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男の純情?
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コンコン、とドアを叩くノック音に、アルシェイドは手にしていた小さな薄い青の小瓶から視線を上げた。
「入れ」
呼び出したのはアルシェイドで、誰かは名乗りを待つまでもなくわかっている。
だから外の人物が声をかけてくるよりも早く、アルシェイドはこちらから声をかけた。
右手に持っていた小瓶を傍らにあるガラステーブルの上に置く。硬質なガラス同士がぶつかり合う硬い音が他には誰もいない部屋の中に響いた。
じわりと身体の奥底から湧き上がってくる緊張を誤魔化すために、掛けていた一人掛けのソファにより深くより掛かり肘掛に頬杖をつく。ついでに足も組んでみたがやけに尊大な恰好になってしまった気がする。
やはり下ろすかと思ったところでドアが開き、アルシェイドはそのままで「失礼します」と一礼してから部屋へと入ってくる年若い少年の姿を眺めた。
アルシェイド・ハルトバレルは高位貴族であるハルトバレル候爵家の嫡男であり、次期候爵に確定している人間であり、若くしてハルトバレル商会の役員に名を連ね、それなりの実績も持つ。
貴族で、地位も約束され、金もあり、若く健康で見た目も悪くはない。夜会に赴く度に咽るような香水の匂いと媚びる視線でまとわりついてくる令嬢たちからは氷の貴公子だとかいう恥ずかしい呼び名を勝手につけられている程度には社交界でも常に視線を集めているし、正直ーー女にはモテる。
おそらくはその気になればまったく不自由しない程度に。
世の中、勝ち組と負け組がいるならば、間違いなくアルシェイドは勝ち組に名を連ねるのだろう。
それも勝ち組の中でも上位に。
そんなアルシェイドでもけして勝てないと思う人間というのは存在するわけで。
苦手だと思う人間も存在するわけだ。
静かにドアを閉めてこちらに向き直った少年は清潔な白いシャツの袖を肘の下まで捲って、紺色のパンツを穿いている。
普段はそこに厨房係の足首まで隠れる長いエプロンを着けているが、今は外してきたらしい。
邪魔にならないように後ろに撫でつけられた髪は姉と同じ明るい栗色。瞳の色も姉と同じ薄い茶。
16才という年齢よりも1つ2つ若く見える中性的で幼い容貌は一見すると儚くも見える。
長い睫毛に薄い唇。少し尖り気味の細い顎が余計に女性的な印象を強くする。
レニー・ルールーという少年は一言で言うと「作られた」人間だ。
顔立ちは確かに整っているが、かといって本来なら目立つほど際立って秀麗とまではいかない。
姉と同じ、どちらかというと地味な髪や瞳の色に、柔和で女性的ではあるが平凡から抜け出してはいない顔立ち。
ただ立っているだけなら人の中に埋もれて誰も気にもしないだろうに、わずかな動きで人の目を惹く。
細かな指先や手の動き、足運び、首を傾げる仕種、視線の動き。
一つ一つの仕種が計算されつくされていて美しい。
まるでマナーの教本を見ている様でいて、それでいて自然で柔らかく嫌みがない。
どう動けば他人に自身がどう見えるか、試行錯誤と計算を繰り返して作られた動きをする。
それは別にレニーが自身を美しく見せたいというナルシズムからくるものではなく、貧乏男爵家の次男であり、将来的に家を出てろくに援助もない状態で自立を予期なくされるなら「他人により良く見える方が得」という考えからで、その「作り込み」はレニーが一流のパティシエという明確な目標を見据えたことでよりいっそう磨かれている。
そう思って、ふとアルシェイドはレニーの姉ーールーディンがいつもレニーの話題をする時にパティシエを「パティシエール」と言っているのを思い出してひっそりと唇の端を上げた。
レニーがパティシエを目指すキッカケとなった女性がパティシエールと呼ばれていた。
それでレニーが「パティシエールを目指す」と言ってしまったのだが。
パティシエールは女性の菓子職人を示す固有名詞である。本来ならすぐに訂正してやるべきなのだが、朗らかに「レニーはきっと大人気のパティシエールになるんですよ!」と言って回る姿がお馬鹿で可愛いのでついそのまま放置どころか他の人間にも訂正させていない。
きっとその内に気づいて顔を真っ赤にして「なんで教えてくれないんですかっ!めっちゃ恥ずいっ!!」と涙目で睨みつけてくるのだろうと楽しみにして早数年。
思わず「ふ……」と頬を緩めかけ、感じた視線に気を引き締める。
「何か?」
とレニーは短くそれだけを口にした。
見るとレニーはいつもと変わらぬ柔和な笑みを浮かべている。
噂はすでに邸中に広がっている。
当然レニーにもゆうべアルシェイドが姉のルーディンに致してしまった行いを知っているはず。
にも関わらずレニーはいつもと同じ、胡散臭い笑みを浮かべている。
レニー・ルールーという少年は常に柔和で爽やかな、アルシェイドからみれば胡散臭い笑みをその顔に貼り付けている。だが付き合いも長くなればわかってくることはある。
レニーは怒りのボルテージが上がれば上がるほど、受け答えの言葉数が減る。
つまり今、内心は非常に怒り狂っているということである。
アルシェイドは一度そっと視線を逸らし、息をついてから、ガラステーブルの上の小瓶を手に取った。
「コレについて調べてきてもらいたい」
小瓶を軽く揺らしながら言うと、レニーはちらりとだけ
それを目にした。
「僕の持ち場は厨房ですから、そういったことは適任者にどうぞ」
それだけ言って踵を返そうとするレニーに、アルシェイドは「メリー・メリー・ポリンプ」と言った。
「他に適任者がいるか?あと、ルーの様子がおかしい。それにコレが絡んでいる。『魔女の秘薬』ルーで魔女と言えばメリー・メリー・ポリンプだろう?」
アルシェイドに向き直ったレニーの顔に束の間素の少年らしく、わずかに苦いものを飲み込んだような表情が過ぎる。
「…………自分で自分を売れと?」
「何も一夜を共にして来いとは言ってない。明日は学校は休みだろう?仕事も休みにしておくからコレにでも連れて行けばそれで済むだろ」
言って、アルシェイドは懐から2枚のチケットを取り出してみせた。
黙って受け取ったレニーはそれを見て、アルシェイドを見る。
「流行りの歌劇ですか。ラブロマンス。これ確か恋人と見た後にプロポーズして上手く行った人間がいると巷で評判のものですよね?しかも明日まで。誰と行くつもりだったんです?姉となら選択ミスもいいところですよ。歌劇は子守唄に聞こえるそうですから、確実に途中で寝ます」
ぐっ、とアルシェイドは喉を詰まらせてレニーの顔と、チケットを交互に見てから、顔を逸らして口を開いた。
「……プロポーズにムードと縁起は大事だろう。ま、なんというか、男の純情というものでーー」
「は?」
ボソボソと口の中で言った瞬間、アルシェイドのもたれたソファの背もたれがギシリと鳴った。
レニーの上げた片足の靴の裏がアルシェイドの身体からはみ出た部分を前蹴りの状態で強襲したもので。
「男の純情?他人の姉酔っぱらって襲っておいて純情?ああ、スミマセン襲ったのは姉の方だったんですかね?だとしてもプロポーズするつもりの女デートにも誘えないでグズグズしてるわりに酔っぱらってちょっとフラフラ来られたからって美味しく据え膳頂く男の純情ってなんなんですかね?純情ってんなら結婚するかせめてちゃんと気持ちが通じ合うまで我慢するもんじゃないんですかね?」
レニーの足は上げられたままで、アルシェイドの掛けたソファはギシギシと軋んだ音を立てる。
「ーーすまなかった」
レニーの言うことはまったくその通りで、アルシェイドは言い訳のしようもない。
そのため立ち上がって頭を下げた。
「…………そういえばこの前買ったばかりのシャツを姉に持って行かれたんですよ。なのでまた補填して下さい。あと歌劇だけでお茶にも誘わないというわけにも行かないでしょう。その分もお願いします」
唐突に話題を変えてレニーが手のひらを開いて前に差し出す。
「ついこの間、多めに渡さなかったか?」
「貯金はいくらあってもいいですから。姉も開店資金に小遣い稼ぎしてるみたいですし、姉にばかり出させるわけにはいかないでしょう?そもそも可愛い妹のためのモノだからって他人に目をつぶらせてるんだから少しくらい多めに補填して下さい」
「どうせ盗まれても構わないものをわざと目につくところに置いているくせに」
呆れ声で言いながらも、アルシェイドは懐から数枚の紙幣を取り出してレニーの手のひらに乗せた。
それをくしゃりと手の中で握り潰して今度こそ踵を返したレニーの背に、アルシェイドが声をかける。
「きっちり責任はとる」
「当たり前です」
振り向かずにヒラヒラと手を振って部屋を出て行ったその背を見送ってから、アルシェイドはソファに腰を戻した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
またまた遅い時間でスミマセン。
もっと早く更新したいんですが……
「入れ」
呼び出したのはアルシェイドで、誰かは名乗りを待つまでもなくわかっている。
だから外の人物が声をかけてくるよりも早く、アルシェイドはこちらから声をかけた。
右手に持っていた小瓶を傍らにあるガラステーブルの上に置く。硬質なガラス同士がぶつかり合う硬い音が他には誰もいない部屋の中に響いた。
じわりと身体の奥底から湧き上がってくる緊張を誤魔化すために、掛けていた一人掛けのソファにより深くより掛かり肘掛に頬杖をつく。ついでに足も組んでみたがやけに尊大な恰好になってしまった気がする。
やはり下ろすかと思ったところでドアが開き、アルシェイドはそのままで「失礼します」と一礼してから部屋へと入ってくる年若い少年の姿を眺めた。
アルシェイド・ハルトバレルは高位貴族であるハルトバレル候爵家の嫡男であり、次期候爵に確定している人間であり、若くしてハルトバレル商会の役員に名を連ね、それなりの実績も持つ。
貴族で、地位も約束され、金もあり、若く健康で見た目も悪くはない。夜会に赴く度に咽るような香水の匂いと媚びる視線でまとわりついてくる令嬢たちからは氷の貴公子だとかいう恥ずかしい呼び名を勝手につけられている程度には社交界でも常に視線を集めているし、正直ーー女にはモテる。
おそらくはその気になればまったく不自由しない程度に。
世の中、勝ち組と負け組がいるならば、間違いなくアルシェイドは勝ち組に名を連ねるのだろう。
それも勝ち組の中でも上位に。
そんなアルシェイドでもけして勝てないと思う人間というのは存在するわけで。
苦手だと思う人間も存在するわけだ。
静かにドアを閉めてこちらに向き直った少年は清潔な白いシャツの袖を肘の下まで捲って、紺色のパンツを穿いている。
普段はそこに厨房係の足首まで隠れる長いエプロンを着けているが、今は外してきたらしい。
邪魔にならないように後ろに撫でつけられた髪は姉と同じ明るい栗色。瞳の色も姉と同じ薄い茶。
16才という年齢よりも1つ2つ若く見える中性的で幼い容貌は一見すると儚くも見える。
長い睫毛に薄い唇。少し尖り気味の細い顎が余計に女性的な印象を強くする。
レニー・ルールーという少年は一言で言うと「作られた」人間だ。
顔立ちは確かに整っているが、かといって本来なら目立つほど際立って秀麗とまではいかない。
姉と同じ、どちらかというと地味な髪や瞳の色に、柔和で女性的ではあるが平凡から抜け出してはいない顔立ち。
ただ立っているだけなら人の中に埋もれて誰も気にもしないだろうに、わずかな動きで人の目を惹く。
細かな指先や手の動き、足運び、首を傾げる仕種、視線の動き。
一つ一つの仕種が計算されつくされていて美しい。
まるでマナーの教本を見ている様でいて、それでいて自然で柔らかく嫌みがない。
どう動けば他人に自身がどう見えるか、試行錯誤と計算を繰り返して作られた動きをする。
それは別にレニーが自身を美しく見せたいというナルシズムからくるものではなく、貧乏男爵家の次男であり、将来的に家を出てろくに援助もない状態で自立を予期なくされるなら「他人により良く見える方が得」という考えからで、その「作り込み」はレニーが一流のパティシエという明確な目標を見据えたことでよりいっそう磨かれている。
そう思って、ふとアルシェイドはレニーの姉ーールーディンがいつもレニーの話題をする時にパティシエを「パティシエール」と言っているのを思い出してひっそりと唇の端を上げた。
レニーがパティシエを目指すキッカケとなった女性がパティシエールと呼ばれていた。
それでレニーが「パティシエールを目指す」と言ってしまったのだが。
