『ラズーン』第三部

segakiyui

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8.ミダスの姫君(2)

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 ラズーンは実は一つの王国というのではなく、分割統治されていた。
 中央の『太皇(スーグ)』が直々に治めている地域(ここは国の外壁のように白い壁で囲まれている)を除き、四人の大公と呼ばれる人間によって治められている。四大公は、ラズーンの周辺を押さえるとともに、『太皇(スーグ)』に直接仕えている存在だ。
 ラズーンは、東西に長く、北のほとんどを峻険な山々に占められていた。西部一帯を治めているのがジーフォ公、南西部を治めているのがセシ公、南と南東部がミダス公、最後に北方の山々を含む東の地方を治めているのがアギャン公だ。
 それぞれの大公は、自分の分領地に物見(ユカル)の塔を置き、ラズーン外縁に対して睨みをきかせているが、この物見(ユカル)の塔の内側を繋ぐようにして、ラズーンの外壁が伸びている。
 外壁には、ジーフォ公の分領地では西門、セシ公分領地では南門、ミダス公分領地は中央門、アギャン公分領地には東門と呼ばれる入り口が設けられており、その守りを任されていた。『羽根』というのは、その守りについている者を総称して呼ぶことばで、四大公の紋章に従って、それぞれ『鉄羽根』『金羽根』『銀羽根』『銅羽根』と呼ばれている。
 ここ数ヶ月、ラズーンは諸国の動乱に乗じたガデロ、プーム、モス、クェトロムト、グルセトなど、ラズーン近隣諸国の攻撃をたびたび受けていた。本来ならば、ラズーンにとっての守りの一つとなるはずだった『運命(リマイン)』の暗躍はとどまることを知らず、今では門の開放が、一歩間違えばラズーン崩壊に繋がりかねない状態となっていた。
 その中で、行方知れずとなっていたアシャ・ラズーン、かつての第一正統後継者の帰還は、唯一の明るい話題であり、怯えるラズーンの人々がアシャを迎えた熱狂は無理からぬことだったのだ。

(ギヌア・ラズーン…)
 手に掬った湯でざぶりと顔を洗う。
 思い出した名前は、もう一人のラズーンの正統後継者と呼ばれた男のことだ。
 記憶を取り戻した今のユーノは、宙道(シノイ)を出たばかりの時に襲われたことも鮮明に思い起こせる。
 あの時、ギヌアはユーノをすぐ殺すつもりではなかった。野獣が手負いの獲物を前に、噛み砕く肉のうまさを予想して舌舐めずりしている、それが、あのギヌアの不気味さと一番よく似ている。腕一本、脚一本、と次第に体の自由を奪っていき、最後に身動き取れなくなったユーノの喉に剣をあて、命乞いを強要し、少しずつ剣を食い込ませて、あわやのところで慈悲心があるかのように剣を引き、今度は心臓へとじわじわ剣を押し込んでくる、そういうやり方をする気がした。逃れようのない所へ遠巻きにじわじわと追い込んでいく狩人の狡猾さ、ユーノが生き延びようともがけばもがくほど、耐えれば耐えるほど、その死の瞬間を引き延ばそうとするような。
「っ」
 ふいに寒気に襲われて、思わず湯を跳ね、ぞくりと体をすくませた。慌てて目を開き、自分が湯に浸かっていることを確かめる。温まっているはずなのに、額には気持ちの悪い冷や汗がにじみ出ていた。左手をあげて拭い、再び湯に放り出す。ばしゃりと音をたてて沈みかけ、僅かに浮く腕に不安が増す。
「……………」
 おそらくギヌアはユーノを諦めることなどないだろう。どこまでも執拗にユーノの血を求めてやってくるに違いない。そして、ユーノが最後の一滴を流し切った時、ようやく会心の笑みを浮かべるのだ。
「……ふ」
 噛み締めた唇を開き、息を吐く。胸の奥がひんやりとする。
(カザディノ…)
 もう一人浮かんだのは、好色な情けを知らぬ男だった。ユーノを狙って兵を繰り出すうちに『運命(リマイン)』に与した卑怯者。あの男も、ユーノをあっさり殺しはしないだろう。何せ、何年も手こずらせてきたのだから。子飼いの部下を嫌というほどユーノに始末されている。
(良くて拷問…悪くて死……いや、逆、か?)
「ふ…」
 低く嗤った。
(死に方だけは山ほどあるのに、生き方としたらほんの一つしかない)
 アシャを守って、セレドを守って、レアナを守って、レスファートを守って、セアラを守って、父母を守って……それで…?
