ出し、……無限ループ。すっかりメンタルをやられ、新卒で入った会社は三年で辞めてしまった。三年頑張ったことを褒めて欲しいが、賃貸を引き払い地方にある実家に帰ると両親は渋い顔で出迎えた。
「ごめん、頑張る……」
そう言って、ようやく受け入れて貰った。しかしそこから一年の療養は許してくれたので、あれは親なりの叱咤激励だったのかもしれない。
まともに食事を摂れるようになった頃、再度就活を始めた。前回は地元から近い〝都会〟に勤務地を絞って就活したが、今回は思い切って〝東京〟へ決めた。都心は求人が多い。三年の就労経験と第二新卒、という若さからか、面接は簡単に決まった。
前回の経験からブラックっぽい会社は候補から外しているので、きっと大丈夫!そう信じて複数社面接を受ける。何社か最終まで辿り着き……良さそうと思った会社に勤めたのだ。が、結果は同じだった。
(ようするにうちってばだめにんげんだったので~す☆)
退社の手続きを終え傷病手当を得たその日。一人暮らしの部屋で引き篭もりをキメながら愛は〝あにゃ〟になった。SNSに自分の社会不適合っぷりをぴえんしていたら、友達はそこそこ出来た。更に、ビアンであることを表明したところ飲み友達も出来た。鍵にしてないからたまにアンチも湧くけど、そんなのはスルーしたらいい。会社にいたお局やきもおぢに比べたらそよ風に等しい。
もう真面目に仕事を探す気にはなれなかった。心が壊れて、自信を持てなくて。傷病手当が終わった後はその日暮らしのフリーター。どうしようもない時は親に甘える。親は頼れば猛烈に怒るが、決して見放しはしない。それをまたネットにぴえんして、仲間たちと酒を飲むのだ。
(……)
(…………)
(………………っ!)
(おっとやばい、つまらんすぎて回想が捗りすぎたぜっ!)
ふっと意識が現在に戻る。喘ぎ過ぎて喉がつかえたからだ。
「ん~……なかなかイってくれないね?中いき苦手?」
「う、うん♡そうかもぉ……?♡」
「私、手マン得意なのに、悔しい……——」
時間単位で指を使って疲れているだろうに、ショートボブの女は諦めなかった。……しかし、時間だけが残酷に過ぎていく。一芝居打とうかと考えていると、不意に彼女が耳元に唇を寄せて囁いた。
「……もしかして、あにゃはさ、イッてることに気がついてないんじゃない?」
(…………いや、ポジティブすぎん?)
心の中でスペキャ顔になりながら、実際のあにゃはというと……頬を赤らめ瞳をうるうるとさせている。
「そっ、そうかもぉ……♡♡♡」
……正直、もう眠い。
†
翌日。昨夜、現場解散した〝とあたそ〟とバーで待ち合わせる。この子とはずいぶん長い付き合いで、なんでも話せる仲……だと少なくとも、あにゃはそう思っている。カウンター席に横並びに座ってハイボールを注文した。すぐに二人分のジョッキが運ばれてくる。見てくれに反して、ガツン!と可愛くない乾杯をする二人。
「とあたそ昨日どうだった、当たり?」
「歩美ちゃん?ん~…、65点?」
「そんな名前だっけ?え、ビミョ~」
「相変わらず名前覚えらんないの?最低♡そっちは?」
「え~55点かな」
「ちょ、最低じゃん。詳細聞かせてよぉ」
顔をくっつけ合って女友達とする猥談は最高だ。二人はこそこそ話して時折、はしたなくギャハハハハハ!と山賊のような笑い声を上げる。
「あーね、最近イベの成績悪くね?そろそろマチアプに戻る?」
酒が進み、程よく酔っ払った頃とあたそが提案した。ビアンにも専用のアプリがある。
「あー、いいかも♡やろ。あとさー……」
酔いの回った汚い笑み……とあたそにしか見せない顔であにゃが笑う。
「今からさ、昨日の二人呼び出して、交換っこしない?」
「うーわ、くずレズ……♡いーよ、付き合ったげる、都子ちゃんの焦らしテク、ちょっと気になるし~♡♡」
「あれ、やば、あのおねーさんそんな名前だっけ?」
「黙れくず♡♡♡」
かくして、まんまと釣られたお姉様が二人、指定された場所に誘き出された訳だが、待っていたのは昨日とは別の人物♡しかし、お互いがお互い、体目的であるため数分後には交渉は〝成立〟してしまう。
65点の〝歩美〟ちゃんは昨日のお姉さんよりかなりタンパクでもうすでに夢の中。もしかすると、あにゃはあまりお好みではなかったのかもしれない。
