『ラズーン』第三部

segakiyui

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13.失われた都より(1)

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「ふ、ぅ…」
 アシャは疲れ切ってベッドの上に身を投げ出した。乱れた髪を額からかきあげる。暮れかけた日差しが窓から差し込んで来ているのを眩く見て、目を閉じた。
 脳裏にさっきの出来事が蘇ってくる。

「お前か?」
「はい、アシャ・ラズーン」
 会見用の個室で待ち構えていた男が深々と頭を下げ、片膝を突いて跪いた。男の髪は濃い灰色、耳に鈍い赤色の耳輪をつけている。
「『銅羽根』のグードスです」
「グードス? アギャン公の世継ぎだな?」
「はっ」
 男は大柄な体を竦めた。骨張った長めの手足を僅かに縮める。
「ギヌア・ラズーンの一行が『泉の狩人(オーミノ)』の所在へ向かったというのは本当か?」
「はっ」
 グードスはますますかしこまり、アシャを見上げた。父親によく似た灰色の目に必死の色をたたえている。
「確かに私は、ギヌア・ラズーンの一行が、我らの領地である土地を横切り、『狩人の山(オムニド)』へ向かっていくのを目に致しました。一行はおよそ二十騎、いずれも長期の旅支度で、おそらくは『泉の狩人(オーミノ)』のもとへ向かったと思われます」
 面長な顔に苦渋が浮かんだ。
「しかし、信じて下さるでしょうか、アシャ・ラズーン」
「何をだ」
 アシャは厳しく相手を見つめたまま問いかけた。
「我ら『銅羽根』は、代々のアギャン公より、又『太皇(スーグ)』の命により、東門を守り始めて幾世代か過ぎております。しかし、少なくとも、私が長になってからは、ただの一度も、東門の侵入を許した覚えはありません」
 絞り出すような声音、グードスも自分の目で見たとはいえ、起こった出来事の理解に苦しんでいるのだろう。
「待て」
 アシャは相手の話を遮った。
「今お前は、ギヌアが『泉の狩人(オーミノ)』のもとへ向かったようだ、と言ったな?」
「はい」
 苦い表情でグードスは同意した。
「それに、アギャン公の分領地を横切り、とも言ったな?」
「はい…」
 嫌々応じるように、相手は頭を垂れた。
「それなのに、東門の侵入は許していない、と?」
「はい」
 振り切るように目を上げる。灰色の目が重く翳りながらも、何としても自分の務めを果たそうと決意したかのように、強い光を帯びた。
「信じて下さるでしょうか。私は『銅羽根』の名誉を重んじて、こうして単身遣いに参ったのです」
「だが」
 アシャは静かに問いつめた。
「他のどこからも、門を破られたという訴えは来ていない。ラズーンの外壁が途切れるのは中央部の背後に聳える『狩人の山(オムニド)』の裾だ。『狩人の山(オムニド)』側から入るのはまず不可能、壁が途切れる部分も物見(ユカル)の塔からはよく見えるはずだ」
「存じております」
 グードスは苦しげに唇を噛む。
「ということは」
「しかし、アシャ・ラズーンよ!」
 きっと顔を振り仰いで、相手は訴える。
「我ら『銅羽根』は、決して東門の守りを揺らがせたりしておりません!」
 アシャは無言でじっとグードスを見つめた。
 ラズーン四大公のうちの一人、東のアギャン公は病弱で、世捨て人同然の暮らしをしていると聞く。何でも、ラズーンの未来を憂えて、分領地を治めることは治めているが、ラズーンの『太皇(スーグ)』に対する忠誠は薄いとも言われている。
 ギヌアがよりよいラズーンの未来展望を話してアギャン公を説得したとすれば、東門の『銅羽根』とやりあうことなく、ラズーン内に侵入することも可能だろう。
(だが、グードスのことばに嘘の匂いはない)
「…わかった」
 アシャは吐息とともに頷いた。
「そのことは後に判定しよう。今ここでは『銅羽根』の責任を問うまい。それより、ギヌア一行の方を何とかしなくてはな」
「はっ」
 不満は残ったものの、ややほっとした顔になって、グードスは頷いたのだ。

(一体どうやって、ギヌアはラズーン領内に入れたんだ?)
