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第四章〜六大魔王復活〜
第72話 〜僕は勇者〜
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「……エングさん大丈夫ですか!?これでは魔王どころかエングさんすら見分けがつかないぞ……」
「ロイ、落ち着け!目が見えなくても気配を感じるんだ!目を閉じ、五感を集中させることで、音や空気の振動を感じ取ればわかる!」
「……!?はい、やってみます!」
「ほう、目を閉じたままでも戦えるのか?では、行くぞ。土の精霊獣アースドラゴンよ、姿を現せ」
アースドラゴン、名前にドラゴンの名が付くもののドラゴン族とは全く別物であり、その見た目は毛皮に覆われ翼もなく、太い手足と鋭い爪を持つ獣に近い存在だった。そして、目が無いにも関わらず、真っ直ぐロイ達に襲い掛かる。
「ロイ!気を付けろ何か来るぞ!」
「はい!」
目を閉じながらもエングはかろうじてアースドラゴンの爪を刀で受け止め、さらに無意識にその力にぶつからない受け流す。それはエングだからこそ出来る鍛錬の賜物であり、ロイも咄嗟に聖剣で受け止めるも、受け流すことが出来ず、爪自体の切れ味はそこまででないものの、その太い腕により、ロイは何かに衝突されたように吹き飛ばされる。
「うぁー!?」
そして、アースドラゴンはさらに土属性の魔法を展開する。アースドラゴンの前から次々と巨大な針状の岩が出現する。先程と違いエングとロイは音で何かしら来ると感じても、ランダムに出てくる岩を正確に避け切ることができず、直撃はしないものの、次々とくるアースドラゴンからの攻撃にエングとロイはダメージが蓄積され、ボロボロになっていく。
「このままでは負けてしまう……エングさん、状況が覆せるかはわかりませんが、あれを使います!」
「修行のときのものか!?そうだ、あれなら!」
「行きます!ペガサス、力を貸してくれ《精霊武装》」
ロイの頭上にペガサスが召喚され、そのままロイとペガサスが重なると眩しいほどの閃光がロイを包み込む。そして、閃光の光が落ち着くと、ロイは光輝く翼がついた鎧を全身に身に付けていた。そしてその光の翼は闇の空間を照らし、アースドラゴンとルキフゲロフォカレの姿を照らし出す。
「いまだ!《無双流 奥義 銀龍閃》」
「《グランシャイニングストライク》」
エングの奥義がアースドラゴンの首を一閃する。首を落とされたアースドラゴンはそのまま地面へと倒れ、ロイの奥義もルキフゲロフォカレに直撃し、その光輝かく一閃は闇の世界をも斬り捨て、闇の世界が崩壊する。
「くっ、闇の世界が壊されたか。その光輝く力、今まで何度も敗れてきた真の勇者の姿……。だが、それでもまだまだ終わらんよ!」
元の世界に戻ると、そこにはヒイロとサタナキアの姿は無かったが、イスカリオテとシルフは巻き込まれずに戦っており、どうにかシルフを止めることに成功していたようだった。
「《シャドウエッジ》《サンドストーム》」
いくつもの闇の刃がロイとエングを襲う。そしてその後から強烈な砂嵐が続く。
「くっ!全てを薙ぎ払え!奥義 《グランドクロス》」
ロイから放たれる十字の光がルキフゲロフォカレの魔法を全て吹き飛ばし、城をも半壊させる。そして直撃したルキフゲロフォカレもすでに消えかかっていた。
「まさしく勇者の力。いや、それ以上か……だが、こちらとて敗れてばかりでは魔王筆頭ルキフゲロフォカレの名が廃る、常闇よ我を飲み込め《ダークハイド》」
魔王ルキフゲロフォカレが闇の中へと溶けるように消えていく。
「か、勝った……。僕は勇者として、魔王を倒したんだ……。」
「まだだロイ!姿はないが気配は消えていない!!油断するな!」
「えっ……はい!すいません!」
エングの指摘通り、一度消えた闇がルキフゲロフォカレが消えた場所から徐々に広がり、再びエングとロイを闇の中へと飲み込んでいく。
どうにかロイの光の精霊武装のおかげでロイの周辺は輝き、エングもその光に照らされ、お互いの位置を確認することができた。だが、先程と違うのはルキフゲロフォカレの姿も見えないことだった。闇の中でルキフゲロフォカレの声だけが聞こえる。
「《シャドウバインド》」
ロイとエングは一瞬にして闇の鎖に身体を拘束されたが、ペガサスとの精霊武装により、光そのものを装着したロイはすぐに鎖から抜け出すことが出来た。そして、ロイは、エングの拘束も解こうする。
