『ラズーン』第二部

segakiyui

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1.忘却の湖の伝説(3)

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「確かにはじめは、湖の神に仕えたいという巫女志願の娘だけが出向いていたんです」
 ナストはユーノ達の天幕(カサン)の外、焚き火の側に腰を降ろし、熱いスープで一息入れた後ようよう話し出した。
 彼はこの近くの村に住んでいる。マノーダと呼んだ娘とは許嫁同士だ、と前置きしてから話を進める。
「ところが、マノーダの姉であるアレノが巫女に志願した頃から、あの神殿について妙な噂が立つようになりました。巫女達は湖の神ではなく、何か別のものに仕えている、と。そして、月の明るい夜には何人かの巫女が湖に入っていって、そのまま戻らなくなるとも。当然、巫女の志願者は著しく減りました……ところが」
 ナストは茶色の瞳を落ち着かなげに彷徨わせた。
「ある夜から、村の娘が夜中に一人二人と姿を消すようになったんです。親も恋人も夫も兄弟も、何もかもを捨てて出ていってしまい、それっきり二度と帰ってきません。一人の男がたまたま家を出ていく娘を見つけて後を追い、神殿へ入っていくこと、そこに見覚えのある行方不明になった娘達も居ることを突き止めました」
 眉を不安そうに顰める。
「なぜなのかはわかりませんが、神殿の夢を数回見て四、五日すると、その娘が姿を消すんです。娘本人が巫女志願など全く考えていなくても、家を出て行く時は一様に湖の神にお仕えするのが自分の使命だと言い張り、止める家族を恐ろしいほどの力で振り切って出て行ってしまうものまでいます」
「何かの術かな?」
 ユーノのことばにアシャは沈黙を守る。
「僕はマノーダから神殿の夢を見たと打ち明けられて、それから毎晩、彼女を見張っていたんですが、今夜に限ってつい眠ってしまっていて…」
 気がつけば彼女は既に家から出て行ってしまっていました、とナストは悔しそうに唇を噛んだ。
「それで、慌てて神殿へ駆けつけた、と」
「はい」
「その娘を助けるにしても、明日だな……今夜はあっちも警戒しているし、守りも固いだろう」
 アシャの声にナストは俯く。自分でもそうするしかないとわかっているようだ。それでも今すぐに神殿に飛び込みたいのを、必死に堪えているのは握りしめたこぶしの白さでよくわかる。
「とにかく、今夜はボクらの天幕(カサン)で休んだら? 明日になったら、もう一度考えようよ」
「……すみません」
 ナストはのろのろと俯いたまま立ち上がり、勧められた天幕(カサン)の寝床へと姿を消した。
「……で?」
 アシャはナストの後ろ姿をじっと見守るユーノを促す。
「でって……なに?」
「言いたいことはわかってるな?」
「……わかってる」
 旅は厳しい。こんなところで他人に手を貸しているほどの時間も手間もない。
「でも……」
 脳裏を過るマノーダの横顔に懐かしい顔が重なっているのだろう、ユーノは思い詰めた表情で唇をつぐむ。
「ユーノ、俺は」
 もうお前を危険に晒したくない、わざわざこんなところで危ない目に好んで突っ込まなくても十分に危険は満ちあふれている、そうアシャが説得しようとした矢先、
「美しかった…」
 イルファはほわぁああと深い吐息をはいてつぶやいた。
「は?」
「イルファ?」
「んー? 何だ?」
 にっこり、とイルファは微笑んで振り返った。剣士そのもの、山賊とも間違えられる無精髭の伸びたいかつい野獣顔が溶けそうに甘い笑みを浮かべているのは、とびきり甘そうな焼き菓子が魔物(パルーク)の姿に酷似して作られているようだ。手を出したくはないが、恐いもの見たさというのもある。
「…どうした?」
 一瞬身を引いたユーノがおそるおそる尋ねる。
「見た」
「見た?」
「至上の美を」
「……しじょうの、び」
 イルファはどうしたんだろう、そう言いたげにユーノがアシャを振り返った。
「おい…」
 何となく察しがついたアシャが軽くいなそうとする。
「夜というのはいろいろなものが美しく見える時間でもあってだな」
「時間なんか関係ない」
 イルファが『甘く優しく』笑みを深める。
「俺は天上に駆け上がったのかと思ったよ」
「おもった、よ…」
 イルファのことばじゃないよね、うん。
