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判決後(モンス伯爵家)
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コンコンコン
静かに扉がノックされて、入室を許可する。
「シェリアーナ嬢、いま少しお時間よろしいでしょうか?」
執事長のトレイルだ。
まだ朝日が顔を出したばかり、朝食だってこれからだけど・・
「えぇ、どうしたのかしら?」
聞き返しながら少し肌寒くてカーディガンを羽織る。
「それが、メロウ様からシェリアーナ嬢にお話があるそうです。
どうせ朝食はご一緒するのですし、食堂で会おうとのことでした。」
まぁ、特に朝は予定もないし・・
「わかったわ。軽く支度を済ませるからユーリを呼んでもらってもいいかしら?」
「かしこまりました。」
そう返事をして扉を閉めた。
メロウ様が私にお話???いったいどのような話かしら。
考えてもやっぱりわからない。
ん?
もしかして、体調が良くなったのならそろそろ出ていけとかそういうことかしら?
たしかに体調は良くなったけれど、就職活動なんてしてないのよね。
申し訳ないけれど、あと1週間ほど待ってもらえるように頼まなくちゃ。
あと、出来たら紹介状とか書いてくれるようにして・・
と、考えてる間にユーリが来て支度も早々に終わらせてくれた。
食堂へ向かいながら、ユーリと他愛もない会話をしながら窓から外を眺める。
今日も秋らしい空色ね、少しピクニックにでも行こうかしら。
コンコンコン
「シェリアーナお嬢様が参りました。」
静かに入ると、
「やぁシェナ、今日の体調はどうだい?
顔色は良さそうだけど」
と穏やかな声が聞こえた。
「メロウ様、おはようございます。今朝は昨日よりも体調が良くて、気分もとてもいいんです。」
なるほど・・と頷きながら、
「それはいいね。いや朝食前に突然呼び出してすまないね。
まぁ、一旦ほら座ってよ。
食前のお茶を頼むよ。」
近くに控えていたメイドに声をかけると、席に着いた私に向き直った。
いつもの様な穏やかな笑みを見せつつ、目は真剣だ。
「あの、何かありましたか?」
何を躊躇しているのだろう・・不安になる。
「シェナ、こらから話すことは君にとっても需要な話だけど私にとっても嬉しい話なんだ。
あまり怯えないでね。」
と前置きをしてから、
「それでね、実は今朝早くにトルディア侯爵家から手紙が届いてね。
まず簡潔に言うと、ルティ伯爵家が没落して、伯爵と子息2人は監視付きの一生流刑になったよ。
彼らはもう他の人と関わることも出来ない場所に閉じ込められて生活するんだ。
シェナ、君はルティ元伯爵夫人だけれど、結婚前からの伯爵からの無理な付きまといや脅迫、結婚だって無理矢理だと聞いた、更には監禁・・
君への罪は一切問われていないよ。
・・・
君はもう本当の意味で自由だよ。」
っっっ
もう何年だろう、あの小屋に閉じ込められて連れ出されて自由になったと思っていた・・けど、やっぱりいつ連れ戻されるかもわからず怯える日々。
そんな地獄から解放されたっ!!
嘘でしょうっ
こんな・・本当に自由なんて・・
思うことが色々とありすぎて、言葉にならない。
ふと、頬を温かいものが伝っていた。
涙・・・
嬉しいのね私。
「ありがとうございますっ
もうなんと言っていかわからないんです。
でも、嬉しいんです。
本当に思うところは沢山あるのですが、幸いなのは私にとって夫も息子たちも関わりを持っていなかったので、他人としか思えないということです。
だから、彼らが捕まったことも他人事にしか思えなくて・・
薄情でしょうか・・」
こんな私の複雑な感情を受け止めてくれるのかしら。
チラリとメロウ様を見やる。
彼は相変わらず微笑んでいる。
「ふふっシェナは何をそんなに焦っているんだい?
