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3.事件(3)
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「珍しい所で会ったわね」
お由宇は涼しげな淡いグリーンのワンピースをすっきり着こなして、俺の前で膝を揃えていた。
「まさか、」
もう一人の知り合い、厚木警部が例によって例の如く、ポンポンと数カ所、ポケットを叩き回った後で内ポケットからハイライトを取り出して咥えた。こちらはややくたびれた灰色の背広上下、今は上着を脱いで胡坐をかいた状態だ。
「こんなところで君達に会うとはね」
「こっちこそ、ですよ。いいんですか、現場検証とかに付いてかなくても」
「何、こっちはちょいと『別件』でね。由宇子がいい機会だと言うから付いて来た
までだ。それに、志垣君もそうバカじゃない、必要なことは見てくれてるさ」
志垣というのは、どうやら久と話していた少々目つきの悪い、腹の出た男のことらしい。
俺達が居るのは、自室としてあてがわれた部屋の隣の間、八畳ほどのところだ。
障子で廊下と窓のサッシから部屋は遮られ、適度に入ってくる涼風でしのぎやすかった。床の間には一輪挿し、部屋の片隅には上の方に透かしの入った屏風が立てられている。屏風には筆跡も美しい数枚の和紙が貼られていた。
その屏風の前にピタリと正座していた周一郎が、一瞬瞳を光らせてお由宇を射抜いたようだった。鋭い視線をあっさりと受け止めたお由宇が謎めいた微笑を浮かべる。
「そう。この辺りで起こった事件なんだけど、石蕗家の圧力が強くて、なかなか入り込めなかったの。それで、ちょっと強引だけど、ね」
「どんな事件なんだ?」
「かなり有名よ?」
「あんまり新聞は読まないんだ」
「簡単に言えば、幼児誘拐殺人事件よ。ほんの一週間ほど前、この辺りに旅行にきた家族の末娘、五歳のこどもが行方不明になったの。誘拐の線で捜査が進められたけど、犯人からの連絡も要求もない。そのうちに子どもは死体で発見された」
「またその死体というのが」
鬱陶しそうに煙を吐き出しながら、厚木警部は難しい顔で続けた。
「厄介でね。身体中滅多切り、血液はほとんど流れ出してしまってた。目立ったのは首と手首、腹の傷でね。素人どころじゃない『捌き方』なんだ。マニアックな変質者の犯行だろうということで、急遽、ちょうどこちらに来てた私が協力することになったんだが、由宇子が口を出してきてね」
「同じタイプの事件がかなり前から一、二ヶ月に一回の割合で起こっていたのよ。被害者は五~十二、三の、子どもばかり。ただの変質者の犯行にしては、尻尾一つも掴ませないし、手際が良すぎる」
お由宇の目は冷たい色を帯びていた。
「これは私の勘なんだけど、この事件には、もう少し深いものがありそうなの」
「それで、由宇子にせっつかれて来た、というわけだ」
締め括った厚木警部は、物問いたげにちらちらと俺と周一郎を見比べた。今度はそっちが話す番だろう、そういう顔だ。
「…お由宇、お前一体何をやってるんだよ?」
普段からずっと不思議だった。この際だ、突っ込んでしまえとばかりに尋ねると、
「私? 私は単なるオブザーバーよ」
くすりと笑った。
「ちょっと『こういうこと』が好きで興味を持っている、ね」
「そんなもんか?」
「そんなものよ」
お由宇はゆっくりと視線を周一郎に向けた。
「ところで、そっちはどうしてここに居るわけ?」
「ああ、あいつは商談で来たんだ。俺は…ちょっと妙なことになってさ…」
「なあに、それ?」
興味深そうに唇を綻ばせるお由宇に、これまでのことを話す。
お由宇はくすっといたずらっぽい笑みを零した。
「あなたって、本当に厄介事が好きなのね」
「俺が好きなんじゃない、向こうが勝手に俺を好いてるんだ」