 アシャは眉を寄せる。
(アギャン公の裏切り……グードスも実は嘘をついているのか? それとも、アギャン公だけが裏切っていて、息子には知らせずにギヌア達を招き入れたのか? あるいは、他のどこかの門が破られていて、その持つ意味の恐ろしさに『羽根』が報告してきていないのか?)
 いや、とアシャは考え直した。
(『銀羽根』の長シャイラにせよ、『金羽根』のリヒャルティ、『鉄羽根』のテッツェも、自分の仕事に誇りを持っている)
 あの『銅羽根』のグードスにしたところで、きっと今度のことと、セータ・ルムが裏切り者として捕らえられたと耳にして、慌てて弁解に現れたに違いない。
(セータは東門から入ったと白状したからな)
 数日前、アシャはセータを少々手荒に詰問し、彼が東門から『銅羽根』の守りを受けて入ったこと、ギヌアの配下としてラズーンを裏切り始めたのが、最近のことであることを聞き出していた。
『ふと、視察官(オペ)の仕事が空しくなったのだ』
 セータはそう呟いた。
 世界のあちらこちらから、お人好しで無邪気で苦労知らずの『銀の王族』を守りながら、長く辛い旅をしてようやくラズーンへ辿り着いたところで、待っているのは、冷たく謎めいた『氷の双宮』だけだ。責務を全うしても、褒め讃えられることも、ましてや崇められることもなく、洗礼が終わればまたすぐ、『銀の王族』を連れてラズーンを離れ、その故郷まで送り届けてやらなければならない。
 時に、洗礼を受けた『銀の王族』は不安を募らせ不安定になる、それを宥めながらいなしながら、故郷へ連れ戻してみれば、無事に連れ帰ったことへの感謝よりは、出立前と人が変わったように思える身内への苛立ちが視察官(オペ)に向けられる。一体何があったのかと穏便慇懃に問いただされても、答えようがない。訝しげな視線に追い立てられるように再び、次の使者に立つだけだ。
 その、地道で苦しい旅に、どんな報いがあるのか……何もありはしない。
 世界はいつもと変わりなく続き、世の誰も、その世界の安定を支えるために命を落とし、苦労を重ねる視察官(オペ)のことなど知りはしない。知らないからこそ、思いやることもない。
 世界が平和に続いているから、だ。
 ならば、一度、この世界を崩壊させてみてはどうなのか。
 そうすれば、人々は改めて、自分達がどれほど危うく脆い世界に暮らしているのかを知るだろう。そして、それを支えていた力、自分達視察官(オペ)のことにも気づくだろう。
 そこで初めて、人は己の生について考え、視察官(オペ)に正しい敬意を向けるのではないか。
『それは一つの目覚めではないのか、アシャ・ラズーン』
 セータは疲れ切った顔で呟いた。
『人々をよりよい生活へ、よりよい日々へと歩ませる、正しい教導なのではないか』
 声高に語られるのではない、しみじみとした実感に裏打ちされたことばは、その理論がどれほどセータの内深く強く根を張っているのかを思わせた。
 厳しい職務、終わらない任務、それに比してあまりにも少ない評価が、自信を失わせ、セータを疲れさせた。少しでも某かの成果を手にしたいと思う欲望が、ささやかな釣り合いを保っている世界を転覆させてみたいという誘惑に引き寄せられた。
 崩れた均衡を戻すことは、人の力ではできないものだとわかっているはずなのに、誘惑に堕ちたその後のことを考えない、思考停止がこの手の罠の常道だ。
『では、お前はどうするんだ?』
『え?』
『人々が目覚め、よりよい生活とやらに向かった後、お前は何をするんだ?』
 お前にとっても無論、よりよい生活が待っているのだろう。それは如何なるものか、教えてくれ。
 皮肉なアシャの声に、セータは戸惑ったようにきょろきょろと視線を動かし、やがて静かに目を伏せた。
『わからない…』
『もう、視察官(オペ)ではないはずだな? ラズーンはもうないのだから、視察官(オペ)も不要だろう』
『ラズーンが、ない?』
 驚いた顔は、世界の転覆を謀りながら、ラズーンという自分の基盤が失われることは考えていなかったと告げている。
『考えろ、セータ』
 アシャは冷笑した。
