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3.裏切りの街(1)
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「そうねえ…そう言えば、最近、高多君、るりちゃんに冷たかったわよね」
平田奈子はもう一人の娘に同意を求めた。
「うん、そうね、そう言えば…」
ショートカットの実尾典代が、目の前のアイスティのグラスをかき回しながら頷く。
「やだなあ、それ。冬にアイスティ飲むの、いい加減にやめなさいよ」
これは娘3人の残りの1人、石原由美が眉をひそめて典代を睨んだ。
「いいじゃない、人の勝手でしょ」
「見てる方が寒いの」
「見なけりゃいいのに……。そう言えば、この間の<ON LINE>のコンサート見たあ?」
「あ、あのさ、そうじゃなくて…」
果てしなくずれ込んでいきそうになる会話に、俺は慌てて口を挟んだ。
「見てないわよ。その日、大学来てたって言ったでしょ、学園祭の実行委員なんかやってるんだから。大変なのよ」
「そのさ…」
「大変と言えば、その日だったでしょ、和枝が死んだの」
俺を無視して典代が話し出す。
「そうよねー、屋上から落ちたんだって。ぐしゃぐしゃだったって、体」
奈子がくるくるっとした目をぱっちり見開いて頷いた。
「血が飛び散ってさ、やあねえ、ああいう死に方って…」
…それはいいが……何もトマトジュースを飲みながら話さなくていいんじゃないか…?
由美もそう思ったのか、こっちは黙ってココアを含み、奈子のことばを聞いている。
「どうせ死ぬなら、美砂みたいな方がいいわよ、ロマンチックで」
「美砂?」
完璧に無視され、いじけてコーヒーを啜っていた俺は、突然『お知り合い』の名前が出て来て、驚いた。
「美砂? ひょっとして、松岡美砂さん?」
「あら、知ってるの、滝さん」
奈子はきょとんとこちらを見た。
「あ…うん、ちょっとね」
「やだ! 隅に置けないなあ!」
「は、ははっ」
思わず引きつり笑いを返す。そんな楽しい『お知り合い』なら、誰が文句を言うんだ。
「でも、あの娘も気が多かったのねー」
典代が呆れた顔になる。
「両天秤かけるなんてさ」
「両天秤?」
「そっ。滝さんに高多君♡」
「ぶっ」
思わず含みかけたコーヒーを吹いた。待て待て、確か美砂ってのは…。
「汚いーっ!」
「やあん!」
目の前の席に居た奈子と典代が大慌てで身を避ける。
「わ、悪いっ」
「そーよ。お詫びにパフェ奢って、滝さん」
奈子が茶目っぽくねだるのに焦った。何せ12月と言う月は、やたらめたら物入りな月で、俺の財布も例に漏れず、外気の冷たさが堪える薄い中身になってきている。
「ダメ?」
典代が眼鏡の奥でウィンクする。
「だめって言われても……困るんだが……」
そうか、後は金か、金がないと何も聞けないのか。この世は全て金なのか。
「……それより、高多さんのこと、聞けないかな」
不意に白い手がテーブルに置かれて、聞き慣れた声が響いた。
「お由宇!」
いつの間に来ていたのか、淡い青のセーターに灰色のプリーツスカートのお由宇が覗き込んでいる。片手はテーブルに突いたまま、少し首を傾げてにっこり笑って見せた。
「きゃあ♡ 佐野さんでしょ、4年の。ファンなんですう♡」
ハートマークをばらまいて奈子が歓声を上げた。たじろぐと思いきや、お由宇は平然と微笑する。
「あら嬉しい。それじゃあ、高多さんのことについて、もう少し聞いてもいい?」
「はぁい♡」
嬉しそうにお由宇に向き直る女の子達に俺はげんなりした。
「……」
「はい、コーヒー」
「……」
「何むくれてるの」
「むくれもするだろ」
唸りながらソファに凭れる。例によってお由宇の家の居間、居心地よく調整された室温、スチームヒーターはきっと最新式のやつだろう。
