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激動! 体育祭!
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こうちゃんって淡々とヘドショ決めそう。クレーンゲームの時も思ったがコントロールがいいし、なれている。意外とゲーマーなのだろうか。
「あのテロンとした猫、またたびにちょっと似てたよね~」
「てろん」
「してない? テロン」
「してる」
「でっしょ~~」
友達と身内ネタで盛り上がる、これもまた高校生の醍醐味である。他の人のいる場所でやると悲しまれるのでやらないけども。二人で話してる時くらいは身内ネタ盛り上がりを許してほしい。
というか前方の犬神親衛隊、テロンはメモ取らなくていいから。すごいなこの人ら。こうちゃんの言葉全部メモってるんだろうな。個人専用アカシックレコード?
ほとんど俺一人で盛り上がっていると、俺のすぐ前に座っていた生徒がじっとこちらをみているのに気がついた。
犬神親衛隊の一人とかかな。ここに座ってるってことは生徒会役員の一人だと思うけど……
「どしたの~? そんなに見られたら照れちゃうよ~」
「あ、いや……」
この学校には珍しい、普通っぽい人だ。同じクラスにいる佐藤くん。友達は普通にいて、別に目立つ方ではないがほどほどに概ねみんなからの好感度がある。クラスのBOIN(大手メッセージアプリ)グループには十二番目くらいに入ってくるような人。
ちなみに俺は最近クラスにもグループがあることを知ったがクラス内に友人がいないためまだハブられている。
そろっ……そろ助けてほしい。もう三年生なので。
「田中さんって、結構普通の人なんだと思って……あ、ごめん失礼だったよね」
「いや別にいいよ~!? なんでさん付け~? 同い年じゃ~ん」
あれ? チャラ男って普通の人判定でいいの? いやまぁ普通の人ではあるだろ、獅童くんとか水瀬と比べたら。ちょっと浮き名を流してるくらい。
「アハハ……なんか、皆してたからつい。えっと、田中くん?」
「うん、なぁに~佐藤くん」
「僕の名前知ってるの!?!?」
いや知っとるが。名前と顔が一致しないだけで、クラスの人の名前はもう覚えている。出席簿とか時々回ってくるし。
その中で佐藤くんはけっこう憧れというか、目指すべき存在なのだ。意外といつメンが多いし、フッ軽なのでよく街に遊びにいってる。うらやましい。
「みんなに思ってんだけどさぁ~、おれのことなんだと思ってんの? ねーこうちゃん」
「……人気者」
「僕もそう思ってるけど」
「えっ、び、びっくりした急に褒めんでよ」
だが悲しいかな誤情報である。別に好かれてないわけではないし、信者とやらもいる。
だがもちろん敵も引くほど作っている。どうして? 何もしてないのに……
「は? なんなのあの態度」「野蛮男……犬神様に近づくなよ」「釣り合ってないんだよな」「気持ち悪」「どうせまた体使ったんだろ」
ほら~~~~ッッッッ!!
有名人と絡むと敵が増える。俺も有名人なんですけど。ただうちの親衛隊は活動的ではなく、過激派のユニコーンを内部で抑えさせたり動向を制御しているため、一部では腑抜け扱いされている。
「……凄いね」
「これを人気と捉えるか否かは任せるけどね~……」
「敵意」
「有名税を払わせられてる、芸能人でもないのに……」
事実無根の噂が多すぎる。ため息を吐くと、佐藤くんは少し目を瞬かせた後困ったように笑った。
「なぁに?」
「いや。やっぱり田中くんって、けっこう普通の人だよね」
「そだってば」
笛の音が響き渡る。慌てて指示に従うも少し遅れ、風気委員長から睨まれた。いやそんな邪険にすんなて。ちょっと話し込んじゃっただけじゃん。ダメだよね、はい。
(あ、てかハリガネムシ)
結局どうやって驚かせるか考えてなかった。まぁいっか、普通に渡そっと。
「あのテロンとした猫、またたびにちょっと似てたよね~」
「てろん」
「してない? テロン」
「してる」
「でっしょ~~」
友達と身内ネタで盛り上がる、これもまた高校生の醍醐味である。他の人のいる場所でやると悲しまれるのでやらないけども。二人で話してる時くらいは身内ネタ盛り上がりを許してほしい。
というか前方の犬神親衛隊、テロンはメモ取らなくていいから。すごいなこの人ら。こうちゃんの言葉全部メモってるんだろうな。個人専用アカシックレコード?
ほとんど俺一人で盛り上がっていると、俺のすぐ前に座っていた生徒がじっとこちらをみているのに気がついた。
犬神親衛隊の一人とかかな。ここに座ってるってことは生徒会役員の一人だと思うけど……
「どしたの~? そんなに見られたら照れちゃうよ~」
「あ、いや……」
この学校には珍しい、普通っぽい人だ。同じクラスにいる佐藤くん。友達は普通にいて、別に目立つ方ではないがほどほどに概ねみんなからの好感度がある。クラスのBOIN(大手メッセージアプリ)グループには十二番目くらいに入ってくるような人。
ちなみに俺は最近クラスにもグループがあることを知ったがクラス内に友人がいないためまだハブられている。
そろっ……そろ助けてほしい。もう三年生なので。
「田中さんって、結構普通の人なんだと思って……あ、ごめん失礼だったよね」
「いや別にいいよ~!? なんでさん付け~? 同い年じゃ~ん」
あれ? チャラ男って普通の人判定でいいの? いやまぁ普通の人ではあるだろ、獅童くんとか水瀬と比べたら。ちょっと浮き名を流してるくらい。
「アハハ……なんか、皆してたからつい。えっと、田中くん?」
「うん、なぁに~佐藤くん」
「僕の名前知ってるの!?!?」
いや知っとるが。名前と顔が一致しないだけで、クラスの人の名前はもう覚えている。出席簿とか時々回ってくるし。
その中で佐藤くんはけっこう憧れというか、目指すべき存在なのだ。意外といつメンが多いし、フッ軽なのでよく街に遊びにいってる。うらやましい。
「みんなに思ってんだけどさぁ~、おれのことなんだと思ってんの? ねーこうちゃん」
「……人気者」
「僕もそう思ってるけど」
「えっ、び、びっくりした急に褒めんでよ」
だが悲しいかな誤情報である。別に好かれてないわけではないし、信者とやらもいる。
だがもちろん敵も引くほど作っている。どうして? 何もしてないのに……
「は? なんなのあの態度」「野蛮男……犬神様に近づくなよ」「釣り合ってないんだよな」「気持ち悪」「どうせまた体使ったんだろ」
ほら~~~~ッッッッ!!
有名人と絡むと敵が増える。俺も有名人なんですけど。ただうちの親衛隊は活動的ではなく、過激派のユニコーンを内部で抑えさせたり動向を制御しているため、一部では腑抜け扱いされている。
「……凄いね」
「これを人気と捉えるか否かは任せるけどね~……」
「敵意」
「有名税を払わせられてる、芸能人でもないのに……」
事実無根の噂が多すぎる。ため息を吐くと、佐藤くんは少し目を瞬かせた後困ったように笑った。
「なぁに?」
「いや。やっぱり田中くんって、けっこう普通の人だよね」
「そだってば」
笛の音が響き渡る。慌てて指示に従うも少し遅れ、風気委員長から睨まれた。いやそんな邪険にすんなて。ちょっと話し込んじゃっただけじゃん。ダメだよね、はい。
(あ、てかハリガネムシ)
結局どうやって驚かせるか考えてなかった。まぁいっか、普通に渡そっと。
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