「………」
 目を開ける。
 天井に鎖で引き上げられている、柔らかな光を放つ火皿を見つめる。
(許されれば、いい)
 ただ生きること…生き延びることさえ、許されれば。
 僅かに微笑み首を振り、祈りを口に出さないまま、湯船から身を起こす。
 湯の効能か、体中が解れていて、痛みも少し減ったようで嬉しかった。ぽたぽた落ちる雫を払いながら、湯殿に続くもう一つの部屋を覗き込む。
「わ…あ」
 思わず歓声を上げた。

 そこは衣装部屋だった。
 ありとあらゆる色や形のドレスが所狭しと準備されている。
「お、っと」
 入り口のすぐ近くに、柔らかそうな布と下着があるのに気づく。慌てて布で体を拭って下着をつけ、少し戸惑った。今まで身に着けていたものよりうんと布地が少ない。かろうじて胸と腰を隠す程度だ。
「これ、が、ラズーンのもの、なのかな…」
 居心地悪さにもぞもぞしたが、視界を埋める色彩の魅力には堪え難い。引き寄せられるようにおずおずと部屋に踏み込んでいく。
 白いドレス、赤いドレス、緑、黒、目の醒めるような黄色。レース、薄布、幾重もの襞、花びらの形に切り抜かれて重ねられた布、紅の帯、紺の帯、虹色に光る布、夜のように深い青のドレス。花を織りなしたレースに小さな宝石がちりばめられている。絞った袖に宝玉を繋いで巻いたものがある、かと思うと、金糸を織り込んだ簡素なドレス、銀糸で鳥を織り込んだ長い裾を引きずるドレス、なかには、下着姿とほとんど変わらない薄布とリボンのみのドレスさえある。
「……」
 ごくり、とユーノは思わず唾を呑んだ。
 これほど多様な形や色のドレスなど見たことがない。いつもならレアナに似合う、セアラにはこれ、そう思う感覚さえ追いつかず、ただただ圧倒される。
 くるくると周囲を見回して、ふと一枚のドレスに目が止まった。触れると消えるかも知れない、そんな気がして、二度三度、薄布とレースをまさぐって、ようよう手に取ってみる。
 それは淡い水色のドレスだった。見事な細かなレースに光沢のある薄布を組み合わせてある。緊張に震えかける指で、そっとそのドレスを身に着ける。
「わ…」
 軽くて、とても着やすい。動きやすさも言うことなく、足下のレースも胸元の薄布も、柔らかみの少ない筋肉主体の体を淡く透けさせるような織布も、これ以上は望めないほどの出来映えだ。添えてあった髪飾りを、ためらいながら留めてみる。靴は金色の組み合わせた紐で形作られた華奢なものだ。信じられないぐらいにユーノの足に合う。ゆっくりと回ってみると、ふわりと裾がなびいて広がった。手にまとわりつく飾りの空色のリボンも苦にならない。
「ふ…ふふ」
 初めて、くすぐったいような喜びが込み上げてきた。数回くるくると回ってみる。裾はユーノの行く所へ、優しくまとわりつきながら追ってくる。脚に絡むというより、素足を守り、柔らかく包んでくれるようだ。
(少しは、きれいになってる?)
 くすりと笑ってドレスの両端を指先で摘み、床に擦れないように少し持ち上げて腰を屈める。レアナが夜会の席でいつもしていた仕草だ。
(それから、いつもこうやって…)
 体を起こし、微笑みながら幻の相手にしずしずと右手を差し出す。
「!」
 が、突然右肩に強い痛みが走って、ユーノは我に返った。痛みを押さえようと左手を載せ、ぎくりとする。
 手が直接、右肩の傷に触れている。
「…っ」
 うろたえて、ユーノはドレスの山を見回した。
 だが、どれもこれも、ドレスは少女の美しさを十分に引き立てるように作られている。それはとりもなおさず、細いまろやかな肩や華奢な腕、ほっそりとしたうなじ、しなやかな脚や淡くほのかな膨らみへ続く胸元などを剥き出しにし、その上に薄布やレースをあしらってあるということだった。
(傷が……見える…)
 もちろん、その傷でしのげたからこそ、今まで生きてこれたのだ。恥じるつもりは毛頭ない、だが。
(どう、しよう…)
 ユーノは唇を噛んで、脱衣室を振り返った。一瞬、元の服装に戻ろうかと考える。
 けれども、ミダス公の宴に、あの旅の垢に塗れたチュニックとブラウスでは、ユーノばかりか、ミダス大公、ひいてはアシャの顔にも泥を塗ることになる。
 かと言って、このドレス、いや、この部屋にあるどのドレスでも、着ていくならば体中の傷を隠せるわけもなく、あれは何だと晒しものにならずにはすむまい。
(いっそ…この姿で出て弁明するか…?)
 何と言って? お見苦しいでしょうが、我慢なさって下さい、ラズーンのために受けた傷でもあるのですから、とでも?
