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監禁! 最後の文化祭
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監禁生活に不満があるといえば、特にない。
バルコニーになら出してくれるしトレーニングルームもあるし、俺はもともとインドア派なので運動なんてそれで事足りる。
「スマホもあんまり使わないしなぁ~」
インターネットとSNSがないと死ぬが、これが期間限定だと思えば許せてしまう。ちなみにそれ以外の目的では使わない。SNSとインターネット一本で生きてる。今は死んでる。
娯楽にと本やゲーム機を与えられており、行ったら基本的になんでもくれる。本人が真面目ゆえに、監禁している負い目があるのだろう。
「まぁ、いずれ飽きるっしょ」
というのが俺の見解だった。
武藤様が買って三日で飽きた──安定感が無さすぎて嫌らしい──という人をダメにするソファを引っ張り出し、窓の前に置いて体を預ける。
ずむずむと沈んでいくのが面白い。
ぽかぽかと日光が体を温める。
授業も追いつかなければ、文化祭だと言ったが、夏休みにはまだ猶予がある。
俺は頭がいいわけではないので夏期講習に参加したかったが仕方がない。
「文化祭までには飽きてくれてるといいんだけどな……こういうこと言ったらムキになりそう」
何しろ子供っぽいところのある、負けず嫌いな人なので。
ビーズのソファに体を預けて、足をフローリングの床に投げ出した。
冷房で冷えた体がぬっくりと温められて眠気が襲う。
(めちゃくちゃ寝たのにまだ眠い)
それもこれも娯楽がないからだ。部屋から持ち出してきた本を捲りながら、脳はやっぱり別のこと。何しろ監禁の目的もわからないし、これがどこまで本気かもよくわからんので。
わからないことは流石に怖い。困りはしないけど。
──同居解消を切り出して三日目の夜。
その日はやけに寝苦しく、一度意識は落ちたものの目を開けた時にはまだ二時だった。
「ハァ……困るな、明日も早いのに」
夜更かしをする方ではない。俺は自室をキンキンに冷やしていたので、まぁ概ねこれだろうと空調を調整した。俺は部屋が冷えてれば冷えているほど夏は息がしやすいと考えるタイプなので、やりすぎたのだ。
「とはいえ、一回起きちゃったなぁ」
やけに頭が腫れている。仮眠扱いにでもなっているのだろうか。水でも飲みに行こうともそもそ布団から出て、部屋の扉を開ける。
「ん」
と、リビングでイブキが眠っていた。いつもご飯を食べてるテーブルで一人すやすやである。椅子に座ってるのによくこんな爆睡できるな。
ノートの中身を見てみれば、基礎的な英語の内容。そういえば進学組に切り替えたと言っていたな。頑張ってんじゃん。
「イブキ、イブキ。自分の部屋で寝ろ……ったく」
仕方ない。寝ているイブキを起こさないように膝裏と腰元に手をかける。
そのままひょいっと持ち上げ、部屋に入るのも申し訳ないのでソファに寝かせて俺の部屋から引っ張り出した毛布をかけてやった。
「ゴリラかよ」
「っうお!?」
窓際から声がして思わず肩を跳ねさせる。バルコニーの方に人影があって、ここに住んでいるのは俺とイブキと武藤様しかいないので、相手は限られていた。
「武藤様……今何時だと思ってんの」
「確実に俺の台詞でもあるな」
「いや、バルコニーで洒落たチーズ食ってる人に言われたくない」
「そりゃ違いねぇ」
くくく、と喉を鳴らしたように武藤様は笑っていた。機嫌がいい。向こうには夜景が見えて、バルコニーに設置されたデケェなんか円形……ランドルト環みたいな形のソファに寄りかかっている。真ん中のテーブルには洒落たチーズがシンプルな皿に乗せられていた。
「酒飲む人のセットじゃね」
「学生だぞ、飲むわけねーだろ」
「そらそうだけどさ……」
ランドルト環ソファの空いてる部分からぬっと体を滑り込ませて座る。
「おい」
「だめ?」
「……ったく」
形だけの静止に適当に返せば、武藤様も機嫌良さげに笑う。なんだかよく笑うようになった。夜景を反射して金色の瞳がキラキラと輝いて綺麗だ。煌びやかな美貌は煌びやかな場所にこそ似合う。
「武藤様、旅行行かなかったんだっけ。真道が言ってたぞ、社交性がどうとか」
「行くわけねぇだろ、雑魚がうるせぇし……真道?」
「雑魚て。天下の武藤瑛一と密着旅行なんてこの世に二度とない幸福なんだぞ!」
