水難の退魔(R18)

花音

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初任務

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妖魔による水難事件が多発している町、水華(みずはな)には女性のみで結成された水難の退魔集団の翡翠(ひすい)というチームが存在していた。
翡翠は医療専門や妖魔退治専門や情報収集専門などさまざまなメンバーで結成されている。
そこに本日初任務を遂行しようとしている少女がいた。

少女の名前は「沙希」(さき)
高校の1年生になったばかりの15歳の少女。
平均的な身長で黒髪のショートヘアが特徴。
実力はまだまだだが、正義感が強く真っ直ぐな性格をしている。
幼い頃に翡翠のメンバーに命を助けられたことで退魔師に憧れ毎日修行を重ね、中学を卒業するとやっと翡翠に入ることができた。

そしてこの日は沙希に同行する人物が1人、沙希を鍛え上げた高校3年生の「綾女」(あやめ)
普段はクールで背が高く長い黒髪をポニーテールに結んでいるのが特徴。
綾女は翡翠に入ったばかりで実力不足の沙希を鍛え上げ、任務に参加できるように育てた。

翡翠には町の人から依頼が来ることもよくある。

「沙希、あなたの初任務はここよ…」

「湖ですか…」

「そう、この湖を10メートルほど潜った底に小型の船があるの。その船の中に何千万とする腕時計があるから取ってくるのがあなたの任務よ。」

「え?時計を取って来るだけですか?妖魔は?…」

「甘く見てはダメよ、あのボートの周りからわずかに妖気を感じるわ…多分妖魔の専門家じゃない人には取って来れなかったんだと思う…」

「わかりました…」

沙希と綾女は服を脱ぐと、競泳水着姿になり刀を携帯する。

「いい?妖魔が現れたらまずは2人で退治する。それから時計をゆっくり探すわよ…」

「はい、わかりました!」

「じゃあ行くわよ!」

ザブン…

2人は湖に飛び込んだ。
日頃から訓練をしている2人には10メートル潜るというのは簡単なことだった。
しかしスピードは綾女の方が圧倒的に早い。

「コポポ…」
(綾女さん早い…全然追いつけない…)

綾女が湖の底で待っていると遅れて沙希もたどり着く。
2人は船の前まで泳いで行き、内部へと向かおうとする。

(綾女さんの言った通りだ…少しだけど妖気を感じる…)

するとものすごい速さで、水草が2本ずつ沙希と綾女に向かって伸びてきた。

シュパ…

綾女は一太刀で水草を2本とも斬り捨てる。

シュパ…

沙希は水草を切るが1本斬り損ねてしまう。

(しまった!)

斬り損ねた水草が沙希の片脚に絡み付く。

(うっ…)

沙希は絡みついた水草を斬ろうと刀を振りかざす。
しかし振り下ろそうとした瞬間に沙希は船の内部に勢いよく引っ張られてしまう。

「ゴボっ…」
(きゃあ…)

(沙希!)

沙希は完全に船の内部へと姿を消してしまった。
綾女は沙希を追いかけようとするが、複数の水草に阻まれてしまう。

(待ってて…沙希!)

沙希は船の内部で両手両脚を絡められ身動きが出来なかった。
そして水草は沙希の生命エネルギーを吸い取ろうと、沙希の敏感な部分を刺激し始める。

ツンっ…コスッコスッ…

「ガボボォ…」
(やだっ…そんなとこ弄らないで…)

沙希は腰をくねらせて抵抗しようとする。
すると絡んでいる水草は沙希を船の壁面に叩きつける。

ドスッ…

「ガボボボボォ…」
(いっ…痛いぃぃ…)

ドスッドスッドスッ…

「ガボッ…ガボッ…ギャボボ…」
(あぐっ…がっ…あがぁっ…)

沙希の目は虚ろになり、身体はぐったりとしてしまった。
そして水草が沙希の敏感な部分へと侵入して行く。

ズブズブズブズブ…

「ガボボォ…」
(あぁぁぁんっ…)

沙希は悶えながら身体を弓なりに反らせる。
水草は沙希の中を奥へ奥へと入って行き1番奥に到達すると沙希の中を激しくかき回しだす。

「ガボッガボボボッ…」
(いやっ…あんっ…あんっ…あぐっあぁ…)

沙希は水草に動きを封じられながらも激しく暴れ狂っている。

すると息が限界になってくる。

「コポッ…」
(ダメっ…苦しっ…私…死んじゃうのかな…)

沙希の身体から力が抜け、悶えることも出来なくなっていた。

シュパシュパ…

すると沙希に絡み付いていた水草が斬られていく。
綾女が船の内部に助けに来てくれたのだった。

水草に犯されぐったりとした沙希を抱え、船から出て水面を目指して泳いで行く。

(沙希…もう少し我慢してて…)

(綾女…さん…)

意識を失いかけていた沙希だったがしっかりと綾女を見つめていた。

ザパァ…

2人は水面に顔を出した。
綾女は沙希を陸に寝かせる。

「大丈夫?沙希…」

「ありがとう…ございます…綾女さん…時計は?…」

「まだよ…あなたを助けるのが優先だったからね…」

「すみませんでした…綾女さんに迷惑かけて…」

「いいのよ…これから修行を積んでいけばいいんだから…」

「綾女さん…修行の時は厳しかったのに…今はとっても優しい…」

「バっ、バカなこと言わないの!じゃあ水草も大体斬ったし、私は腕時計を取ってくるから!」

「気をつけて下さい…」

ザブン…

綾女は1人で湖に潜って行った。

「綾女さん…大好きです…」

数分後…綾女は腕時計と沙希が落とした刀を持って水面に戻り無事に任務完了となった。
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