王道学園のコミュ障ニセチャラ男くん、憧れの会長と同室になったようで

伊月乃鏡

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監禁! 最後の文化祭

終幕! 最後の文化祭

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 文化祭2日目は、実質的なフィナーレだ。3日目になるとお偉いさんの接待とかに時間やコストを費やすので、人と回れはするけどほとんど店もやっていない。生徒たちにとって最も文化祭を楽しめる時間とも言えるだろう。

 運動場の特設ステージの上では、軽音部の部長と三年の誰かがバンドを組んで音楽をかき鳴らしていた。よく見たら佐藤くんがいる。
 彼、ベースいけたのか。ベースなのが何か渋いな。

Make Some Noise盛り上がっていこう!!』
『ワァァァア……!!』

 煽ってる……しれっとした顔してなんでもできるな、佐藤くんは。

 特設ステージの周囲には人が固まっており、その中には来賓であろう面々もいた。

 あれが真道家を実質取り仕切るという真道の祖母か。規格外に若いわけでは無いが、年齢に応じた品格があってしゃきしゃきとした女性だ。

 水瀬家は……来てないみたいだけど。執事だという男性はきている。愛想はないがよく尽くしてくれてると珍しく家の話をしていた時のかな。

 他にも、去年の文化祭で見覚えのあるような顔ぶれがあった。

 この高校において、文化祭の夜の部は特別だ。お互いに告白しあったり、愛を深めたり、そういう恋愛イベントが目白押しなのだ。ほら今も眩いライトに紛れて一組、手を繋いで出ていった。

 この時間に来賓として来れるというには、相当名のある家なのだろう。いくら生徒の身内といえども、少なくとも俺の家は夜の部に来られなかった。腹が立つものだ。いつか絶対やり返すぞ~!

 ──そして今俺は、この、お集まりいただいたお偉方も何も知らない生徒も誰も彼もの度肝を抜かせる。

(ああ、なんか)

 たった一人の男のために。
 いやー、酔っちゃってんな、俺!

(……ワクワクする)

 なのにこれだから、救いようがないってもんだ!

 バタバタと風が髪やブレザーをはためかせる。冬の香りがする夜風は体を容赦なく冷やし、俺を冷静にさせようと必死らしい。そりゃそうだ、俺は今から世界をぶんどるんだから。

 目の前にあるのは放送機材。
 少し遠くを見れば屋上から落下防止のフェンス、その下には運動場。俺は観察のために使っていた双眼鏡を、誰もいない机に置いた。

 機材をいくつかいじり、音量は最大、校舎内はどうせいないだろうけどまぁ聞こえるようにしちゃえ。そっちの方が愉快だろ。

 ──バツン

 電源が入る。チャイムは鳴らそうか。いや、そこまでは良いかな。聞こえてれば良いのだし。

『初めまして。三年Cクラス所属、園芸委員会で委員長を務めさせていただいています、田中宗介です』

 運動場の辺りが蠢いた。人間たちが揃ってコチラを見たからだろう。あ、やば。先生なんか叫んでる。キレてるな。後でめっちゃ怒られそう~!

(まぁー退学にはならんだろ!)

 何しろクソ治安高校である。イブキ派への仕打ちを容認し、イブキの革命もわかっていたくせに見守り、事勿れ的差別主義のイカれ高校。

 ただでさえ司法だとかそういうものが崩壊してるっていうのに、として存在してきた俺をこの程度で退学してみろ。今度崩壊するのはこの学園の正義のありかだ。

『実は言いたいことがあって、この場をお借りさせていただきました。俺の名前を知ってる方は大抵、まぁー私生活が爛れてるだとか一回抱いた相手は抱かないだとかファンに手出すとかそういう評判を同時に思いつくでしょうが』

 あ、今誰か笑ったな。屋上からでも結構見えるものである。多分ユキちゃん。花音さんたちはこの俺の悪評をなんとなく察しているので。というかそれで散々笑われたので。

『──それの全て、嘘です』

 見なくてもわかる、生徒たちは動揺し、ざわついていた。というかスマホがめちゃくちゃ揺れている。バイブ凄い、気持ちよく……なっちゃう……ッ! ならないが。

『いいか? 嘘だ! 誰が流したんだよンな噂!! 何かいつの間にかこうなってるしさぁわざわざ俺童貞って色んな人に言いたくないしさぁ困るぜマジで!! 俺は童貞です!!』