「ロイ、俺はいいから敵を!」
エングは拘束されながらも、その見えない何かの気配を感じとる。エングの言葉にロイも咄嗟に回避行動を取るも、何かに攻撃される。そしてその何かは拘束されているエングにも攻撃をしていた。ロイは自身の光を強くし、エングと自身の周りを照らすが、既に周りには何もいなくなっていた。
「大丈夫ですか?エングさん!?ダメだ……やっぱり先にこの闇の世界から抜け出さないと……だったら《シャイニングインパクト》!」
ロイとエングを襲っていたのは先ほどのエングが倒した首の無くなったアースドラゴンだったが、ロイが全身から放った光の衝撃波によって、アースドラゴンは吹き飛ばされ、再び闇の世界を破壊する。
「くっ……もう少しだったものを……」
エングも闇の鎖から解放されたが、ダメージにより、立っているのもままならない状態だった。ロイはそのエングを庇いつつ辺りを警戒する。やはり魔王ルキフゲロフォカレの姿は無いものの、それらしき黒い闇の塊が浮いており、光の衝撃波でダメージを受けたのか、揺らめいでいた。
「まだ……だ、まだ終わらぬぞ……」
闇の塊は再び広がろうとする。その怨念のような、魔王の意志の強さにロイはたじろぎ、後退りをしてしまう。そして、魔王同様に首無しアースドラゴンもまた闇を纏いはじめ動き出しそうとしていた。
「ロイ……首無しの方は俺がやる……」
エングがフラフラになりながらもロイの肩に手をやる。
「お前は誰がなんと言うと勇者だ。俺もヒイロも認めている。魔王はお前が倒すんだろ……ロイ」
エングの言葉にロイは目を覚ます。
「……はい!」
「行くぞ!《無双流 一ノ太刀 双狼牙》……《二ノ太刀 狼爪昇華》……《三ノ太刀 銀尾円舞》……《奥義 銀龍閃》!!」
エングはそのボロボロになった身体で次々に技を繰り出す。動き出そうとしていたアースドラゴンは、エングの技を避けることも出来ず、次々と斬られ、そのまま小間切れになり、崩れ落ちる。
「もう終わりにしよう……魔王ルキフゲロフォカレ!これで最後だ!!《奥義 グランドクロス》」
再び広がろうとしていた魔王ルキフゲロフォカレの闇の塊はロイの奥義によって跡形となく消え去った。ロイは最後の力を使い果たし、そのまま《精霊武装》を解除したロイは、剣を構えたまま、呟いた。
「僕は……勇者だ……」
エングはロイのその様子を見て、あることに気付く。そうロイはそう呟き、立ったまま気を失っていたのだった。エングはロイを優しく寝かせ、自身もそこに座るとヒイロに残りを託すのだった。
イスカリオテは、エングに指示を受け、すぐにシルフに攻撃魔法を放つ。もちろん威力を最低限にしたことでほとんどダメージは無いが、まずは自身に標的を向けることと、シルフがどのような状態か探るためだ。
シルフはその魔法を避けることなく受け、イスカリオテの狙い通り、標的をイスカリオテに定め、真っ直ぐ向かっていく。
「シルフさん、すいません……もう一度だけ、上級水魔法 《ウォーターカノン》」
イスカリオテは、自身へ向かってくるシルフに対し、他の戦いから距離を取るように後方へと下がり、今度は直撃した場合、それなりのダメージを与えるはずの上級魔法をシルフに放つ。
「……重力魔法 《グラビティボール》」
シルフはイスカリオテの上級魔法に対し、避けることなく攻撃魔法を放つ。イスカリオテは、その様子を見て、少し安堵し、予定通り上級魔法をシルフの手前に落とし、自身に向かってきたシルフの魔法も難なく避ける。
「良かった……シルフさんの実力が100%発揮されてるようなら、止めることは多分無理だったろうけど、自身への攻撃に対し、回避や防御行動を取ることもないし、魔法も大したことない。意識も無さそうだから、動きを見ても、良くて半分の実力も出ていない……これなら!風魔法 《エアロバインド》、光魔法 《ホーリープリズン》 」
イスカリオテの予想通り、シルフは回避行動をせず、魔法に直撃する。シルフはイスカリオテの二つの拘束魔法で身動きが取れないにも関わらず、攻撃魔法を唱える。
「……重力魔法 《グラビティフィールド》」
イスカリオテはシルフを拘束したことに油断し、魔法の直撃を受け、地面にめり込むように超重力を受ける。イスカリオテはうつ伏せで重力に押さえつけられ、動きを封じられたが、シルフに向け、魔法を放つ。
「しまった……!?それなら光魔法 《サイレス》」
