『ラズーン』第三部

segakiyui

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7.国境(1)

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「ったく、どうしてイルファまで捕まってるんだ」
 岩陰に身を潜めながら、アシャはぼやいた。とは言え、ことばほどうんざりしているわけではない。むしろ、いろいろと鬱々とした状態が続いているので、これからやろうとしていることに少々期待もしている。
「…」
 僅かに岩陰から顔を突き出し、イルファ達の方を窺う。
 モスの遠征隊の中でも、名の知られたジャントス・アレグノ率いる勇猛果敢な隊だけに迂闊には動けないが、遅かれ早かれ野戦部隊(シーガリオン)と当たるのなら、先手を打っておくに越したことはない。
(ん?)
 が、アシャはそこに、さっきまでは見なかった男達を見て取った。
 岩の陰にでもなっていたのだろう。一人は如何にも横柄そうな平たい顔、もう一人はまずまず整った顔はしているものの、目の奥に妙に不安定なものを浮かべている。
 二人ともモス兵士特有の黄色のマントを羽織っているが、それがちらりと翻った瞬間見えたのは、紛れもなく野戦部隊(シーガリオン)の茶色の長衣と緑の鎧だ。
「ふ…ん」
 アシャは目を細めて冷ややかな唸り声を出した。
 思い当たる名前があった。シートスがここに居れば激怒して、誇り高き野戦部隊(シーガリオン)の名誉のために真っ先に屠るであろう二人の男、言わずと知れたコクラノとジャルノンだ。
(あいつらがユーノを襲った人間か)
 心のどこかが冷たく固く凍てつくのがわかる。
(俺のユーノを狙ってくれた借りはきちんと返さないとな)
 自分が薄く嗤うのを感じた。引き裂いてもいいと差し出された獲物の前で、容赦なく力をふるえる快感を思う。
 ジャントスの隊はじわじわと岩塊の点在する場所へ入っていく。イルファが素早くこちらを見た。目が間合いを計っている。イルファ達の前方に、大きな岩塊が二つ、人が一人、かろうじて通り抜けられるだけの幅をあけて転がっているのに、イルファの前後にいた兵士がやや戸惑って隊を乱す。
(今だ!)
「は…っ?!」
 ドッ、ゴグッ!
 イルファの側に居た男が気配に振り向いた時は既に遅かった。ひらりと動いたアシャの腕が、傍目には緩慢な、その実、死角を一つも持たない信じ難い動きで閃き、数人の兵士が喉や首筋、鳩尾を殴られ昏倒する。
「レス!」「うん!」「うあっ」「こら!!」「ぎゃっ!!」「どうしたっ…」「敵が…っ!」
 たちまち辺りに悲鳴と怒号が充満した。
 仰け反り倒れる兵士の間を、イルファは首にレスファートをしがみつかせたまま駆け抜けた。同時に、側の兵士の剣を奪ったが、斬り掛かってきた別の兵士に奪い返される。だが、イルファに対して至近距離はまずかった。
「んなろっ!」
 ぶんっ、と風を切る音をたてて、イルファは片腕を振り回した。拳をまともに顔面に食らった相手がはね飛んで岩に叩き付けられ、呻いてずり落ちた。先頭から引き返してきたジャントス達は、転がっている岩塊と混乱して走り回っているモス兵士に邪魔されて、おいそれとこちらへ来れない。
「ぎゃあっ」「ぐわっ!」「はっ!」「ええい退け!」「イ、イルファ!」「しがみついてろ、レスっ!」
「イルファっ! 受け取れっ!」
 アシャは倒したばかりのモス兵士が、イルファの両刃の剣を持っているのに気づき、それを奪って放り投げた。薄闇の中、鮮やかに柄の赤いリボンが宙に閃く。
「おうっ!!」
 ごんっ!
