94 / 139
恋と愛と友情と
しおりを挟む
「お嬢様、早く起きないと学園に遅刻しますよ!」
パーティーの翌朝。専属メイドのカイシャがアリスの身体を揺らす。
「……今日は休むわ。気分がすぐれないの」
「え!お嬢様、大丈夫ですか?!」
「大丈夫よ。少し疲れただけだから」
「そうですよね、昨日は遅くまでパーティーだったんですしね。今日は特別にお寝坊を許可しましょう!」
「ふふ。ありがとう。朝食もいらないから今は一人にしてくれる?」
カイシャは頷いてアリスの部屋を後にした。
(学園には行けないわ……クラリスちゃんに合わせる顔がないもの……)
めでたい席が一転、埋めようのない溝を生む夜になってしまった。
セベールの話は本当だろう。昨日のパーティーでのことは、ウィルとアンソニーはもちろん、国王も宰相も予想していなかったに違いない。
だが、その前のこと、クラリスとフレデリックを囮にして反乱分子を捕らえたという話は、アリスにはどうしても許せなかった。
(ここは貴族と平民という身分制度が存在する世界だって知っていたけど。だからって友達を、駒のように扱うなんて……親しい友人だって、大事な仲間だって、ウィル様だってそう思っていると信じていたのに)
「でも、クラリスちゃんからしたら、私も貴族で、ウィル様達と同じ立場なのよね……」
昨晩のクラリスの泣き声や悲痛な声が耳から離れない。
(あの時のクラリスちゃんとポールは全身で私達を拒否していたわ……)
二人の傷ついた顔を思い出すと、胸が痛む。
「こんなことになるなら、婚約披露パーティーなんてするんじゃなかったわ。せっかくプロポーズの返事をする心の準備ができたと思ったんだけどな。婚約披露パーティーの直後に婚約破棄じゃ笑えないわね」
枕がアリスの涙を優しく吸い取った。
==========================
「……」
「……」
王宮内のウィルの執務室で、ウィルとアンソニーはひたすら書類仕事を片付けていた。
昨晩の騒ぎの後始末のせいで、国王と宰相は大忙しだった。そのため、二人にも膨大な量の仕事が回ってきていた。
「殿下、アンソニー殿、少しはお休みになった方が……」
朝からずっと、ほとんど休みなく一心不乱に書類を捌いていく二人を心配した侍従が声をかけるが、二人は手を止めない。
「大丈夫だ。もう少ししたら休む」
「私ももう少し処理したら休みます」
「……そうですか。では、私はこれで失礼いたします」
「ああ、ご苦労だった」
侍従が下がり、二人は再び無言で書類と格闘する。
時計の針が一番上を指し、日付が変わったところで、二人はようやくペンを置いた。
「ウィル様、何か食べる物を探してきましょうか」
「いや、いい。それより喉が渇いた。一杯付き合ってくれ」
アンソニーの言葉にウィルは首を横に振ると、キャビネットを開けた。
「……私もちょうど喉が渇いていたところです。喜んでご相伴に預かりましょう」
ソファに移動し、アンソニーが毒味を済ませた酒をウィルは一気にあおった。
「ふう。なかなかキツイ酒だな」
「ウィル様、そんな飲み方は身体によくありません」
「わかっている。今日だけだ」
言ってウィルは自らグラスにお代わりを注ぐ。
「……明日こそオストロー公爵家に行かれた方がいいですよ」
「……行っても、アリスは私に会おうとしないだろう」
「ですが、あまり時間をあけない方がいいと思いますが」
「そういうお前はどうなんだ。クラリス嬢の元には行かなくていいのか」
アンソニーの言葉に、ウィルは少し不貞腐れたように言い返した。
「ふっ。私はもう駄目ですよ。クラリス嬢からは完全に嫌われてしまいましたから。もともと私の一方的な想いだったんです」
少し投げやりに言い放つと、アンソニーはあの晩のクラリスの悲痛な言葉を思い出した。
『ウィル様やアンソニー様を殴ったらポールお兄ちゃんが処分されてしまうわ!』
あの言葉は、貴族であるアンソニーと平民であるクラリスとの、その間にある見えない壁を可視化するものだった。
たとえポールに非がない状況だったとしても、王太子や公爵令息を殴れば、お咎めは平民であるポールにいく。それが許せなくて、クラリスは身体を張ってポールを止めたのだろう。
だが、アンソニーは自分がそんな狭量な男だとクラリスに思われていたことがショックだった。
「いっそのこと、気が済むまで殴って罵ってくれた方がどれだけ良かったか……」
アンソニーの呟きにウィルも無言で頷く。
「なあ、トニー。私達はこれからどうしたらいい?」