そうとも、誰が好き好んでこんなことに飛び込みたがるものか。たまたま出向いた先にいつもいつも事件が起きるからと言って、どうして俺が『厄介事吸引器』なぞという汚名を被らなきゃならない。俺はいつだって何にもしてない、至極素直に真面目に世の中を渡って行こうとしているだけなのに。
「諦めなさい」
お由宇がこっちの気持ちを見抜いたように続けた。
「ドジ同様、天性みたいだから」
「厚木警部」
障子の向こうから声がして、警部はひょいと顔を上げた。鈴音の声だ。さっきまで横になっていたはずだが、もう気分が落ち着いたらしい。
「志垣さんがいらして頂きたいとおっしゃってますが」
「ああわかった、何か見つけたかな。…由宇子」
「ええ。じゃ、後でね、志郎、周一郎君」
音も立てずに立ち上がって、お由宇は警部と一緒に部屋を出て行った。
「やれやれ…」
溜息混じりに足を崩す。
「また妙な事が絡んで来やがった」
「お由宇さんは…」
沈黙を守っていた周一郎が呟いた。
「石蕗家に焦点を絞っているみたいですね」
「よせよ」
思わず引きつって相手を見る。
「じゃあ、俺はそのど真ん中に居ることになっちまう」
「違うと思ってたんですか?」
「おい、険があるな」
さすがにいじけた。
「この間からえらくつっけんどんじゃないか」
「僕は…」
周一郎は目を外らせ、少し赤くなった。
「そんなつもりは…」
「じゃあどんなつもりだよ」
「……」
気まずそうに黙り込んだ周一郎を救うように、障子の外から再び声がした。
「失礼いたします」
「はい」
障子を開けた鈴音が、両手をついて頭を軽く下げ、
「お布団を敷かせて頂きます。今夜一晩、こちらでお休み頂けますか」
「へ? 周一郎も?」
「ええ、その」
鈴音は一瞬困った顔になったが、
「実は警察の方々の本部にお部屋を提供することになりました。泊まられる方のお部屋がどうしても都合がつかず……申し訳ございません」
これだけでかい屋敷の中で、たかが十数人分の部屋がないというのも不思議な気がしたし、警察の本部を一般民家に置くというのも違う気がしたが、石蕗家というのはこの辺りの領主的な地位にもあるようだし、何か昔からの特別な待遇もあるのかもしれない。
「あ、いや、構いませんけど」
「ありがとうございます」
鈴音はほっとしたように笑って部屋に入って来た。主さながらに端然と座って居る周一郎に一礼した後、慣れた様子で布団を敷き始める。
さっきまでの禍々しい雰囲気は跡形もない。儚げではあるものの、テキパキと動いて布団を整えていく鈴音は、石蕗家を取り仕切る女主人がわざわざ自らもてなしてくれようとしている、そんな風に見える。
「…それでは、おやすみなさいませ」
「はい、おやすみなさい」
「…お休みなさい」
かたりと軽く鳴って閉まった障子と、その向こうに遠ざかる鈴音の姿を見送って、石蕗家の人間は行きの電車の車掌のような訛りがないと気づいた。
「…標準語だよなあ」
「訛りのことですか?」
周一郎が頷く。
「官公庁などの公式な場に出ることも多かったからでしょう。それよりも」
「それよりも?」
「……」
周一郎は瞳を遠くに彷徨わせている。そう言えば、ルトの姿がない。
「周一郎?」
「彼女は、僕と滝さんが知り合いだと知っているみたいですね」
ふっと焦点を戻して振り向く。
「吉田弁護士が話したんだろ?」
「久は知らなかったけれど」
「そうなのか?」
冷えてくる夜気に、おい寝ようぜ、と声をかけ、布団に潜り込む。
まだ気がかりそうだった周一郎が溜息をつき、明かりを消して同じように布団に滑り込んだ。
「…」
真夜中はとうに過ぎている。寝そびれて今一つ眠気を感じない。
「滝さん? 寝たんですか?」
静まり返った夜に、夢の間をすり抜けるような淡い声が聞こえた。
「起きてるよ」
自分が声をかけたくせに、俺が返事をしたことで一瞬たじろいだようだった。
「何だ?」
「…すみませんでした」
「?」
「僕、やっぱり、少し言い方が悪かったかもしれません」
瞬きをして眉を寄せる。言い方? いつの、どんなことだっけ?
