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密着! 夏休み旅行!
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早朝。生徒は静かに下駄箱を開けた。当然、こんな朝に来ているのだから登校のためでも学業の準備のためでもない。
今日はやけに中身が少ないな、と首を傾げる。だが生徒には関係なかった。彼には崇高な使命があったので。
“あのビッチから我らが風紀委員長・真道一之進を救い出す”
そうして集まった生徒たちはそれぞれ、一之進に近づこうとするビッチに制裁を下していた。今日この日だって、懲りずに登校してきている男に立場を教えてあげようと手紙まで書いてきたのだ。
「ねぇ、少し良いかな」
「!」
投げかけられた声に、びくりと手が震える。
弾けるように振り返ると、三年だろうか? イブキ派でも園芸委員でもない、一目見たら忘れるような──要するに、取るに足らないモブ顔がこちらを見ていた。
生徒は一気に安堵し、どうしたんだと言うようなことを返した。自分は一年生であった後、目の前の三年よりよほど容姿が整っていたので、こういう態度も許される。
事実その男も不快な顔ひとつせず、なんでもないことのように受け取った。
「急に声掛けてごめんね。──くんだよね?」
頷く。顔を把握されているとは思わなかったが、どこかで会ったのだろう。
「ちょうど良かった! きみ、呼ばれてたよ。ちょうど見かけたから、教えておこうと思って」
男はなんだか優しげな顔をしていた。知らず知らずのうちに警戒を解く。教師にでも呼ばれていたのだろうか、と思案した。
実際一年生とは手続きが諸々煩雑で、特に自分は実家暮らしなので、寮の人とは違う手続きもある。
「不備があったか~とかは聞いてないんだけど、すぐ来いって話だったような。もうこの時間に学校来てるみたいだけど、案内しようか?」
また頷く。終わらせておくべきものは早めにやっておこう。そういう、普通の人が普通に持つ感情からだった。ともかく男への警戒心はとっくになくなっていて、下駄箱に手紙を突っ込んで、男の案内に従った。
「ん? 職員室じゃないのかって? ああ違うよ。ほら、あそこはまだ空いてないじゃないか」
「そうだよ。あそこは7時にならないと開かないんだ。だから仮眠室とか空き教室とか、探すと先生もいる」
「どこまで行くのか? ああ……いつも三年棟にいるから、この辺りは馴染みがないんだね」
「三年棟の道、複雑だよね。僕も覚えるのに時間かかったよ」
「まだ歩くのか? うん、ごめんね。人目を避けがちだから……繊細な人なんだよ」
「ああ、会ったことはあると思うよ。絶対。君は知ってる相手だ。安心して、優しい人だから。お人好しなだけかも……あはは、この高校じゃ珍しいよね」
「まだ着かないのか? 大丈夫、もう着いたよ」
指し示された通り扉を開く。
朝の光も届かない薄闇の中で、光る金髪を見た。
──その瞬間背中を押される。温厚そうな男とは思えない強い力で、その衝撃に脚がもつれて思い切り転んだ。
「やぁ~かわい子ちゃん。直接会うのは初めてかなぁ?」
チャラチャラとした口調。のんびりと伸ばした甘く掠れた声にくらりとする。
思わず後ろを振り返れば、優しく影のかかる男が微笑んでいた。
「アハハ……本当にわかってなかったんだ。きみちょっとやりすぎだよ。反省しなね」
「佐藤くん、ありがと~。ごめんね~協力させちゃって~」
「謝らなくて良いよ。僕もどうかと思ってたから」
──思い出した。
あの男、三年Cクラスだ。どうして気がつかなかったのだろうか。あの男もきっと田中の毒牙にかかっているに違いない。
目を覚ませ、あんな悪魔に魅入られて可哀想に、貴方だけじゃなく誰とでも寝るんだ。そんなふうなことを男に叫べば、男はまた困ったように笑顔を浮かべた。