『ギヌアはラズーンを支配すると言ったのか? では、ギヌアは、お前の言う、危うく脆い世界が崩壊した後に、このラズーンがどこまでどんな形で残っているのかについても話したんだろうな?』
 ギヌアは知っている、『運命(リマイン)』が世界を覇した暁に、おそらくは今生きている『人』は存在しなくなることを。
 だが、それをセータに語ってはいない。
 世界の崩壊が起こった後に、目覚める者は『人』ではない、『運命(リマイン)』と太古生物のみ、もちろん、そこにセータの生きる場所など、ない。
『アシャ、私は…』
『お前は?』
『わたし、は…』
 セータの瞳が虚ろに光を失った。
『わか、らない』
『わからないのか』
 では、想像もできない、美しく正しい未来のために、お前はこれからも働くのだな。
『アシャ……私は……私は…』
 セータは嗄れた声で尋ねた。
『間違った、のか?』
『自分で考えろ』
 言い捨てて、アシャはセータから離れた。禁固は命じたが屠ってはいない。
(屠るにさえ価しない)
 振り回されただけなのだ、ギヌアの語る幻に。
 だが、セータのように考えるものはいないと、誰が言えるだろう。
 そしてそれは、ラズーンの四大公でさえ例外ではない。
(特に、ラズーンの在り方に絶望しているアギャン公なら、不思議はない)
 アシャはごろりと体を動かし、脚を組んで立てた。両肘を曲げて頭の下に敷く。
 第一正統後継者ともあろう方が、何と言う子どもじみた姿をなさるんです。
 昔よく詰られた癖だが、思考を詰めていくのにはいい。
 アギャン公の裏切りについてはもう少し後でも手が打てる。
 今早急に片をつけなくてはならないことが二つ、ある。
 一つはギヌア一行をどうするか、だ。
(『泉の狩人(オーミノ)』……)
 苦い顔で考える。
 『泉の狩人(オーミノ)』はラズーン側でも『運命(リマイン)』側でもない。独自の規律と信念に従って動く一族で、彼らを生み出したラズーンからの命令と言えども安易に聞き入れはしない。
 ラズーンを保ってきた『太皇(スーグ)』に対しては多少の敬意を払うが、だからといって、『太皇(スーグ)』に、彼らが一旦決めたことを覆させるほどの影響力はなかった。もちろん、現在、ラズーンを囲む諸国の動乱の中で『銀の王族』の洗礼を続けている最中、『泉の狩人(オーミノ)』の説得のためとは言え、『太皇(スーグ)』がラズーンを離れるわけにはいかない。
(かといって、ギヌア達が『泉の狩人(オーミノ)』に接近することを見過ごすわけにはいかない)
 巨大な力を持ちつつ、世の動乱に関わろうとしない『泉の狩人(オーミノ)』は、既に虚ろな世界に飽いている可能性があり、そこをギヌアが突くことができたら、『泉の狩人(オーミノ)』達は『運命(リマイン)』側に組みするかも知れない。
(そんなことになったら)
 ラズーン側にどれほどの勝機があろう。
 ここは誰かがラズーン側の使者として出向き、こちらに味方するのは無理でも、少なくとも中立を守らせるように働きかける必要がある。
 だがなまじな者では会見も果たせない。
 もう一つはユーノのことだ。
(あいつを放っておけない)
 どれほど怪我をしようと、どれほど死にかけようと、ユーノの無茶は止まらない。あの情熱とあの剣の才能で、次々死地へと飛び込んでいってしまう。
 できればアシャが側に居たいが、『泉の狩人(オーミノ)』への遣いとしてアシャ以外の人材が見つからない今、アシャ自身が使者にたつしかない。
 問題はアシャのいない間、ユーノが大人しくしてくれるかということだ。
(『銀の王族』として洗礼を受けている間はいい。その後だ)
 ラズーンの内情を知れば知るほど、ユーノはきっと事の矢面に立ちたがるだろう。リディノのように守ってくれる者の背後に逃げ込んではくれない。野戦部隊(シーガリオン)に戻るか、『銀羽根』に混じって戦うと言い出しかねない。受け入れる方も、名高い『星の剣士(ニスフェル)』がユーノであると知れば、ためらうことはないだろう。
(だから困るんだ)
 アシャは眉を寄せて深々と溜め息をついた。
(もう少し、女の子として自覚してくれないと)
 『銀の王族』の癖に、どうしてあそこまで危ない目に遭いたがる。
(……やはり、そうなのか?)