 結局校内放送で声高らかに童貞を宣言してしまったが、こんなところにむき出しの放送機材があるのがいけない。何故か屋上の扉が開いてるのも。まぁ誰がやったかは予想がつくが。

 絶え間ないバイブを音を鳴らすスマホを尻ポケットから胸ポケットに移動させ、スゥ、と息を吸い込む。

『俺はただの! 武藤瑛一ファンクラブの一人だった! ずっと!!』

 急な話題転換だ。きっと誰もついて行けていない。俺から明かされた話が衝撃で、それを飲み込むのに必死で。

 でも、それを知ってる人がいる。

 俺がチャラくなんかないことも、童貞だってことも、ただ武藤様のファンであることも、そんで──難解な料理よりハンバーグと唐揚げが好きなことを知っている人が。

 それよりずっとあなたの笑顔が好きなのだと、焦がれられているのをよく知っている人がいる。

『初めて見たのは、入学式の時だった。俺は……人と話すのが得意じゃないから。田舎育ちで、周りに圧倒されて、その中でも輝いていた』

 武藤様は覚えていないだろう。入学式、桜舞い散る中、俺は周囲の生徒と同じように講堂へ向かって行進し、着席して、入学式を眺めていた。
 緊張で手汗がどっぱり出て、何度も周りを見てフラフラするなと叱咤された。

新入生の親であろう人も度々見かけたのに、俺にはいなかった。簡単なことだ、家柄が足りなかったのだ。

『代表挨拶で壇上に上がったあなたは、あなたのことを知らなくたって、一目で好きになってしまうような美しさがあった。俺はこれ以上綺麗な人に、生涯出会うことはないだろうと思ってさ』

 ステージで鳴らされている革靴の音が、特別なオーケストラみたいに聞こえた。その声が奏でる音をうまく認識できなくて、ただ心地いいと感じる。一挙手一投足に目を奪われるのに眩しくて目が潰れそうでたまらなかった。
 カリスマだ、と思った。心臓が高鳴った。たった一人の人間に心を奪われる瞬間を、俺は初めて経験した。

『──入学後も、あなたは、雲の上だった』

 感嘆のような、ため息のような、多分俺の三年間がこもった息が、重く漏れる。

 雲の上の存在、完全無欠の生徒会長。俺様でカリスマで、悩むことなんてない天上人。俺にできることと言えば、彼のために綺麗な庭を整えて、いつか一瞥されたらそれを励みに一生を生きること。

 あの金色に、生きた宝石に、一度でも視線をもらえれば俺は最上の幸福を得られるだろう。
 そうであったはずだったのに。

『あなたと同室になって、案外完璧じゃないことを知った。目の前で他人の食生活が乱れてたら気にしてしまうし、意外と世話焼きで、あと面倒臭い!
 変なこだわりがあるから、今日のメニューは秋刀魚だっつってたのに特売になった秋刀魚は買ってこない!
 あれなんなんマジで。別に特売の秋刀魚も普段の秋刀魚も変わんないだろ!』

 与えられる視線は当然になって、彼の言葉が享受するものではなく返すものになって、行動にケチをつけるようになって。
 完璧じゃない部分が見えてきた。

 夜風が熱い頬を冷やす。高いところにあるからかびゅうびゅうと風が吹いていて、服のはためく音で下の声は聞こえにくい。それでいい。俺の言葉さえ届けばいいのだ。

『でも──でも! 考える時歩き回るのが可愛くて、俺がうまそうに食ったら笑うのが嬉しくて、変に真面目なところが愛しくて、責任感が強いところが格好良くて!』

 武藤様は、演説の前に絶対ノートを書く。けっこうアナログな人なのだ。どうせ聞かれないのに、そんなことわかってるのに、ちゃんと毎回違う文章なんだ。そういうとこ変に真面目で凄いところ。

 武藤様は、迷惑をかけたと思ったら謝る。家柄も何も関係ない。自分が相手に迷惑をかけた、苦労をかけたという事実だけが彼にとって重要で、誠実に謝る。凄いことなのだと思う。

 武藤様は、案外メンタルが弱い。自分の罪に向き合おうとするせいで、悪いことが根本的に向いていない。なのに悪ぶっている。多分その方が喜ばれるから。バカだな、そういう頑張り屋さんなところが好きだ。