「田中くんの噂、こんな広まり方してるんだ」
「はぁ~、生意気な小僧だねぇ」
立ち上がり掛けたところを、何者かに押さえつけられる。抵抗しようと暴れれば暴れるほど何者かはキツく拘束した。
「おれのわんこから逃れられた子、今まで居なかったんだよねぇ~」
空き教室。我が物顔でソファに座り小柄な少年を侍らせている田中宗介。わんわん、と隣で犬の声がする。
犬の声というか──人間の。
「……ッ!」
これは人間だ。人間が犬のふりをしている。犬に成り下がって田中宗介に傅いている。
「センパイ、俺の出番はぁ?」
ふと、田中の膝で猫のように甘えていた少年が甘ったるい声を出す。銀色の細い髪とビスクドールのように整った華やかな顔立ち、紫と赤の入り混じった不思議な目の色。
見たこともないほど美しい少年だった。思わずその甘い笑顔に見惚れる。
猫の子をあやすように田中は少年の顎を撫で、額にかかった髪をそっと掻き分けていた。
「そう拗ねないでよ~。骨のある子がいなかったんだもん、仕方ないよねぇ~?」
「はあ、期待はずれやなぁ。俺たちの主人に手ェ出したからには……ち思っとったんやけどね」
生徒は眩暈がするようだった。絶世の美少年に睥睨されたショックが強く、そんな自分に呆れ果てたからだ。
人を狂わせる笑顔を浮かべた少年は、ただひたすら田中宗介に侍っている。他人のものである少年は、大富豪の所有する世界で唯一の宝石みたいに危ない魅力を持っていた。
「お前、何の用で呼ばれたかは分かっているよな」
恐ろしい、と感じた。
密室で、ソファの影から二体、三体と、今自分を押さえつけている“犬”が現れる。
──九鬼イブキを打ち倒した男。絶対に手出しをしてはいけない相手。
二年生たちがそう囁いていた意味がようやくわかる。三年生たちが口をつぐんだ意味が。
ここ最近、生徒が続々と退学処分に追い込まれていたと風の噂で聞く。素行のいい、非の打ち所がない生徒。けれど噂では必ず、旧校舎に手を出したと。
「お前たちに二度目はない。ようく、その脳に刻みつけておくんだな」
犬の声が、密室にこだましていた、
今日はやけに中身が少ないな、と首を傾げる。だが生徒には関係なかった。彼には崇高な使命があったので。
“あのビッチから我らが風紀委員長・真道一之進を救い出す”
そうして集まった生徒たちはそれぞれ、一之進に近づこうとするビッチに制裁を下していた。今日この日だって、懲りずに登校してきている男に立場を教えてあげようと手紙まで書いてきたのだ。
「ねぇ、少し良いかな」
「!」
投げかけられた声に、びくりと手が震える。
弾けるように振り返ると、三年だろうか? イブキ派でも園芸委員でもない、一目見たら忘れるような──要するに、取るに足らないモブ顔がこちらを見ていた。
生徒は一気に安堵し、どうしたんだと言うようなことを返した。自分は一年生であった後、目の前の三年よりよほど容姿が整っていたので、こういう態度も許される。
事実その男も不快な顔ひとつせず、なんでもないことのように受け取った。
「急に声掛けてごめんね。──くんだよね?」
頷く。顔を把握されているとは思わなかったが、どこかで会ったのだろう。
「ちょうど良かった! きみ、呼ばれてたよ。ちょうど見かけたから、教えておこうと思って」
男はなんだか優しげな顔をしていた。知らず知らずのうちに警戒を解く。教師にでも呼ばれていたのだろうか、と思案した。
実際一年生とは手続きが諸々煩雑で、特に自分は実家暮らしなので、寮の人とは違う手続きもある。
「不備があったか~とかは聞いてないんだけど、すぐ来いって話だったような。もうこの時間に学校来てるみたいだけど、案内しようか?」
また頷く。終わらせておくべきものは早めにやっておこう。そういう、普通の人が普通に持つ感情からだった。ともかく男への警戒心はとっくになくなっていて、下駄箱に手紙を突っ込んで、男の案内に従った。