 一人をぶん殴って倒し、イルファは片手を差し上げた。飛んで来た剣をがしりと受け止め、鞘から引き抜き、にまりと笑う。
「貴様ら、よくも今まで小馬鹿にしてくれたな。お返しをしてやるぜええっ!」
「うわああああっ」
 うおおおお、と派手な叫びと共に、手近の四、五人が一気に吹っ飛ぶ。
「お見事」
 息も切らせず次々斬り掛かってくる相手をあしらいながらアシャは褒めた。
「まだまだあっ!」「きゃああああ」
「……ほどほどにしとけよ」
 勢いを得たかのように、転がる岩塊もしがみつくレスファートもおかまいなしで、野獣さながらに暴れ回るイルファに、思わず呟く。
 隙ありと見たのだろう、突っ込んで来た男が一人居たが、所詮アシャの敵ではない。くるりと身を翻し、柔らかく腕をしならせて舞えば、剣を交えるまでもなく一蹴りで吹き飛ばされていく。イルファの参戦で敵は一気に減った。いささか物足りなくなったアシャが敵を求めて周囲を見回すと、
「ふん」
 いた。仲間が激戦に喘ぐ最中に、こそこそとその場を抜け出していく二人の男。
 アシャはにっこり笑った。ふわりと浮かせた体を岩塊へ、続いて幾つかの岩塊を蹴り、混乱の戦場を飛翔して軽々と越え、逃げ出そうとしていたコクラノとジャルノンの前に降り立つ。
「ひ」
「どこへ行く気だ?」
 冷えた声で問いかける。びくりとジャルノンが体を竦め、慌て気味にアシャとコクラノを見比べ、おもねるように応じた。
「あ…俺…俺達は………その……今まで…そうだ、今まで、ジャントス・アレグノの捕虜になっていたんだ!」
 やはりシートスが聞いたら二重に激怒しそうな言い訳を続ける。
「逃げる機会をずっと窺っていた、な、コクラノ!」
 納得の頷きも、仲間を助けられたという喜びも見せないアシャに不安になったのだろう、隣のコクラノに同意を求めたが、コクラノは平たい顔を強張らせてアシャを見ている。
「う、嘘じゃない! 俺達は野戦部隊(シーガリオン)だ!」
 答えぬコクラノに、ジャルノンはますますうろたえ、マントを脱ぎ捨て、ことさら下の茶色の長衣と緑の鎧を示した。
「野戦部隊(シーガリオン)?」
 アシャは皮肉っぽく唇を歪めた。
「堕ちたものだな、野戦部隊(シーガリオン)も。シートスがさぞ嘆くだろう」
「隊長を知ってるなら、話が早い」
 ジャルノンはアシャの嘲笑にも気づかず、続けた。
「どこの国の人間か知らんが、俺達は実は野戦部隊(シーガリオン)の密使なのだ。邪魔をするとためにならんぞ」
「よせ…」
 逆に脅しにかかったジャルノンを、コクラノは青ざめた顔で遮った。
「言っても無駄だ」
「だが、コクラノ」
「こいつを知らんのか? ……こいつは、アシャ・ラズーンだ」
「アシャ…ラズーン……?」
 ぽかんとジャルノンの顔が惚けた。きちんと唇を引き締めていればそれなりな顔も、だらしなく口を開けているだけで数倍愚かに見える。そのままのろのろと顔をアシャに振り向ける。
「こいつが…?」
「悪かったな、こういう男で」
 アシャは微笑した。すぐに笑みを消して冷ややかな目になる。
「どちらがユーノを追い詰めた?」
「ユーノ…? ああ……星の剣士(ニスフェル)…」
 ジャルノンがぼんやりと呟き、はっとしたようにまくしたてた。
「お、俺じゃない! やったのはコクラノだ! 俺はただ頼まれて」
「黙れ、ジャルノン」
 コクラノは追い詰められた表情で剣を抜き放った。アシャを自分が倒すという、幻のような可能性に賭けることにしたらしい。このまま、アシャに服従しても、待っているのはシートス自らの裁きとわかった今、無理からぬことだ。
「お前を倒せば、俺達の安全が手に入るばかりか、俺はたいした遣い手として認められる……そうだろ」
 ぎらぎらと血走り光り出す目、口調ほどに楽な仕事ではないことは重々わかっている、だがもう他に生きる術はない、そう決意した顔で飛びかかってくる。
「はあああっっ」
 ガシッ。
 アシャの短剣が、思いっきり振りかぶって落とされてきた長剣の切っ先を受け止めた。ぎりぎりと押されてきても、アシャに焦りは一切ない。むしろ、まるで攻撃の力を楽しむかのように、じり、じり、とほんの僅かずつ押し上げてくる、その剣を挟んでアシャを凝視するコクラノの額に見る見る脂汗が浮く。と、それを見たジャルノンが咄嗟に剣を引き抜き、アシャに切りつけた。
「つ…」
 ふ、とまるで体重がないかのように飛び退いたアシャは微かに眉を寄せる。なるほど、伊達や酔狂で野戦部隊(シーガリオン)に居たわけではないらしい。タイミングの掴み方は素晴しかった。届かないと思った切っ先が最後の踏み込みで距離を縮め、片腕を掠めたらしく痛みが走った。
「でええい!」「たあっ」
 押したと見て誇りも何も捨てて、短剣一振りのアシャに長剣二人が襲い掛かる。岩塊を利用して、飛び退き、避け、身を翻し、体の両側に切り込む剣を火花を散らして防御する。イルファはレスファートを抱えた大乱戦の真っ最中、見れば大岩を背に動きようがなくなってきている。