「キメェ」
武藤様がチーズに手を伸ばし、もすもすと食べ始めた。絶対こんな効果音はついていないが俺にとっては可愛らしいのでついている。恋愛フィルターである。
「……てめーは随分仲良くしたみてぇじゃねぇか」
「流石にね。俺の旅行先地元だぜ? 確かに当たり枠の海だけどさ」
「マジかよ帰省じゃねぇか」
「バスに乗ってる間見慣れた景色が見えてきた俺の絶望っつったら!」
真道と同じく実家にいい思い出がないらしい。武藤様の顰めっ面にケラケラと笑えばさらに眉間に皺を寄せて睨みつけられた。かわいいな、どうにしろその目がこっちを向いてるのが嬉しい。
全然怖くないや。
「最後の夜、デッキ貸した真道にカスの勝ち方してめちゃくちゃ舌打ちされたんだよな」
「舌打ち……アイツが?」
「あっはは! 舌打ちくらいするだろ、真道も人間なんだから」
俺的にはアイツ、好奇心旺盛だが反面めんどくさがり屋な気がするんだよな。
ちょくちょく面倒臭いとか俺がする必要ないだろうとか言ってたし。
副会長は驚いていたみたいだけど。
「アイツに随分懐いてんだな、飯でももらったのかよ?」
「俺をなんだと思ってる? 馬鹿みたいに生真面目なとこも美徳だけど、真面目に生きようとしてるってのがより凄いことだと思うんだよな」
真面目は美徳だが、本来そうでない人間が自ら“そう”であろうとするのはより凄いことだと俺は思う。その結果が喫茶アネラでのクソ遅延行為と馬鹿正直に告げる童貞ムーヴだが。外見の良さと行動のキモさが相殺し合いギリギリキモさが勝ってる。
「生半可な覚悟じゃできんよ、生来真面目じゃない人が真面目でいるって。しかも遊びたい盛りの子供の時期にさぁ」
遊びたい盛りに遊ばなかったのは俺も一緒だ。それでも真道は立派に風紀委員長なんかになっていて、だから何とは無しにその凄さがわかる。
そう語ったら、武藤様は目を伏せた。機嫌が良さそうでも、だからといって怒っている訳でもない。
「そうかよ、てめーらお似合いじゃねぇか」
「え、何急に」
好きな人に他のやつとお似合いって言われるの傷つくな。そう思考が回るより、その──寂しそうな様子に困惑した。兄貴分が取られて悲しいのだろうかとその時は納得した、が。
「もしかしたら、もっと別の理由があったのかもなぁ」
「何がだよ」
「ウオーーッッびっくりした武藤様! 人の寝言に反応しちゃダメなんだぞ」
「寝言だったら鮮明すぎんだろ」
バルコニーになら出してくれるしトレーニングルームもあるし、俺はもともとインドア派なので運動なんてそれで事足りる。
「スマホもあんまり使わないしなぁ~」
インターネットとSNSがないと死ぬが、これが期間限定だと思えば許せてしまう。ちなみにそれ以外の目的では使わない。SNSとインターネット一本で生きてる。今は死んでる。
娯楽にと本やゲーム機を与えられており、行ったら基本的になんでもくれる。本人が真面目ゆえに、監禁している負い目があるのだろう。
「まぁ、いずれ飽きるっしょ」
というのが俺の見解だった。
武藤様が買って三日で飽きた──安定感が無さすぎて嫌らしい──という人をダメにするソファを引っ張り出し、窓の前に置いて体を預ける。
ずむずむと沈んでいくのが面白い。
ぽかぽかと日光が体を温める。
授業も追いつかなければ、文化祭だと言ったが、夏休みにはまだ猶予がある。
俺は頭がいいわけではないので夏期講習に参加したかったが仕方がない。
「文化祭までには飽きてくれてるといいんだけどな……こういうこと言ったらムキになりそう」
何しろ子供っぽいところのある、負けず嫌いな人なので。
ビーズのソファに体を預けて、足をフローリングの床に投げ出した。
冷房で冷えた体がぬっくりと温められて眠気が襲う。
(めちゃくちゃ寝たのにまだ眠い)
それもこれも娯楽がないからだ。部屋から持ち出してきた本を捲りながら、脳はやっぱり別のこと。何しろ監禁の目的もわからないし、これがどこまで本気かもよくわからんので。
わからないことは流石に怖い。困りはしないけど。
──同居解消を切り出して三日目の夜。
その日はやけに寝苦しく、一度意識は落ちたものの目を開けた時にはまだ二時だった。
「ハァ……困るな、明日も早いのに」
夜更かしをする方ではない。俺は自室をキンキンに冷やしていたので、まぁ概ねこれだろうと空調を調整した。俺は部屋が冷えてれば冷えているほど夏は息がしやすいと考えるタイプなので、やりすぎたのだ。
