アリサ・リリーベル・シュタルクヘルトは死んだ

夜霞

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※爪の間・8

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「気にかけるというよりは、お前が部屋を片付けてくれるというから、監視がてら傍に置いていただけだ。クシャースラたちがいないと部屋も片付けられないからな」
「それでも、部屋でじっとしているより良かったです。身体を動かしている方が、悪い想像をしなくていいですし」
「悪い想像か……」
「明日の自分はどうなるのか……あの頃の私はそればかり考えて不安だったんです。なので、片付けが気分転換になりました。それに片付けがきっかけで、オルキデア様や軍の皆さんも怖くないって分かりましたし!」
「今も怖がっていただろう」
「怖がってないです!」

声が上ずってしまったからか、オルキデアはまた笑うと、腰に回していた腕に力を入れて、後ろから強く抱きしめてくれる。

「怒ってないから安心しろ。ほら、もっと楽にしろ。俺に寄りかかるんだ」

言われた通りに、後ろにいるオルキデアに寄りかかると、広い胸板から落ちた雫が頬に当たる。
顔を上げると、得意げな笑みを浮かべたオルキデアに軽く口づけられたのだった。
すぐに唇が離れると、頭ごと強く抱きしめられる。
オルキデアの心臓の音を聞いている内に、自然と言葉が出てくる。

「さっきは、蹴ってしまって、ごめんなさい……」
「いい。気にするな。それよりも、嫌な時は何て言えばいいのか、前に『魔法の言葉』を教えたな」
「はい。覚えていますが……」

初めて、オルキデアと本当の夫婦としての夜を過ごした際に、「辛くなった時や、止めて欲しい時はこう言え」と、オルキデアから「魔法の言葉」を教えてもらったことがあった。

「あの言葉は、あの場限りじゃない。これから先も有効だからな」
「そうだったんですか……」
「今後もやめて欲しい時は、あの言葉を言うんだ。……いいな」
「はい」
「だが、さっきの蹴りの分は仕置きをするぞ。やられたままでいるのは悔しいからな」

どこか楽しそうに言うと、オルキデアは腰に回していた腕を離して、アリーシャの両胸の頂を弄り始めた。

「ひゃあ……!」

指先でしごかれる内に、だんだん気持ち良くなってくる。
更には耳朶を吸われ、耳を舐められた時、身体の内外から熱くなったのだった。

「あ、ああっ……イヤッ……!」

目の前で、自分の胸がオルキデアの指先によって形を変えられる。
何度も交わっている内に、どこを触ればアリーシャが気持ち良くなるのか、オルキデアも分かってきたらしい。
今も胸の頂をしごかれながら、耳朶を吸われたことで、早くも気持ち良くなってきたのだった。
すると、耳朶から口を離したマキウスが、頂を弄りながら尋ねてくる。

「最近、大きくなったか?」

その言葉と共に、アリーシャは豊満な胸を揉まれる。オルキデアの手つきが妙にくすぐったい。湯の中で音を立てながら、アリーシャの胸は揺れていたのだった。

「そう見えますか……? 私にはほぼ同じに見えますが……」

耳元で囁かれて、アリーシャは自分の胸を見下ろすが、少し張っているように見えるだけで、特に大きくなったようには見えなかった。

「前よりもしごきやすくなったと思ったんだが……俺に触れられる度に、成長していたのか?」
「そんな力を持っているんですか?」
「冗談だ」

オルキデアに触れられると胸が大きくなるのかと思ったのだが、冗談だとわかり落ち込んでしまう。
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