「ん? 職員室じゃないのかって? ああ違うよ。ほら、あそこはまだ空いてないじゃないか」
「そうだよ。あそこは7時にならないと開かないんだ。だから仮眠室とか空き教室とか、探すと先生もいる」
「どこまで行くのか? ああ……いつも三年棟にいるから、この辺りは馴染みがないんだね」
「三年棟の道、複雑だよね。僕も覚えるのに時間かかったよ」
「まだ歩くのか? うん、ごめんね。人目を避けがちだから……繊細な人なんだよ」
「ああ、会ったことはあると思うよ。絶対。君は知ってる相手だ。安心して、優しい人だから。お人好しなだけかも……あはは、この高校じゃ珍しいよね」
「まだ着かないのか? 大丈夫、もう着いたよ」
指し示された通り扉を開く。
朝の光も届かない薄闇の中で、光る金髪を見た。
──その瞬間背中を押される。温厚そうな男とは思えない強い力で、その衝撃に脚がもつれて思い切り転んだ。
「やぁ~かわい子ちゃん。直接会うのは初めてかなぁ?」
チャラチャラとした口調。のんびりと伸ばした甘く掠れた声にくらりとする。
思わず後ろを振り返れば、優しく影のかかる男が微笑んでいた。
「アハハ……本当にわかってなかったんだ。きみちょっとやりすぎだよ。反省しなね」
「佐藤くん、ありがと~。ごめんね~協力させちゃって~」
「謝らなくて良いよ。僕もどうかと思ってたから」
──思い出した。
あの男、三年Cクラスだ。どうして気がつかなかったのだろうか。あの男もきっと田中の毒牙にかかっているに違いない。
目を覚ませ、あんな悪魔に魅入られて可哀想に、貴方だけじゃなく誰とでも寝るんだ。そんなふうなことを男に叫べば、男はまた困ったように笑顔を浮かべた。
「田中くんの噂、こんな広まり方してるんだ」
「はぁ~、生意気な小僧だねぇ」
立ち上がり掛けたところを、何者かに押さえつけられる。抵抗しようと暴れれば暴れるほど何者かはキツく拘束した。
「おれのわんこから逃れられた子、今まで居なかったんだよねぇ~」
空き教室。我が物顔でソファに座り小柄な少年を侍らせている田中宗介。わんわん、と隣で犬の声がする。
犬の声というか──人間の。
「……ッ!」
これは人間だ。人間が犬のふりをしている。犬に成り下がって田中宗介に傅いている。
「センパイ、俺の出番はぁ?」
ふと、田中の膝で猫のように甘えていた少年が甘ったるい声を出す。銀色の細い髪とビスクドールのように整った華やかな顔立ち、紫と赤の入り混じった不思議な目の色。
見たこともないほど美しい少年だった。思わずその甘い笑顔に見惚れる。
猫の子をあやすように田中は少年の顎を撫で、額にかかった髪をそっと掻き分けていた。
「そう拗ねないでよ~。骨のある子がいなかったんだもん、仕方ないよねぇ~?」
「はあ、期待はずれやなぁ。俺たちの主人に手ェ出したからには……ち思っとったんやけどね」
生徒は眩暈がするようだった。絶世の美少年に睥睨されたショックが強く、そんな自分に呆れ果てたからだ。
人を狂わせる笑顔を浮かべた少年は、ただひたすら田中宗介に侍っている。他人のものである少年は、大富豪の所有する世界で唯一の宝石みたいに危ない魅力を持っていた。
「お前、何の用で呼ばれたかは分かっているよな」
恐ろしい、と感じた。
密室で、ソファの影から二体、三体と、今自分を押さえつけている“犬”が現れる。
──九鬼イブキを打ち倒した男。絶対に手出しをしてはいけない相手。
二年生たちがそう囁いていた意味がようやくわかる。三年生たちが口をつぐんだ意味が。
ここ最近、生徒が続々と退学処分に追い込まれていたと風の噂で聞く。素行のいい、非の打ち所がない生徒。けれど噂では必ず、旧校舎に手を出したと。
「お前たちに二度目はない。ようく、その脳に刻みつけておくんだな」
犬の声が、密室にこだましていた、
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