 唇を噛んで身を起こす。
 『目覚め』ということばが頭の中で大きく響く。セータのことばが重なる。
 一度崩壊してみれば、人々は自分達がどれほど危うく脆い世界に暮らしているのかを知るだろう。そこで初めて、人は己の生について考える……。
 それはセータの使った意味とは別の意味合いで、アシャにはなじみ深いものだった。
 ラズーンにおける『滅亡の必然性』。
 『失われるべき』都、ラズーン。
 代々の正統後継者の資質を持つものだけが知る、ラズーンの隠された意図。
(今がそうなのか?)
 旅の途中で無意識のうちに吐いていたことばが真実だったのかもしれない。
 『銀の王族』なのに、『どうして』ユーノだけが傷つく? 執拗に狙うカザドと『運命(リマイン)』の攻撃に、『どうして』この子だけが晒される? 
 守られるべき『銀の王族』。他の者への条件づけによって、世の幸せを約束された『銀の王族』。
 なのに、狙われ、傷つく、ユーナ・セレディス。
(だから、ギヌアは今回の二百年祭を、ラズーン崩壊の時、『運命(リマイン)』が覇権を握る時と考えたのか?)
 確かに、ギヌアはかつての正統後継者だ。ラズーンの成立自体が含んでいる大いなる賭けにも気づいていたからこそ、選ばれたのだ。そのギヌアが敵として『運命(リマイン)』に降りた時、当然、その知識も利用されたはずだ。
 始めは一人の『銀の王族』から。
 かつて『太皇(スーグ)』はそう話していた。
 滅ぶべきラズーンの証は。『銀の王族』から始まるだろう、と。
「くそっ!」
 アシャは口汚くののしった。
(何も、あいつでなくとも!)
 ならば、ユーノが狙われ傷つくのは当然だ、世界が自らの強さを問うのだから。
 ギヌアが正面からラズーンにぶつからず、『泉の狩人(オーミノ)』を味方にしようとしたのも当然だ。ぶつかるのは、ラズーン崩壊か否かの瀬戸際、既に小競り合いをしている時期ではない。世界を継ぐに価する圧倒的な力を手に入れる必要があるのだから。
 ギヌアがユーノを殺さずに手に入れようとしているのも、アシャへの復讐のためだけではなく、ユーノがラズーン崩壊を告げる因子ではないかと考え、自らの力の守り札としようとしたのかも知れない。いずれはユーノの血を流し、ユーノを生贄とすることで、ラズーン崩壊の時を世界に示したかったのかも知れない。
(出遅れた)
 恋なぞにうつつを抜かしているから、と舌打ちする。打てた手をみすみす見逃した気がしてひやりとした。
(ぐずぐずしてはいられない)
 アシャはベッドから降り、旅支度を整えた。アギャン公の分領地を横切る、同じ道では、ギヌアに追いつくことはできないだろう。たとえ追いついたところで、ギヌア含む『運命(リマイン)』相手に行く手を阻むことができるかどうか危うい。
(『氷の双宮』を抜けて、『黒の流れ(デーヤ)』に沿って遡るしかないな)
 懐かしい道、以前も慌ただしい出立だったが、今の状況を考えれば穏やかな部類だったと苦笑しながら、アシャは急ぎ足に部屋を出て行った。
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