「僕はただ…滝さんとの…」
闇の中から聞こえていた声は不意に途切れた。待てど暮らせど、その後が続かない。続けるのをためらって考え込んでいるようにも感じる。
「…周一郎?」
尋ねてみたが、返答はない。耳を澄ませると規則正しい寝息が微かに聞こえて来た。
「…もし狸寝入りだったら、首絞めてやるからな」
答えが得られなかった欲求不満で余計眠れなくなったのに、俺は殺気を込めてぼやいた。
お由宇は涼しげな淡いグリーンのワンピースをすっきり着こなして、俺の前で膝を揃えていた。
「まさか、」
もう一人の知り合い、厚木警部が例によって例の如く、ポンポンと数カ所、ポケットを叩き回った後で内ポケットからハイライトを取り出して咥えた。こちらはややくたびれた灰色の背広上下、今は上着を脱いで胡坐をかいた状態だ。
「こんなところで君達に会うとはね」
「こっちこそ、ですよ。いいんですか、現場検証とかに付いてかなくても」
「何、こっちはちょいと『別件』でね。由宇子がいい機会だと言うから付いて来た
までだ。それに、志垣君もそうバカじゃない、必要なことは見てくれてるさ」
志垣というのは、どうやら久と話していた少々目つきの悪い、腹の出た男のことらしい。
俺達が居るのは、自室としてあてがわれた部屋の隣の間、八畳ほどのところだ。
障子で廊下と窓のサッシから部屋は遮られ、適度に入ってくる涼風でしのぎやすかった。床の間には一輪挿し、部屋の片隅には上の方に透かしの入った屏風が立てられている。屏風には筆跡も美しい数枚の和紙が貼られていた。
その屏風の前にピタリと正座していた周一郎が、一瞬瞳を光らせてお由宇を射抜いたようだった。鋭い視線をあっさりと受け止めたお由宇が謎めいた微笑を浮かべる。
「そう。この辺りで起こった事件なんだけど、石蕗家の圧力が強くて、なかなか入り込めなかったの。それで、ちょっと強引だけど、ね」
「どんな事件なんだ?」
「かなり有名よ?」
「あんまり新聞は読まないんだ」
「簡単に言えば、幼児誘拐殺人事件よ。ほんの一週間ほど前、この辺りに旅行にきた家族の末娘、五歳のこどもが行方不明になったの。誘拐の線で捜査が進められたけど、犯人からの連絡も要求もない。そのうちに子どもは死体で発見された」
「またその死体というのが」
鬱陶しそうに煙を吐き出しながら、厚木警部は難しい顔で続けた。
「厄介でね。身体中滅多切り、血液はほとんど流れ出してしまってた。目立ったのは首と手首、腹の傷でね。素人どころじゃない『捌き方』なんだ。マニアックな変質者の犯行だろうということで、急遽、ちょうどこちらに来てた私が協力することになったんだが、由宇子が口を出してきてね」
「同じタイプの事件がかなり前から一、二ヶ月に一回の割合で起こっていたのよ。被害者は五~十二、三の、子どもばかり。ただの変質者の犯行にしては、尻尾一つも掴ませないし、手際が良すぎる」
お由宇の目は冷たい色を帯びていた。
「これは私の勘なんだけど、この事件には、もう少し深いものがありそうなの」
「それで、由宇子にせっつかれて来た、というわけだ」
締め括った厚木警部は、物問いたげにちらちらと俺と周一郎を見比べた。今度はそっちが話す番だろう、そういう顔だ。
「…お由宇、お前一体何をやってるんだよ?」
普段からずっと不思議だった。この際だ、突っ込んでしまえとばかりに尋ねると、
「私? 私は単なるオブザーバーよ」
くすりと笑った。
「ちょっと『こういうこと』が好きで興味を持っている、ね」
「そんなもんか?」
「そんなものよ」
お由宇はゆっくりと視線を周一郎に向けた。
「ところで、そっちはどうしてここに居るわけ?」
「ああ、あいつは商談で来たんだ。俺は…ちょっと妙なことになってさ…」
「なあに、それ?」
興味深そうに唇を綻ばせるお由宇に、これまでのことを話す。
お由宇はくすっといたずらっぽい笑みを零した。
「あなたって、本当に厄介事が好きなのね」
「俺が好きなんじゃない、向こうが勝手に俺を好いてるんだ」
そうとも、誰が好き好んでこんなことに飛び込みたがるものか。たまたま出向いた先にいつもいつも事件が起きるからと言って、どうして俺が『厄介事吸引器』なぞという汚名を被らなきゃならない。俺はいつだって何にもしてない、至極素直に真面目に世の中を渡って行こうとしているだけなのに。