一人暇になったのでスマホを片手に久しぶりにマッチングアプリを開いた。適当に候補を漁り始める。
(年上がいいな~、見た目はどっちでも良くて、性欲ばっかなのはちょっと疲れた~ネタには良いんだけどさ……飯屋とかカフェとか詳しいやつ欲しいかも~)
ポチ、ポチ、ポチ、ポチ、ポチ、ポチ。
数撃ちゃ当たると言わんばかりいいね♡を残す。その中の一人から、返信がついた。顔はよく分からないが、性欲と洒落っ気のバランスが良さそうな女性である。わん♡と一鳴きしそうになるのを耐えてチャットに持ち込んだ。
(え~、都内住みの関西人だぁ♡萌え~♡♡♡)
ときめきのビートがマックスである。これから出勤、という言葉で、朝が来たのを察する。まともな人は今からご出勤なのである。
「歩美ちゃん、歩美ちゃん、お仕事は?」
思わず、寝こけている昨夜のお相手を起こしにかかった……が。
「うち、フレックス。まだ大丈夫……」
長い腕が伸びてきて、捕まえられた。鼻先、唇、と寝起きの温い体温が触れる。好意は空回ったが、なんだか世界が明るい……不思議な気分だ。歩美ちゃんが起きるまで、大人しくしていようと瞳を閉じた。
都心にある、とあるクラブ。フロアに入ればそこは様々な音が入り乱れていた。腹の底まで届く重低音、煌めくような高音……皆、非現実的な空間に夢中。今夜のDJはアニソンもOKなようで、時折流れる今時のそれに一部の客から歓声が上がっている。前方のステージでは艶かしい姿のダンサーが複数人、客と密着し唇でチップのやり取りをし、場を盛り上げている。逆にその後方、バーカウンターの周辺にはテーブルセットが設えてあり、そちらはしっとりと……思い思いにグラスを傾ける人々の姿があった。しかし、そこに男性の姿はない……例外として時折、屈強な体躯の黒服が姿を現すが、その他の全てが女性で構成されている。
そう、この夜のこの場を貸し切って開催されているイベントは男子禁制、レズビアンイベントなのだ。
その女だけに許された一夜のステージ、ダンスフロアのサイドに設けられたVIP席の一つに四人の女性の姿があった。
「あにゃ♡新しく何か飲む?今夜は全部奢ってあげるよ」
「え~やば?飲む飲む~っ♡♡」
などと気前がいい女は二十代後半といった見た目で、黒髪にショートボブのかっこいい系のお姉様だ。煙草を片手に長い脚を組む仕草が艶めいている。一方〝あにゃ〟と呼ばれた女性は二十代前半だろうか……量産系女子と呼ばれる系統のファッションに、ぱっつん前髪、ツインテールの黒髪。お姉様の腕に飛び付きゴロニャンと分かりやすく甘えている。
「とあたそは?」
「んーん、とあはもういい。ねえ、……今夜は帰りたくないな~♡」
〝とあたそ〟と呼ばれた女性は、あにゃと同じ量産型ファッション、かつハーフツインテール。傍に侍る長髪の美女に身を寄せて、こちらも〝OK〟と言わんばかりである。
種明かしをしよう。あにゃととあたそは某SNSの相互関係にあたる。二人で落ち合ってイベントに来たが〝良い出会い〟があれば現地解散、という前約束ありきだ……その約束通り、とあたそは一足先にお持ち帰りされ、残されたあにゃは潰されないギリギリまでアルコールを楽しんだ。飲みたい気分だったのである。ショートボブさんの名前は正直忘れてしまっている、今夜クラブでナンパされた羽振りがいい年上の人。向こうも二人連れ、どうせ同じような条約を結んでいたのだろう。飲ませ方、触り方、口説き方……〝ワンナイト〟狙いか、良くてセフレ探しとみた。
(ま、ぜ~んぜん、良いんだけどね。それでも♡)
「……ね、あにゃ達はどーする?オールするの?」
完全に終電を逃した時間だと確信した頃、唇が触れ合いそうなほどの距離感であにゃが甘く囁く。相手はそれを待っていたようで、簡単に食いついた。
「ん~……ふふ、あにゃが乗り気なら、私はホテル行きたいけど♡」
「い~よぉっ♡」
一本釣り♡と胸の内で囁きながら、さっと頬に口付ける。灰皿に立てかけていた吸いかけの煙草の火を押し消して、ショートボブの女が先に立ち上がった。
「実はさっき、あにゃがおトイレ行ってる間、ホテルの部屋押さえたんだ。行こっか♡」
「もー、確信犯♡えっち♡」
(えらく盛ってんじゃん、期待できるかな……?)
