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結局、芽理のところでお昼を御馳走になって、行くまでに描いたスケッチはかわりに全部芽理に上げた。
帰り際にふと気になって、
「あのね、『コニファーガーデン』もクリスが作ったとかじゃないわよね?」
「あれは違うよ」
マースがくすくす笑った。
「このあたりから古くからある民謡だ」
「だから、皆知ってるのね」
頷くと、芽理は首を傾げる。
「皆?」
「ええ、あんまり気になったから、アルディッドに歌ってもらったの。力強いバリトンだったわ。歌がうまいのね」
「アルディッド?」
今度はマースが笑みを消す。
「誰だ?」
「誰って、ほらいつも食堂で夕食の時に付いていてくれる人」
「知ってる?」
芽理が首を傾げてマースを見上げる。
「でも一族なんでしょ。アシュレイだって言ってたわ」
「アシュレイ? 銀髪だった?」
「いえ、黒髪、黒髭」
「サラや梨々香、慎と僕は別にして、アシュレイは染めていなければ銀髪だよ」
芽理とマースが交互に答えて眉を寄せた。
「彼はアシュレイじゃないってこと?」
マリアも不安になる。
「なぜ、アシュレイでないのに、アシュレイのふりをしたの?」
「それに、なぜ食堂に入り込んでいたのか、だな」
マースは顔をしかめた。
「ちょっと気になる。確認しておこう。マリア、もしまたそいつが現れたら、すぐに教えてくれないか」
「わかったわ」
「マリア、歌を歌った、と言ったわね?」
芽理が重ねて尋ねてくるのに頷く。
「お気に入りなのよ、歌い終わって感動したのね、涙ぐんでた」
鋭い目配せが2人の間を走ったようだった。
森から帰ってくると、ひどく疲れていた。
「無理もないわね」
芽理がいるから大人しくしている気配のマース・アシュレイを相手にするのは本当に疲れる。
「彼が義兄というのは大変よね」
しかもクリスに対して過保護だし。
芽理に対しても。
「ああ…そういうこと」
ふいに気づいた。
不死のアシュレイの元当主にしてみれば、ほとんどの人間はか弱くて脆くて保護が必要なのだ。
水差しから水を飲み、ベッドの上に倒れ込むように横になる。
考えてみれば、結婚式からこっち、緊張ばかりしてきた気がする。
「眠っておいてよかった…芽理がいい人で良かった…クリスの話が聴けて良か…」
呟きながら瞼が落ちてくる。
眠る前にいいことを数えるのは習性になっていたのに、ばたばたしていて、それさえも忘れていた。
「ふあぅう」
あくびをして上掛けを捲り、もぞもぞとベッドの中に潜り込む。
アシュレイ家の奥様が昼間から眠っていちゃいけないのかもしれないけど、クリスは帰った様子もないし、何よりこの眠気には勝てない。
夢は滅多に見ないのに、珍しい夢を見た。
大きな空港だった。
広々とした蒼い空間を鉄骨とガラスのドームが覆っている。ガラスの向こうの空も青く、光が空港を静謐な色で染めている。
多くの人々が行き交っている。
けれど、不思議なことに誰も荷物を持っていない。
がらがら押されるカートの音も、荷物を引きずるざらざらした響きもない。
アナウンスもない。
人々は手ぶらで生真面目な顔をしつつ、それぞれに行き先を熟知しているように通り過ぎていく。
1人の子どもが目に留まったのは、周囲の中でたった1人幼かったことと、竦んだように立ったまま動かなかったから。
近づいていくに従って、両手を組み合わせている子どもの姿が変化した。
『ああ、そうなの』
納得して呟いた。
クリス・アシュレイの写真を見せられたのは、1ヶ月前。
バイトも切れ生活費も底をつき、住んでいるシェアハウスも後1週間で出なくてはならなかった。
大学からの紹介だと言った男は嘘をついていた。
スティングレイ財団は、街外れに途方もない大きさのガラスと金属の建物を築き、その最上階にニア・スティングレイはオフィスを構えていた。
