『辻封じ』

segakiyui

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6.克也蝶

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「あ、でも」
 克也は俺の視線に気づいた様子もなく、眉をひそめて首をかしげた。
「頼子は女だよ? それって理屈に合わないよね?」
「……お前はかわいいやっちゃなぁ、克也」
 あまりの無邪気さに俺は思わずからかった。
「女なんて、知らへんのやろ?」
「え」
 克也が一瞬凍りつく。
(ええわい、どうせ、問題外なんやし、どう思われたかて、かまへんし)
 年ごろの娘ならしないような下卑た笑いをあえて浮かべて、
「俺は男を知ってるんやで。男はな、きれいでかわいくて若い女が好きなんや。十人おったら、八人までそうやな。残りの二人かて、嫌いなことなんてあらへん、据え膳やったら食うやろうで」
「達夜」
 真っ赤になって照れるかと思った克也は、妙に白々と真剣な顔になっている。
「そやけどな、女が男を欲しなるときに、もうそういう色気がのうなってしもてたら、どうする? 惚れた男に声さえかけられへんほど、色香に離れてしもてたら? それでも、男が欲しかったら?」
「達夜」
「わかるやろ、別の女に誘てもらうのや、それでも一夜の夢なら何とかなったりするさかい」
「達夜」
 克也はどんどん厳しい顔になってくる。目付きも鋭く険しくなってくる。きっと頼子の運命を悟ったからだろう。それを案じて怒っている。
(それだけ頼子が大事やということや、なあ)
 また胸を風が吹き抜けた。
(そうか、きっとそういうことや)
 話しながら、俺は『辻封じ』が壊された理由の一つに思い至った。
(なるほど、それなら、壊すのが得策)
「そやけど、これはご法度や。この『京』では、そうそう間を取り持って、しかも自分は花を望まへん蝶なんてみつからへん。そやから、そういう手合いは往々、異界で女も狩ってくるんや。自分らに花を届けてくれる、顔のない、幻のようなきれいな女を。きれいであればあるほどに、男は引っかけてきやすいさかいな。ましてや、男連れなら、女は十分自分の色香に気づいてる、そういう女を狙うやろ」
 きっと頼子もきれいな娘なのだ。克也が胸を開くほどに。闇舞妓が標的に見定めて選んでいくほどに。
「そやから……」
 ずきずきずきずき。体中が痛い。なぜ、こんな話がこれほどつらい気持ちにさせるのだろう。
(さっさと終わらせてしまお)
「その頼子、さん、なあ。きれいなお人やったんやと思うな、そやし、狙われたんや。その人に舞妓が怪しく見えへんかったんは、たぶん……」
(あれ?)
 そこで、ふいに俺は思考を止めてしまった。
(なんか、おかしい…)
 なぜ、頼子は闇舞妓のおかしさに気づかなかったのだろう。
 確かに、闇舞妓の一群は女も狩る。しかし、それは側についてる男衆がことば巧みに誘うのが常で、今回の一件はどうにも形が違う。第一、闇舞妓というのは…。
「達夜!」
 焦れたように、克也が叫んで俺はふいに両肩を捕まれ、振り向かされた。
「あ、あ、ごめん、その、頼子さん、助ける手立てがないっちゅうんとちごて、それはこれから考えるいうことで」
 てっきり、そっけない言い草に克也が怒ったのだと思って、俺は急いで弁解した。
「ごめん、ごめんな、俺、お前の恋人、悪う言うつもりなんかなかったんや、あの」
 克也はぎらぎらした見たことのないような目で、俺をにらみつけている。
「あの、そやし、あ、あのな、『辻封じ』壊したやつらの意図も、何となくわかってきたで。たぶん、闇舞妓をたくさん異界に送り込もうと考えよったやつらがいるんや。そいつらにとって『辻封じ』は邪魔やし、一つ二つを壊して祭事方に介入されるより、一時に事を起こして、祭事方も混乱させとこうっちゅう腹やったんやで、きっと。そやし、そいつらの場所さえつかめば、きっと頼子さんのことかて」