「ウィル様はひとまずアリス嬢と向き合うべきです。貴方達は婚約者なのですから。そう簡単に壊れるような仲ではないはずです」
「……私は自分がこれほど臆病者だとは思いもしなかったよ。アリスに拒絶されるかもしれないと思うと怖くて身動きが取れないんだ」
「ウィル様……」
「ポールとクラリス嬢にも、もちろん謝罪したいんだが、受け入れてもらえるか」
「……」
アンソニーは激怒していたポールを思い出す。その顔には怒りと共に深い悲しみが浮かんでいた。アンソニーの胸がズキッと痛む。
「……大切な友人を傷つけてしまったのですから、やはり、我々にできることは謝り続けることしかないのではないでしょうか」
「……そうだな。まずは誠心誠意謝るしかないな」
疲れているはずなのに一向に眠くならず、二人がソファで眠りに落ちたのは、ウィスキーのボトルを数本空にした後だった。
パーティーの翌朝。専属メイドのカイシャがアリスの身体を揺らす。
「……今日は休むわ。気分がすぐれないの」
「え!お嬢様、大丈夫ですか?!」
「大丈夫よ。少し疲れただけだから」
「そうですよね、昨日は遅くまでパーティーだったんですしね。今日は特別にお寝坊を許可しましょう!」
「ふふ。ありがとう。朝食もいらないから今は一人にしてくれる?」
カイシャは頷いてアリスの部屋を後にした。
(学園には行けないわ……クラリスちゃんに合わせる顔がないもの……)
めでたい席が一転、埋めようのない溝を生む夜になってしまった。
セベールの話は本当だろう。昨日のパーティーでのことは、ウィルとアンソニーはもちろん、国王も宰相も予想していなかったに違いない。
だが、その前のこと、クラリスとフレデリックを囮にして反乱分子を捕らえたという話は、アリスにはどうしても許せなかった。
(ここは貴族と平民という身分制度が存在する世界だって知っていたけど。だからって友達を、駒のように扱うなんて……親しい友人だって、大事な仲間だって、ウィル様だってそう思っていると信じていたのに)
「でも、クラリスちゃんからしたら、私も貴族で、ウィル様達と同じ立場なのよね……」
昨晩のクラリスの泣き声や悲痛な声が耳から離れない。
(あの時のクラリスちゃんとポールは全身で私達を拒否していたわ……)
二人の傷ついた顔を思い出すと、胸が痛む。
「こんなことになるなら、婚約披露パーティーなんてするんじゃなかったわ。せっかくプロポーズの返事をする心の準備ができたと思ったんだけどな。婚約披露パーティーの直後に婚約破棄じゃ笑えないわね」
枕がアリスの涙を優しく吸い取った。
==========================
「……」
「……」
王宮内のウィルの執務室で、ウィルとアンソニーはひたすら書類仕事を片付けていた。
昨晩の騒ぎの後始末のせいで、国王と宰相は大忙しだった。そのため、二人にも膨大な量の仕事が回ってきていた。
「殿下、アンソニー殿、少しはお休みになった方が……」
朝からずっと、ほとんど休みなく一心不乱に書類を捌いていく二人を心配した侍従が声をかけるが、二人は手を止めない。
「大丈夫だ。もう少ししたら休む」
「私ももう少し処理したら休みます」
「……そうですか。では、私はこれで失礼いたします」
「ああ、ご苦労だった」
侍従が下がり、二人は再び無言で書類と格闘する。
時計の針が一番上を指し、日付が変わったところで、二人はようやくペンを置いた。
「ウィル様、何か食べる物を探してきましょうか」
「いや、いい。それより喉が渇いた。一杯付き合ってくれ」
アンソニーの言葉にウィルは首を横に振ると、キャビネットを開けた。
「……私もちょうど喉が渇いていたところです。喜んでご相伴に預かりましょう」
ソファに移動し、アンソニーが毒味を済ませた酒をウィルは一気にあおった。
「ふう。なかなかキツイ酒だな」
「ウィル様、そんな飲み方は身体によくありません」
「わかっている。今日だけだ」
言ってウィルは自らグラスにお代わりを注ぐ。
「……明日こそオストロー公爵家に行かれた方がいいですよ」
「……行っても、アリスは私に会おうとしないだろう」
「ですが、あまり時間をあけない方がいいと思いますが」
「そういうお前はどうなんだ。クラリス嬢の元には行かなくていいのか」
アンソニーの言葉に、ウィルは少し不貞腐れたように言い返した。
「ふっ。私はもう駄目ですよ。クラリス嬢からは完全に嫌われてしまいましたから。もともと私の一方的な想いだったんです」