ボブの黒髪と黒い瞳。マリアの風が吹き散らかしたような枯れ葉色のショートカットを見上げ、十分な栄養が行き渡らない魅力に欠ける体を眺め、穴の空きかけたお古の靴を見下ろした。
『なるほど』
淡々とした声は掠れていた。皺一つない肌に艶やかな髪をしていたけれど、かなりの高齢であることは間違いなかった。
『あなたは良い素材ね、マリア』
『モデルではありませんが』
『これは失礼』
男性のような物言いをし、くすりとニアは笑った。
『仕事にふさわしいと言ったのよ』
『…道義に反したことはしたくありません』
『それは無理ね、あなたの状態では』
また嘲りの笑み。
『それに選べる状態ではないと思うけれど』
『最後まで選びます』
マリアはしっかり頭を上げた。
『世間知らずな決意でも』
『なるほど。面白かったわ。では、仕事の話に入りましょう』
ニアはマリアの矜持を一顧だにしなかった。
『クリス・アシュレイと結婚して欲しいの』
『結婚?』
『不愉快な相手ではないわよ。常識があってハンサム。公的な場所では上品で優しいわ。マース・アシュレイと違って』
滑らせられた写真に目を奪われた。
ミカエル。
名前を嫌ってミックと呼ばれることを望んでいた弟の目が写真の中から見上げていた。
姿形は全く違うのに、諦めたような優しい視線が亡くなる前の弟そっくりで。
何を失ったんだろう。何を失えば、生きているのにこんな瞳になってしまうのだろう。
『あなたなら愛せるでしょう?』
尋ねてきたニアに顔を上げた。
頬が熱くなる。この人は何を言っているのかわかっている。
『違う?』
目を細めて笑った。
『1週間。それ以上なら失敗。次の相手を送り込むわ』
パズルのようにカレンダーを見ながら計算した。
『1週間後に連絡をちょうだい。迎えをやるわ。こちらで産んでもらって、後はどこへなりとも行けばいい。報酬と必要経費は上限なし。支度金はこれ。パーティで引き合わせるわ。美容院にブティック、ネイルサロン、エステ。十分整えてきて。まだ代役は見つかってないから』
人を動かし慣れた声。
疲労感が募ってきて、鳴りそうなお腹に頷き、受け取った。
もっとも、パーティにクリスは現れず、承諾したとの返答だけが伝えられたけど。
スティングレイ財団で研修を受け、アシュレイ家との関係と対応を学び、直前になってバルディアの教会で式を行うと通知されて慌ててやってきた、それが全て。
蒼い空港を進む。
目の前の子どもはおどおどとマリアを見上げた。
自分があの時のニアそっくりになった気分。
不愉快ったらありゃしない。
しゃがみ込む。目の高さを合わせる。
『どうしたの?』
尋ねる。答えはわかっている。
『迷子になった』
聞き覚えのある声が幼く響く。
『どこへ行けばいいのかわからない』
震える唇はまだ数回しかキスしていない。
『行きたいところがあるの?』
「居場所が欲しい」
声が少し大人びた。
「生きていける場所が欲しい」
『あなたはアシュレイでしょう?』
子どもが天井を振り仰ぐ。
「還りたい」
『空?』
「俺達は、宇宙から来たらしい」
『あら、まあ』
宇宙人だったとは知らなかった。
「そこなら、居場所が在るかもしれない」
『じゃあ、考えてくれなくちゃ』
手を差し伸べて子どもの肩を抱く。
『私もその船に乗るんだから』
「宇宙船?」
驚いた声。
『そうよ、長い時間がかかるんでしょう? 不死ならちょうどいいじゃない』
「けれど……けれど、マリア、君は…?」
『私は…』
一緒に天を仰いだ。
ガラスと金属に遮られた、彼方に広がる大空を。
「……あなたと…ともに……いるわ……」
呟いて瞬きをする。
温かな寝息が耳元で聞こえる。
甘い吐息。
あら、まあ。
「…ちょっと…重いわね…」
夢現で、ぴったりと寄り添ってマリアを抱き締め眠っている体の下から腕を抜き出す。ふわりと揺れる銀髪。顔は首に埋められてるから表情はわからないけど、離すまいともう一度すり寄ってくる。
「でもまあ……大型犬なら…これぐらい…よね…」
そっとクリスの体を抱き返した。
眠くてたまらない。
温かくて二度寝するには完璧。