 ユーノが引き攣りながら、もう一歩踏み込む。
「で、何が」
「あの中に居たじゃないか、金色の髪の天空の聖女が」
 恋は虫(シエト)を叫ばせる、だったかな、それとも平原竜(タロ)を歌わせる、だったかな。
 アシャが溜め息まじりにあれやこれやの格言を思い出そうとしている間に、相変わらず理由がわからないと言う顔でユーノが問いを繰り返す。
「天空の聖女? 確かにあそこは神殿だけど、そんな美女居たかなあ……金髪なんだね?」
「違うぞ、儚い織物のような艶やかな黄金の…」
「わかったわかった」
 果てしなく賛辞を並べようとするイルファを制する。が、アシャの努力を無にするように、ユーノが瞬きして尋ねた。
「ひょっとして、それって、後から出てきた人?」
「そうだ、後から至高の微笑で現れた…」
「なんだ、アレノじゃないか」
 謎がわかってほっとするユーノの肩をがばりと身を起こしたイルファが鷲掴みにする。
「アレノ! アレノというのか、あの人は!」
「何言ってんだよ、今話してたろ、マノーダのお姉さんで」
「美しい人は名前も素晴しいのだなあ…」
「聞いてないな」
 ふわふわとした様子で立ち上がるイルファをユーノは茫然と見上げる。がっちりした筋肉質の体がそのまま宙に漂っていきそうな頼りなさで、イルファは天幕(カサン)の方へゆらゆら歩く。
「おい、イルファ、今夜の火の番は」
「火の番? おお、そうとも、アレノのことを思う俺の魂の火は今やごうごうと燃え盛って闇を焼き焦がしつつ世界を圧倒していくのだ、おお神々もご照覧あれ…」
「い…いるふぁ…」
 神々は笑い死にそうになっているんじゃないだろうか、と呟いたユーノに苦笑するアシャを、相手が振り返る。
「どうしちゃったんだろう、イルファ」
 夕方の肉がまずかったのかな。
「違うさ」
「違う?」
 でもあれは明らかにおかしいよ、いつものイルファじゃない。
 不安そうに眉を寄せるユーノに、こいつもたいがい鈍感だ、とアシャは呆れた。
「一目惚れというやつだ」
「ひとめぼれ…?」
「見た瞬間に恋に落ちた」
「そんなことって……あ」
 まさかイルファが、そういう顔で苦笑しかけたユーノが何を思い出したのか、ふと瞳を伏せる。
「金の……髪…か」
 零れた声があやふやで頼りない。
「そう…か」
 一人深くなっとくするような響き。
(おい、待て)
 じりっと胸の内に不愉快に響いたその声にアシャは自分の眉が引き攣ったのを感じる。
(ひょっとして、こいつが気にかけているのは金髪の野郎か?)
 まさかユーノもそいつに一目惚れしたとか、そういうことじゃないだろうな。
(……俺だって、一応は金髪だぞ)
 無言でつい反論する。
(それなりに、まあ今まで結構褒められたこともある程度には、金髪だぞ)
 瞬間、我に返ってうんざりした。
「…ちっ」
 何を煮え詰まったことを考えている。
 気持ちを切り替え、声をかける。
「ユーノ」
「ん?」
「できれば関わり合いにならないほうがいい。ここには」
「『運命(リマイン)』が居る?」
「遭遇したのか」
 脅しがさらりと流されたばかりか、状況がもっと切羽詰まってると気づいて、アシャは顔を引き締めた。
「さっき見た。巫女達の背後に居るのは『運命(リマイン)』だよ」
「そうか…」
 ならば今更逃げようとしても無理だな。
 ぐったりしながらアシャは溜め息をつく。
 接触してしまったのなら、もう『運命(リマイン)』側にアシャの動きも知れ渡っているだろう。逃げを打って背中から襲われるよりは、隙を見て倒す方法を考える方がまだましだ。
「それに、マノーダはレアナ姉さまに似てるんだ、アシャ」
 焚き火の側なのに、急に体が冷えたと言いたげに膝を抱えて丸くなり、ひょいと首を傾げてユーノは微笑んだ。
「放っておけないでしょ?」
「……?」
 意味が取れずに瞬きして相手を見返すと、見上げていた目をユーノを逸らせた。
「レアナ姉さまに似てる人なら幸せになってほしい……そうじゃない?」
「……わかる気はするが…」
「なってほしいよ、誰かのためにも」
 アシャの戸惑った口調を微かに咎めるようにユーノは呟いた。
「姉さまを大事に想う人のためにも、さ」
 レアナを大事に想う家族。そして、ユーノ。
「……ああ、そうだな」
 レアナに似た相手の幸福をユーノが願うなら、その願いを叶えてやりたい。
「そうだな」
 けれどお前はいいのか?