 克也はまだ無言でにらんでいる。肩をつかんだ手から力が抜けない、ばかりかますます押しつけられていく。
「ごめん。ごめんて、謝ってるやんか、何で、そんなに怒るんや、そら、巻き込んだのは俺やし、頼子さんかて、俺が『辻封じ』壊さへんかったら、こっちに巻き込まれへんかったと思うで、思うけど、俺かて、何も壊しとうて壊したわけやなくて」
(ああ、そうなんやろな)
 俺はしみじみと情けなくなった。
 克也はきっと、頼子を襲った運命と、俺の果たした役割の両方に怒っているのだ。そしてまた、こんな造りの『京』と関わった事を怒っているのだ。けれど、それだって。
(俺かて)
「あ…」
 あんまり強く押されて、さすがに俺もバランスを崩した。どん、と勢いをつけて畳の上に押し倒されてしまい、衝撃に一瞬目を閉じる。と、閉じた視界にふいにじわりと熱くにじんだものがあった。
(俺かて)
 こんな言い訳などしたくない。
 克也の大事な人を探すのに、うろうろとみっともなく動き回りたくはない。
(ああ…俺…)
 ふいにぽうんとその理解がわいた。
(俺は、こいつが、好きなんか)
 胸が見る間に締めつけられる。息が止まってくらくらする。
 色気なしやな祭事方、中でも達夜はピカ一で、惚れる女は後を断たねど、華やぐ姉とは一線画し、異界ものとて気にはせぬ……。
 幼いころにからかわれた戯れ歌が耳元で弾けた。 
(俺が……? 神女達夜が…?)
 そんな、あほらしいこと。
「達夜」
「!」
 耳元でささやかれて、俺はびくっとして思わず目を開けた。視界をにじませ焼きつかせて、涙がこぼれ落ちていく。とっくの昔に忘れ切っていたせつない気持ちが胸を詰まらせてあふれてしまったみたいに。
「達夜は男を知ってるって言った?」
 克也は不思議な目で俺を見つめた。深くてどこか惑うようなためらうような、そのくせいら立たしげな。
「この口でそんなこと言うんだ?」
「克…む」
 次の瞬間、唇が覆われた。柔らかくて熱いものが俺の口をふさいで息を奪って熱を落とし込む。硬直した体が息苦しさに絞られる。
(なに、俺、何されてる…?)
 過熱した頭がくるくると回った。呼吸が止まる、その寸前にようやく口を離されて、俺は尽きかけた空気を求めて必死にあえいだ。
「嘘つき」
 克也が俺にのしかかったまま、うっすらと笑った。満足そうに、したたかな、腹の立つほど余裕がある笑みを優しげな面立ちに広げている。
「震えてるくせに」
「て…めえっ!」
 投げ出していた手のこぶしを固めて両脇から殴りつけた反撃は空を切った。思わぬ素早さで克也が身を引き、飛び離れている。跳ね起きた俺の口元をじっと見る、その目の光に頭に血が昇った。
「何すんねんっっ!」
「キス」
「…っ!」
「事故じゃないからね」
「頼子がいるやろうがっっっ!」
「……え?」
 克也はえらく妙な間合いをあけ、ひきつった顔で俺を見返した。
「どうして…?」
「そっそやからっ!」
 俺はばくばく鳴っている心臓の音に自分の声をかき消されまいとわめいた。
「お前はっ、頼子をっ、闇舞妓に連れ去られてっ、それをっ、追っかけてっ」
「違うよ」
「……はぁ?」
 あっさり言い返されて、俺は頭が白くなった。
「え、そやし、頼子を置いて帰れへんって」
「うん、置いては帰れない、友達だからね。おかしな形でいなくなったし。けど、僕は頼子がいなくなったときには警察に行こうとしたんだ、とりあえず」
「……なに、やて?」
 俺は何が何だかわからなくなって、ぐらぐらしてきた。
「で、僕がここへ来ちゃったのは、たぶん…」
 ちら、と克也は意味ありげな視線で再び俺の口元をなぞった。かあっとして思わず唇を噛みしめると、ほう、と名残惜しそうな吐息をついて、
「達夜のせいだ」
「お、俺は…」
 そんなことを改めて言われなくても、とつい怯んでしまった俺に、克也はにっこりとかわいらしく笑って見せた。
「違うよ、達夜を見つけたから」
「………はぁ…?」
