金魚

黒神真司

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金魚

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初めての夏祭り
浴衣姿のきみはとてもきれいだった
僕はとても照れていて
きみの顔もまともに見れなかったね
綿あめを食べて
金魚すくいをしたら
浴衣の袖が濡れて
色っぽかったね
僕がすくったつがいの金魚
きみと僕だってはしゃいで
透明なビニール袋に映えた
紅い金魚たち
帰り道公園で
線香花火を燃やしたね
ほとばしる火花が
きみを幻影のように染めて
闇の夜に艶やかな華が咲いた
はかない夏の宵は
淡き思い出に変わり
今はもう幾年月が過ぎた
それでも
きみへの恋はまだ
燃え尽きない
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