「諦めなさい」
お由宇がこっちの気持ちを見抜いたように続けた。
「ドジ同様、天性みたいだから」
「厚木警部」
障子の向こうから声がして、警部はひょいと顔を上げた。鈴音の声だ。さっきまで横になっていたはずだが、もう気分が落ち着いたらしい。
「志垣さんがいらして頂きたいとおっしゃってますが」
「ああわかった、何か見つけたかな。…由宇子」
「ええ。じゃ、後でね、志郎、周一郎君」
音も立てずに立ち上がって、お由宇は警部と一緒に部屋を出て行った。
「やれやれ…」
溜息混じりに足を崩す。
「また妙な事が絡んで来やがった」
「お由宇さんは…」
沈黙を守っていた周一郎が呟いた。
「石蕗家に焦点を絞っているみたいですね」
「よせよ」
思わず引きつって相手を見る。
「じゃあ、俺はそのど真ん中に居ることになっちまう」
「違うと思ってたんですか?」
「おい、険があるな」
さすがにいじけた。
「この間からえらくつっけんどんじゃないか」
「僕は…」
周一郎は目を外らせ、少し赤くなった。
「そんなつもりは…」
「じゃあどんなつもりだよ」
「……」
気まずそうに黙り込んだ周一郎を救うように、障子の外から再び声がした。
「失礼いたします」
「はい」
障子を開けた鈴音が、両手をついて頭を軽く下げ、
「お布団を敷かせて頂きます。今夜一晩、こちらでお休み頂けますか」
「へ? 周一郎も?」
「ええ、その」
鈴音は一瞬困った顔になったが、
「実は警察の方々の本部にお部屋を提供することになりました。泊まられる方のお部屋がどうしても都合がつかず……申し訳ございません」
これだけでかい屋敷の中で、たかが十数人分の部屋がないというのも不思議な気がしたし、警察の本部を一般民家に置くというのも違う気がしたが、石蕗家というのはこの辺りの領主的な地位にもあるようだし、何か昔からの特別な待遇もあるのかもしれない。
「あ、いや、構いませんけど」
「ありがとうございます」
鈴音はほっとしたように笑って部屋に入って来た。主さながらに端然と座って居る周一郎に一礼した後、慣れた様子で布団を敷き始める。
さっきまでの禍々しい雰囲気は跡形もない。儚げではあるものの、テキパキと動いて布団を整えていく鈴音は、石蕗家を取り仕切る女主人がわざわざ自らもてなしてくれようとしている、そんな風に見える。
「…それでは、おやすみなさいませ」
「はい、おやすみなさい」
「…お休みなさい」
かたりと軽く鳴って閉まった障子と、その向こうに遠ざかる鈴音の姿を見送って、石蕗家の人間は行きの電車の車掌のような訛りがないと気づいた。
「…標準語だよなあ」
「訛りのことですか?」
周一郎が頷く。
「官公庁などの公式な場に出ることも多かったからでしょう。それよりも」
「それよりも?」
「……」
周一郎は瞳を遠くに彷徨わせている。そう言えば、ルトの姿がない。
「周一郎?」
「彼女は、僕と滝さんが知り合いだと知っているみたいですね」
ふっと焦点を戻して振り向く。
「吉田弁護士が話したんだろ?」
「久は知らなかったけれど」
「そうなのか?」
冷えてくる夜気に、おい寝ようぜ、と声をかけ、布団に潜り込む。
まだ気がかりそうだった周一郎が溜息をつき、明かりを消して同じように布団に滑り込んだ。
「…」
真夜中はとうに過ぎている。寝そびれて今一つ眠気を感じない。
「滝さん? 寝たんですか?」
静まり返った夜に、夢の間をすり抜けるような淡い声が聞こえた。
「起きてるよ」
自分が声をかけたくせに、俺が返事をしたことで一瞬たじろいだようだった。
「何だ?」
「…すみませんでした」
「?」
「僕、やっぱり、少し言い方が悪かったかもしれません」
瞬きをして眉を寄せる。言い方? いつの、どんなことだっけ?
「僕はただ…滝さんとの…」
闇の中から聞こえていた声は不意に途切れた。待てど暮らせど、その後が続かない。続けるのをためらって考え込んでいるようにも感じる。
「…周一郎?」
尋ねてみたが、返答はない。耳を澄ませると規則正しい寝息が微かに聞こえて来た。
「…もし狸寝入りだったら、首絞めてやるからな」
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