神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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ウキカ国 動き出す仲間たち

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リル専用寮の広々としたリビングは、10分刻では片付いた。

散らばっていったものをゴミとそうでないものとに分けて、
棚や収納に収めるものは収めて~片付いたものを見ると、
ゴミはあまり無くて、ほとんど使ったものを元の位置に戻していなかったことが原因だとわかった。

キカ「あーー、これからは使ったものは元の位置に戻すこと、コレをルールとしよう」

「「「「「「賛成です」」」」」」

みんなも片付けて思うところがあった様で返事も素直だ。
かく言う俺自身もあの散らかり方はヤバいと思ってはいたんだよな。
片付ける気にならなかったが。

モノル「隊長、これからは週2で片付けとか掃除する日みたいなの決めてもいいと思います。
俺達ルールとなれば、動けますし。」

キカ「ふむ、なるほどな~いい考えだ。
では今日から、水の日と金の日は掃除や片付けの日としようじゃないか。
誰かルールブックに追加しておいてくれ!
もちろん、武器庫の点検もその日にするぞー」

「「「「「「了解」」」」」」

そうこうしていると、ルイさんが戻ってきた。
ルイ「おーい、差し入れの到着だぞ、扉開けてくれねえか?」

そんなに持ってきたのか??
と思ったが、うちはただでさえ大所帯だからな。
そりゃ必要か。
納得してから出迎える。

キカ「ルイさん自らすみません。あちらのリビングテーブルにお願いします。」

と目線で教えると、
ルイ「うおっ!!な、さっきの汚部屋と違いすぎるだろ!
どうしたんだ!?」


その反応に笑いそうになりながら、

 
キカ「コレを機に片付けてしまおうということになりまして、当初はとりあえず全員が座れるスペースの確保だけでも~と始めたら、
案外ゴミは無かったんですよ。
ほとんどは使ったものを元の場所に戻さず、その場に置いてたのが原因だったのです。
なので、今日からは元の場所に戻すことをルールとしました。」

ルイ「なるほどな、大人数で住むのも楽じゃないなぁ(笑)」 

キカ「それがそうでも無くて、俺達はルール化してしまえば苦にならないので。
まぁ、ルールを守らないと除隊という罰則があるので、誰も破りませんよ(笑)
除隊になるということは、愛し子様に関われなくなりますからね。
俺達にとっては、ソレが一番辛いですから。
っと、そういうわけでキレイになりましたので、どうぞこちらに。」


勧められた場所へ腰を落ち着けて、素早く本題へと入る。

ルイ「それで、話というのは?あぁ、テーブルのものは自由に摘んでくれていいからな」

「「「「「「「「ありがとうございます」」」」」」」」

メノウ「早速ですが・・街中での報告を。」
ジオ「俺から・・僕とモノルが先に偵察した日には、連日あちこちで聞きたくもない情報が飛び交っていました。
・・何でも、この国の第一皇子と愛し子様がご婚約なさるとかなんとか・・」
モノル「俺も同じことをあちらこちらで聞きましたね、むしろ最も旬なスクープみたいな扱いになっていました」

その情報に、他のメンバーから殺気が漏れ出した。

ルイ「おいおいおーい・・取り敢えず、ここで殺気はやめてくれ・・ターゲットは箱庭外だぞ~」

「「「「「「「「「すみませんっ」」」」」」」」」

キカ「それで、メノウとオズのほうはどうだった?」

メノウ「・・・っ俺も、同じような情報を聞きました。時間が経っていたからなのか尾ヒレまで付いていて・・」

オズ「俺がはなそう。
ジオたちと同じで、皇子と愛し子様が婚約するという噂に加え、実は皇子たちで愛し子様を取り合っていて、その中で第一皇子と愛し子様が想い合っているのに、他の皇子が横恋慕しているのだとかなんとか・・・
とてもじゃありませんが、杜撰過ぎます・・しかし、それを国民が信じているのも問題ですね。」