(野戦部隊(シーガリオン)が来るまで持ちこたえるか)
「いやああーっ!」「おおうっ!」
 獣のような叫びを上げて突っ込んでくる二人を数歩の動きで躱し、剣の切っ先を跳ね上げ、アシャは意識して戦い方を変える。円を描く動き、翻る短剣、舞うような手足、見る見る二人が不安そうな困惑した顔になってくる。同時に浮かんできた表情は恐怖だ。どれほど踏み込み、渾身の力で切り込もうと、どうしても届かない。それどころか、まるでアシャの短剣につられるように体が動いて、攻撃をするつもりがないところへ長剣を導かれ振り回される。
「く、くそおっ」「何だこいつぅっ!」
(光栄に思えよ)
 アシャは唇の片端で嗤う。
(視察官(オペ)の実戦訓練なぞ、めったに受けられるもんじゃないぞ)
「コ、コクラノ!」「もう少しだあっ!」
 押しているはずなのに、足下がふらつき、視界が霞み、剣が重くて今にも倒れそうだ、そう悲鳴を上げるジャルノンにコクラノは悲痛な励ましを送る。
「もう少しなんだあっ」
(確かにもう少しだ)
 お前達が身動きできなくなるまで。
 アシャは薄笑みを浮かべたまま、速度を上げる。

 遠い所からめまい……打ち寄せてきては、ぎりぎりのところで引いていく。
「あ……っつ…」
 閃光のように激痛が貫いてゆき、ユーノは思わず体をふらつかせた。握りしめた自分の指先が、氷のように冷えている。
「星の剣士(ニスフェル)!」
 側に居たユカルが気づいて叫ぶのに、ユーノは首を激しく振って我に返った。走り続けている平原竜(タロ)の群れの中、転げ落ちようものならあっさり肉塊になってしまう。
「大丈夫か?」
「大丈夫だ」
 声が強張っているのを感じて、ユーノは必死に顔を上げ、笑み返した。ユカルの目が心配そうだ。心の中で謝罪と感謝を呟く。
(ありがとう……そして……ごめん、ユカル)
 痛んだ胸を慰めるようにアシャの姿が脳裏に浮かんだ。金の髪、美しい笑み、すらりと立って衣を翻し、こちらを見つめている。深く鮮やかな紫の瞳が、甘い。
(至上の…宝石だな)
 抱き締めてくれた腕、柔らかなキス。
(あなたも、私を好いてくれている?)
 もしそうならば、と思った。
 もし、そうならば、この戦いにケリがついたら、アシャに気持ちを伝えよう。いや、好いてくれていなくてもいいから、好きなのだと打ち明けよう。野戦部隊(シーガリオン)の一員と、ラズーンの正統後継者ではあまりにも格が違うけれど、それでも某かの望みがないわけではない。たとえば、忠誠を誓い、直属の守り手を志願する事は出来るかも知れない。アシャはあちらこちらへ旅をすると聞いたから、その旅に付き添い、守り、同じ夜と昼を過ごせば、きっとそれは十分満たされた暮らしに違いない。
「星の剣士(ニスフェル)!」
「はいっ」
 シートスの声に応じてヒストを進める。それだけのことなのに、ずきっ、と鋭い痛みが肩から走った。急所は逸れていたにせよ、傷を受けている身で当たり前に振舞おうというのが無茶なのだが、アシャの危機にじっとしていられるわけもない。
「ジャントスの隊を見たのはどの辺りだ?」
「もう少し東だと思います」
 答えながら、ユーノはゆっくり頭を巡らせた。転がる岩塊を一つ一つ確認していく。岩塊はごつごつしていて、どれも同じようにも見えるが、焦げ爛れたように黒いものや、文字か紋様のようなものが刻まれたように見えるものもあり、一度しっかり覚えてしまえば、それほど位置の確認には困らない。夜目が聞くのは野戦部隊(シーガリオン)としては当然だ。
「というと、かなり北東だな……モスとラズーンの国境付近になるか」
「そこまではいかないでしょうが…」
 重い闇は次第に薄れつつあった。風が爽やかな澄んだ気配を含み始めている。夜明けが近いのだろう。
「と、すると……うむっ…」
 シートスが不意に声を緊張させて、前方に目を凝らした。つられてそちらを見たユーノも、はっと目を見開く。
 赤茶色の岩が転がる向こうに、微かに砂埃が立って、もやもやとした空気が蠢いている。
「隊長!」
「らしいな、ユカル!」
「はいっ! オーダ・シーガル! オーダ・レイ!!」
 命令を待っていたユカルはぐいっと頭を逸らせ、高々と槍を突き上げた。
「ユカル、クァント! オーダ・レイ!」
「レイ!」
「レイ、レイ、レイ!」
「レイ、レイ!」
 すぐに怒濤のような声が呼応する。次第に速度を上げる平原竜(タロ)の群は、地響きをたてて草原を疾駆した。舞い上がる埃と草、上がる閧の声、振りかざされる紅の房の槍、刀剣の煌めき、額帯(ネクト)に乱れる髪、鳴る鎧、翻る茶色の長衣の裾!
「おおおおおっ!!」
 見る見る近づいたジャントス隊の混乱に、野戦部隊(シーガリオン)はまっしぐらに突っ込んだ。
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