8 / 20
念願の同伴風呂
しおりを挟む翔ちゃんはニブチンの癖に天然に挑発して来る。
「何コレあっちぃ…」
今日は土曜日で、昼間 翔ちゃんがいる時に母さんに買い物頼まれたから一緒にスーパーについてきてくれたんだけど、帰りに散歩ついでに公園にいって、自販機でコンポタ買ったら何故か2連続で出てきたおしるこ2人で飲みながらベンチで日向ぼっこして、鳩が寄って来たからお使いで買った食パンちぎってあげたりして、帰ったらそれで怒られて、今部屋でコーラ飲んでる。(長い)
そんで夕方になって両親が親戚の法事とかって出かけてったから、土下座で頼み込んで一緒にお風呂入ってもらってるんだけど、承諾してくれた時の翔ちゃんの顔は何とも言えない憐れみみたいなもので満ちていた。
「…ほんっと、お前って…。」
…え、何?何なに?僕って何?
何時もその先言ってくれないよね、って言ったら、
「思い遣りだよ。わかれ。」
って言われて、なるほど、優しさかあ…ってちょっと胸がじんわりあったかくなる。
優しい。好き。
それにつけても久々に見た翔ちゃんの全裸の威力よ…。
殺傷能力↑↑↑
…ダメだね。やっぱりこれに耐えられるのは、幼馴染みで免疫のついてる僕だけだよ。
他の人には危険。
だからやっぱ翔ちゃんは僕と結婚すべきだよ。翔ちゃんを殺人犯にする訳にはいかない…。
お風呂で翔ちゃんは何時も頭から洗うんだけど、シャンプーのみしか使わない。コンディショナーとかトリートメントは何時までもぬるぬる落ちにくいから苦手なんだって。かーわーいーいー。
なのにサラサラなんだよね。すごくない?
僕は髪質が細くて絡み易いからコンディショナーは必須なんだよね…。
シャンプーした後流してくと、泡が流されてって肌がクリアに見えて来て、湯船に浸かりながらその絶景を眺めていた僕はゴクリと喉を鳴らす。
濡れ肌って、何でこんなにやらしいんだ…。
魅力度上昇、留まる所を知らず…。
ぷはっ、と上を向いてお湯を流し落とすと反る喉仏が、舐めまわしたいほどセクシーですね。
サイコー。お風呂、サイコー。
何時ものつまらない修行の一環みたいな洗浄作業が、翔ちゃんを一体風呂場内に配置するだけでパラダイスになる不思議よ…。
マジで翔ちゃんをこの世に生み出してくれたおじさんとおばさんには国民栄誉賞を授与すべきなのでは?(錯乱)
体中に泡を付けて洗いながらこっちを見た翔ちゃんは、また半目になって、
「…見んな。」
と言ったけど、そんなに怒ってないの知ってる。
翔ちゃんは男前なので、そんな事言いながらも惜しみなくその素晴らしい裸体を見せつけてくれるんだよ。
タオルで隠そうなんて姑息な真似しないんだよな~。痺れる。
勿論ちんこだって見放題です。
薄い陰毛の下に神々しい立派なのぶら下がってる。色も綺麗。
……翔ちゃん、あんま自分でしないのかなあ…?
思わず翔ちゃんが自分でしてるとこを想像しちゃったら、我がムスコがとんでもない事になった。ヤバい。
体を流し終わった翔ちゃんが…翔ちゃんが、湯船に入ってきてしまう!!!
「……おい、流石に…やめろよ…。」
「…ごめんなさい…。」
タオルで隠そうとしたの、間に合わなかった。は、恥ずかしい…。
湯船に入った翔ちゃんは呆れたように僕を見て、
「…マスかいてんの見られてても勃起見られるのは恥ずかしいんだな。変な奴…。」
と言葉責めしてきた。
やめて、爪先でつつくのとかそんなプレイ、僕らには未だ高度過ぎるよ…っ!!
「言葉責めじゃねえしプレイでもねえ。」
ぐり、っと足裏で押された。
「…あっ…」
「…あ…」
……不測の事態、勃発。
何があったのかは、察して欲しい…。
応援ありがとうございます!
11
お気に入りに追加
537
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる