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「疲れた」
両手が荷物で塞がれていた為にフラウにドアを開けてもらったカティは、部屋に入るなり荷物を床に放り出してベットに転がった。リリスとは宿は別のままなので、武具屋を出たところで別れている。
あれこれ試着させられた結果、ほんの一時間程でかかった値段は金貨150枚程。
ちなみにこの世界には大金貨というのもあるが一般にはほとんど流通していない。
(明日から金貨150枚を着て歩くと思うと落ち着かないな)
『追い剥ぎに気をつけろよ』
(いやそれ冗談にならないから)
見るからに高価なのが一目でわかるものではないだろうが、最後に購入したフード付きのグレーのマント等はそれだけで金貨80枚の代物だ。
見る者が見ればすぐにそれなりに高く売れる予想はつくだろう。
『ま、けどこれでちょっとは安心だろ』
佑樹の言葉に苦笑する。
確かにマントがあれば魔物の爪や牙が擦った程度なら怪我をすることもないし、火を吐かれたりしても火傷しなくて済む。
もちろん限界はあるのでドラゴンの炎なんかだとさすがに厳しいらしいが、B級辺りの魔物のものならば充分耐えてくれるらしい。
『それより、早くガチャろうぜ』
(少しは休憩させてくれよ)
カティが感じている疲れは佑樹も同じく感じているはずなのに、何故こんなに元気そうなのか。
「まず、ノーマルからにするか?」
『おう』
「ドキドキですー」
貯まっているガチャポイントは126。
ダンジョンボスとオークジェネラルの分のポイントがデカかった。この2体だけで70ポイント貯まったからな。
では、とステータスウインドウのノーマルガチャをポチッて、あれ?と、なった。
「10連ガチャってのが増えてる」
『ポイントが貯まってきたからじゃね?』
せっかくなので、さっそく10連ガチャを回してみるか。
ポチッ。
100ポイントを使用して10連ガチャを起動しますよろしいですか?
そう確認が出たのでそれもポチッと。
床が光り出し、魔法陣が浮かび上がる。
今回は少し小さめのものが10個。
円を描いて並んでいるそれが一つずつ点滅してはものを出現させていく。
一つ目は、爪切りかな?多分。
『あー・・・、今回もマンガはなしか』
全ての魔法陣が消えた床を見下ろして、佑樹がガッカリした声を上げた。
「だからマンガはそうそう出ないんだって」
えーっと、出たものは・・・。
爪切り、メモ帳、紙切れ一枚・・・キッチンペーパーかな?あと固形の石鹸、乾電池、ん?缶ジュース?いやビールか、紺色のマフラーに、ブラスチックの短い棒、なにやらスプレー缶?あ、キンチョ〇ルだ。
『おおお!ビールだ!ビール!キ〇ンビールだよ!』
ビール缶を見つけた佑樹のテンションが一気にうなぎ登りだ。
そういえば毎晩風呂上がりに飲んでたな。
記憶の中のビールの味はカティにはあまり美味しいとは思えなかたが。
「すぐ飲むか?」
『いや、とっておきの時用に置いとく。もったいないからな』
そう言いつつ目の毒だー!て騒ぐので、カティはビールの缶をさっさとアイテムボックスに閉まった。
「どうする?あと2回続けるか、置いといてレアガチャに行くか?」
『レアガチャにしようぜ!』
さて、問題は何度回すか。
金貨は30枚程まだ残っているが、全部使うのはないとして。
「フラウもポチッとしたいです!」
「んー、なら、2回ずつ回してみるか?」
『もっと回してもいいだろ』
「駄目。でなくても今日は金使ったんだし、また明日にでも回したらいいだろ」
佑樹の言うがままに回していたらきりがないからな。
「じゃ、回すぞ」
カティは懐から金貨を取り出すと、ステータスウインドウをタッチした。
両手が荷物で塞がれていた為にフラウにドアを開けてもらったカティは、部屋に入るなり荷物を床に放り出してベットに転がった。リリスとは宿は別のままなので、武具屋を出たところで別れている。
あれこれ試着させられた結果、ほんの一時間程でかかった値段は金貨150枚程。
ちなみにこの世界には大金貨というのもあるが一般にはほとんど流通していない。
(明日から金貨150枚を着て歩くと思うと落ち着かないな)
『追い剥ぎに気をつけろよ』
(いやそれ冗談にならないから)
見るからに高価なのが一目でわかるものではないだろうが、最後に購入したフード付きのグレーのマント等はそれだけで金貨80枚の代物だ。
見る者が見ればすぐにそれなりに高く売れる予想はつくだろう。
『ま、けどこれでちょっとは安心だろ』
佑樹の言葉に苦笑する。
確かにマントがあれば魔物の爪や牙が擦った程度なら怪我をすることもないし、火を吐かれたりしても火傷しなくて済む。
もちろん限界はあるのでドラゴンの炎なんかだとさすがに厳しいらしいが、B級辺りの魔物のものならば充分耐えてくれるらしい。
『それより、早くガチャろうぜ』
(少しは休憩させてくれよ)
カティが感じている疲れは佑樹も同じく感じているはずなのに、何故こんなに元気そうなのか。
「まず、ノーマルからにするか?」
『おう』
「ドキドキですー」
貯まっているガチャポイントは126。
ダンジョンボスとオークジェネラルの分のポイントがデカかった。この2体だけで70ポイント貯まったからな。
では、とステータスウインドウのノーマルガチャをポチッて、あれ?と、なった。
「10連ガチャってのが増えてる」
『ポイントが貯まってきたからじゃね?』
せっかくなので、さっそく10連ガチャを回してみるか。
ポチッ。
100ポイントを使用して10連ガチャを起動しますよろしいですか?
そう確認が出たのでそれもポチッと。
床が光り出し、魔法陣が浮かび上がる。
今回は少し小さめのものが10個。
円を描いて並んでいるそれが一つずつ点滅してはものを出現させていく。
一つ目は、爪切りかな?多分。
『あー・・・、今回もマンガはなしか』
全ての魔法陣が消えた床を見下ろして、佑樹がガッカリした声を上げた。
「だからマンガはそうそう出ないんだって」
えーっと、出たものは・・・。
爪切り、メモ帳、紙切れ一枚・・・キッチンペーパーかな?あと固形の石鹸、乾電池、ん?缶ジュース?いやビールか、紺色のマフラーに、ブラスチックの短い棒、なにやらスプレー缶?あ、キンチョ〇ルだ。
『おおお!ビールだ!ビール!キ〇ンビールだよ!』
ビール缶を見つけた佑樹のテンションが一気にうなぎ登りだ。
そういえば毎晩風呂上がりに飲んでたな。
記憶の中のビールの味はカティにはあまり美味しいとは思えなかたが。
「すぐ飲むか?」
『いや、とっておきの時用に置いとく。もったいないからな』
そう言いつつ目の毒だー!て騒ぐので、カティはビールの缶をさっさとアイテムボックスに閉まった。
「どうする?あと2回続けるか、置いといてレアガチャに行くか?」
『レアガチャにしようぜ!』
さて、問題は何度回すか。
金貨は30枚程まだ残っているが、全部使うのはないとして。
「フラウもポチッとしたいです!」
「んー、なら、2回ずつ回してみるか?」
『もっと回してもいいだろ』
「駄目。でなくても今日は金使ったんだし、また明日にでも回したらいいだろ」
佑樹の言うがままに回していたらきりがないからな。
「じゃ、回すぞ」
カティは懐から金貨を取り出すと、ステータスウインドウをタッチした。
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