イスカリオテはシルフに魔法封じの緘黙魔法を放ち、重力の拘束から解放される。
「よし……土魔法《ロックバリア》」
シルフと自身を土の防御魔法で自分達を覆う。他の戦いの邪魔にならないようと、常にシルフを拘束するために魔力を込め続ければならないためだ。
「みなさん、後は任せますよ……」
「ロイ、落ち着け!目が見えなくても気配を感じるんだ!目を閉じ、五感を集中させることで、音や空気の振動を感じ取ればわかる!」
「……!?はい、やってみます!」
「ほう、目を閉じたままでも戦えるのか?では、行くぞ。土の精霊獣アースドラゴンよ、姿を現せ」
アースドラゴン、名前にドラゴンの名が付くもののドラゴン族とは全く別物であり、その見た目は毛皮に覆われ翼もなく、太い手足と鋭い爪を持つ獣に近い存在だった。そして、目が無いにも関わらず、真っ直ぐロイ達に襲い掛かる。
「ロイ!気を付けろ何か来るぞ!」
「はい!」
目を閉じながらもエングはかろうじてアースドラゴンの爪を刀で受け止め、さらに無意識にその力にぶつからない受け流す。それはエングだからこそ出来る鍛錬の賜物であり、ロイも咄嗟に聖剣で受け止めるも、受け流すことが出来ず、爪自体の切れ味はそこまででないものの、その太い腕により、ロイは何かに衝突されたように吹き飛ばされる。
「うぁー!?」
そして、アースドラゴンはさらに土属性の魔法を展開する。アースドラゴンの前から次々と巨大な針状の岩が出現する。先程と違いエングとロイは音で何かしら来ると感じても、ランダムに出てくる岩を正確に避け切ることができず、直撃はしないものの、次々とくるアースドラゴンからの攻撃にエングとロイはダメージが蓄積され、ボロボロになっていく。
「このままでは負けてしまう……エングさん、状況が覆せるかはわかりませんが、あれを使います!」
「修行のときのものか!?そうだ、あれなら!」
「行きます!ペガサス、力を貸してくれ《精霊武装》」
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「いまだ!《無双流 奥義 銀龍閃》」
「《グランシャイニングストライク》」
エングの奥義がアースドラゴンの首を一閃する。首を落とされたアースドラゴンはそのまま地面へと倒れ、ロイの奥義もルキフゲロフォカレに直撃し、その光輝かく一閃は闇の世界をも斬り捨て、闇の世界が崩壊する。
「くっ、闇の世界が壊されたか。その光輝く力、今まで何度も敗れてきた真の勇者の姿……。だが、それでもまだまだ終わらんよ!」
元の世界に戻ると、そこにはヒイロとサタナキアの姿は無かったが、イスカリオテとシルフは巻き込まれずに戦っており、どうにかシルフを止めることに成功していたようだった。
「《シャドウエッジ》《サンドストーム》」
いくつもの闇の刃がロイとエングを襲う。そしてその後から強烈な砂嵐が続く。
「くっ!全てを薙ぎ払え!奥義 《グランドクロス》」
ロイから放たれる十字の光がルキフゲロフォカレの魔法を全て吹き飛ばし、城をも半壊させる。そして直撃したルキフゲロフォカレもすでに消えかかっていた。
「まさしく勇者の力。いや、それ以上か……だが、こちらとて敗れてばかりでは魔王筆頭ルキフゲロフォカレの名が廃る、常闇よ我を飲み込め《ダークハイド》」
魔王ルキフゲロフォカレが闇の中へと溶けるように消えていく。
「か、勝った……。僕は勇者として、魔王を倒したんだ……。」
「まだだロイ!姿はないが気配は消えていない!!油断するな!」
「えっ……はい!すいません!」
エングの指摘通り、一度消えた闇がルキフゲロフォカレが消えた場所から徐々に広がり、再びエングとロイを闇の中へと飲み込んでいく。
どうにかロイの光の精霊武装のおかげでロイの周辺は輝き、エングもその光に照らされ、お互いの位置を確認することができた。だが、先程と違うのはルキフゲロフォカレの姿も見えないことだった。闇の中でルキフゲロフォカレの声だけが聞こえる。
「《シャドウバインド》」
ロイとエングは一瞬にして闇の鎖に身体を拘束されたが、ペガサスとの精霊武装により、光そのものを装着したロイはすぐに鎖から抜け出すことが出来た。そして、ロイは、エングの拘束も解こうする。
「ロイ、俺はいいから敵を!」
エングは拘束されながらも、その見えない何かの気配を感じとる。エングの言葉にロイも咄嗟に回避行動を取るも、何かに攻撃される。そしてその何かは拘束されているエングにも攻撃をしていた。ロイは自身の光を強くし、エングと自身の周りを照らすが、既に周りには何もいなくなっていた。
