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第2章 『竜夢』
5.羅針盤 「いつか楽になるから」(2)
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『まだ、ついてんの?』
『ああ』
『……どこ』
『唇の上んとこ』
『………手、離してよ』
『なんで』
『なんでって……飯粒、取りたい』
『取ってやろう』
『い、いらないっ』
『なんで』
華街に置き去られたカザルの所に待ち望んだオウライカがやって来て、2人での食事がいつの間にかもつれ合うような愛撫の場面に変わっていく。舞台中央で座り込んだ舜はスーツ姿、向かい合わせで舜の両手首を捉えて股間に降ろさせている禄はTシャツにジーパン、場面とは全く違う衣装で予定通りの演技をしていくが、そもそも本来ならばカザルは襦袢1枚の素肌姿なので、股間に手を下された時点で周囲の意識は『そっち』へ流れるはずなのに、その期待を煽るにはまだ時間があると知らせてしまうような衣装設定だ。
禄がTシャツジーパンなら、この場面を舜はスーツで引き受ける。
そう言い放って禄のハードルも上げてみたつもりだったのだが。
『…っ、なんでって、あんた、恥ずかしい取り方するから!』
するり。言い返す直前に、自分の手の甲で股間を撫でられてぞくりとした。思わず引き寄せかけてしまった両膝が、いつの間にかさっきの問答の間に禄の体に滑り込まれて、閉じられなくなっていると気づく。無防備に肌蹴られる、その印象を襦袢のひらひらした気配ではなく、『強制する』ことで代用されている。しかも、触れさせる進行が早い。計算ずくなのか、それとも『スーツのカザル』を蕩けさせるためには、早めに踏み込まないと駄目だと、禄の中のオウライカが判断したか。
『……じゃあ違う取り方してやろう』
今度は上半身を近づけられて、耳元で囁かれた、ベッドの声で。甘くて熱い、背後から舜を貫く硬さを含んで。
『いいの…っ……俺が自分で取るからっっ』
暴かれる。荒破だけじゃない、寺戸も陸斗も見ている前で。涎を滴らせて、お願いだからイかせてと懇願しながら腰を振る舜が晒される。
視界が眩んだ。
違う違う違う。これは芝居、これは役柄、これは舞台、これはベッドの上じゃない、でもベッドの上でなくても『良かった』だろう?
『鏡がないから見えないだろ?』
視界の端でちらりと視線を送って来た禄に、全く別のことばを囁かれた気がして、体が熱くなり、顔が火照った。
鏡で、何を、見るって…?
脳裏を走る妄想、大きな鏡の前で、背後から禄に犯されて、喘ぎながら駆け上がる自分の股間に雫が飛び散る、鏡に吹き出され溶け落ちるように流れていく間に映る震える足、薄紅から色を深めて濃く染まるものを、禄が握った戦慄く自分の手が当てられて、撫で擦られて拭われる。
『…っ、っ、見えなくても取れるのっ………子どもじゃないし!』
必死に台詞を振り絞る。
きっとカザルもそうだったろう、飢えて願って空っぽになっていた場所に、柔らかく注ぎ込まれる熱に一気に持ち去られるように溺れていっただろう。
スーツが張り詰めている。布地を持ち上げ、痛みが増える。
なのに。
手を持ち上げられて触れてもらえなくなった。
完全に離れたのではなくて、少し浮かされて、ほんの僅か、手が有ると言う熱だけを敏感になった肌が拾う。
『人の親切は受けるものだ』
台詞を通した禄が、もう少し声を低めて、
「ここでイクと困るからね」
『そ、そんな親切、親切って言わな……っ』
あ、と小さく声が漏れたのは、瞬間、光が走ったからだ。
罠だ。
思わず断じた。
これはするべきじゃなかった。
『芝居』の上での出来事で、その約束が『衣装』なのに、その約束を破って全く違う衣装で行うことは、確かに演技力を高めるのかも知れない。けれど、同時にそれは『芝居』の枠を砕いてしまう。『芝居』と言う特殊な場所でのみ成り立つ『世界』を『現実』に侵入させ居座らせてしまう。
これから舜が禄に抱かれる時に、必ずこの『芝居』が記憶のどこかに、感覚のどこかに入り込むだろう。衆人環視の中で極めさせられていくと言う状況が、特殊なことではなく、日常的なことになってしまうなら、それは舜を根本から変えていってしまうのではないか。
「ふっ」
「…? 舜っ?」
くたっと禄の肩に崩れた舜に、禄が驚いて抱き止めてくれた。