差し伸べられた手を取ると内心の言葉はしっかりと胸に秘め、むしろ自分も同じ気持ちですよ♡と言わんばかり頬を染めて、あにゃも立ち上がる。
混雑するフロアを二人、手を繋いで縫うように歩くのは嫌いじゃない……導かれている、安心感があるからだ。色とりどりのライトに照らされて踊る彼女のサラサラな黒髪を見つめながら少しの間、安堵を得た。このまま手の温もりと後ろ姿だけをずっと追っていたい、などと叶わないことを考えて。
箱に入った時はそうでもなかったのに、外に出ると夜風は少しばかり冷えていた。春なのに寒いね、とありきたりな言葉を交わしながら手を繋いでタクシーに乗せられ、連れ込まれたホテルは綺麗な建物で……あにゃはいよいよ〝もうどうでも良いや〟という気持ちになった。
「ん……は♡、キス、なんかぃ…っ、するのぉ♡」
「仕方ないよ、あにゃの唇が美味しいんだもん♡」
部屋に入るなり抱き締められ口付けの嵐。酒を飲んだ後だしブレスケアをしたいとか、色々な雑念で集中しきれず、あにゃはどう休憩を挟むか機会を窺ってはみた。が……。
「あー……もうだめ、ごめんね?」
ショートボブネキは話をする猶予を与えてくれる気はないらしい。声が発情してしまっている……そうして悪いことに、彼女はあにゃより頭一つ分身長が高い、強引な力で簡単にベッド際へ追い詰められてしまった。
(ま、いっか~……)
あにゃの諦めは早かった。素直に〝お誘い〟に応じてベッドに腰掛ける、そうすると発情したお姉さんがごくごく自然な流れとして押し倒して来るわけで……最初は押し倒したおされたままの距離感であにゃのツインテールをうっとりと見つめるだけ。その次はそれぞれの方向に散らばる黒髪、その一房を拾って口付けて。……その瞳が歪な形に細くなるのを見て、少しだけ背中の産毛がザワリと騒いだが、あにゃは我慢した。
「……い~っぱい、気持ちよくしてあげる。リピートしたくなるぐらいね」
「ええ~♡♡」
後襟の留め具を外し、せっせとフリルブラウスを脱がしにかかる、その手付きの素早さたるや、かなりの遊び人とお見受けした。バンザイして脱衣に協力してる間にストラップレスブラのバックホックを簡単に外されてあっという間に乳房を露出してしまう。部屋に入るなり、だったので通常照明……蛍光灯の下。恥じ入らないでもないが、あにゃの場合……
(自分の呼吸がアルコール臭い時点で集中出来ない……)
と、いう本音がバレないように、はふ♡はふ♡適時、吐息を乱すふりをしていた。そうこうしている間にパンティまで脱がされ、丸裸。向かい合う彼女も下着姿になる。
「え~、自分は脱がないの?」
「なんかね、今日は触られるより触りたいかも♡」
対面側位で向かい合い、再び口付けの雨が降る。
ン、ちゅ♡ん、ちゅ、ぢゅ……っ♡ふ、っ、ちゅぷ♡、ぢゅ……♡
唇に吸い付かれていたのは数回だけで、すぐに内側に舌先が入り込む。自分だけガムを噛んでいたのか、微かにクールミントの味がした。
「んっ、ぁ……♡は……、んン゛っ♡゛♡、いき、くるし……ッ」
「は……♡♡口、ちっちゃい、かーわいい♡」
無駄な抵抗で閉じる歯列をぬるぬると撫る舌先が歯間を擽り、歯茎までたどり着いた。そのまま根元のぷりぷりしたお肉を堪能し、上下の全てを舐め回しているとあにゃの根気が折れる。まんまと噛み合わせの奥へ入り込んだ舌先で相手の舌先を絡め取り、ネロネロと執拗に嬲り倒した。ざらついた粘膜の感触と、他人の唾液の味に徐々に性欲を煽られているのか……どんどん行為がねちっこくなっていく。