「俺の時はロクなことを言わなかったのに、相手がお前になった途端、何でも聞いてくれと言わんばかりにペラペラペラペラ、一体何だ、あの態度の違いは?」
「いじけないの」
薄緑の麻のエプロンをかけながら、お由宇はくすくす笑った。
「人には天性ってものがあるのよ」
「じゃ何か? 俺には『そういうこと』は向いてないってのか?」
「そうね」
お由宇は軽く受け流してキッチンに立つ。
「夕食、食べてくでしょ?」
「あ、うん」
俺の返答に納得しきれていないのを感じたのか、お由宇はセミロングの髪を揺らせて肩越しに視線を投げ、
「それで?」
「え?」
「幾ら使ったの?」
「……5000と少し」
「アイスティとココアとトマトジュースだったわね?」
「…よく見てるな」
もじもじしながら小さく答える。
「その前に他の店にも入ってる」
「それじゃあ、向いているとは言えないわねえ」
お由宇の声が笑みを含んだ。
「はいはい、ごもっともです」
溜息混じりに呟いた。
コトコト、トントンと心を和ませるまな板の音に混じって、慰めるような声が届く。
「もっとも、あなたの場合、聞き出すのが下手というわけじゃないけど…」
「? ……どういうことだ?」
きょとんとしてカップから顔を上げた。聞き込みに向いてないということは、つまりはうまく聞き出せないということだと思っていたが、違うのか。
「選択と判断の問題ね」
お由宇はくるりと振り向き、布巾と食器を持ってこちらへやって来た。ガラス製のテーブルを拭きながら、
「横から聞いていた限りじゃ、かなりいろんな事を聞き出せているのに、それを情報として判断していないんだもの、それじゃ情報屋はムリね」
「安心しろ、今のところ情報屋になる気はない」
「賢明だわ」
まぜっ返しをあっさりいなし、お由宇は食器を並べる。
「けど、本当に大したことは聞けてなかったぜ?」
お由宇が魔法じみた指さばきでテーブルの上を片付けていくのを感心して眺める。
「肝心の高多とるりの仲についてはほとんど聞けなかったし……だけど、お由宇」
「なあに?」
「どっから嗅ぎつけたんだ、今回のこと?」
「難しいことじゃなかったわよ。大学中で噂になってたし、高多があなたを探し回っていたっていうことと、叔父の話を組み合わせればね。あなたのことだもの、きっと高多に協力するだろうし、周一郎もいるはずだから、まずは高多とるりのことから調べ始めるだろうぐらいは想像がつくわ。あなたが生きている河本を最後に見たとは知らなかったけど」
……その想像が、並の人間にはつきにくいと思う。
「…でも」
ふとお由宇が動きを止める。推し量るように俺を見ながら、
「周一郎がついているにしては」
「手際が悪いってんだろ」
「わかってるじゃない」
「あいつは降りたんだ」
「え?」
「降りたの」
俺は溜息を重ねながら話し出した。
平田奈子はもう一人の娘に同意を求めた。
「うん、そうね、そう言えば…」
ショートカットの実尾典代が、目の前のアイスティのグラスをかき回しながら頷く。
「やだなあ、それ。冬にアイスティ飲むの、いい加減にやめなさいよ」
これは娘3人の残りの1人、石原由美が眉をひそめて典代を睨んだ。
「いいじゃない、人の勝手でしょ」
「見てる方が寒いの」
「見なけりゃいいのに……。そう言えば、この間の<ON LINE>のコンサート見たあ?」
「あ、あのさ、そうじゃなくて…」
果てしなくずれ込んでいきそうになる会話に、俺は慌てて口を挟んだ。
「見てないわよ。その日、大学来てたって言ったでしょ、学園祭の実行委員なんかやってるんだから。大変なのよ」
「そのさ…」
「大変と言えば、その日だったでしょ、和枝が死んだの」
俺を無視して典代が話し出す。
「そうよねー、屋上から落ちたんだって。ぐしゃぐしゃだったって、体」
奈子がくるくるっとした目をぱっちり見開いて頷いた。
「血が飛び散ってさ、やあねえ、ああいう死に方って…」
…それはいいが……何もトマトジュースを飲みながら話さなくていいんじゃないか…?