少し投げやりに言い放つと、アンソニーはあの晩のクラリスの悲痛な言葉を思い出した。
『ウィル様やアンソニー様を殴ったらポールお兄ちゃんが処分されてしまうわ!』
あの言葉は、貴族であるアンソニーと平民であるクラリスとの、その間にある見えない壁を可視化するものだった。
たとえポールに非がない状況だったとしても、王太子や公爵令息を殴れば、お咎めは平民であるポールにいく。それが許せなくて、クラリスは身体を張ってポールを止めたのだろう。
だが、アンソニーは自分がそんな狭量な男だとクラリスに思われていたことがショックだった。
「いっそのこと、気が済むまで殴って罵ってくれた方がどれだけ良かったか……」
アンソニーの呟きにウィルも無言で頷く。
「なあ、トニー。私達はこれからどうしたらいい?」
「ウィル様はひとまずアリス嬢と向き合うべきです。貴方達は婚約者なのですから。そう簡単に壊れるような仲ではないはずです」
「……私は自分がこれほど臆病者だとは思いもしなかったよ。アリスに拒絶されるかもしれないと思うと怖くて身動きが取れないんだ」
「ウィル様……」
「ポールとクラリス嬢にも、もちろん謝罪したいんだが、受け入れてもらえるか」
「……」
アンソニーは激怒していたポールを思い出す。その顔には怒りと共に深い悲しみが浮かんでいた。アンソニーの胸がズキッと痛む。
「……大切な友人を傷つけてしまったのですから、やはり、我々にできることは謝り続けることしかないのではないでしょうか」
「……そうだな。まずは誠心誠意謝るしかないな」
疲れているはずなのに一向に眠くならず、二人がソファで眠りに落ちたのは、ウィスキーのボトルを数本空にした後だった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
【完結】悪役令嬢の妹に転生しちゃったけど推しはお姉様だから全力で断罪破滅から守らせていただきます!
くま
恋愛
え?死ぬ間際に前世の記憶が戻った、マリア。
ここは前世でハマった乙女ゲームの世界だった。
マリアが一番好きなキャラクターは悪役令嬢のマリエ!
悪役令嬢マリエの妹として転生したマリアは、姉マリエを守ろうと空回り。王子や執事、騎士などはマリアにアプローチするものの、まったく鈍感でアホな主人公に周りは振り回されるばかり。
少しずつ成長をしていくなか、残念ヒロインちゃんが現る!!
ほんの少しシリアスもある!かもです。
気ままに書いてますので誤字脱字ありましたら、すいませんっ。
月に一回、二回ほどゆっくりペースで更新です(*≧∀≦*)
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
転生賢妻は最高のスパダリ辺境伯の愛を独占し、やがて王国を救う〜現代知識で悪女と王都の陰謀を打ち砕く溺愛新婚記〜
紅葉山参
恋愛
ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。
第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。
夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。
第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。
最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
乙女ゲームに転生したので、推しの悲恋EDを回避します〜愛され令嬢は逆ハーはお断りです!
神城葵
恋愛
気づいたら、やり込んだ乙女ゲームのサブキャラに転生していました。
体調不良を治そうとしてくれた神様の手違いだそうです。迷惑です。
でも、スチル一枚のサブキャラのまま終わりたくないので、最萌えだった神竜王を攻略させていただきます。
※ヒロインは親友に溺愛されます。GLではないですが、お嫌いな方はご注意下さい。
※完結しました。ありがとうございました!
※改題しましたが、改稿はしていません。誤字は気づいたら直します。
表紙イラストはのの様に依頼しました。
《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?
桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる