王道学園のコミュ障ニセチャラ男くん、憧れの会長と同室になったようで

伊月乃鏡

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さて。
衝撃的な文化祭の告白から数ヶ月。俺たちは桜舞い散る中、各々の教室で寄せ書きを書いていた。
──卒業式である。

「田中……クン! あのさ、寄せ書き書いてくれん?」
「いいぜ~」
「田中くんの寄せ書き真っ白じゃね? 頼み方わからんかったんか」
「……」
「えマジで?」

うるさい。俺は友達が少ない。
クラスの連中とは告白騒動の後に少しギクシャクして、佐藤くんの仲介もあって今はすっかり仲良くなった。元々俺が放課後に速攻帰るので距離が出来ていたのだと言われ、水瀬の指導のもと何度か街歩きだってしたのだ。

胸元に花をつけたクラスメイトが、俺の卒アルをわいやわいやと回している。

「勝手に動かすなよ、俺の卒アルだぞ!」
「またまた~嬉しいくせに~~」
「俺たちにだって泣きながら『友達になってくれ!』とか言うてくれて構わんかったのになぁ」
「度肝抜かれてたよな、全員」
「今思うと何故こんなへにょへにょのダメ人間に武藤様は惹かれていたのか」

クソッ、数の利! いっせいにわやわやしゃべられると喋られると誰が誰か分からなくなるからやめて欲しいんだけど。
悔しいので回ってきたクラスメイトの色紙にイラストをつけておく。最近話題のホラーゲームの怪物である。なんか女子に人気だよな、俺はビジュ怖いと思うけど。

(イヤだったら申し訳ないしちっちゃく描こ……)

少なくともこういうちまちましたところがイジられる原因なのではないかと思うが。いかがだろうか。

「あっコイツへんな絵付けて……ってこれ最近やったゲームのやつやん! えー覚えてたの感動~めっちゃ可愛いんやけどデカく描けよおい~~」
「えっ」
「田中そういや絵描けるんだっけ? 俺のにもやって~」
「僕も僕も」

わっわっ。
俺の絵が好きなのか、卒業式特有のそういうノリなのか既に書いた人もわらわらと集まってくる。嬉しくないわけじゃないけど、恥ずかしい。なんかでも青春っぽい。

「宗介~」
「みっ、水瀬!」

ひょっこりと顔を出した男に、俺はほっと息を吐いて駆け寄る。水瀬の胸元は全開だった。よく見るとボタンがない。そういえばそういう文化あったな。

「ワーーッッッ水瀬様!?!?」「田中が水瀬様と知り合いなん不思議~」「あれ以降田中さんクラスのマスコット枠やしな」

「おーおー数ヶ月でよくもまぁナメられたもんだ。お前本当に威厳ないからな」
「え? 急に貶すじゃん」

なんて事言うんだ親友に。心の友と書いて心友に……
水瀬はあれ以降も普通に周囲から尊敬させており、昔はカップリングとして人気を博していた俺たちもニコイチの友人って立ち位置になった。何が違うんだって、相当違うんだからなこういうの。

Aクラスの水瀬はあまりCクラスに顔を出さなかったから、遊びにくるたびにクラスメイトから騒がれる。

「どうしたどうした! 俺が卒業するのが寂しいって~? いやぁもう水瀬そんな求められたら俺……」
「アホすぎ。どうせお前付属大学に進学すんだろ? 俺もそっちだからな」

廊下に出た水瀬がべしりと俺の頭を叩いてくる。

そう、いろいろあったうちの一つ。俺の進路が少し変わって、大学へ進学することになったのだ。
理由は色々あるのだが、高卒で適当な企業に就職というのは武藤家が許してくれなかったのが大きい。当然大企業へのコネ入社も使えないため、俺は愛のために進学することにした。

「ついでに武藤家が金出してくれるって言ってたしなぁ。まっ、せいぜいエリートでも目指すかな」
「へぇー、良いじゃねーか。お前意外と要領いいし、案外良いとこに就職するかもな」
「就職しなかったら別れさせられるからな! 崖っぷちだぜ!」
「ヤバ~」

多分武藤様がめちゃくちゃ抵抗してるのでそこまで不安はないが、どうせなら家族に認められたもののほうがいいしな。

そういう厳しさは水瀬も理解しているのか、カラカラと笑い飛ばされて終わった。

「そういや宗介。俺はAクラスなわけだが」
「え? うんそうだね。知ってる」

水瀬がAクラスであったばかりに俺は食堂にて職権濫用し他の人に睨まれるしかなかったのだし。
何が言いたいのかと首を傾げる俺に、水瀬は大仰にため息をついた。

「……Aクラスが? 暇になった? てことは?」
「…………!!!!」

武藤様!!
ハッ……と青ざめた俺に水瀬がケタケタと笑う。性格悪いぞ! 人のこと言えないけど。
そうか、もう最後の放課後。少しずつ荷物も持って帰って卒業式、今日帰ったらもう学校じゃ会えないんだ。

いや、武藤様ってさ、そういう情緒薄そうだよな。多分引き止めなかったら帰っちゃうよ、せっかく俺たち高校生最後の日だってのに。
廊下を駆け出した俺に誰か教師の注意が飛んだ。この一年でもうすっかり破天荒なお騒がせ生徒だ。

「すいません俺彼氏迎えに行かなくちゃなんで!!」
「競歩で行け競歩で!! 正門出るまではうちの生徒ォ!」
「正門っすね!」
「頑張れよ!」

あの告白事件以降、ほかの先生ともちょっと仲良くなった。チャラくて手の付けられない色ボケから確実に見る目は変わったと思う。生活指導の先生が声を荒げるのに会釈しながら、全速力で駆け抜ける。人にぶつかりませんように!

三年生の教室は一階、そのまま爆速で昇降口を出て正門に向かう。あーもうなんで人間にはターボ機能がついていないんだ!!

「あっ、田中さん!」「会長今引き留めてます!!」「囲ってる奴らの心臓も持たないんで早く!!」

ウオーーーーーッッありがとう一般通過知らない奴ら!! この高校大好き!! サイコー!!

桜舞う。急な温暖化の影響で今年の入学式には散ってしまうこれを、門出の日に見られるのは、実は全国に今幾人も居る卒業生の特権だったり。

パンフレットみたいになった入学証書を片手に、ブレザーに花をつけたまま。この制服だってもう使わないから、ピンで穴を開けてしまったりするのだ。

遠くに人混みが見えた。いつかの日に、俺は旧校舎からこの真ん中を見ていたね。

「武藤様!!」

人波が割れる。そうだよ、この人は俺のもんだ。最上級の宝物みたいな武藤様に比べたら粗品だけど、俺だってこの人のものだ。

「……宗介」

人混みにすっかり囲まれていた武藤様が振り返って、あんまりに可愛らしい笑顔を見せてくれるものだから食べちゃいたくなっちゃう。
アー、タチネコって今から審議しちゃダメかな。こんなに可愛い人に俺が抱けるわけないだろ。

「あー、もう……帰っちゃいそうだから、ほんと、焦った……みんなありがとー!! ガチいつか奢ります!! なので今は去ね!!」
「偉そうすぎ」「記念すべき卒業生を顎で使っておいてその態度」「お? 言ったな?」「すげ~さすが田中様は同窓会の幹事も出来んだな」
「ウワよく見たら残りのCクラスの奴らじゃねぇか! 勝手に来といてなんだその態度! 幹事はしません」

マジで敵作りそうだから。同窓会の予定とか忘れてそう。俺は大学生になってあくせく就活する予定があるんだよ去ね!!
大人しく追い払われていったやつらにしっしっと追い討ちをかけていると、武藤様の視線に気がついた。

「……追いかけてきたのかよ、わざわざ」
「当たり前すぎ。武藤様、こんな記念すべき日に恋人と写真の一つも撮らないって本気で言ってる? 地面に影とか映してSNSに載せようよ」
「いや、お前も色々あんだろ……クラスの奴とかと……」
「それこそグループあんだからいつでも話せるだろうがよ~っ卒業式の恋人は一日きり! 見て、この花オプション。これつけてる俺はレア」

勢いのいい俺に武藤様は呆れたような顔をしていたが、それこそ自分とはいつでも話せるだろとは返さなかった。流石に情緒というものを理解しようとする努力があるのか、単純に武藤様も寂しいのか。

(そうだったらいいな)

武藤様の胸元にも、みんなと同じ花がつけてあった。みんなと同じ制服と、シャツと、パンフレットみたいな卒業証書と、肩にかけた学校鞄。
中には卒業アルバムでも入っているのだろう。部屋の中も高校の荷物ももうとっくに運び出してるから。

「ほら武藤様、卒業アルバム出して。俺が書いちゃお」
「はぁ? こんなとこで?」
「先生曰く、正門を出るまでは生徒らしいです。つまりここから一歩でも出たら俺たちはコスチュームプレイ中になるってこと」
「何だその地獄みたいな規定」

浮かれきった心地でアルバムを受け取った。アルバムの最後は白紙で、まぁそりゃ、あの武藤様にアルバム書かせてもらおうなんて人居ないからね。
ああでも、この人の一番は何でも嬉しいや。俺に片想いしてた頃のあなたもそう思ってた?

「うわ、何だそのキャラ。デカデカと書くな!」
「これね、最近流行ってるホラゲーのキャラ。よく見ると可愛いらしい」

ついでにちょちょいっとサインでも書いちゃお。小学生の頃散々練習してたサイン力(さいんぢから)が唸るぜ。

「ダッセ」
「うわ酷。俺の卒業アルバムには書かせてやらないから」
「……悪ぃ」
「書きたいんだ」

もうだいぶ埋まってるかもだけど、と言うと不機嫌になるのが可愛い。俺こそ、さっきちょっとモヤついたけどね。彼氏いるのに囲まれてるんじゃないよ。実のところ俺を待ってたのは知っているので、何も言わないけどさ。

しゃがみ込んでアルバムを書いていたから、借りた油性ペンをしまってふと顔を上げたら思ったより至近距離にいて驚く。金色の瞳は秋の稲穂みたいで、サラサラした黒髪とシミもくすみもない肌はこの人の生活習慣と努力の賜物。

「……」
「……」
「……外ですけどー?」
「今更」

キスをする。最初の頃より少しだけ、当たり前になったキスを。続きは進めていない。なんとなくそういう雰囲気になった事はあるけど、俺だけ盛り上がっている可能性もあるっちゃある。

「百戦錬磨の委員長様が、手を出すのもおせーのなんの」
「うわそれ言うのやめてマジで。わりとクラスでもいじられてる」
「Cクラス、団結力凄ぇよな」

うーん聞いてるかCクラスのモブども。あの会長様に褒められたぞ!
俺とキスするために屈んでいた武藤様が立ち上がって、手を差し伸べてくる。当たり前にその手を取れる幸福を噛み締めながら俺も立ち上がった。

「よーっし、コスプレ変質者になる前に、知り合いどもから卒アル強盗していくか!」
「コスプレ変質者は確定なのかよ」

ふは、と武藤様が笑う。ちょっと笑い慣れてない、可愛らしい笑顔だった。

(多分俺はずっと、これから、あなたに欲張りになっていくけど)

例えば束縛したり、女の人と話さないでとか、話したら慰めてとか、そういうわがままを言ったりするけど。

(根本的に貴方の笑顔が好きなのは変わらないから、結局笑って絆してね)

そういうわけで、俺の平凡な日常は始まったのだ。

愛する人と一緒に生きて、たまに喧嘩したり泣かされたり泣かしたりしながら──ずうっと幸せに暮らしましたっていう日常が。
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みんなの感想(9件)

Mario
2025.04.07 Mario

まずはひとこと。
素敵な作品を書いてくださり、ありがとうございます。

ふたつめ。
感情の乗せ方?煽り方?がすんごくて、宗介のドキドキとか緊張とか、一緒にMAXまで1歩ずつ昇るんです。いつも。

コミュ障だけど、いざというときに弱さも全部さらけ出せる宗介は、強い人で、なんだかんだ最強だと思います。

何度も読み返しに参りますぅぅ!

2025.04.09 伊月乃鏡

コメントありがとうございます。
あの子は根底の性格と環境で形成された性格の乖離が激しいイメージで書いていましたので、それが強さに変わったのでしょう。武藤くんは素直に育ってる。
満足いく最後が書けたなら幸いです。

解除
しゃす
2025.04.06 しゃす

わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
いいお話ありがとうございました;;
お話も登場人物も全部大好きです
これからも何回も読み返すと思います
本当にこのお話大好きです
ありがとうございました;;

2025.04.09 伊月乃鏡

ずっとコメントしていてくださり、ありがとうございました。
貴方のコメントが励みになって完結できた側面もありますので、貴方に取って満足できる最後が書けたならとても嬉しく思います。

解除
しゃす
2025.01.16 しゃす

やっぱ水瀬が1番推せます^_^︎🫰

解除

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