メノウ「本当にそうなんです・・その情報を聞いて、国民は浮足立っているし・・最悪ですよ」

ルイ「ほぅ・・それはそれはご丁寧に、まったくの捏造だな・・怖いもの知らず過ぎて笑っちまうわ(笑)
俺はしっかり釘を刺したんだがなぁ~あれって弱かったか??」

キカ「あぁ、先日の皇子の訪問時の時の話しですよね?
でも、ルイさんが言った言葉を聞いて、普通は怖すぎて引きますけどねぇ・・」

「「「「「「「「皇子が馬鹿なのでは?」」」」」」」」

揃いも揃って正論過ぎるが・・

ルイ「お前達・・・いや、当たってるんだが。
それにしても先日も、皇子はお嬢のことは見てもいないのにな・・面会もしてない相手と婚約だの言い出すって・・
ふぅ・・あーーーー俺知らねぇからなぁ」

キカ「ふふっ匙を投げますか?」

ルイ「だってな・・この話しはここだけに留めておけることじゃない・・街に行けば必ず耳に入るだろう、それでお嬢が傷ついてみろ?
ゼダ町の二の舞だぞ。それも1つの町なんて規模じゃない、国が失くなる。
そんでもって、ヴァルが暴れるぞ・・お嬢もな・・・最近なーんか自覚してきてるっぽいんだよな、自分の気持ちに。」

「「「「「「「「「「あーーーー察し」」」」」」」」」」

そう言って、みんな手を合掌する。
縁起でもないことするんじゃないっての・・

カガミ「ウキカの皇族は、地位に胡座をかいてる可能性はある・・というか、皇族とは名ばかりのお飾りなんだよ・・
本来国を動かしてるのは市民から選ばれた代表だからな・・
彼らは支持してくれた国民に対して、己の覚悟を持って国に従事していかなければいけない・・だから必死になるし、下手なことをすると立場が失くなるからな。」

エニシ「それに比べて皇族は・・頭も悪く、税金で生きてるくせに偉そうにする・・まぁ、自分たち皇族の立場を侮られないように求心力のある愛し子様と縁続きになりたいのが見え見えですね」

故郷であるはずだが、なかなか辛辣である。
しかし、それが本当ならば向こうも本気でお嬢を狙ってくるということだ・・

お嬢が嫌がるのは目に見えてるというのに・・
ヴァルとお嬢の仲を裂こうだなんて、俺達仲間が許さない。

ルイ「これは、ちょっと本気でいっていいやつだと判断した・・まぁ、俺達には最強の神々という味方が付いている・・
王族だが皇族だか知らんが、お嬢の嫌がることを強制しようとする奴は排除あるのみだ・・」

「「「「「「「「「「承知!!!!!!」」」」」」」」」」 

チカ「ねぇねぇ・・もしかして、国ごと制裁じゃなくて皇族だけの制裁で終わらせられるかもしれないよ?
なんせ・・国を動かしてるのは代表なんでしょ?
国民はいざってなったら、お飾りと国のために働くのとどちらを選ぶかな??」

シオル「なるほど・・そしたら、先に代表のほうに接触してこの度の皇族の暴挙をどう思うかとか話を聞いてみようか?
あちらさんの言葉次第では国ごと消えるけどな・・」

「「「「「「「「「それはしょうがない」」」」」」」」」

ルイ「だな(笑)俺等の知ったことではないな・・お嬢が嫌がった時点で終わりは見えるからな。」

キカ「とりあえず、今夜にでも代表に接触してこよう。えっと、俺とクラドで行ってこよう。」

ルイ「そうか・・頼んだぞ」

キカ「スカラ・・お前は箱庭の警備体制を任せるから・・ルナ様のこと、頼む」

スカラ「オーケー、リルの名にかけて・・ルナ様には指一本触れさせやしない・・みんなよろしく」

「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」

こうして彼は動き出す・・主を守るため、ただそれだけのために。


そして、同じ目標を掲げた仲間の絆は強くなる。
こうして箱庭は最強になっていく・・知らないのは主のみ。







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