何も怖くないよ、僕は君の感情も受け止めるし、薄情な人だなんて思ったこともないよ。
大丈夫、貴女は頑張った。
よく頑張った・・自由になったんだよ、おめでとう!」
メロウ様はしっかりと目線を合わせて眩しいくらいに笑ってくれた。
それを見て、先程よりも号泣してしまった。
そんな私にどうしていいかわからず、オロオロするメロウ様はなんだか可愛らしかった。
静かに扉がノックされて、入室を許可する。
「シェリアーナ嬢、いま少しお時間よろしいでしょうか?」
執事長のトレイルだ。
まだ朝日が顔を出したばかり、朝食だってこれからだけど・・
「えぇ、どうしたのかしら?」
聞き返しながら少し肌寒くてカーディガンを羽織る。
「それが、メロウ様からシェリアーナ嬢にお話があるそうです。
どうせ朝食はご一緒するのですし、食堂で会おうとのことでした。」
まぁ、特に朝は予定もないし・・
「わかったわ。軽く支度を済ませるからユーリを呼んでもらってもいいかしら?」
「かしこまりました。」
そう返事をして扉を閉めた。
メロウ様が私にお話???いったいどのような話かしら。
考えてもやっぱりわからない。
ん?
もしかして、体調が良くなったのならそろそろ出ていけとかそういうことかしら?
たしかに体調は良くなったけれど、就職活動なんてしてないのよね。
申し訳ないけれど、あと1週間ほど待ってもらえるように頼まなくちゃ。
あと、出来たら紹介状とか書いてくれるようにして・・
と、考えてる間にユーリが来て支度も早々に終わらせてくれた。
食堂へ向かいながら、ユーリと他愛もない会話をしながら窓から外を眺める。
今日も秋らしい空色ね、少しピクニックにでも行こうかしら。
コンコンコン
「シェリアーナお嬢様が参りました。」
静かに入ると、
「やぁシェナ、今日の体調はどうだい?
顔色は良さそうだけど」
と穏やかな声が聞こえた。
「メロウ様、おはようございます。今朝は昨日よりも体調が良くて、気分もとてもいいんです。」
なるほど・・と頷きながら、
「それはいいね。いや朝食前に突然呼び出してすまないね。
まぁ、一旦ほら座ってよ。
食前のお茶を頼むよ。」
近くに控えていたメイドに声をかけると、席に着いた私に向き直った。
いつもの様な穏やかな笑みを見せつつ、目は真剣だ。
「あの、何かありましたか?」
何を躊躇しているのだろう・・不安になる。
「シェナ、こらから話すことは君にとっても需要な話だけど私にとっても嬉しい話なんだ。
あまり怯えないでね。」
と前置きをしてから、
「それでね、実は今朝早くにトルディア侯爵家から手紙が届いてね。
まず簡潔に言うと、ルティ伯爵家が没落して、伯爵と子息2人は監視付きの一生流刑になったよ。
彼らはもう他の人と関わることも出来ない場所に閉じ込められて生活するんだ。
シェナ、君はルティ元伯爵夫人だけれど、結婚前からの伯爵からの無理な付きまといや脅迫、結婚だって無理矢理だと聞いた、更には監禁・・
君への罪は一切問われていないよ。
・・・
君はもう本当の意味で自由だよ。」
っっっ
もう何年だろう、あの小屋に閉じ込められて連れ出されて自由になったと思っていた・・けど、やっぱりいつ連れ戻されるかもわからず怯える日々。
そんな地獄から解放されたっ!!
嘘でしょうっ
こんな・・本当に自由なんて・・
思うことが色々とありすぎて、言葉にならない。
ふと、頬を温かいものが伝っていた。
涙・・・
嬉しいのね私。
「ありがとうございますっ
もうなんと言っていかわからないんです。
でも、嬉しいんです。
本当に思うところは沢山あるのですが、幸いなのは私にとって夫も息子たちも関わりを持っていなかったので、他人としか思えないということです。
だから、彼らが捕まったことも他人事にしか思えなくて・・
薄情でしょうか・・」
こんな私の複雑な感情を受け止めてくれるのかしら。
チラリとメロウ様を見やる。
彼は相変わらず微笑んでいる。
「ふふっシェナは何をそんなに焦っているんだい?
何も怖くないよ、僕は君の感情も受け止めるし、薄情な人だなんて思ったこともないよ。
大丈夫、貴女は頑張った。
よく頑張った・・自由になったんだよ、おめでとう!」
メロウ様はしっかりと目線を合わせて眩しいくらいに笑ってくれた。
それを見て、先程よりも号泣してしまった。
そんな私にどうしていいかわからず、オロオロするメロウ様はなんだか可愛らしかった。
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