由美もそう思ったのか、こっちは黙ってココアを含み、奈子のことばを聞いている。
「どうせ死ぬなら、美砂みたいな方がいいわよ、ロマンチックで」
「美砂?」
完璧に無視され、いじけてコーヒーを啜っていた俺は、突然『お知り合い』の名前が出て来て、驚いた。
「美砂? ひょっとして、松岡美砂さん?」
「あら、知ってるの、滝さん」
奈子はきょとんとこちらを見た。
「あ…うん、ちょっとね」
「やだ! 隅に置けないなあ!」
「は、ははっ」
思わず引きつり笑いを返す。そんな楽しい『お知り合い』なら、誰が文句を言うんだ。
「でも、あの娘も気が多かったのねー」
典代が呆れた顔になる。
「両天秤かけるなんてさ」
「両天秤?」
「そっ。滝さんに高多君♡」
「ぶっ」
思わず含みかけたコーヒーを吹いた。待て待て、確か美砂ってのは…。
「汚いーっ!」
「やあん!」
目の前の席に居た奈子と典代が大慌てで身を避ける。
「わ、悪いっ」
「そーよ。お詫びにパフェ奢って、滝さん」
奈子が茶目っぽくねだるのに焦った。何せ12月と言う月は、やたらめたら物入りな月で、俺の財布も例に漏れず、外気の冷たさが堪える薄い中身になってきている。
「ダメ?」
典代が眼鏡の奥でウィンクする。
「だめって言われても……困るんだが……」
そうか、後は金か、金がないと何も聞けないのか。この世は全て金なのか。
「……それより、高多さんのこと、聞けないかな」
不意に白い手がテーブルに置かれて、聞き慣れた声が響いた。
「お由宇!」
いつの間に来ていたのか、淡い青のセーターに灰色のプリーツスカートのお由宇が覗き込んでいる。片手はテーブルに突いたまま、少し首を傾げてにっこり笑って見せた。
「きゃあ♡ 佐野さんでしょ、4年の。ファンなんですう♡」
ハートマークをばらまいて奈子が歓声を上げた。たじろぐと思いきや、お由宇は平然と微笑する。
「あら嬉しい。それじゃあ、高多さんのことについて、もう少し聞いてもいい?」
「はぁい♡」
嬉しそうにお由宇に向き直る女の子達に俺はげんなりした。
「……」
「はい、コーヒー」
「……」
「何むくれてるの」
「むくれもするだろ」
唸りながらソファに凭れる。例によってお由宇の家の居間、居心地よく調整された室温、スチームヒーターはきっと最新式のやつだろう。
「俺の時はロクなことを言わなかったのに、相手がお前になった途端、何でも聞いてくれと言わんばかりにペラペラペラペラ、一体何だ、あの態度の違いは?」
「いじけないの」
薄緑の麻のエプロンをかけながら、お由宇はくすくす笑った。
「人には天性ってものがあるのよ」
「じゃ何か? 俺には『そういうこと』は向いてないってのか?」
「そうね」
お由宇は軽く受け流してキッチンに立つ。
「夕食、食べてくでしょ?」
「あ、うん」
俺の返答に納得しきれていないのを感じたのか、お由宇はセミロングの髪を揺らせて肩越しに視線を投げ、
「それで?」
「え?」
「幾ら使ったの?」
「……5000と少し」
「アイスティとココアとトマトジュースだったわね?」
「…よく見てるな」
もじもじしながら小さく答える。
「その前に他の店にも入ってる」
「それじゃあ、向いているとは言えないわねえ」
お由宇の声が笑みを含んだ。
「はいはい、ごもっともです」
溜息混じりに呟いた。
コトコト、トントンと心を和ませるまな板の音に混じって、慰めるような声が届く。
「もっとも、あなたの場合、聞き出すのが下手というわけじゃないけど…」
「? ……どういうことだ?」
きょとんとしてカップから顔を上げた。聞き込みに向いてないということは、つまりはうまく聞き出せないということだと思っていたが、違うのか。
「選択と判断の問題ね」
お由宇はくるりと振り向き、布巾と食器を持ってこちらへやって来た。ガラス製のテーブルを拭きながら、
「横から聞いていた限りじゃ、かなりいろんな事を聞き出せているのに、それを情報として判断していないんだもの、それじゃ情報屋はムリね」
「安心しろ、今のところ情報屋になる気はない」
「賢明だわ」
まぜっ返しをあっさりいなし、お由宇は食器を並べる。
「けど、本当に大したことは聞けてなかったぜ?」
お由宇が魔法じみた指さばきでテーブルの上を片付けていくのを感心して眺める。
「肝心の高多とるりの仲についてはほとんど聞けなかったし……だけど、お由宇」
「なあに?」
「どっから嗅ぎつけたんだ、今回のこと?」
「難しいことじゃなかったわよ。大学中で噂になってたし、高多があなたを探し回っていたっていうことと、叔父の話を組み合わせればね。あなたのことだもの、きっと高多に協力するだろうし、周一郎もいるはずだから、まずは高多とるりのことから調べ始めるだろうぐらいは想像がつくわ。あなたが生きている河本を最後に見たとは知らなかったけど」
……その想像が、並の人間にはつきにくいと思う。
「…でも」
ふとお由宇が動きを止める。推し量るように俺を見ながら、
「周一郎がついているにしては」
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