「ンふぅ……♡おいし……♡♡♡」
彼女はアルコール臭いであろう、あにゃの呼気を気にする様子はない。適度に呼吸の隙も与えつつ、気を逸らせないように口付けを続けた。すっかり気を取られていると、剥き身の背中に指先が触れ、つぃ…と爪先で掠められる。その触れるか触れないかの刺激に肩を上げた。
「ぅ゛……ぅ゛~っ♡゛♡♡♡♡」
しかし、唇が塞がれているので言葉にならない無様な鳴き声になる。その声に気を良くしたのか、彼女の指先は背中や腰裏、臀部、とあにゃの背面の肌を探るように触れ始めた。
(ヒェ~~、エロじじぃかよ!)
内心でぴえんしつつこれは結構気持ちよかったあにゃである。いきなり直接的な刺激を与えられるより、かなり高得点だ。
「ぁん♡ふ…——、ぁ゛、ゃン、ゃだぁ♡」
「声、かわいいよ♡全然、嫌じゃないでしょ~?」
特に腰裏を優しく撫でられると堪らない。声を聞こうと口付けを解いたらしいショートボブの女が機嫌良さそうに笑んで、更にその下、臀部の丸みを数回焦らすように撫でた。
「ほら、すんごい濡れてる……♡」
「ぁ……っ♡」
くち♡くちゅ♡くちゅ♡くち♡くりゅ♡くりゅっ♡くりゅんっ♡くちゅっ♡
「ぁん♡ぁ゛っ♡んぅ♡ぁっ♡ぁん♡」
そうして遂に蕩けた陰唇に触れられ、否が応でもはしたない声が出た。ご指摘の通り、ぬるぬるのとろっとろに濡れている。膣口から指先で潤みを伸ばされ、膨らみ始めていたクリトリスまで塗りたくされて、よしよし♡よしよし♡と勃起を促されている。
(けっこう、いいかもぉ♡♡♡)
期待に胸が膨らむ。その膨らむ胸の先端を向かい合う女が前置きなく口に含んだ。舌のざらついた感触に乳首を転がされ、あっという間に育った尖りを甘噛みされて……
「きゃん♡♡♡」
などと、サービス吠えしてしまう♡が、今夜のお相手が満足そうな顔だったので、良しとする。しかし、問題はこの先で……。
「ねぇ、指欲しいよぉ」
「だーめ♡」
夜が明けるのでは?というほど、前戯が続いた。気持ち良いが、焦ったい♡も度が過ぎるとイライラに変わるのだと、あにゃはこの夜に学んだ。
「もぉ無理だよぉお♡お願いぃ♡」
「もう、仕方がないな♡あにゃのエッチ♡♡」
お願いしますとぴえんぴえん泣きついて、ようやくその言葉を引き出したのは多分朝方近くである。正常位へと体位を変えて指を挿れて貰う。当然、泥濘んだ内側は簡単に指を飲み込んだ。
ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡ぬちょ♡
「あらら、一本じゃ足りない音してるね~?」
「言わないでぇ♡」
ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡ぢゅぼっ♡
「あぇ!?♡♡ぁ、あ゛♡゛ぁあ♡゛ぁ♡゛あぁっ♡あ゛♡ぁん♡゛あぁ♡あッ♡゛」
「大変、三本も入っちゃう♡エッロ~♡♡」
……しかし、である。あぇ!?♡♡となったのは開始三分程度であった。どうにも痒いところに手が届かない。届きそうな気がしてもスカッと、空振りする。ならばと腰を使って積極的に自らスイートスポット♡を探ってみるが何だかイマイチ当たらない。