『武藤様の悪いところは百個知ってて、いいところは百十個くらい』

 聞かれたって答えられるよ。あなたに恋する男だもの。

『でも、あなたが人間って証拠なら、俺は何個だって答えられる──被ってるのもあるかもね』

 それでも好きだ。

 あの桜の下で演説していた完璧な宝石から、稲穂に姿を変えたとしても、あなたの魅力が減ることはない。あなたへの渇望が止まることもない。
 ただずっと好きだ。
 愛している。

 呼吸が難しくなってきた。口をはくはくとあけて空気を取り込む。でも知っている、これはただ、緊張で呼吸が浅くなってるだけだ。

『……好きだ! 多分、世界で一番! そんで、ずーっと好き! 捨てるなんてできっこない!』

 俺の想いが間違っていても、それで良い!
 もしこの思いを否定して、俺を裁くのならば裁けば良い。それなら俺は罪人だっていいんだ。

 多様性を盾にして、この愛が愛として認められないのなら誰に信じてもらえなくてもいい!

『俺は──俺はずっと、武藤瑛一に憧れて、憧れてたくせに恋をした! あんたの人間らしい部分を見て、触れてくる手が心地よくて、ううん違う』

 間違ってないけどさ。

『笑ってて欲しかったんだ、ずっと! 俺にとってあんたの笑顔が、世界で一番の宝物だから……!!』

 誰に知られなくたって、本人に引かれたって、ただこの産声すらあげられなかった恋心を愛してやりたかった。ここにいるぞと叫ばせてやりたかった。
 飛び出したその叫び声は、俺の知るよりよほど綺麗なものだった。

『俺と、本当に! お付き合いをしてくださーーい!!』

 好きです付き合ってくださいなんて、今どき中学生だってやらないらしい。

 でも俺はずっと告白ってこういうものだと思っていたし、俺はやっぱり武藤様と付き合いたいから、こうやって宣言しておく。
 心の奥底から吐き出された、ともいう。

 屋上の扉がさっきからガタガタ言っては静かになるのを繰り返している。先ほどは教師が何やら叫ぶような声が聞こえていたし、今頃職員室にでも鍵を取りに行っているのだろう。

 あーあ、タイムリミットか。
 怒られて帰ってきたあと、どうなるんだろう。ブロックされるかな。流石にないか。

「……ふふ。やっと言えた」

 屋上から、夜の帷が下りた空を見上げる。真っ黒な生地にもわもわとなんだか煙が立ちこめていた。今日は祭りをやっていたし、その残滓だろう。全くカッコつかない告白劇だ。

 がちゃん、と扉の鍵が開く音。つられて顔を向けたら、屋上の扉がギィ、と重く開いた。

 億劫そうに開く扉の奥では、そんな扉とは真逆の、焦り切った顔をした男が立っていた。焦り切ったというか、疲れ切ったというか。

「……え?」
「随分好き勝手言ってくれたじゃねぇか、このヤロー……」

 別に買うのは俺なんだから特売を避けてもいいだろうが、との長ったらしい文句などをつけられる。確かに本人の勝手だけど。側から見ると勿体無いなと思うだけだし。

「それだけじゃねー。大体テメーな、この期に及んで俺のことを完璧超人だと思ってんのか? 過信しすぎだろ」
「そんな堂々と過信を正す……? しかも思ってないし」

 いいや、思ってるねと武藤様が俺から席を奪う。どっかりと座り込んだ武藤様に、後ろを見ればしれっと屋上の鍵を閉めているのが分かった。しれっとしているなぁ。

『俺はな、恋がわからん』
「、え」

 静かな宣誓に、思わずそちらを見た。

『したことがねぇんだ。より正確に言えば、周囲の人間が選別されてたんだと思う。に恋をしそうになったら遠ざけられてた。よく考えたら、幼稚園やら保育園やらで仲良くなった相手が何人か転校してったのを覚えてる』