パティシエールは女性の菓子職人を示す固有名詞である。本来ならすぐに訂正してやるべきなのだが、朗らかに「レニーはきっと大人気のパティシエールになるんですよ!」と言って回る姿がお馬鹿で可愛いのでついそのまま放置どころか他の人間にも訂正させていない。
きっとその内に気づいて顔を真っ赤にして「なんで教えてくれないんですかっ!めっちゃ恥ずいっ!!」と涙目で睨みつけてくるのだろうと楽しみにして早数年。
思わず「ふ……」と頬を緩めかけ、感じた視線に気を引き締める。
「何か?」
とレニーは短くそれだけを口にした。
見るとレニーはいつもと変わらぬ柔和な笑みを浮かべている。
噂はすでに邸中に広がっている。
当然レニーにもゆうべアルシェイドが姉のルーディンに致してしまった行いを知っているはず。
にも関わらずレニーはいつもと同じ、胡散臭い笑みを浮かべている。
レニー・ルールーという少年は常に柔和で爽やかな、アルシェイドからみれば胡散臭い笑みをその顔に貼り付けている。だが付き合いも長くなればわかってくることはある。
レニーは怒りのボルテージが上がれば上がるほど、受け答えの言葉数が減る。
つまり今、内心は非常に怒り狂っているということである。
アルシェイドは一度そっと視線を逸らし、息をついてから、ガラステーブルの上の小瓶を手に取った。
「コレについて調べてきてもらいたい」
小瓶を軽く揺らしながら言うと、レニーはちらりとだけ
それを目にした。
「僕の持ち場は厨房ですから、そういったことは適任者にどうぞ」
それだけ言って踵を返そうとするレニーに、アルシェイドは「メリー・メリー・ポリンプ」と言った。
「他に適任者がいるか?あと、ルーの様子がおかしい。それにコレが絡んでいる。『魔女の秘薬』ルーで魔女と言えばメリー・メリー・ポリンプだろう?」
アルシェイドに向き直ったレニーの顔に束の間素の少年らしく、わずかに苦いものを飲み込んだような表情が過ぎる。
「…………自分で自分を売れと?」
「何も一夜を共にして来いとは言ってない。明日は学校は休みだろう?仕事も休みにしておくからコレにでも連れて行けばそれで済むだろ」
言って、アルシェイドは懐から2枚のチケットを取り出してみせた。
黙って受け取ったレニーはそれを見て、アルシェイドを見る。
「流行りの歌劇ですか。ラブロマンス。これ確か恋人と見た後にプロポーズして上手く行った人間がいると巷で評判のものですよね?しかも明日まで。誰と行くつもりだったんです?姉となら選択ミスもいいところですよ。歌劇は子守唄に聞こえるそうですから、確実に途中で寝ます」
ぐっ、とアルシェイドは喉を詰まらせてレニーの顔と、チケットを交互に見てから、顔を逸らして口を開いた。
「……プロポーズにムードと縁起は大事だろう。ま、なんというか、男の純情というものでーー」
「は?」
ボソボソと口の中で言った瞬間、アルシェイドのもたれたソファの背もたれがギシリと鳴った。
レニーの上げた片足の靴の裏がアルシェイドの身体からはみ出た部分を前蹴りの状態で強襲したもので。
「男の純情?他人の姉酔っぱらって襲っておいて純情?ああ、スミマセン襲ったのは姉の方だったんですかね?だとしてもプロポーズするつもりの女デートにも誘えないでグズグズしてるわりに酔っぱらってちょっとフラフラ来られたからって美味しく据え膳頂く男の純情ってなんなんですかね?純情ってんなら結婚するかせめてちゃんと気持ちが通じ合うまで我慢するもんじゃないんですかね?」
レニーの足は上げられたままで、アルシェイドの掛けたソファはギシギシと軋んだ音を立てる。
「ーーすまなかった」
レニーの言うことはまったくその通りで、アルシェイドは言い訳のしようもない。
そのため立ち上がって頭を下げた。
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呆れ声で言いながらも、アルシェイドは懐から数枚の紙幣を取り出してレニーの手のひらに乗せた。
それをくしゃりと手の中で握り潰して今度こそ踵を返したレニーの背に、アルシェイドが声をかける。
「きっちり責任はとる」
「当たり前です」
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