(……ん~だめだ、諦めよう。きっとこの人とは体の相性、悪いんだ。惜しかったな……)
あにゃが本日数度目の諦めに浸っている頃、彼女の足の間にいるショートボブの女はそんなことには気付きもせず、あにゃの太腿の白い皮膚に口付けたり、指で奥を探るのに夢中である。……勿論、それを盛り上げる〝演技〟に乗せられているからなのだが。
「ぁん♡ぁん♡はぅん♡もっとぉ♡♡ひ、ぅ゛……気持ち良いのぉ゛♡♡♡」
幸い、たくさん水分を摂ったので潤みは尽きない。股間で女が何か言っているが、ぁん♡とかヒャン♡で適当に流しつつ、あにゃの思考はどんどんこの場、この行為から離れていく。
(はーぁ、なんか虚しい~……)
†
あにゃ、という名前は勿論本名ではない。
本名は〝星川 愛(ほしかわ まなみ)〟という。あにゃというのは主にSNSやマチアプで使う名前の一つで、名前の愛をもじって〝あにゃ〟とした。
あにゃがまだ〝愛〟と名乗っていた頃、……すなわち、第二新卒までなのだが、彼女は必死に社会の歯車たろうとしていた。夢……アパレル会社に勤め、大好きな服飾の仕事に関わるという目標があった。それは新卒でも、第二新卒でも〝叶った〟のである。……しかし、現実は想像より過酷だった。
帰宅を忘れたかのように働き続ける先輩たち……勿論、それを無視して帰れるはずもない、キャバクラの店員と新卒を勘違いしている上司、各店舗の店長は本部の運営を敵視しているし、特に新卒なんて格好の的であった。
働いても働いても働いても楽しいことはない。達成感もない。会議、出張、企画、説教、セクハラ、残業、ダメ出し、……無限ループ。すっかりメンタルをやられ、新卒で入った会社は三年で辞めてしまった。三年頑張ったことを褒めて欲しいが、賃貸を引き払い地方にある実家に帰ると両親は渋い顔で出迎えた。
「ごめん、頑張る……」
そう言って、ようやく受け入れて貰った。しかしそこから一年の療養は許してくれたので、あれは親なりの叱咤激励だったのかもしれない。
まともに食事を摂れるようになった頃、再度就活を始めた。前回は地元から近い〝都会〟に勤務地を絞って就活したが、今回は思い切って〝東京〟へ決めた。都心は求人が多い。三年の就労経験と第二新卒、という若さからか、面接は簡単に決まった。
前回の経験からブラックっぽい会社は候補から外しているので、きっと大丈夫!そう信じて複数社面接を受ける。何社か最終まで辿り着き……良さそうと思った会社に勤めたのだ。が、結果は同じだった。
(ようするにうちってばだめにんげんだったので~す☆)
退社の手続きを終え傷病手当を得たその日。一人暮らしの部屋で引き篭もりをキメながら愛は〝あにゃ〟になった。SNSに自分の社会不適合っぷりをぴえんしていたら、友達はそこそこ出来た。更に、ビアンであることを表明したところ飲み友達も出来た。鍵にしてないからたまにアンチも湧くけど、そんなのはスルーしたらいい。会社にいたお局やきもおぢに比べたらそよ風に等しい。
もう真面目に仕事を探す気にはなれなかった。心が壊れて、自信を持てなくて。傷病手当が終わった後はその日暮らしのフリーター。どうしようもない時は親に甘える。親は頼れば猛烈に怒るが、決して見放しはしない。それをまたネットにぴえんして、仲間たちと酒を飲むのだ。
(……)
(…………)
(………………っ!)
