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多分、監禁 。(※R18)
しおりを挟む「ああ…可愛い…凛くんの足、凛くんの指の股…おいひい…」
俺の足の指を、一本一本口に含んでしゃぶる篠井。
もう、気がついてからかなりの時間が経過したように感じる。
猿轡は取られたけど目隠しはそのままだから、此処が何処なのかはわからない。
でもウチではないな、匂いが違う。
俺の部屋にはこんな香りのする何かは置いてない。
篠井の家か、それとも何処かのラブホ?
猿轡を取ったって事は、俺が騒ごうが大声を出そうが構わないという事だろうか。
…山奥の別荘とか、そんな事は無い、よな?
俺が体を這いずり回る何かへの違和感で目覚めた時、目隠しで何も見えないが手首は何かで拘束されていて、足首にもそれぞれ足枷のような感触があった。
少し動かすと金属音らしい音が聞こえるから、おそらく鎖…。
マジかよ…
まさか自分がこんなテンプレ監禁される日が来るとは…。と、俺は呆然とした。
救いは寝かされているのがベッドで、マットレスが結構良い物だなと言う事。
背中も尻も全然痛くねーわ。
けれど、体を這い回る不快感は我慢出来ない。
「篠井…篠井、だよな?」
篠井じゃなければ逆に問題だ。
気を失う直前の記憶は、確かに篠井が、俺を…。
「目が覚めた?凛くん。」
少しホッとする。
いやホッとしちゃ駄目か。
俺、監禁されてるっぽいし。
「凛くん、凛くんの体、何処もかしこも美味しいよ。」
現状把握する為に何か聞き出そうとしたのに、篠井は再び俺の足を貪り出して、俺は気色悪さと若干のゾクゾク感で震えた。
汚ねえ事されてるのに、性感が刺激されるこの感じ…。
篠井は俺の足指を全てしゃぶり尽くすと、今度は土踏まずや角質で硬くなっていそうな踵にも、舌を這わせた。
くすぐったい…恥ずかしい、
拘束されてなければ許してない行為だ、こんな変態っぽいの…。
股間に刺激が伝わって、少し膨らんでいる。
「凛くん、感じてるね。おっきくなってるもん。」
視覚を奪われてるせいか、舌の熱さと滑りがダイレクトに感じられるんだから仕方ないだろ。
しかもあんな、誰にも舐められた事なんか、無いところを…。
何だか辱められたような気持ちだ。
篠井が動く気配がして、俺のベルトが外された。
スラックスとボクサーパンツが引き下ろされ、脱がされる。
エアコンがついてるようで暖かいとはいえ、急に衣服というガードを失って心細くなる。なのに…。
「凛くん、もうこんなに…。」
俺のペニスは俺の気持ちを裏切り元気に屹立して萎える気配が無い。
こんな訳のわからない状況なのに、既に亀頭は濡れている。
日頃は淡白っぽくすらあるのに、何でこんなに…。
「凛くん、足…性感帯だよね。しゃぶってる時、たまんない顔してたよ。
ちんぽしゃぶられてる時みたいに。」
「…ふざけん…ひっ!」
俺の返事を待つ気は無いようだ。
ペニスが何かに包まれて、俺は喉を反らせる。
これは篠井の口内だ。
篠井の唇、篠井の舌、篠井の歯、篠井の上顎、篠井の喉…篠井の、唾液…。
慣れさせられた熱に俺は条件反射で喘ぐ。
「…は、あっ…しの…、」
指で根元を擦りながらカリを舌先でなぞられる。
裏筋に舌を這わせ唾液をたっぷり蓄えて 俺のペニスを舐めしゃぶり、唇を使って扱き上げる篠井。
俺のイイとこ、全部わかってる。
此奴の事は好きじゃないけど、抱かれるのに抵抗が無かったのは、セックスが上手いから。
吸引されながら扱かれて、
俺は情けない嬌声を上げながら篠井の喉奥に射精した。
篠井は何時も俺の精液を、喉を鳴らしながら美味そうに飲み下す。
「何時も凛くんの足、綺麗だなって思ってたんだ。
でも、凛くん 変態っぽいの嫌がるから…。」
「んんっ…」
篠井は俺の足首から太腿迄をつぅー、と指先で辿りながら、内股で止めた。
脚の付け根の敏感な所をさわさわと撫でられて、身悶える。
思い切り強くそこを吸われ、内股はきっと鬱血痕だらけなんだろう。
少しヒリヒリして痛い。
「きっと、俺の愛し方が半端だったんだよね。
今日からは、凛くんの体全部を愛するから。」
そしたら、凛くんも俺の事を好きになってくれるでしょう?
篠井、お前は何で俺なんかにそんなに必死なんだよ。
お前に愛されたい人間は、きっと他に大勢いるのに、何でよりによって俺なんだ。
堕ちていく、2人で。
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