神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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ネロリの想い

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嫁入り道具かぁ・・

一体何を持っていけばいいのかしら??
一応、リュナン義姉様に聞いたけれど・・
うーん、家具とかはほぼ要らないし、服・・はこちらからは社交用を数着と寝間着、羽織ものだけ持っていくつもり。
普段着はあちらの領民と同じものを着たいと思っている。

侯爵夫妻がそうであったように、私もグリと一緒に領民に寄り添える関係でありたいと思っている。

うーんうーんと言いながら、リストを書き込んでいく。


●社交用衣装組み合わせ5セット
●寝間着4着
●羽織もの5着
●アクセサリー(社交用×5、普段用×5)
●お母様から譲られた髪飾り5つ
●靴(それぞれの用途別に3足ずつ)
●ポーチ3つとハンドバッグ5個
●エンドレス侯爵家の使用人へのお土産

いま思いつくのはこれくらいかな。

それに、これ以上だと持っていくのも大変だしあとは向こうで揃えても問題ないものばかりだと思う。

えーっと、新しい使用人も合わせて確か使用人全体数は・・30人だったかな。

うん、余裕持って35人分お土産を買っていくことにしましょう。
あ、侯爵夫妻にもだから40はいるわね。
しっかりとメモに追加しておく。

ふぅ・・

グリ、最近は手紙でのやりとりしかしていないけれど変わりはないかしら・・

ん?そういえば、いまは侯爵夫妻に付いてシトラス領へ行っているんだったわね。
シトラス領かぁ・・
向こうは青果実が多くて、それを使ったお菓子や料理が多いのよねぇ。
私、果物大好きで!!
パンには絶対ジャム派よ!
わざわざシトラス領のものを取り寄せてもらっているの。

年中色とりどりの植物や青果実が植わっているから、いつ行っても色彩鮮やかな場所なんだとか・・
えぇ、こんなに語っているけれど実際に行ったことは無いのよ。

絶対に行ってみたいところだったのに、まさかの”愛し子様”がお生まれになったなんて・・
生きてるうちにお会い出来なくても、せめていらっしゃるであろう地には行ってっみたかった。

それが!!!!

まさか自分の結婚で叶うなんて、なんてことなの。

神々はちゃんと見守ってくれている!!
って思っちゃったわよね。

一目でいいから愛し子様に会えないかしら・・

あら?
そういえば、あちらで結婚式を挙げるのはいいのだけど、衣装はどうなっているのか。

目の前のテーブルに広げたままの、グリからの手紙に目を通すと、衣装のことは何も書いていない・・

え?大丈夫なのかしら??

・・・

一抹の不安を抱えながらも、グッと堪えて。
”グリを信じるわっ”
そう呟いて、残り少ない今日を出来る範囲で荷物をまとめて過ごすことにした。

愛し子様にも会いたいし、シトラス家の人々にも興味がある。

久しぶりにグリに会いたいし・・

そして、侯爵夫妻にも会いたいのだ。

こんなお転婆な私を受け入れてくれたお二人には感謝しかない。

お義父様、お義母様にはとても可愛がってもらっていて、私も父と母のようにすら思っているくらいだ。

お二人とグリの元気な姿を早く見たい。

なるべく早くエンドレス領へ行かなくては・・と気合いを入れる。

ゆっくりと紫煙のような霧が降りてきて、霞む夜の空気に少しナーバスになったそんな夜。




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