「どうした?」
寺戸の声が遠く聞こえる。
「すみ…ませ……ちょっと……貧血……」
「貧血…う?」
素っ頓狂な声は陸斗のようだ。そりゃあそうだろう、足元にネットもないようなビルの屋上、外枠に平然と座ることができたような男が、単なるラブシーンで意識を持っていかれるわけはない。
「…すみません、芝居変えすぎたのかな」
禄の声が背中に落ちる。
いやいや、そんなこと思ってないでしょ。
思わず舜はぐったりしながら胸の中で突っ込む。
だってオウライカの気配のまんまだもんね。倒れこんでる俺を抱えながら、それでも助けようとか動こうとかする様子なくって、意識は飛んでるけど大丈夫だな、少し抱えててやるかって、それ、オウライカの判断のままだよね? てか、ひどいよね、禄の姿のままでオウライカの存在感のまま俺を抱いてるって、今後ずっと俺は禄の中でオウライカを感じ続けていくってことで、つまりはこの『竜は街に居る』の芝居全部がずっと俺の中にあるってことで、それって今までの人生に数倍の負荷が一気に乗るってことで。
「…ああ……そ…ゆ…ことか……芝居…って」
「舜?」
「経験値……通常……の……数倍……ってことか…」
今まで舜は世界に『自分』しか居なかった。人の視点を借りたり、感覚を経験したり、振る舞いや行動を察することができても、それは全て『安全圏』で舜の感覚や行動に変化を及ぼすものではなかった。
けれども本来『現実』とは、様々な取捨選択とその結果を引き受けていくもの、その度ごとに自分が変わり世界が変わり、その負荷を受けつつ生きていくもの。その『現実』をようやく引き受け始めた舜にとって、すでに十分負荷はかかっていたところへ、衣装を外した状態で行う『芝居』もまた『現実』として舜に降り注いだ。
「あ……ふ…」
「し、舜…っ?!」
覗き込んだ禄が悲鳴を上げるのも無理はない、舜は盛大に泣き始めていたのだから。
そうでもなければ、溢れた感情で舜は壊れそうだった。
『竜は街に居る』のラストまで舜は知っている。
そこに至る、長くて孤独で苦しい旅路と、深く豊かに与えられる愛情の全てを。
それらを全部、舜は経験できる、味わえる、この体の現実として降り注がれる。
全部、舜のものだ。
いつか楽になるぞ。
あれは見知らぬスタッフだっただろうか、それとも芝居の神様だろうか。
千秋楽で片付けの済んだ舞台に1人立っていた時に、舞台の袖から声がした。
次は声を掛けない、と言い渡されていた。大成功だったはずだが、二度とお前は使わないと。言われたのはもう何度目だったのか。一所懸命に演ったはずなのに、次の舞台に舜は呼ばれない。何がダメなのか、何故ダメなのか、誰も話してくれないし、誰も教えてくれない。
なんで?
こんなに芝居が好きなのに、なんで?
こんなに一所懸命にやっているのに、なんで?
思わず振り返った先に、薄暗がりから声はもう一度、響いた。
いつか必ず楽になる。
そのまま進め。
進んだ先に何かがあるのかと思っていた。
違った。
進んだ航路に全てがあったんだ。
「オウ…ライカ…」
「は…え? いや、あの、舜、大丈夫、休んだ方が」
戸惑う禄の声に微笑んで顔を上げる。
『………いいよ?……俺……ずっとここに居ても』
自分には求められないものだと思っていた、世界との関わり。
「え? あれ? 台詞? え?」
『蝶、いっぱい写したんだから…っ、俺…っ……おれ……っ』
『芝居』の中でもいいから、触れて見たくて、経験したくて、幾つも幾つも『現実』を写した、できる限り丁寧に、理解したくて、関わりたくて、けれどもそれはずっと、舜の理解の外にあり。
「舜、あの?」
『カザルが知っているのは、この蝶だけ。カザルが与えられたのは、この形だけ……俺に与えられるのは写しだけ』
それは台詞ではなかったけれど、どうしても言いたかった。
舜のことばは世界のどこにも用意されていなかったから。
びく、と禄が固まった。
沈黙の後、ゆっくり開いた唇が紡ぐ。
「『………私のせいだと思え』」
「っ」
台詞と声が二重に聞こえる。
「『私がおかしな呪文をかけたんだと………「斎京」のオウライカがお前をたぶらかしたんだ』」
安堵が広がり、眠くなる、さながらこの場面の終盤のように。
『うん……そっか……そう……だよね……』
眠くて眠くて、目が開けていられない。
これで良かった。
これで正しかった。
全ては十分に準備されていた。