「だから、頼子がいなくなったときに、警察に行こうとしたら、達夜を見つけたんだよ、路地の向こうに。抜けられそうな細い通路の先に、達夜が立っていた。ぼんやりと光っててさ、足元を痛そうな顔で見下ろして、ああ、ケガしてるって思って……。紺のシャツから見えた腕やジーンズの足首が透けそうに白くて。長い髪が絡み付いてる首も細くて、なんて、きれいな子だろうって、ついつい。気がついたら駆け寄ってた」
 俺は口を開いた。が、ことばが出ない。何度か死にかけた金魚みたいに口をぱくぱくやった後、ようやく声になった。
「お前……頼子を追って来た、言うて……」
「多少は僕も嘘をついたかもね」
 悪戯っぽく克也が笑う。
「だってさ、達夜を見ただけで無我夢中で走ってきたなんて、言えないよ、女に飢えてるみたいで。でもさ、達夜は欲しかったんだ、あれは僕のだって、見た瞬間に決めてしまってたから」
(なんてやつや)
 胸の中で呆れ果てる。
(かわいらしげな顔して、頼りなげな風情装うて、そのくせしたたかな口調で、俺を自分のだと決めてた、やて?)
「は、始め、泣いてたやんか!」
 俺は見る見る熱くなった顔を知られまいとわめき散らした。
「頼子、言うて…寝ながら泣いてた!」
「……ああ、別の夢を見てたんだ。昔頼子が力になってくれたときの…」
 一瞬克也は瞳を陰らせたが、すぐににこにこ笑った。
「へえ、でも、達夜はそれを気にしてくれてたんだ?」
「そらそやろ、女の名前呼んで、泣きよったし、よっぽど好きな……女なんやろうって、誰かて思うやんか!」
「うん、でも、僕はずっと達夜が気になってたから」
 克也はしらっとした顔でのうのうと言い放った。
(ほな、今まで俺のしてたことて)
「あほみたいやんか……」
 俺はへたへたと腰を落としてしまった。
「ごめんね、初めてのキスだった?」
 克也がうれしそうに俺を見る。
「悪いなんて思てへんやろ」
「うん、ラッキーだったって思ってる」
 ああ、と俺は思わずため息をついた。
(なんや、こいつ。ほんまに、どういうやつや)
 ふと克也は心配そうな顔になった。
「達夜は? 気持ち悪かった?」
「……あほぅ」
 顔が熱くなった。ふわりとほころびそうになる顔をあわてて片手で覆って隠す。もっともそんなことをしても克也には無駄だったが。
 けれど、自分の顔の熱さを感じ取って、俺は少し我に返った。
「え、でも、それやったら、頼子ちゅうのは」
「だから、友達だよ。親友、というか」
「いや、お前はそうでも…」
 あっちがちごたらどうする気やねん。
 そうぶつぶつつぶやいた俺に、克也はふいに吹き出した。
「な、なんや?」
「え、ああ、ごめん、そうか、それって話してなかったんだよね」
「何を」
「頼子はね、性同一性障害なんだ」
「せい、どどいつせい?」
「違うよ。性同一性障害。身体的には女性だけど、なんていうのかな、中身は男性なんだ。ずっと前は違和感があったけど、女の子として暮らそうと努力していてね、舞妓さんになってもいいかなって。そういうのになれば、『仕事としての女をやる』というところで納得できると思ってたみたいだよ。けれど、もうだめだなってわかったっていって、これからは男として生きる道を選ぶからって、それで最後のお別れに京都の舞妓を見に来たんだよ」
「外が女で……中が男…?」
 俺にはよくわからないが、ふいにすとんと落ちるものがあった。
「そうか、そやから、闇舞妓が見えたんか」
「僕は昔っから中身としか付き合えない人間みたいで、頼子には男しか感じたことがないんだ。向こうもそうだよ、頼子は男としてノーマルだから。で…そやから、って?」
「ああ、闇舞妓が普通の舞妓に見えてた、言うたやろ? さっきも言うたみたいに、闇舞妓は異界の男を誘い込むための形代みたいなもんやから、女には白塗りの顔しか見えへんのに、どうして頼子、には見えたんかなあと思てたんや」
「ああ、なるほど」
「そやろ? そやけど、頼子、いう人が、中身として男やったんなら、なるほどあり得るかもなあ」
(まてや。それなら、なんで、克也に闇舞妓は白塗りに見えた?)