「おや…すみ……リス…」
「うん…」
静かな声が聞こえた。
帰り際にふと気になって、
「あのね、『コニファーガーデン』もクリスが作ったとかじゃないわよね?」
「あれは違うよ」
マースがくすくす笑った。
「このあたりから古くからある民謡だ」
「だから、皆知ってるのね」
頷くと、芽理は首を傾げる。
「皆?」
「ええ、あんまり気になったから、アルディッドに歌ってもらったの。力強いバリトンだったわ。歌がうまいのね」
「アルディッド?」
今度はマースが笑みを消す。
「誰だ?」
「誰って、ほらいつも食堂で夕食の時に付いていてくれる人」
「知ってる?」
芽理が首を傾げてマースを見上げる。
「でも一族なんでしょ。アシュレイだって言ってたわ」
「アシュレイ? 銀髪だった?」
「いえ、黒髪、黒髭」
「サラや梨々香、慎と僕は別にして、アシュレイは染めていなければ銀髪だよ」
芽理とマースが交互に答えて眉を寄せた。
「彼はアシュレイじゃないってこと?」
マリアも不安になる。
「なぜ、アシュレイでないのに、アシュレイのふりをしたの?」
「それに、なぜ食堂に入り込んでいたのか、だな」
マースは顔をしかめた。
「ちょっと気になる。確認しておこう。マリア、もしまたそいつが現れたら、すぐに教えてくれないか」
「わかったわ」
「マリア、歌を歌った、と言ったわね?」
芽理が重ねて尋ねてくるのに頷く。
「お気に入りなのよ、歌い終わって感動したのね、涙ぐんでた」
鋭い目配せが2人の間を走ったようだった。
森から帰ってくると、ひどく疲れていた。
「無理もないわね」
芽理がいるから大人しくしている気配のマース・アシュレイを相手にするのは本当に疲れる。
「彼が義兄というのは大変よね」
しかもクリスに対して過保護だし。
芽理に対しても。
「ああ…そういうこと」
ふいに気づいた。
不死のアシュレイの元当主にしてみれば、ほとんどの人間はか弱くて脆くて保護が必要なのだ。
水差しから水を飲み、ベッドの上に倒れ込むように横になる。
考えてみれば、結婚式からこっち、緊張ばかりしてきた気がする。
「眠っておいてよかった…芽理がいい人で良かった…クリスの話が聴けて良か…」
呟きながら瞼が落ちてくる。
眠る前にいいことを数えるのは習性になっていたのに、ばたばたしていて、それさえも忘れていた。
「ふあぅう」
あくびをして上掛けを捲り、もぞもぞとベッドの中に潜り込む。
アシュレイ家の奥様が昼間から眠っていちゃいけないのかもしれないけど、クリスは帰った様子もないし、何よりこの眠気には勝てない。
夢は滅多に見ないのに、珍しい夢を見た。
大きな空港だった。
広々とした蒼い空間を鉄骨とガラスのドームが覆っている。ガラスの向こうの空も青く、光が空港を静謐な色で染めている。
多くの人々が行き交っている。
けれど、不思議なことに誰も荷物を持っていない。
がらがら押されるカートの音も、荷物を引きずるざらざらした響きもない。
アナウンスもない。
人々は手ぶらで生真面目な顔をしつつ、それぞれに行き先を熟知しているように通り過ぎていく。
1人の子どもが目に留まったのは、周囲の中でたった1人幼かったことと、竦んだように立ったまま動かなかったから。
近づいていくに従って、両手を組み合わせている子どもの姿が変化した。
『ああ、そうなの』
納得して呟いた。
クリス・アシュレイの写真を見せられたのは、1ヶ月前。
バイトも切れ生活費も底をつき、住んでいるシェアハウスも後1週間で出なくてはならなかった。
大学からの紹介だと言った男は嘘をついていた。
スティングレイ財団は、街外れに途方もない大きさのガラスと金属の建物を築き、その最上階にニア・スティングレイはオフィスを構えていた。
ボブの黒髪と黒い瞳。マリアの風が吹き散らかしたような枯れ葉色のショートカットを見上げ、十分な栄養が行き渡らない魅力に欠ける体を眺め、穴の空きかけたお古の靴を見下ろした。
『なるほど』