「…ごめん……禄……おーばーふろー……した」
なんとか伝えて、舜は意識を失った。
『ああ』
『……どこ』
『唇の上んとこ』
『………手、離してよ』
『なんで』
『なんでって……飯粒、取りたい』
『取ってやろう』
『い、いらないっ』
『なんで』
華街に置き去られたカザルの所に待ち望んだオウライカがやって来て、2人での食事がいつの間にかもつれ合うような愛撫の場面に変わっていく。舞台中央で座り込んだ舜はスーツ姿、向かい合わせで舜の両手首を捉えて股間に降ろさせている禄はTシャツにジーパン、場面とは全く違う衣装で予定通りの演技をしていくが、そもそも本来ならばカザルは襦袢1枚の素肌姿なので、股間に手を下された時点で周囲の意識は『そっち』へ流れるはずなのに、その期待を煽るにはまだ時間があると知らせてしまうような衣装設定だ。
禄がTシャツジーパンなら、この場面を舜はスーツで引き受ける。
そう言い放って禄のハードルも上げてみたつもりだったのだが。
『…っ、なんでって、あんた、恥ずかしい取り方するから!』
するり。言い返す直前に、自分の手の甲で股間を撫でられてぞくりとした。思わず引き寄せかけてしまった両膝が、いつの間にかさっきの問答の間に禄の体に滑り込まれて、閉じられなくなっていると気づく。無防備に肌蹴られる、その印象を襦袢のひらひらした気配ではなく、『強制する』ことで代用されている。しかも、触れさせる進行が早い。計算ずくなのか、それとも『スーツのカザル』を蕩けさせるためには、早めに踏み込まないと駄目だと、禄の中のオウライカが判断したか。
『……じゃあ違う取り方してやろう』
今度は上半身を近づけられて、耳元で囁かれた、ベッドの声で。甘くて熱い、背後から舜を貫く硬さを含んで。
『いいの…っ……俺が自分で取るからっっ』
暴かれる。荒破だけじゃない、寺戸も陸斗も見ている前で。涎を滴らせて、お願いだからイかせてと懇願しながら腰を振る舜が晒される。
視界が眩んだ。
違う違う違う。これは芝居、これは役柄、これは舞台、これはベッドの上じゃない、でもベッドの上でなくても『良かった』だろう?
『鏡がないから見えないだろ?』
視界の端でちらりと視線を送って来た禄に、全く別のことばを囁かれた気がして、体が熱くなり、顔が火照った。
鏡で、何を、見るって…?
脳裏を走る妄想、大きな鏡の前で、背後から禄に犯されて、喘ぎながら駆け上がる自分の股間に雫が飛び散る、鏡に吹き出され溶け落ちるように流れていく間に映る震える足、薄紅から色を深めて濃く染まるものを、禄が握った戦慄く自分の手が当てられて、撫で擦られて拭われる。
『…っ、っ、見えなくても取れるのっ………子どもじゃないし!』
必死に台詞を振り絞る。
きっとカザルもそうだったろう、飢えて願って空っぽになっていた場所に、柔らかく注ぎ込まれる熱に一気に持ち去られるように溺れていっただろう。
スーツが張り詰めている。布地を持ち上げ、痛みが増える。
なのに。
手を持ち上げられて触れてもらえなくなった。
完全に離れたのではなくて、少し浮かされて、ほんの僅か、手が有ると言う熱だけを敏感になった肌が拾う。
『人の親切は受けるものだ』
台詞を通した禄が、もう少し声を低めて、
「ここでイクと困るからね」
『そ、そんな親切、親切って言わな……っ』
あ、と小さく声が漏れたのは、瞬間、光が走ったからだ。
罠だ。
思わず断じた。
これはするべきじゃなかった。
『芝居』の上での出来事で、その約束が『衣装』なのに、その約束を破って全く違う衣装で行うことは、確かに演技力を高めるのかも知れない。けれど、同時にそれは『芝居』の枠を砕いてしまう。『芝居』と言う特殊な場所でのみ成り立つ『世界』を『現実』に侵入させ居座らせてしまう。
これから舜が禄に抱かれる時に、必ずこの『芝居』が記憶のどこかに、感覚のどこかに入り込むだろう。衆人環視の中で極めさせられていくと言う状況が、特殊なことではなく、日常的なことになってしまうなら、それは舜を根本から変えていってしまうのではないか。
「ふっ」
「…? 舜っ?」
くたっと禄の肩に崩れた舜に、禄が驚いて抱き止めてくれた。
「どうした?」
寺戸の声が遠く聞こえる。
「すみ…ませ……ちょっと……貧血……」
「貧血…う?」