「とはいえ、一回起きちゃったなぁ」
やけに頭が腫れている。仮眠扱いにでもなっているのだろうか。水でも飲みに行こうともそもそ布団から出て、部屋の扉を開ける。
「ん」
と、リビングでイブキが眠っていた。いつもご飯を食べてるテーブルで一人すやすやである。椅子に座ってるのによくこんな爆睡できるな。
ノートの中身を見てみれば、基礎的な英語の内容。そういえば進学組に切り替えたと言っていたな。頑張ってんじゃん。
「イブキ、イブキ。自分の部屋で寝ろ……ったく」
仕方ない。寝ているイブキを起こさないように膝裏と腰元に手をかける。
そのままひょいっと持ち上げ、部屋に入るのも申し訳ないのでソファに寝かせて俺の部屋から引っ張り出した毛布をかけてやった。
「ゴリラかよ」
「っうお!?」
窓際から声がして思わず肩を跳ねさせる。バルコニーの方に人影があって、ここに住んでいるのは俺とイブキと武藤様しかいないので、相手は限られていた。
「武藤様……今何時だと思ってんの」
「確実に俺の台詞でもあるな」
「いや、バルコニーで洒落たチーズ食ってる人に言われたくない」
「そりゃ違いねぇ」
くくく、と喉を鳴らしたように武藤様は笑っていた。機嫌がいい。向こうには夜景が見えて、バルコニーに設置されたデケェなんか円形……ランドルト環みたいな形のソファに寄りかかっている。真ん中のテーブルには洒落たチーズがシンプルな皿に乗せられていた。
「酒飲む人のセットじゃね」
「学生だぞ、飲むわけねーだろ」
「そらそうだけどさ……」
ランドルト環ソファの空いてる部分からぬっと体を滑り込ませて座る。
「おい」
「だめ?」
「……ったく」
形だけの静止に適当に返せば、武藤様も機嫌良さげに笑う。なんだかよく笑うようになった。夜景を反射して金色の瞳がキラキラと輝いて綺麗だ。煌びやかな美貌は煌びやかな場所にこそ似合う。
「武藤様、旅行行かなかったんだっけ。真道が言ってたぞ、社交性がどうとか」
「行くわけねぇだろ、雑魚がうるせぇし……真道?」
「雑魚て。天下の武藤瑛一と密着旅行なんてこの世に二度とない幸福なんだぞ!」
「キメェ」
武藤様がチーズに手を伸ばし、もすもすと食べ始めた。絶対こんな効果音はついていないが俺にとっては可愛らしいのでついている。恋愛フィルターである。
「……てめーは随分仲良くしたみてぇじゃねぇか」
「流石にね。俺の旅行先地元だぜ? 確かに当たり枠の海だけどさ」
「マジかよ帰省じゃねぇか」
「バスに乗ってる間見慣れた景色が見えてきた俺の絶望っつったら!」
真道と同じく実家にいい思い出がないらしい。武藤様の顰めっ面にケラケラと笑えばさらに眉間に皺を寄せて睨みつけられた。かわいいな、どうにしろその目がこっちを向いてるのが嬉しい。
全然怖くないや。
「最後の夜、デッキ貸した真道にカスの勝ち方してめちゃくちゃ舌打ちされたんだよな」
「舌打ち……アイツが?」
「あっはは! 舌打ちくらいするだろ、真道も人間なんだから」
俺的にはアイツ、好奇心旺盛だが反面めんどくさがり屋な気がするんだよな。
ちょくちょく面倒臭いとか俺がする必要ないだろうとか言ってたし。
副会長は驚いていたみたいだけど。
「アイツに随分懐いてんだな、飯でももらったのかよ?」
「俺をなんだと思ってる? 馬鹿みたいに生真面目なとこも美徳だけど、真面目に生きようとしてるってのがより凄いことだと思うんだよな」
真面目は美徳だが、本来そうでない人間が自ら“そう”であろうとするのはより凄いことだと俺は思う。その結果が喫茶アネラでのクソ遅延行為と馬鹿正直に告げる童貞ムーヴだが。外見の良さと行動のキモさが相殺し合いギリギリキモさが勝ってる。
「生半可な覚悟じゃできんよ、生来真面目じゃない人が真面目でいるって。しかも遊びたい盛りの子供の時期にさぁ」
遊びたい盛りに遊ばなかったのは俺も一緒だ。それでも真道は立派に風紀委員長なんかになっていて、だから何とは無しにその凄さがわかる。
そう語ったら、武藤様は目を伏せた。機嫌が良さそうでも、だからといって怒っている訳でもない。
「そうかよ、てめーらお似合いじゃねぇか」
「え、何急に」
好きな人に他のやつとお似合いって言われるの傷つくな。そう思考が回るより、その──寂しそうな様子に困惑した。兄貴分が取られて悲しいのだろうかとその時は納得した、が。
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