 そうして、淡い思いを恋と自覚することがなく──恋心というものを歪に間引かれ、武藤瑛一という男はできていったのだという。

 他にも色々されてたんだろうな、と武藤瑛一はあっさり語った。

 きっと本人にとっては、そうして周囲に悪意に近いエゴを向けられることなんて日常茶飯事だったのだろう。

『テメーが違うっつったから、違うんだと思った。テメーは童貞のくせに恋のことは一丁前に知ってて、それが最もらしかったから、俺のこれは真道への対抗心で、恋なんかじゃねぇって。
 ……実際、真道への対抗心は想いの中で大きくて、多かった』

 訥々と、静かに語っていた。俺の熱がこもった語りではないけれど、確実に何か、覚悟のようなものがそこにある。
 乾いた土に水が染み渡るように、彼の言葉に誰もが耳を傾けていた。

『──でも、ちげぇ』

 運動場の、ステージの明かりが眩かった。俺たちはそれを見下ろしながら、放送機材に囲まれて、夜風の吹き抜ける屋上でお互いに愛をぶつけ合っている。

『気に入ったやつの幸せ、大いに結構。俺だって願ってる、田中宗介、テメーは幸せになるべきだ。そのためにはなんでもしてやる』

 昔。旅行の、家出をする前に、武藤様と話したことだ。
 嫉妬もエゴもないと恋じゃないと語る俺と、気に入った相手に幸せになってほしいと語る武藤様。

『でも、俺以外と幸せになるな』
「、武藤様」
『唐揚げだろうがハンバーグだろうが作ってやる。カレーには牛肉入れてやるし、ハヤシライスの方が好きなくせにカッコつけんじゃねぇ!』

 か、カッコつけてなんていませんけど!?!?
 武藤様がまっすぐ前を見ながら澱みなく怒るので、思わず俺も言い返しそうになる。いきりたった俺の胸ぐらを、武藤様の手が力強く掴んだ。

「んぐ、」

 くちびるに。
 俺の唇に、何か、触れた。

 目を伏せた長いまつ毛、サラサラの髪、いい匂いが至近距離で漂ってきていて、

 あれ。今俺、武藤様にキスされてる?

「──ッ!」

 時間が永遠なように感じた。ゆっくりと神経が沸騰して、顔も体も全身真っ赤に茹る。体が熱を持っている。どこもかしこも。夜風が冷える。唇が柔らかい。

 本来は鳥が突くような一瞬のキスを、俺たちは数秒間だか数時間だか唇を離さなかった。時計を見たら全く時間が経っていなかったので、きっと数秒のことだったろう。

「……嫉妬した」
「ぅえ」
「テメーと仲良い女にも、男にも。誰かにテメーの一番が奪われるなんて心配じゃねぇ」

 顔を離すことを許されず、頬を包まれる。すり、と額を額に擦り付けられて、心臓はどうやら耳の裏に移住してきたらしい。どぐどぐと分不相応なところで早鐘を打たされる可哀想な内臓に、俺は生唾を飲み込んで返すしかできなかった。

「視線ひとつたりとも、奪われたくねぇ。その為ならなんだってできる。祭りの回り方だって覚えるし、人混みにももう負けねぇ」

 爛々とした稲穂の色が、ほのかに濃くなっている。熱くなって血が巡ったからだ。その目の色で本気かどうかわからせてしまうのだから。

 ぐ、と鼻が詰まる。痛い、熱い。ああやだ、こんなかっこわりーすがた。

「否定されたっていい。それなら間違ったままで生きてやる。俺の恋は、ここにある」
「ゔ」

 ぼろ、と溢れ出た涙すら想定内だったらしい。
 ばつん、と電源の入る音がした。チャイムは鳴らさなくたっていいだろう。どうせみんなが聞いている。

『好きだ、田中宗介。どうか──俺と付き合ってください』

 こんな時に、あなたは強制したりしない。
 じっとこちらを見て、マイクの根本を握りしめる。応えて欲しそうに、それでも応えてくれなくたっていいというふうに。
 ここで言ってしまえば逃げられないからと、同情しているのだろうか。それとも逃げ場をなくすやり方自体がお嫌い? そのどっちもだろう。ああ、クソ真面目な人である。

 俺は少しかがんで、武藤様の頬にキスをする。驚いて呆けている間にパッと席を奪い取った。

『……喜んで!』

 一拍遅れて、運動場に集まった生徒から拍手に喝采が聞こえた。

その喝采を伝えようと恋人を見上げれば嬉しげに笑って唇を塞がれたものだから、それ以上俺は何も言えなかったのだけれど。
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