「何が?」
「また危険に晒される」
「……そんなこと」
 くす、とユーノは笑った。
「……ずっと前のことだけど、皇宮に出入りしていた商人が居た」
 ぱちりと焚き火が跳ねる。
「酒宴に招かれ、冗談のつもりだったらしい、こう言った。『みなさま、美しい方ばかり、特に二番目の方には一風変わった美しさがおありだ。皇妃さまの血というより、異国の高貴な生まれのようにも見えますな。皇も時に楽しまれたことがあるというのは我々下々と同じですが、後々まで面倒を見られるために引き取られる、その懐の深さをご尊敬いたしますよ』」
「!」
「ボクは5歳ぐらいだったかな、商人が酔っぱらった真っ赤な顔をして言った意味の半分もわからなかったけれど、一つだけわかったことがあった。そうか、ボクはここにいちゃおかしいってことなんだな、って」
「…ユーノ…」
 淡々とした声、表情も穏やか、けれど、それを聞いた瞬間にユーノの胸を貫いた傷みが、時間を越えて今自分の胸を貫いた気がして、アシャは思わず唸った。
「ばかな…」
「納得したよ、ボクは」
「…」
「そうか、だからボクだけみっともないのかって。それならよくわかる。だからボクだけ出来損ないなんだって」
 ほっとしたかもしれないな、出来損ないでも当然なんだって。
「でも、次の瞬間、姉さまが」
 真っ青になって立ち上がったレアナは父よりも母よりも早く反撃に出た。ユーノを抱きかかえ、商人を振り向き、一声高く叫んだのだ、無礼者、と。
「『あなたは私の大事な妹を傷つけました、以後二度と顔を見せないでください』って、そりゃあ凄い剣幕で。商人は平謝りするし、父様も母様もうろたえるし…………ボクは姉さまに抱きかかえられてわんわん泣いた。後にも先にも、みんなの前であそこまで泣いたのはそれぐらいだよ」
 凄いよね、姉さま。
 くすくすとユーノは笑った。
「キスしてくれて、ボクが落ち着くまで、あなたは私の妹です、そう慰め続けてくれてさ……だからボクは姉さまが悲しむ顔なんて見たくない、絶対に」
(皮肉なものだ)
 アシャは優しく微笑むユーノをじっと見つめた。
 心ない大人のことばに傷付いたユーノを庇ったのはレアナだけ、だからユーノはレアナを守るために何度も一人死地に向かい、何度も一人で苦痛を堪える、大事な相手を悲しませるまいと。レアナが優しければ優しいほど、ユーノは繰り返し自分を危険に追い詰める。
(どうやってやればいい?)
 アシャの心は疼く。
(どうすれば、こいつを守ってやれる?)
 危険を好むわけではない、むしろ幸福と安寧を求めての闘いならば、傷つき倒れるのも本望だとでも?
(ばかな)
 そんな理由など納得できるわけがない。
「どう?」
「え?」
 物思いに沈んでいてユーノが問いかけているのに気づかず、アシャは我に返った。
「惚れ直した?」
「え…あ、ああ」
 惚れ直す? 目の前の、厳しい運命に一人涼やかに笑って立つ、黒い瞳の少女にか?
「そう、だな、もちろん」
 応えてすぐにはっとした。相手が一瞬淡い泣きそうな色を浮かべた気がして。
「そうだろ、レアナ姉さま、いざとなると強いんだ」
 軽く目をつぶって見せる、ユーノの瞳が潤んでいるように見える。
「だから、きっと十分やっていけるよ」
「やっていける?」
 何をだ、そう確認しようとして、ユーノを説得できそうな理由に気づく。
「そうだ、さっきお前はレアナを大事に想う人のためにも、と言ったな?」
 大事に想う人とは誰だ?
 アシャとしては、それは自分や家族、そう答えが返ってくると予想して、それならばレアナもまた自分を大事に想ってくれる相手の無事と幸福を願うはず、そう話を続け、ユーノの無謀さを戒めようと思ったのだが。
「え…っ…」
 見る見るユーノが頬を染めて立ち上がり、呆気にとられた。
「あ、そ、そのそれつまり、うん、レアナ姉さまを大事に想う人のためにもレアナ姉さまに幸せになってほしいってことは、その人にももちろん幸せになってほしいわけで、それはつまりその人をレアナ姉さまも大事に想ってるから、その人が幸せならレアナ姉さまも幸せだろうってことだから…っ」
「あ…ああ…?」
 なんだ、そういう理屈はわかっているんじゃないか、とほっとしかけたアシャはユーノがじりじりと後じさりするのに不安になる。
(あれ?)
 何かおかしいのか? ひょっとしてどこか食い違っているのか?
「あーと、その」
「う、うん?」
「つまりその人って言うのは誰なんだ?」
「うっ」
「それはつまり」
 お前や家族ってことだよな?
 そう続けかけたのだが、ユーノがふいにぐっと苦しそうに口を噤んだのに思わず黙った。
「……アシャには、わからないよ」
「…は?」
「アシャには絶対わからないっ」
 ぎらりと睨み据えてきた目には明らかに怒りがある。
「火の番、頼むね、ボク寝るからっ!」
 疲れたから、うんとうーんと疲れたもう話したくないほど疲れたからっっ。
 言い訳がましく、それでも力一杯訴えられて、アシャには反論は許されない。
「あ、ああ」
 最後にもう一度睨みつけ、あげくに放置されるように身を翻して、取りつく島も無く天幕(カサン)に入っていくユーノを、アシャは呆気にとられて見送った。
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