(でも……セレドは、どうなる…?)
 事もあろうに、第二皇女がこのような姿になるまで、どうして何も気づかなかったのだと、父母に非難が集まってしまうかも知れない。いくら、ユーノが自ら選んだ役目だと言っても通らないかも知れない。
(なら…この姿で出て……黙っていればいい)
 ユーノはきつく唇を噛んだ。
(晒しものになっても、仕方ない……後悔なんてしない)
 でも、アシャは?
 ふ、と眉根が緩んでしまった。
 こんな娘を連れて来たと、おかしな目で見られないだろうか。いや、それよりも、アシャに、こんなみっともない姿を見せてしまうことになる。
(おかしな、ものだ)
 アシャなんて、ユーノが怪我をするたびにユーノの体を見ているのだ。今更、傷の一つや二つで驚くはずがない。
(でも…)
 宴には他の娘も来るだろう。これがアシャとの別れの宴になるかも知れない今夜、せめてもう少し、当たり前の娘のように装えないだろうか。
(…、仕方、ない、だろ…っ)
 ことさら強く、滲みかけた気持ちを心の中で叱咤する。
(これ以上は、無理、なんだから…っ。だからせめて、堂々としてるしか…)
「っ」
 振り切ってぐっと唇を結んで顔を上げたとたん、ぼろぼろと熱い涙が頬を伝って、慌てて口を押さえた。
(ばかっ! 何を涙なんかっ)
 たかが服一枚、たかが一晩のこと、そう思いながらも、次々零れてくる涙を堪え切れずに座り込んだ。
 さきほど逃げて行った少女のことが脳裏に浮かぶ。あんな風にまた、驚きと困惑とで怯まれてしまうのだろうか、まあ、あの傷をご覧なさい、と。
(だめだ……止まらない、や)
 口をきつく押さえてしゃくり上げるのを止めた。早く行かなくては、それこそアシャに迷惑がかかると気づきながら、心の痛さに声を上げるのを我慢するのが手一杯で、とても行動に移れない。
(何で、今更、こんなことに……こだわって…っ)
 軟弱者、一体これまで何をしてきたんだ、こんな所で竦んでるなんて。
(でも、だって)
 アシャと最後に会うかも知れない、のに?
(せめて…せめて)
 少しだけでも、目を止めてほしい。
(最後なら)
 最後だから。
(…アシャ…っ)
 コンコン。
「っっ!」
 ふいに優しく扉を叩く音がして飛び上がる。急いで涙を拭う。
「ユーノ? 用意はできたか?」
(アシャ!)

「ユーノ…?」
 久々に飾り付けた銀の髪飾りをいささかうっとうしく思いながら、アシャは扉をそっと押し開けた。そろそろ用意も出来上がっているだろう、ミダス公の屋敷にはリディノのこともあり、華やかな衣装が揃っている。ユーノの艶姿を一番に見るのは自分、そこは譲れないと思いつつ、せっかちに押し掛けた自分に呆れ果てるが、それはそれ、答えがないのをいいことに入り込む。
「なんだ、いるんじゃ…」
「や…」
 早々に広間へ出向いてしまったかという心配は杞憂だったが、声をかけた相手が掠れた声で応じたばかりか、部屋の隅で座り込んでいるのにぎょっとする。
「ユーノ? どうした?」
 傷の回復が中途半端だった。疲れも取れていなかったのを無理強いした。イルファに性別について不躾にからかわれた。彼女が落ち込む原因を幾つも一気に思いつき、慌てて近寄る。膝をつき、覗き込み、愕然とする。
「…泣いていたのか?」
「…」
 ユーノは無言でかぶりを振る。その髪から、髪飾りが滑り落ちたとたん、かっと相手が真っ赤になり、なお戸惑う。
 ユーノが選んだのは水色の瀟酒な感じのドレスだ。意外ではあったが、細身の手足を淡く包む気配は十分に魅惑的、正直なところ、さっさと抱き締めてやりたいぐらいだ。
(何が一体)
 ドレスを身に付け、髪飾りもつけ、とにかく装いはしているのだ、髪を直してやろうと手を伸ばしたとたん、びくりと大きく震えた相手が右肩を押さえて身を引いた。
「傷むのか!」
(しまった)
 湯の温度をもっと確かめておいてやるべきだったか。一人ではなく、手伝いをつけるべきだったか。槍は体の深くを傷つけている、もっと配慮をするべきだったか。
「ユーノ!」
「っ」
 肩を覆った左手を掴み、外させようとする。だが、そうさせまいとユーノが身もがいて抵抗する。
(また、こいつは)
「ほら、ユーノ、駄目だ、痛いなら見せろ」
「いや、だ」
「ユーノ!」
 激しく首を振られて、アシャの腕を信じられていないようでむっとする。
「俺に見せろ!」
「あっ…」
 声を荒げて無理矢理手を引きはがす。右肩を急いで覗き込み、顔を近寄せて肌の状態を観察する。ひどい槍傷だったが、それでも皮膚の上皮化はうまくいっている。繰り返した傷は治りが悪いはずだが、これほどの短時間で循環障害も起こさず、可動域にも支障を残さず回復できたのは奇跡的だ。柔らかそうな肌に刻まれた星形の傷の艶やかさには妙に妖しい気配があって、ふとそこに吸いついて所有を刻みたくなる。
「大丈夫だ」
 自分の感覚の危うさに、アシャは急いで顔を上げた。
「別に悪化もしていな…」
 言いかけた声が中空で途切れた。
 辛そうに首を背けているユーノの頬に、光るものが伝わっていく。
(なみ、だ…)
 旅の途中、どれほど苦しい状況であっても、こんな風にあからさまに泣かれたことなど、ほとんどないのに。
「ユーノ、どうし……っっ!」
 理由を問いかけた瞬間、視界に入ったものに寒気が走った。
 水色のドレスに包まれることもなく晒された、回復したばかりの生々しい星形の傷痕。無意識に走らせた視線に、体のあちこちに走る白や薄紅に引き攣った醜い傷がまともに飛び込んでくる。
(ドレス!)
