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母親だから
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3カ月に一度開催される、ライアット侯爵家でのお茶会。
当然ながら高位貴族の奥様たちの中でも、ライアット家からの招待を受けた人しか参加出来ない。
いわゆる女子会。
有り難いことに、ライアット家が開催するようになってから毎回招待されている。
情報通が集まる貴重な場のため、参加したい人は多い。
私は特に情報通でもないのだけど、何故か参加している他家の奥様方にも可愛がって貰っているの。
人脈って大事よねぇ?
今日はここぞとばかりに皆様を頼らせてもらわなくちゃ。
「本日もお招きいただき、ありがとうございます。皆様とのお時間を楽しみにして参りました」
私はマナー講師に絶賛されたほどの完璧なマナーと、誰に対しても変わらずとにかく丁寧で誠実な対応をすることが自分の武器だと思っている。
マナーも大事、だけど本当に大事なのは丁寧さであり誠実さであると思っている。
マナーは良い講師を付けてもらい、ひたすら練習と実践を繰り返せば自ずと身につくものだけど、丁寧さと誠実さだけはそうはいかない。
幼い頃から周りの教えによって、なぜぞうするのかを理解して実践していかなければ自然と出来るようになるには難しい。
私の祖母と母がそのことを毎日のように伝えてくれて、目の前にお手本がいたからこそいまの私があるのだと思っている。
本当に感謝しかない。
その積み重ねがこの難しい方々からのお気に入りになり得た理由。
だと思っている。(本当のところはわからないわよ)
とにかく、今日はなんとしても娘のために・・
あれこれ考えていると、一人の御婦人が話しだした。
「皆様お揃いのようですので、お茶会を始めたいと思います。
本日も我がライアット家主催のお茶会へお越しいただきありがとうございます。
特にテーマもありませんし、いつも通りにお話など・・と言いたいところですが、今日は少し皆様のお力をお貸しいただけないかと思うことがございまして。
その理由など内容を聞いてからで構いませんが、どうかお時間をいただけませんでしょうか?」
「あら?珍しいですわね?」
「予定になかったことを話すということは、重要事項かしら?」
「そうかしこまられては、気になりますわ」
「皆さん、とりあえず聞いてみてから決めてもいいとおっしゃっているのだから、まずはお話を聞いてみませんこと?」
「「「「「「そうね」」」」」」
「ありがとうございます、実はそのお話は私ではなく、キッシュ伯爵夫人からの相談を受けてのことですの」
場がざわりとなる。
「あら、尚更気にますわ」
「そうね、是非お聞かせ願えるかしら?」
口々に返事をしてくれる。
「では、私からよりも彼女から話していただきましょう、夫人よろしくて?」
少し緊張はするけど、絶好の機会よ。
んんっと咳払いをして切り出す
「実は~・・
なので皆様の中で彼や彼の家についてのことを知ってる方がいらしたら、お教え願えたらと思いまして」
と、先日家族で話していたルティ伯爵家・子息のことを洗いざらい話した。
そして、娘がペアを嫌がってとても怖がっていたこと、ペアになって婚約になんてことになったら死んだほうが良いとまで言っていたことも。
そこまで聞くと、参加者みんな顔色を悪くしていた。
どうしたのかしら??
私は不安になってきたが、情報があるなら何でも知りたい。
あんなに怯えた娘をあのまま一人で思い詰めさせてはいけないと思った。
親だからこそ、どのような状況なのかを知りしっかり寄り添ってあげたいのだ。
”私は母親だから”
我が子のためならなんでもするわ・・
当然ながら高位貴族の奥様たちの中でも、ライアット家からの招待を受けた人しか参加出来ない。
いわゆる女子会。
有り難いことに、ライアット家が開催するようになってから毎回招待されている。
情報通が集まる貴重な場のため、参加したい人は多い。
私は特に情報通でもないのだけど、何故か参加している他家の奥様方にも可愛がって貰っているの。
人脈って大事よねぇ?
今日はここぞとばかりに皆様を頼らせてもらわなくちゃ。
「本日もお招きいただき、ありがとうございます。皆様とのお時間を楽しみにして参りました」
私はマナー講師に絶賛されたほどの完璧なマナーと、誰に対しても変わらずとにかく丁寧で誠実な対応をすることが自分の武器だと思っている。
マナーも大事、だけど本当に大事なのは丁寧さであり誠実さであると思っている。
マナーは良い講師を付けてもらい、ひたすら練習と実践を繰り返せば自ずと身につくものだけど、丁寧さと誠実さだけはそうはいかない。
幼い頃から周りの教えによって、なぜぞうするのかを理解して実践していかなければ自然と出来るようになるには難しい。
私の祖母と母がそのことを毎日のように伝えてくれて、目の前にお手本がいたからこそいまの私があるのだと思っている。
本当に感謝しかない。
その積み重ねがこの難しい方々からのお気に入りになり得た理由。
だと思っている。(本当のところはわからないわよ)
とにかく、今日はなんとしても娘のために・・
あれこれ考えていると、一人の御婦人が話しだした。
「皆様お揃いのようですので、お茶会を始めたいと思います。
本日も我がライアット家主催のお茶会へお越しいただきありがとうございます。
特にテーマもありませんし、いつも通りにお話など・・と言いたいところですが、今日は少し皆様のお力をお貸しいただけないかと思うことがございまして。
その理由など内容を聞いてからで構いませんが、どうかお時間をいただけませんでしょうか?」
「あら?珍しいですわね?」
「予定になかったことを話すということは、重要事項かしら?」
「そうかしこまられては、気になりますわ」
「皆さん、とりあえず聞いてみてから決めてもいいとおっしゃっているのだから、まずはお話を聞いてみませんこと?」
「「「「「「そうね」」」」」」
「ありがとうございます、実はそのお話は私ではなく、キッシュ伯爵夫人からの相談を受けてのことですの」
場がざわりとなる。
「あら、尚更気にますわ」
「そうね、是非お聞かせ願えるかしら?」
口々に返事をしてくれる。
「では、私からよりも彼女から話していただきましょう、夫人よろしくて?」
少し緊張はするけど、絶好の機会よ。
んんっと咳払いをして切り出す
「実は~・・
なので皆様の中で彼や彼の家についてのことを知ってる方がいらしたら、お教え願えたらと思いまして」
と、先日家族で話していたルティ伯爵家・子息のことを洗いざらい話した。
そして、娘がペアを嫌がってとても怖がっていたこと、ペアになって婚約になんてことになったら死んだほうが良いとまで言っていたことも。
そこまで聞くと、参加者みんな顔色を悪くしていた。
どうしたのかしら??
私は不安になってきたが、情報があるなら何でも知りたい。
あんなに怯えた娘をあのまま一人で思い詰めさせてはいけないと思った。
親だからこそ、どのような状況なのかを知りしっかり寄り添ってあげたいのだ。
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