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お茶会で得た絆
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キッシュ伯爵夫人の話で、一瞬場が止まったと思われた。
話し終わると、ご婦人方が口々に・・
「あら、ルティ伯爵家といえば、最近財政回りが良くないってうちの主人が言ってたわよ~黒字のキッシュ伯爵家を乗っ取ろうとでもしたのかしら!?」
「あら、うちの主人からはルティ家の男性は面倒な性質があるって聞いたわ。
なんでも、好きになった相手に異様な執着心を抱くだけでなく、追いかけ回したり、相手の私物を手に入れようとしたり、嫌だと言ってるのにそれはもうあらゆる手段を使って自分のモノにするのだとか。
実際、今代のルティ伯爵夫人も相当しつこく追い回されて、奥方が折れたらしいわよ。
しかも奥方のこと、屋敷のどこかに隠してるらしいって。
だって、結婚式以来誰も奥方の姿を見ていないのよ、怖いわよねぇ~」
有り難いけど、とっても怖い情報ね・・
「そんな危ない存在だったなんて、知りませんでしたわ。
お教えいただき本当に感謝します」
「いいのよ~あなたの娘さんが危険な目に合わずに済むのなら、これくらいお安い御用よ」
優しく笑って頷いてくれる。
皆様本当にお優しい。
「そうそう、私もそのお話聞いたことありますのよ。
確か、故エルドナ伯爵夫人が先代のルティ伯爵に大層執着されていて困っていたと私も母から聞きましたわ」
「あら?でもルティ伯爵のモノにはならなかったのね?」
「そこですわ。
実は、先代伯爵は執拗に彼女にペアになって婚約しろと迫っていたらしいのだけど、彼女にはペアになりたい相手がいるからとずっと断り続けていて、それでもしつこいものだから考えた結果・・
なんと、意中のお相手にペアを申し込んで婚約の約束まで取り付けてしまったらしいのよ。
お互いの爵位も問題なく、本人たちも家同士も仲良く出来たみたいでトントン拍子に話が進んだのだとか。
もちろん、先代ルティ伯爵から執着されていて困っていることも正直に話していてね、そしたら両家とその縁戚も協力して彼女を守ってくれたらしいわ」
「そうだったのねぇ。
キッシュ伯爵令嬢にもそうやって盾になってくれるようなお相手が居たらいいですわね」
「小耳に挟んだ話では、サマントス伯爵家の御子息と仲良しと聞いたけれど、彼とは縁を結べないの?」
「彼は、別のご令嬢とすでにペアになっていまして・・実は彼とそのペアの彼女を繋げたのは他でもないうちの娘なのです。
2人はうちの娘の親友でして・・」
「まぁ、そうでしたのね。
では他に優良なお相手が探せたらいいけれど・・」
「娘にもそれとなく聞いてみますわ、それよりも皆様の貴重なお時間をいただいたばかりか、このようにご意見も下さって本当にありがとうございます。
この御恩は次回のお茶会にて是非、お返しさせてくださいませ」
「あらあら、私達は大切なあなたのために助言したに過ぎません、何も気にせず、いまは娘さんのために何が出来るか。ただそれだけに集中なさって」
「そうよ~そして、忘れないでちょうだい。
私達はいつだって、あなたのそして娘さんの味方よ。
大変な時はいつでも連絡してね」
「みなさん・・ほ、本当に感謝しかありませんっ・・」
張り詰めていた精神が決壊して、涙が溢れる。
私にはこんなに強い味方がいたのかと、心底思い知る。
娘のために頑張らないと・・
あんな危険因子、うちの子に指一本でも触れさせはしないわ。
話し終わると、ご婦人方が口々に・・
「あら、ルティ伯爵家といえば、最近財政回りが良くないってうちの主人が言ってたわよ~黒字のキッシュ伯爵家を乗っ取ろうとでもしたのかしら!?」
「あら、うちの主人からはルティ家の男性は面倒な性質があるって聞いたわ。
なんでも、好きになった相手に異様な執着心を抱くだけでなく、追いかけ回したり、相手の私物を手に入れようとしたり、嫌だと言ってるのにそれはもうあらゆる手段を使って自分のモノにするのだとか。
実際、今代のルティ伯爵夫人も相当しつこく追い回されて、奥方が折れたらしいわよ。
しかも奥方のこと、屋敷のどこかに隠してるらしいって。
だって、結婚式以来誰も奥方の姿を見ていないのよ、怖いわよねぇ~」
有り難いけど、とっても怖い情報ね・・
「そんな危ない存在だったなんて、知りませんでしたわ。
お教えいただき本当に感謝します」
「いいのよ~あなたの娘さんが危険な目に合わずに済むのなら、これくらいお安い御用よ」
優しく笑って頷いてくれる。
皆様本当にお優しい。
「そうそう、私もそのお話聞いたことありますのよ。
確か、故エルドナ伯爵夫人が先代のルティ伯爵に大層執着されていて困っていたと私も母から聞きましたわ」
「あら?でもルティ伯爵のモノにはならなかったのね?」
「そこですわ。
実は、先代伯爵は執拗に彼女にペアになって婚約しろと迫っていたらしいのだけど、彼女にはペアになりたい相手がいるからとずっと断り続けていて、それでもしつこいものだから考えた結果・・
なんと、意中のお相手にペアを申し込んで婚約の約束まで取り付けてしまったらしいのよ。
お互いの爵位も問題なく、本人たちも家同士も仲良く出来たみたいでトントン拍子に話が進んだのだとか。
もちろん、先代ルティ伯爵から執着されていて困っていることも正直に話していてね、そしたら両家とその縁戚も協力して彼女を守ってくれたらしいわ」
「そうだったのねぇ。
キッシュ伯爵令嬢にもそうやって盾になってくれるようなお相手が居たらいいですわね」
「小耳に挟んだ話では、サマントス伯爵家の御子息と仲良しと聞いたけれど、彼とは縁を結べないの?」
「彼は、別のご令嬢とすでにペアになっていまして・・実は彼とそのペアの彼女を繋げたのは他でもないうちの娘なのです。
2人はうちの娘の親友でして・・」
「まぁ、そうでしたのね。
では他に優良なお相手が探せたらいいけれど・・」
「娘にもそれとなく聞いてみますわ、それよりも皆様の貴重なお時間をいただいたばかりか、このようにご意見も下さって本当にありがとうございます。
この御恩は次回のお茶会にて是非、お返しさせてくださいませ」
「あらあら、私達は大切なあなたのために助言したに過ぎません、何も気にせず、いまは娘さんのために何が出来るか。ただそれだけに集中なさって」
「そうよ~そして、忘れないでちょうだい。
私達はいつだって、あなたのそして娘さんの味方よ。
大変な時はいつでも連絡してね」
「みなさん・・ほ、本当に感謝しかありませんっ・・」
張り詰めていた精神が決壊して、涙が溢れる。
私にはこんなに強い味方がいたのかと、心底思い知る。
娘のために頑張らないと・・
あんな危険因子、うちの子に指一本でも触れさせはしないわ。
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