 心臓を切れ味の悪い石の剣で貫かれれば、こんな今にも吐きそうな激痛を感じるだろうか。ミダス公の宴、アシャが出席するとなれば、近隣諸氏も押し寄せる盛大なものとなるだろう。その視線の最中に、この傷を晒して出席しろと、そんな要求を突きつけたのか、アシャは。
 必死に周囲を見回すが、ユーノの傷を覆えるようなものはない。
(くそ、俺としたことが!)
 平原竜(タロ)に数回踏みつぶされてもいいような配慮のなさではないか。
「…ユーノ…」
 囁いて抱き締めようとしたアシャの腕に力がかかる。
「ごめん」
 依怙地な口調で言い放って、残った片手で涙を擦り取り、ユーノはこちらを見つめ返してきた。潤んでいた黒い瞳が、一瞬ひどく切なそうな色を浮かべたが、すぐに消え去る。にっ、とどこか少年じみた笑みが唇に広がった。
「何でもないよ、アシャ」
 ことさら淡々とことばを継いで、ユーノは立ち上がった。
「ちょっとね、ラズーンへようやく着いたんだと思ったら、ほっとして涙が出ちゃった」
「……」
「参ったね、ボクも子どもだよね。で、どう? こうすると、少しは女に見えるかい?」
 アシャの腕を擦り抜け、少し離れておどけて腰を屈めてみせる。
 細い首筋に空色のリボンがまとわりついている。華奢な骨格を覆う皮膚に、まるでそれさえも一つの飾りであるかのような、鈍い光沢を持った傷痕がいくつも交差し、入り乱れている。薄布がかかり、レースが触れて、脆い陰影に彩られた様々な傷痕は、意匠を凝らした刺青に似て、猛々しく目を魅きつけ、息を呑ませる。こちらを見据える黒の瞳の輝き、剣を手にしていないのに、跪かねば今にも首を掻き切られそうな、圧倒的な支配力。
「髪飾りが落ちちゃったろ」
 不服そうに呟いて唇を尖らせる、その生き生きとした淡い色。床の上の、白レース銀の花芯に金の蔓に絡まれた水色の花を拾い上げる仕草のしなやかさ。
「アシャが乱暴なことするからさ」
 両腕を上げる、目を伏せる、髪にもう一度付け直そうとする、その頼りなげな指先はどうだ。
「…つけようか」
 ふらふらと立ち上がる。
「うん…」
 同意を得てほっとする。近づいて、髪飾りを受け取り、ユーノの髪から香る甘いライクの匂いを嗅ぐ。
(危ない)
 確かにこの姿はユーノにとって苦痛だろう、だがそれだけではない、この危うい美しさに無関心でいてくれる男がどれほどいるか。
(このままでは出せない)
 品定めに訪れたつもりの客達の視線を釘付けにしても、きっとユーノは気づかないばかりか、距離を縮めようとする馬鹿どもに礼儀を持って笑い返したりしてしまうだろう。それを自分の好む通りに曲解する輩なぞ、ここには山ほど居る。
「…よし」
「え?」
「ちょっと待ってろ」
「あ、うん……え…?」
 頷いて振り仰ごうとするユーノの髪に軽く唇を触れたのは、目当てのものを持ち帰るまでのささやかな呪詛だ。
(誰もこいつに触れてくれるな)
 それを体現するようなドレスを、アシャは急ぎ足に調達に出かけた。
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