淡々とした声は掠れていた。皺一つない肌に艶やかな髪をしていたけれど、かなりの高齢であることは間違いなかった。
『あなたは良い素材ね、マリア』
『モデルではありませんが』
『これは失礼』
男性のような物言いをし、くすりとニアは笑った。
『仕事にふさわしいと言ったのよ』
『…道義に反したことはしたくありません』
『それは無理ね、あなたの状態では』
また嘲りの笑み。
『それに選べる状態ではないと思うけれど』
『最後まで選びます』
マリアはしっかり頭を上げた。
『世間知らずな決意でも』
『なるほど。面白かったわ。では、仕事の話に入りましょう』
ニアはマリアの矜持を一顧だにしなかった。
『クリス・アシュレイと結婚して欲しいの』
『結婚?』
『不愉快な相手ではないわよ。常識があってハンサム。公的な場所では上品で優しいわ。マース・アシュレイと違って』
滑らせられた写真に目を奪われた。
ミカエル。
名前を嫌ってミックと呼ばれることを望んでいた弟の目が写真の中から見上げていた。
姿形は全く違うのに、諦めたような優しい視線が亡くなる前の弟そっくりで。
何を失ったんだろう。何を失えば、生きているのにこんな瞳になってしまうのだろう。
『あなたなら愛せるでしょう?』
尋ねてきたニアに顔を上げた。
頬が熱くなる。この人は何を言っているのかわかっている。
『違う?』
目を細めて笑った。
『1週間。それ以上なら失敗。次の相手を送り込むわ』
パズルのようにカレンダーを見ながら計算した。
『1週間後に連絡をちょうだい。迎えをやるわ。こちらで産んでもらって、後はどこへなりとも行けばいい。報酬と必要経費は上限なし。支度金はこれ。パーティで引き合わせるわ。美容院にブティック、ネイルサロン、エステ。十分整えてきて。まだ代役は見つかってないから』
人を動かし慣れた声。
疲労感が募ってきて、鳴りそうなお腹に頷き、受け取った。
もっとも、パーティにクリスは現れず、承諾したとの返答だけが伝えられたけど。
スティングレイ財団で研修を受け、アシュレイ家との関係と対応を学び、直前になってバルディアの教会で式を行うと通知されて慌ててやってきた、それが全て。
蒼い空港を進む。
目の前の子どもはおどおどとマリアを見上げた。
自分があの時のニアそっくりになった気分。
不愉快ったらありゃしない。
しゃがみ込む。目の高さを合わせる。
『どうしたの?』
尋ねる。答えはわかっている。
『迷子になった』
聞き覚えのある声が幼く響く。
『どこへ行けばいいのかわからない』
震える唇はまだ数回しかキスしていない。
『行きたいところがあるの?』
「居場所が欲しい」
声が少し大人びた。
「生きていける場所が欲しい」
『あなたはアシュレイでしょう?』
子どもが天井を振り仰ぐ。
「還りたい」
『空?』
「俺達は、宇宙から来たらしい」
『あら、まあ』
宇宙人だったとは知らなかった。
「そこなら、居場所が在るかもしれない」
『じゃあ、考えてくれなくちゃ』
手を差し伸べて子どもの肩を抱く。
『私もその船に乗るんだから』
「宇宙船?」
驚いた声。
『そうよ、長い時間がかかるんでしょう? 不死ならちょうどいいじゃない』
「けれど……けれど、マリア、君は…?」
『私は…』
一緒に天を仰いだ。
ガラスと金属に遮られた、彼方に広がる大空を。
「……あなたと…ともに……いるわ……」
呟いて瞬きをする。
温かな寝息が耳元で聞こえる。
甘い吐息。
あら、まあ。
「…ちょっと…重いわね…」
夢現で、ぴったりと寄り添ってマリアを抱き締め眠っている体の下から腕を抜き出す。ふわりと揺れる銀髪。顔は首に埋められてるから表情はわからないけど、離すまいともう一度すり寄ってくる。
「でもまあ……大型犬なら…これぐらい…よね…」
そっとクリスの体を抱き返した。
眠くてたまらない。
温かくて二度寝するには完璧。
「おや…すみ……リス…」
「うん…」
静かな声が聞こえた。
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