素っ頓狂な声は陸斗のようだ。そりゃあそうだろう、足元にネットもないようなビルの屋上、外枠に平然と座ることができたような男が、単なるラブシーンで意識を持っていかれるわけはない。
「…すみません、芝居変えすぎたのかな」
禄の声が背中に落ちる。
いやいや、そんなこと思ってないでしょ。
思わず舜はぐったりしながら胸の中で突っ込む。
だってオウライカの気配のまんまだもんね。倒れこんでる俺を抱えながら、それでも助けようとか動こうとかする様子なくって、意識は飛んでるけど大丈夫だな、少し抱えててやるかって、それ、オウライカの判断のままだよね? てか、ひどいよね、禄の姿のままでオウライカの存在感のまま俺を抱いてるって、今後ずっと俺は禄の中でオウライカを感じ続けていくってことで、つまりはこの『竜は街に居る』の芝居全部がずっと俺の中にあるってことで、それって今までの人生に数倍の負荷が一気に乗るってことで。
「…ああ……そ…ゆ…ことか……芝居…って」
「舜?」
「経験値……通常……の……数倍……ってことか…」
今まで舜は世界に『自分』しか居なかった。人の視点を借りたり、感覚を経験したり、振る舞いや行動を察することができても、それは全て『安全圏』で舜の感覚や行動に変化を及ぼすものではなかった。
けれども本来『現実』とは、様々な取捨選択とその結果を引き受けていくもの、その度ごとに自分が変わり世界が変わり、その負荷を受けつつ生きていくもの。その『現実』をようやく引き受け始めた舜にとって、すでに十分負荷はかかっていたところへ、衣装を外した状態で行う『芝居』もまた『現実』として舜に降り注いだ。
「あ……ふ…」
「し、舜…っ?!」
覗き込んだ禄が悲鳴を上げるのも無理はない、舜は盛大に泣き始めていたのだから。
そうでもなければ、溢れた感情で舜は壊れそうだった。
『竜は街に居る』のラストまで舜は知っている。
そこに至る、長くて孤独で苦しい旅路と、深く豊かに与えられる愛情の全てを。
それらを全部、舜は経験できる、味わえる、この体の現実として降り注がれる。
全部、舜のものだ。
いつか楽になるぞ。
あれは見知らぬスタッフだっただろうか、それとも芝居の神様だろうか。
千秋楽で片付けの済んだ舞台に1人立っていた時に、舞台の袖から声がした。
次は声を掛けない、と言い渡されていた。大成功だったはずだが、二度とお前は使わないと。言われたのはもう何度目だったのか。一所懸命に演ったはずなのに、次の舞台に舜は呼ばれない。何がダメなのか、何故ダメなのか、誰も話してくれないし、誰も教えてくれない。
なんで?
こんなに芝居が好きなのに、なんで?
こんなに一所懸命にやっているのに、なんで?
思わず振り返った先に、薄暗がりから声はもう一度、響いた。
いつか必ず楽になる。
そのまま進め。
進んだ先に何かがあるのかと思っていた。
違った。
進んだ航路に全てがあったんだ。
「オウ…ライカ…」
「は…え? いや、あの、舜、大丈夫、休んだ方が」
戸惑う禄の声に微笑んで顔を上げる。
『………いいよ?……俺……ずっとここに居ても』
自分には求められないものだと思っていた、世界との関わり。
「え? あれ? 台詞? え?」
『蝶、いっぱい写したんだから…っ、俺…っ……おれ……っ』
『芝居』の中でもいいから、触れて見たくて、経験したくて、幾つも幾つも『現実』を写した、できる限り丁寧に、理解したくて、関わりたくて、けれどもそれはずっと、舜の理解の外にあり。
「舜、あの?」
『カザルが知っているのは、この蝶だけ。カザルが与えられたのは、この形だけ……俺に与えられるのは写しだけ』
それは台詞ではなかったけれど、どうしても言いたかった。
舜のことばは世界のどこにも用意されていなかったから。
びく、と禄が固まった。
沈黙の後、ゆっくり開いた唇が紡ぐ。
「『………私のせいだと思え』」
「っ」
台詞と声が二重に聞こえる。
「『私がおかしな呪文をかけたんだと………「斎京」のオウライカがお前をたぶらかしたんだ』」
安堵が広がり、眠くなる、さながらこの場面の終盤のように。
『うん……そっか……そう……だよね……』
眠くて眠くて、目が開けていられない。
これで良かった。
これで正しかった。
全ては十分に準備されていた。
「…ごめん……禄……おーばーふろー……した」
なんとか伝えて、舜は意識を失った。
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