「大丈夫ですか?エングさん!?ダメだ……やっぱり先にこの闇の世界から抜け出さないと……だったら《シャイニングインパクト》!」
ロイとエングを襲っていたのは先ほどのエングが倒した首の無くなったアースドラゴンだったが、ロイが全身から放った光の衝撃波によって、アースドラゴンは吹き飛ばされ、再び闇の世界を破壊する。
「くっ……もう少しだったものを……」
エングも闇の鎖から解放されたが、ダメージにより、立っているのもままならない状態だった。ロイはそのエングを庇いつつ辺りを警戒する。やはり魔王ルキフゲロフォカレの姿は無いものの、それらしき黒い闇の塊が浮いており、光の衝撃波でダメージを受けたのか、揺らめいでいた。
「まだ……だ、まだ終わらぬぞ……」
闇の塊は再び広がろうとする。その怨念のような、魔王の意志の強さにロイはたじろぎ、後退りをしてしまう。そして、魔王同様に首無しアースドラゴンもまた闇を纏いはじめ動き出しそうとしていた。
「ロイ……首無しの方は俺がやる……」
エングがフラフラになりながらもロイの肩に手をやる。
「お前は誰がなんと言うと勇者だ。俺もヒイロも認めている。魔王はお前が倒すんだろ……ロイ」
エングの言葉にロイは目を覚ます。
「……はい!」
「行くぞ!《無双流 一ノ太刀 双狼牙》……《二ノ太刀 狼爪昇華》……《三ノ太刀 銀尾円舞》……《奥義 銀龍閃》!!」
エングはそのボロボロになった身体で次々に技を繰り出す。動き出そうとしていたアースドラゴンは、エングの技を避けることも出来ず、次々と斬られ、そのまま小間切れになり、崩れ落ちる。
「もう終わりにしよう……魔王ルキフゲロフォカレ!これで最後だ!!《奥義 グランドクロス》」
再び広がろうとしていた魔王ルキフゲロフォカレの闇の塊はロイの奥義によって跡形となく消え去った。ロイは最後の力を使い果たし、そのまま《精霊武装》を解除したロイは、剣を構えたまま、呟いた。
「僕は……勇者だ……」
エングはロイのその様子を見て、あることに気付く。そうロイはそう呟き、立ったまま気を失っていたのだった。エングはロイを優しく寝かせ、自身もそこに座るとヒイロに残りを託すのだった。
イスカリオテは、エングに指示を受け、すぐにシルフに攻撃魔法を放つ。もちろん威力を最低限にしたことでほとんどダメージは無いが、まずは自身に標的を向けることと、シルフがどのような状態か探るためだ。
シルフはその魔法を避けることなく受け、イスカリオテの狙い通り、標的をイスカリオテに定め、真っ直ぐ向かっていく。
「シルフさん、すいません……もう一度だけ、上級水魔法 《ウォーターカノン》」
イスカリオテは、自身へ向かってくるシルフに対し、他の戦いから距離を取るように後方へと下がり、今度は直撃した場合、それなりのダメージを与えるはずの上級魔法をシルフに放つ。
「……重力魔法 《グラビティボール》」
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「良かった……シルフさんの実力が100%発揮されてるようなら、止めることは多分無理だったろうけど、自身への攻撃に対し、回避や防御行動を取ることもないし、魔法も大したことない。意識も無さそうだから、動きを見ても、良くて半分の実力も出ていない……これなら!風魔法 《エアロバインド》、光魔法 《ホーリープリズン》 」
イスカリオテの予想通り、シルフは回避行動をせず、魔法に直撃する。シルフはイスカリオテの二つの拘束魔法で身動きが取れないにも関わらず、攻撃魔法を唱える。
「……重力魔法 《グラビティフィールド》」
イスカリオテはシルフを拘束したことに油断し、魔法の直撃を受け、地面にめり込むように超重力を受ける。イスカリオテはうつ伏せで重力に押さえつけられ、動きを封じられたが、シルフに向け、魔法を放つ。
「しまった……!?それなら光魔法 《サイレス》」
イスカリオテはシルフに魔法封じの緘黙魔法を放ち、重力の拘束から解放される。
「よし……土魔法《ロックバリア》」
シルフと自身を土の防御魔法で自分達を覆う。他の戦いの邪魔にならないようと、常にシルフを拘束するために魔力を込め続ければならないためだ。
「みなさん、後は任せますよ……」
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