(おっとやばい、つまらんすぎて回想が捗りすぎたぜっ!)
ふっと意識が現在に戻る。喘ぎ過ぎて喉がつかえたからだ。
「ん~……なかなかイってくれないね?中いき苦手?」
「う、うん♡そうかもぉ……?♡」
「私、手マン得意なのに、悔しい……——」
時間単位で指を使って疲れているだろうに、ショートボブの女は諦めなかった。……しかし、時間だけが残酷に過ぎていく。一芝居打とうかと考えていると、不意に彼女が耳元に唇を寄せて囁いた。
「……もしかして、あにゃはさ、イッてることに気がついてないんじゃない?」
(…………いや、ポジティブすぎん?)
心の中でスペキャ顔になりながら、実際のあにゃはというと……頬を赤らめ瞳をうるうるとさせている。
「そっ、そうかもぉ……♡♡♡」
……正直、もう眠い。
†
翌日。昨夜、現場解散した〝とあたそ〟とバーで待ち合わせる。この子とはずいぶん長い付き合いで、なんでも話せる仲……だと少なくとも、あにゃはそう思っている。カウンター席に横並びに座ってハイボールを注文した。すぐに二人分のジョッキが運ばれてくる。見てくれに反して、ガツン!と可愛くない乾杯をする二人。
「とあたそ昨日どうだった、当たり?」
「歩美ちゃん?ん~…、65点?」
「そんな名前だっけ?え、ビミョ~」
「相変わらず名前覚えらんないの?最低♡そっちは?」
「え~55点かな」
「ちょ、最低じゃん。詳細聞かせてよぉ」
顔をくっつけ合って女友達とする猥談は最高だ。二人はこそこそ話して時折、はしたなくギャハハハハハ!と山賊のような笑い声を上げる。
「あーね、最近イベの成績悪くね?そろそろマチアプに戻る?」
酒が進み、程よく酔っ払った頃とあたそが提案した。ビアンにも専用のアプリがある。
「あー、いいかも♡やろ。あとさー……」
酔いの回った汚い笑み……とあたそにしか見せない顔であにゃが笑う。
「今からさ、昨日の二人呼び出して、交換っこしない?」
「うーわ、くずレズ……♡いーよ、付き合ったげる、都子ちゃんの焦らしテク、ちょっと気になるし~♡♡」
「あれ、やば、あのおねーさんそんな名前だっけ?」
「黙れくず♡♡♡」
かくして、まんまと釣られたお姉様が二人、指定された場所に誘き出された訳だが、待っていたのは昨日とは別の人物♡しかし、お互いがお互い、体目的であるため数分後には交渉は〝成立〟してしまう。
65点の〝歩美〟ちゃんは昨日のお姉さんよりかなりタンパクでもうすでに夢の中。もしかすると、あにゃはあまりお好みではなかったのかもしれない。
一人暇になったのでスマホを片手に久しぶりにマッチングアプリを開いた。適当に候補を漁り始める。
(年上がいいな~、見た目はどっちでも良くて、性欲ばっかなのはちょっと疲れた~ネタには良いんだけどさ……飯屋とかカフェとか詳しいやつ欲しいかも~)
ポチ、ポチ、ポチ、ポチ、ポチ、ポチ。
数撃ちゃ当たると言わんばかりいいね♡を残す。その中の一人から、返信がついた。顔はよく分からないが、性欲と洒落っ気のバランスが良さそうな女性である。わん♡と一鳴きしそうになるのを耐えてチャットに持ち込んだ。
(え~、都内住みの関西人だぁ♡萌え~♡♡♡)
ときめきのビートがマックスである。これから出勤、という言葉で、朝が来たのを察する。まともな人は今からご出勤なのである。
「歩美ちゃん、歩美ちゃん、お仕事は?」
思わず、寝こけている昨夜のお相手を起こしにかかった……が。
「うち、フレックス。まだ大丈夫……」
長い腕が伸びてきて、捕まえられた。鼻先、唇、と寝起きの温い体温が触れる。好意は空回ったが、なんだか世界が明るい……不思議な気分だ。歩美ちゃんが起きるまで、大人しくしていようと瞳を閉じた。
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