「僕は男だよ」
 俺の考えを読んだように、克也が言った。
「たぶん、僕は『中身』に反応するからじゃないのかな」
「ああ…なるほど…」
 中身に反応するから、闇舞妓の本質が見えた。顔のない、女としての形を備えた人形の本質が。
 なるほど、こいつは本当にたいした異界ぽんちなのかもしれない。
「そんなこと……わかってもらえたと思ったんだけど」
 克也が笑みを含みながらことばをついだ。
「え?」
「さっきのことで」
「…え?」
「あんなふうに、かわいらしくすねられたり、弁解されたら……理性がもつわけないよね、男としてさ」
 くす、とまた悪戯っぽく笑われて、
「かわ…っ」
 ばふっと体が火を吹いた気がした。
「何なら、僕は何度でも、試していいけど?」
「克也っっ!!」
(あああ、どうしよう、ほんまにどうしよう)
 俺、こいつが好きになってる。
 ほんまにほんまに好きになってる。
 そやけど。
 俺は今度ははっきりと意識して体を抱えた。急激に熱が冷めていくのがわかった。
(そやけど)
 それは、ならぬ話だ。
 ましてや、今みたいに『京』が危機にさらされているときに、俺が、神女達夜が男と浮かれていられるものじゃない。
「達夜?」
 俺が急に静かになってしまったのを不審に思ったのだろう、克也は笑みを消して俺をのぞき込んだ。
「事情はわかった。どっちにせよ、一度異界に行かなあかんな」
 ことさら感情を消して応じ、俺は克也の視線から目を逸らせた。
「お前にもついてきてもらわなあかん。まあ、なんやったら、そこでお前だけ異界に戻ったままでもええかもしれへん」
「達夜?」
 克也が不安そうな顔になった。
「闇舞妓が関わっている以上、ことはそれほど簡単に進まへん。そやけど、大丈夫や、俺が関わった以上、ちゃんと頼子さんはお前の世界に戻す、それは安心してくれてええ」
「達夜」
「とりあえず、お前はもう少し家にいたらええ。俺は祭事方に『異界詣で』の申請だしてくるわ」
 立ち上がりかけた俺の手首を、克也が唐突に握った。
「達夜」
「…なんや?」
 続くことばは想像がついた。自分に経験はなくても、光津子姉きと男達のやりとりには幾度となく立ち会っている。だから、必死に冷たい顔を作って、俺を引き留めた克也を見下ろした。
「僕はさ、達夜が好きだって告白したんだけど」
「…ああ、そやな」
「達夜は?」
「俺?」
 どくん、どくん、と胸の奥で熱い音が鳴り響く。真剣な顔で見上げる克也は、さっきのどの顔とも違っていて、どこか不安そうで優しげで、ああ、この顔も好きだなんて思ってしまう自分がいて。
「俺は……お前のことを……どう思ってるか、て言うんか?」
 こくんとうなずく克也の顔に、俺は冷ややかに吐き捨てた。
「自分勝手に人を襲うやつなんて、好きになるわけ、ないやろう」
 克也がすうっと青くなるのがわかった。
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